ギンリョウソウ
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#901 [○○&◆.x/9qDRof2]
黒猫の棲むところ
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#1 [イリア]
:22/10/04 03:21
:Android
:☆☆☆
#902 [○○&◆.x/9qDRof2]
:22/10/04 03:22
:Android
:☆☆☆
#903 [○○&◆.x/9qDRof2]
:22/10/04 03:22
:Android
:☆☆☆
#904 [○○&◆.x/9qDRof2]
:22/10/04 03:29
:Android
:☆☆☆
#905 [○○&◆.x/9qDRof2]
#35 [イリア]
「…大丈夫かな、猫さん…」
少しでも寒くないように
猫を覆(オオ)うよう抱きしめる。
「…早く元気になってね」
⏰:09/03/22 15:16 📱:W61P
:22/10/04 03:29
:Android
:☆☆☆
#906 [○○&◆.x/9qDRof2]
#36 [イリア]
ザ―…
本格的に降り出した雨が
私の心を軽やかにした。
:22/10/04 03:29
:Android
:☆☆☆
#907 [○○&◆.x/9qDRof2]
⏰:09/03/22 15:17 📱:W61P 🆔:☆☆☆
#37 [イリア]
「…♪ラララ…♪」
唄を歌う。
懐かしい唄。
⏰:09/03/22 15:18 📱:W61P
:22/10/04 03:30
:Android
:☆☆☆
#908 [○○&◆.x/9qDRof2]
🆔:☆☆☆
#38 [イリア]
その揺りかごが風に揺れて
私は大きくなった
私は風にさらわれて
もうあなたは見えない―…
:22/10/04 03:30
:Android
:☆☆☆
#909 [○○&◆.x/9qDRof2]
⏰:09/03/22 15:18 📱:W61P 🆔:☆☆☆
#39 [イリア]
「懐かしいなあー…イタッ!」
:22/10/04 03:30
:Android
:☆☆☆
#910 [○○&◆.x/9qDRof2]
―……?
一瞬、頭に痛みが走る。
何か、何か…
私は―……?
⏰:09/03/22 15:19 📱:W61P
:22/10/04 03:30
:Android
:☆☆☆
#911 [○○&◆.x/9qDRof2]
40 [イリア]
ビクッ
猫が腕の中で跳ねた。
ハッとする。
「…あ…起きた…?
こんにちはー…こんばんは?」
⏰:09/03/22 15:20 📱:W61P
:22/10/04 03:31
:Android
:☆☆☆
#912 [○○&◆.x/9qDRof2]
🆔:☆☆☆
#41 [イリア]
さっきの変な感じに
少し焦りながらも
私は目覚めた猫に話しかける。
:22/10/04 03:31
:Android
:☆☆☆
#913 [○○&◆.x/9qDRof2]
「…あ」
猫は私の腕から飛び出し、
洞穴の向こう側で私を見据えた。
⏰:09/03/22 15:20 📱:W61P 🆔:☆☆☆
#42 [イリア]
「…何よー
そんなに威嚇(イカク)しなくても…
私は一応、
あんたを助けたのにさーって
まぁ猫に言っても仕方ないか…」
:22/10/04 03:31
:Android
:☆☆☆
#914 [○○&◆.x/9qDRof2]
独り言。
そろそろ誰かと
会話がしたい頃だけど
生憎(アイニク)そんな相手はいない。
あ、でも猫に言ってるから
ふたりごと?
⏰:09/03/22 15:21 📱:W61P
:22/10/04 03:31
:Android
:☆☆☆
#915 [○○&◆.x/9qDRof2]
#43 [イリア]
ザ―…
「雨だねー…」
一応、少し遠くで私を威嚇する
黒猫さんに話しかけてみる。
⏰:09/03/22 15:23 📱:W61P 🆔
:22/10/04 03:32
:Android
:☆☆☆
#916 [○○&◆.x/9qDRof2]
#44 [イリア]
「私、雨は好きなんだ。
雨の音は嫌いだけど。」
⏰:09/03/22 15:23 📱:W61P 🆔:☆☆☆
#45 [イリア]
ピクッ
猫の私を見る瞳(メ)が変わる。
:22/10/04 03:32
:Android
:☆☆☆
#917 [○○&◆.x/9qDRof2]
何も映さなかった漆黒の瞳に、
私が映った。
⏰:09/03/22 15:24 📱:W61P 🆔:☆☆☆
#46 [イリア]
少し私を見つめたあと、
ゆっくりと一歩
猫は私のほうに足を進めた。
:22/10/04 03:32
:Android
:☆☆☆
#918 [○○&◆.x/9qDRof2]
「どうしたの…?」
その時
⏰:09/03/22 15:24 📱:W61P 🆔:☆☆☆
#47 [イリア]
ピカッ
「キャッ!」
雷が光った。
すぐに大きな音がする。
「…びっくりしたぁ…
落ちたよね、近そうだな…」
⏰:09/03/22 15:25 📱:W61P 🆔
:22/10/04 03:32
:Android
:☆☆☆
#919 [○○&◆.x/9qDRof2]
#48 [イリア]
すると猫は私からまた体を遠ざけ、
タッ と洞穴の外に駆け出す。
「…え?ちょっ!危ないよ!
雨降ってるから!雷も落ちたし!
戻りなよーッ!!」
すぐに猫の姿は視界から消え、
私の声だけ虚(ムナ)しく響いた。
数時間経っただろうか。
雨は上がり、
空は元の曇天に戻った。
:22/10/04 03:33
:Android
:☆☆☆
#920 [○○&◆.x/9qDRof2]
1
黒猫の詩
「リア、お前の瞳は本当に綺麗だね」
ご主人様はいつも笑いながらわたしにそう言う。まるで口癖のように。
“ブルーの瞳が綺麗だ”と。
わたしはご主人様にそう言われるのが嬉しかった。
笑いながら、頭を撫でて貰うのが好きだった。ご主人様の手は、温かくて、大きくて。撫でて貰うと、なんだかとても安心するの。
わたしは。真っ黒な毛、真っ青な瞳が特徴のごく普通の黒猫。ご主人様に助けてもらう前は、その辺の道端で歩いている普通の野良猫だった。
「リア、ご飯だよ」
そしていま、わたしの目の前に餌の入った皿を置いてくれたのが.......わたしの大好きな、大好きなご主人様。
名前は確か.......セツナ。
あまり覚えてないけど、ご主人様のお友達が「セツナ」と呼んでいた。
そしてご主人様の髪の毛はとても綺麗な蜂蜜色。
ふわふわ柔らかくて。
私はご主人様の髪の毛が大好きなんだ。
:22/10/04 03:37
:Android
:☆☆☆
#921 [○○&◆.x/9qDRof2]
その涙がポタリと床に落ちて滲む。
…これが、ご主人様の流した涙……。
私はぐいっと涙を拭い、ドアへ手を掛けた。
:22/10/04 03:38
:Android
:☆☆☆
#922 [○○&◆.x/9qDRof2]
泣いてる暇なんてない。今はとりあえずこの家から出よ
:22/10/04 03:39
:Android
:☆☆☆
#923 [○○&◆.x/9qDRof2]
38 [あんず]
“この家から出る”
そう決心し、私はドアを引いた。
ドアを引き、狭い隙間から外を覗く。
…………あ、やばい。
一瞬で私はそう思い、
静かに上を見上げた。
⏰:09/08/20 23:29 📱:W61K 🆔:s2zljno.
#39 [あんず]
大好きなご主人様の甘い香りが鼻を掠める。
そして視界いっぱいに広がるご主人様の、柔らかいふわふわな蜂蜜色
:22/10/04 03:39
:Android
:☆☆☆
#924 [○○&◆.x/9qDRof2]
⏰:09/08/20 23:34 📱:W61K 🆔:s2zljno.
#40 [あんず]
「……………っ!!」
驚き過ぎて声が出なかったのか、私は口をパクパクしながらご主人様を見上げる。
ご主人様は目を見開く。
まさかこんな所で
ご主人様と鉢合わせになるなんて―――。
:22/10/04 03:39
:Android
:☆☆☆
#925 [○○&◆.x/9qDRof2]
黒猫の棲むところ
最新 最初 全 🆕
#1 [イリア]
黒猫の棲むところ
クロネコノ スムトコロ
:22/10/04 03:41
:Android
:☆☆☆
#926 [○○&◆.x/9qDRof2]
:22/10/04 03:42
:Android
:☆☆☆
#927 [○○&◆.x/9qDRof2]
:22/10/04 03:42
:Android
:☆☆☆
#928 [○○&◆.x/9qDRof2]
#3 [イリア]
『―…雨よ、猫』
あの人の声が、響く。
『雨は好きよ
雨の音は嫌いだけど』
懐かしい、これは…夢?
『貴方に声をあげる
生きていくための、声を』
:22/10/04 03:42
:Android
:☆☆☆
#929 [○○&◆.x/9qDRof2]
⏰:09/03/22 12:14 📱:W61P 🆔:☆☆☆
#4 [イリア]
第一話: opening
⏰:09/03/22 12:14 📱:W61P 🆔:☆☆☆
#5 [イリア]
――…………?
目を開けた。
知らない景色。
空が見える
雨でも降りそうな曇天…
⏰:09/03/22 12:15 📱:W61P 🆔:☆☆☆
#6 [イリア]
「…ん?」
何で空が…
―…ガバッッ!!
体を起こすと、
あちこちに痛みが
:22/10/04 03:45
:Android
:☆☆☆
#930 [○○&◆.x/9qDRof2]
すると、赤黒いものが
川と地面ギリギリのところ見えた。
「―…?何あれ…」
:22/10/04 03:45
:Android
:☆☆☆
#931 [○○&◆.x/9qDRof2]
ゆっくり近づこうとすると、
それが川に流されかける。
:22/10/04 03:45
:Android
:☆☆☆
#932 [○○&◆.x/9qDRof2]
🆔:☆☆☆
#24 [イリア]
「あ!待って!」
私はそれに走って近づき、
両手で抱き上げ
:22/10/04 03:46
:Android
:☆☆☆
#933 [○○&◆.x/9qDRof2]
#25 [イリア]
「猫……?」
最初は人形かなんかだと思ったが、
抱き上げてみるとそれは
確かに熱をもった…生きた猫だった。
:22/10/04 03:46
:Android
:☆☆☆
#934 [○○&◆.x/9qDRof2]
#26 [イリア]
「すっごいぐったりしてる…
傷だらけだし…この子の血が
流れてきてたのか…」
私は猫の体を水で少しずつ洗う。
:22/10/04 03:46
:Android
:☆☆☆
#935 [○○&◆.x/9qDRof2]
1
黒猫の詩
「リア、お前の瞳は本当に綺麗だね」
ご主人様はいつも笑いながらわたしにそう言う。まるで口癖のように。
“ブルーの瞳が綺麗だ”と。
わたしはご主人様にそう言われるのが嬉しかった。
笑いながら、頭を撫でて貰うのが好きだった。ご主人様の手は、温かくて、大きくて。撫でて貰うと、なんだかとても安心するの。
:22/10/04 03:47
:Android
:☆☆☆
#936 [○○&◆.x/9qDRof2]
わたしは。真っ黒な毛、真っ青な瞳が特徴のごく普通の黒猫。ご主人様に助けてもらう前は、その辺の道端で歩いている普通の野良猫だった。
「リア、ご飯だよ」
そしていま、わたしの目の前に餌の入った皿を置いてくれたのが.......わたしの大好きな、大好きなご主人様。
名前は確か.......セツナ。
あまり覚えてないけど、ご主人様のお友達が「セツナ」と呼んでいた。
そしてご主人様の髪の毛はとても綺麗な蜂蜜色。
ふわふわ柔らかくて。
私はご主人様の髪の毛が大好きなんだ。
⏰:09/08/11 15:34 📱:W61K 🆔:qGBM5BGk
#9 [あんず]
――ご主人様と出会ったのは去年の冬。
凄く寒くて、まだ小さかった私は草むらで凍えていた。
そんな所を、ご主人様が見つけてくれた。
…助けてく
:22/10/04 03:50
:Android
:☆☆☆
#937 [○○&◆.x/9qDRof2]
いつものように聞こえる鳥の鳴き声。
この街の朝が来た。
私は重たい身体を起こし、漆黒の長い髪を手で掻きあげた。
:22/10/04 03:51
:Android
:☆☆☆
#938 [○○&◆.x/9qDRof2]
………………え?
:22/10/04 03:51
:Android
:☆☆☆
#939 [○○&◆.x/9qDRof2]
長い髪……?
手で掻きあげた…?
:22/10/04 03:51
:Android
:☆☆☆
#940 [○○&◆.x/9qDRof2]
よく考えたら、
いつもは大きいベッドが凄く小さい………。
…………もしかして!!
:22/10/04 03:52
:Android
:☆☆☆
#941 [○○&◆.x/9qDRof2]
#30 [あんず]
私はベッドから降り、
洗面所の鏡に向かって足を走らせる。
心の中は、
喜びで溢れてた。
:22/10/04 03:52
:Android
:☆☆☆
#942 [○○&◆.x/9qDRof2]
#31 [あんず]
いつもはご主人様に開けて貰わないと入れないドアも、全て自分で開けて進む。
……気持ちいい。
そして私は洗面所のドアを開け、鏡に向かった。
:22/10/04 03:52
:Android
:☆☆☆
#943 [○○&◆.x/9qDRof2]
#32 [あんず]
鏡に映るのは、黒い髪で青い瞳の“女の人。”
あ、私女なんだ、とその時初めて気付いた。
私は感激して、その場から動けずにいた。
―私、人間になれた!!
:22/10/04 03:53
:Android
:☆☆☆
#944 [○○&◆.x/9qDRof2]
#33 [あんず]
―――――神様、本当にありがとうございます!!
私、ご主人様のために
精一杯頑張ります。
:22/10/04 03:53
:Android
:☆☆☆
#945 [○○&◆.x/9qDRof2]
#34 [あんず]
…さて、早速ご主人様に会いに行かなきゃ…。
そう思い、私は鏡から目を反らした。
………でも、
よく考えたらこの姿でご主人様に会いに行ってもご主人様が驚くだけ…。
この姿では、ご主人様に会いに行けない……。
:22/10/04 03:54
:Android
:☆☆☆
#946 [○○&◆.x/9qDRof2]
#35 [あんず]
どうしよう……!!
私はパニックになり、おろおろとその場を歩く。
ご主人様に会えない。
:22/10/04 03:54
:Android
:☆☆☆
#947 [○○&◆.x/9qDRof2]
#36 [あんず]
私はなんて
馬鹿なんだろう。
ご主人様は気付くわけないのに。
わかるわけないのに。
悔しさで胸がいっぱいになる。
悔しさと混乱からか、私の瞳にはじわり、と涙が浮かんだ。
:22/10/04 03:54
:Android
:☆☆☆
#948 [○○&◆.x/9qDRof2]
#37 [あんず]
その涙がポタリと床に落ちて滲む。
…これが、ご主人様の流した涙……。
私はぐいっと涙を拭い、ドアへ手を掛けた。
泣いてる暇なんてない。今はとりあえずこの家から出
:22/10/04 03:55
:Android
:☆☆☆
#949 [○○&◆.x/9qDRof2]
#38 [あんず]
“この家から出る”
そう決心し、私はドアを引いた。
ドアを引き、狭い隙間から外を覗く。
…………あ、やばい。
一瞬で私はそう思い、
静かに上を見上げた。
:22/10/04 03:55
:Android
:☆☆☆
#950 [○○&◆.x/9qDRof2]
#39 [あんず]
大好きなご主人様の甘い香りが鼻を掠める。
そして視界いっぱいに広がるご主人様の、柔らかいふわふわな蜂蜜色の髪。
「…君は………?」
不思議そうな顔をした
ご主人様が、ドア越しの目の前に立ってい
:22/10/04 03:56
:Android
:☆☆☆
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