ピンクな気分。
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#200 [のの子]
でもその瞬間〔あの事〕を思い出して指が止まる。

言った方が良いよな‥でもこれは俺だけの問題じゃなくなる。


「‥とりあえず、早く戻ってこーい。」


なんでか今ものすごく会いたい。

彼女の笑った顔を見て安心したいんだ。

.

⏰:09/02/15 01:21 📱:SH903i 🆔:SinPoY0U


#201 [めたぶぅ]
気になるぅ
喉から手が
出そうなくらい

⏰:09/02/15 01:54 📱:N02A 🆔:yE8K46nE


#202 [のの子]
めたぶぅさん

初めて竜二sideを書いたんですけどそう言って貰えて嬉しいですっ
これから色々起こるんで楽しみにしててください

.

⏰:09/02/15 16:00 📱:SH903i 🆔:SinPoY0U


#203 [のの子]
聡美side

「先生ぇ、終わりました〜。」

「おぅありがとなっ!帰っていいぞ〜♪」

「はぁい。」

やっと終わったぁ‥先生ってば日直だからってパシらせないでよ〜。

職員室に行くと先生に頼まれたのは山になった書類の仕分けとホッチキスでまとめる作業。しかも1人で‥

黙々と1人で作業して終わった時には4時半を過ぎていた。

もうすぐ5時じゃん!早く帰ろうっ。

⏰:09/02/15 16:41 📱:SH903i 🆔:SinPoY0U


#204 [のの子]
静かな廊下を小走りする。

パタパタ

外は雨。校庭にはいつもいるはずの運動部もさすがにいない。
さらに暗い廊下。

なっなんか怖いなぁ‥

「早く帰ろうっ。」

自然と足が速くなる。

そのまま教室のドアを勢いよく開ける。

⏰:09/02/15 16:57 📱:SH903i 🆔:SinPoY0U


#205 [めたぶぅ]
ブクマしたよ
楽しみにしてます
頑張ってねぇ

⏰:09/02/15 17:02 📱:N02A 🆔:yE8K46nE


#206 [のの子]
ガラガラッ

「ぅおっ!」
「ぅわぁあっ!」

教室を開けた瞬間、暗い教室の中から人影と声が聞こえて驚いて叫んで座り込んでしまう。

「ちょっ聡美ちゃん大丈夫?」

「ふぇ?」

顔をあげると目の前に竜二君が心配そうな顔をして立っていた。

「なっえっ竜二君?えっ‥なんでなんでっ?」

「待ってたの。俺傘なくって帰れないからさ。」

そう言う竜二君はニコッと笑って外を指差す。

⏰:09/02/15 17:14 📱:SH903i 🆔:SinPoY0U


#207 [のの子]
めたぶぅさん

マジですかブクマありがとうございまーすっ
楽しみにしててください

.

⏰:09/02/15 17:17 📱:SH903i 🆔:SinPoY0U


#208 [のの子]
「さすがに待ちくたびれて迎え行こうと思ってたんだよね〜。はいっ。」

差し出された竜二君の手。

ドキン

「あっありがと。」

竜二君の手を握ろうと右手を出すが手が微かに震える。でも先に竜二君が手を握ってきて引っ張られた。

グイッ

「うわわっ」

よろけて竜二君の胸に飛び込む私。

.

⏰:09/02/15 17:25 📱:SH903i 🆔:SinPoY0U


#209 []
ははははまってしまいました*´□`)ノ
このお話…スキです…
わがままになってしまいますが、めっちゃ気になるので書いて下さい(≧ω≦)b

⏰:09/02/15 17:56 📱:SH901iS 🆔:IclRyXbE


#210 []
 
この物語大好きです
最近更新してくださって
とても嬉しいです!
本当いつも楽しみです
毎回毎回忙しい中の更新
頑張ってくださいね
応援してます(´・Д・`)
 

⏰:09/02/15 18:00 📱:N906imyu 🆔:MNBO6hS2


#211 [のの子]
さん

はははまっていただいて嬉しいですっスキだなんて‥あざーっす
そんな事言われたら更新頑張っちゃいます

さん

最近更新すると皆さんが喜んでくれて私も嬉しいです更新しない時はかなり遅くなる奴なんですけど‥笑 楽しみにしててくださいねっ(/∀`

⏰:09/02/15 19:41 📱:SH903i 🆔:SinPoY0U


#212 [のの子]
カァーッ

「ごっごめんなさい!」

慌てて竜二君から離れる。

グッ

離れようとした時竜二君に手を掴まれた。ビックリして竜二君の顔を見ると、久しぶりに見る妖しい笑顔。

「‥えっ?なっなに?」

「聡美ちゃん♪ピアスしてる?」

ドキッ
.

⏰:09/02/15 19:56 📱:SH903i 🆔:SinPoY0U


#213 [のの子]
「ねぇしてる?」

ドキッ ドキッ

「なっなんでそんな‥」
「言わないなら確認するけどいいの?」

ドキーッ

うぅ‥意地悪め〜。

「しっしてるょ。」

「ふーん。」

妖しくニコニコ笑う竜二君。

「‥もういいでしょ〜?」

「んー、じゃさっきクラスメイトの春日君と何話してたの?」

竜二君の目が黒く光った気がした。

⏰:09/02/15 20:30 📱:SH903i 🆔:SinPoY0U


#214 [のの子]
「えっ?あぁ、先生が呼んでるって教えてくれたの。それだけだよ?」

「聡美ちゃん楽しそうに笑ってたけど?」

「なっ‥」

コリッ

竜二君は私の手を離さずもう片方の手で私のピアスをいじりだした。

カァーッ
「ちょっやめて。」

「やだ。」

ドキッ ドキッ

.

⏰:09/02/15 20:40 📱:SH903i 🆔:SinPoY0U


#215 [のの子]
もうやめて〜!しっ心臓が持たないよぉお!!

どうすればいいかわからずギュッと目をつぶる。

すると竜二君がわたしの耳の横で呟いた。

「特別だって事忘れちゃダメだよ?」

ドキンッ

あの日以来聞けなかった言葉。
特別と言われた日から毎日つけているピアス。
だって特別の証だって思っているから。
.

⏰:09/02/15 20:56 📱:SH903i 🆔:SinPoY0U


#216 [のの子]
でもあれから何も変わらなかった私達。
正直竜二君の気持ちがわからなくなっていた。
だって『好き』って言われた訳じゃないから‥

「えっ聡美ちゃん?」

いつの間にか私は涙を流していた。

「ちょっどうしたの?」

「‥竜二君にとって特別って何?」

「えっ‥?」

「特別って毎日学校で会って話してご飯食べたりして、また明日で終わるのが特別なの?」

握られていた手に力が入る。

「ちょっ聡美ちゃ‥」
「そんなの特別じゃないっ。ただの友達だよ!なら友達って言ってよ!」

握っていた手を振りほどいて私は自分の机に向かう。
.

⏰:09/02/15 21:12 📱:SH903i 🆔:SinPoY0U


#217 [のの子]
自分が何を言ってしまったのかよくわからない。でも涙が止まらないのは言った事を後悔してる訳じゃないのはわかる。

ガタッ ガタンッ

「ちょっと待ってよ!聡美ちゃんっ!」

肩を掴んだ竜二君の顔をまともに見れない。

「グズッ‥また明日ね。」

「待てって!」

「あっ傘ないんだっけ?あげるよ。」

結局竜二君の顔を見ずに私は教室をでた。

竜二君を残して‥

⏰:09/02/15 21:34 📱:SH903i 🆔:SinPoY0U


#218 []
なななんと……(゜Q。)
ここでですかぁ
気になりすぎて眠れないっすよ(´Д`)笑

更新頑張って下さい

⏰:09/02/15 22:19 📱:SH901iS 🆔:IclRyXbE


#219 [のの子]
ザァーーー

さっきよりも強くなった雨の中ビショビショになりながらも走る。

「ハァハァッ‥グズッ‥ヒック‥ばかぁ〜。西岡竜二のバカヤロー!」

強い雨の音に拒まれて私の声なんて誰にも、どこにも届かない。

私が泣いてるのだって雨のせいで誰も気付かない。

.

⏰:09/02/15 22:21 📱:SH903i 🆔:SinPoY0U


#220 [のの子]
‥‥私の気持ちだって竜二君は気付かない、届かない。

「‥うわぁーーん。」


でもこの時の私だって竜二君の気持ちなんて何も知らなかった。


私達はただ『好き』って言いたくて、言われたかっただけなんだよね‥

ただ恋をしていただけなんだよね..

.

⏰:09/02/15 22:29 📱:SH903i 🆔:SinPoY0U


#221 [杏奈]
今日の更新は終わりですか?
この小説好きです
頑張って下さい

⏰:09/02/15 23:28 📱:SH905i 🆔:35zS1DTM


#222 [のの子]
さん

まさかの展開っって感じですよね
これから竜二と聡美がどうなっていくか私も考えながらなんで今後の展開も楽しみにしててください

杏奈さん

もう少し更新できたらしますこの後の展開を今色々考えてるんですょ
どうしようかなぁ‥笑
これからも見に来てくださいねっ

⏰:09/02/15 23:46 📱:SH903i 🆔:SinPoY0U


#223 [我輩は匿名である]
楽しみにしてますx
頑張ってーxx

⏰:09/02/15 23:55 📱:W51SA 🆔:sqd/.iJA


#224 [みぃちゃん]
初コメします

この小説のファンになっちゃいました
これからも頑張って下さい

更新されるの楽しみにしてます☆

⏰:09/02/15 23:55 📱:D903i 🆔:FIs.2fRo


#225 [我輩は匿名である]
>>90-100

⏰:09/02/16 06:48 📱:W51SA 🆔:8pUbpQVs


#226 [のの子]
我輩は匿名であるさん
みぃちゃんさん

遅くなりました
昨日ゎ結局更新できなくてすみませんでした!
これから少し更新していくんで楽しみにしててくださいっ

_

⏰:09/02/16 23:36 📱:SH903i 🆔:gXH4zds6


#227 [のの子]
―――――
あの日からもうすぐ3日がたつ。

竜二君は特にいつもと変わらなかった。
ただ私と目を合わせなくなった事以外は‥

「ゴホッゴホッ‥」

「聡美風邪ひどくなってない?大丈夫ぅ?」

「ンッ‥大丈夫だよ。」

あの日雨に濡れた私は案の定風邪をひいた。でももうすぐ魔の中間テスト‥
風邪だからって休んでなんていられないのだ。
.

⏰:09/02/16 23:48 📱:SH903i 🆔:gXH4zds6


#228 [のの子]
って言っても私の頭には数学や英語なんて入らなかった。

あるのは竜二君の事だけ。


やっやっぱり気まずい‥
どうしよう〜!
あの時は勢いであんな事言ったけど今冷静に考えれば私ってばなんて事をっっ!

正直こんな事をあれから毎日考えてる。

.

⏰:09/02/17 00:07 📱:SH903i 🆔:OXGoLoVo


#229 [のの子]
だって‥好きな人とは仲良くしてたい。

こうしたのは私だけど
この状況はやっぱり辛かった。

「えぇ〜!そんな事言ったのぉ?聡美キッツーイ♪」

「そっそれはわかってる。反省もしてるし‥ってか笑わないでよねぇ!」

笑ってる桃子をを叩く。

「だって〜、聡美がそんな事言うの想像できないんだもんっ。竜二君の胸にグサーって刺さったよっそれ♪」

桃子の言葉は私の胸にグサーと刺さってるって‥

⏰:09/02/17 00:56 📱:SH903i 🆔:OXGoLoVo


#230 [のの子]
お昼休み。

唯一私が竜二君の事を好きなのを知っている桃子を相談があるとお弁当片手に引っ張ってきた。
ちなみにここは家庭科室。

「まぁ聡美の気持ちもわかるけどねぇ。でもぉ‥」

「なっなにぃ?」

恐る恐る聞く私。
恋愛初心者の私は桃子の言おうとしている事なんてわかんらない。だから余計恐い。

「やっぱ嫌われたかな?」

桃子に言われる前に先に私が言った。

⏰:09/02/17 11:24 📱:SH903i 🆔:OXGoLoVo


#231 [のの子]
「いや、そういう‥」
「ゴホッゴホッ、ゴホッ!」

「ちょっ聡美本当大丈夫なのぉ?」

なんか‥頭がボーッとしてきた。

「うん。大丈夫だよ。ゴホッ‥で、何?」

「んー、まぁはっきり言えば聡美も悪いって思うかなぁ。だって周りから見れば聡美は竜二君の特別だって事ぐらい誰でもわかるもん。」

「うん、そうだよね‥」

私も今ならそう思う。
だって話さなくなってから竜二君の優しさがわかったんだから。

⏰:09/02/17 11:36 📱:SH903i 🆔:OXGoLoVo


#232 [のの子]
竜二君は女の子とは全然話さない。私とは授業中でも話しかけてきたくせに‥

竜二君は私の帰りが遅くなる時や1人で帰る時は一緒に帰ってくれた。

竜二君は自分の事を少しずつ教えてくれていた。

好きな食べ物や漫画やTV、嫌いな食べ物や動物。

昔の話もたくさんしてくれてた。

それを私はいつの間にか当たり前にして竜二君の気持ちが見えなくなっていた。

⏰:09/02/17 11:49 📱:SH903i 🆔:OXGoLoVo


#233 [のの子]
今も左耳に光るピアスに触れる。

「でも聡美の気持ちもわかるよぉ?ただ欲が出ちゃったんだよ♪気にしない気にしなぁいっ♪」

「あのね〜‥」

「‥まぁ仲直りしたいなら聡美から言うしかないと思うよぉ?きっと竜二君聡美の事傷つけたって思ってるだろうし。」

「うん‥」

.

⏰:09/02/17 12:09 📱:SH903i 🆔:OXGoLoVo


#234 [のの子]
――――

「そろそろ教室戻ろっかぁ。」

「うん‥ゴホッゴホッ」

「やっぱ保健室行ってくればぁ?キツそうだけど‥」

「大丈夫っ♪行こう。」

そう言ったものの本当は結構キツくなってきていた。


人が行き会う中ボーッとしながら階段を降りてると前からきた誰かと肩がぶつかった。

「ぁっ‥‥」

.

⏰:09/02/17 12:21 📱:SH903i 🆔:OXGoLoVo


#235 [のの子]
グラッと私の体が揺れて足がもつれる。

ぅわ‥落ち‥る
「聡美っ!」

グイッ!  ドンッ

誰かが私の腕を引っ張ってくれた。

「おいっ!ちゃんと前見て歩けっ!」

誰かの大きな怒鳴り声が聞こえる。

「聡美っ大丈夫?!」

今のは桃子の声‥だよね。

ギュッ

誰かに抱きしめられた。

‥誰?
.

⏰:09/02/17 12:40 📱:SH903i 🆔:OXGoLoVo


#236 [のの子]
「マジでビビらせんなよ!ばか。」

この香り...

「ゴホッ竜二君‥?」

ゆっくり顔をあげると

やっぱりそこには竜二君がいた。

「頼むから‥」

竜二君の顔は怒っているのに寂しそうな顔をしていた。でもそんな彼の右耳に光るピアス。

ポロ‥ポロ‥

「ごめっ‥ごめんなさ‥い。私‥」
.

⏰:09/02/17 13:16 📱:SH903i 🆔:OXGoLoVo


#237 [のの子]
あんな自分勝手な事を言ったのに、心配してくれている竜二君。

私を抱き抱える腕の力が『特別』っていう事を教えてくれる。

竜二君はやっぱり変わっていなかった。

あの日から竜二君の気持ちは全く変わってなんかいなかったんだ。

「ゴホッ‥竜二君、ごめっん‥な‥さい‥」

階段で座り込みながら私を抱き抱えてくれている竜二君の胸の中で大粒の涙を流して泣いた。

「俺こそ‥ごめん。」

そう言ってギュッとまた力強く抱きしめてくれた。

⏰:09/02/17 17:48 📱:SH903i 🆔:OXGoLoVo


#238 [のの子]
「あぁーっ!竜二が聡美ちゃん泣かしてる!」
「可哀相に‥」
「あっコラッ離れろ!」
「桃もいるのに〜!」
「バカッお前ら静かにしろよ。」


‥‥‥‥‥


「‥おーまーえーらーっ、完っっ璧今良いところだろうがっっ!空気よんでどっか行けっ!!」

「だってー!」

カァーッ

つい二人っきりの世界になってたけど、私達の周りには他の生徒やみんながいた。

⏰:09/02/17 18:05 📱:SH903i 🆔:OXGoLoVo


#239 [のの子]
「だってじゃないだろ!もういいっ。聡美ちゃん保健室に連れてくからお前ら邪魔すんなよ?」

「ゴホッゴホッ‥竜二君、私なら大丈夫だよ?」

「大丈夫じゃないだろ。」

グイッ

「ひゃっ!」

あっという間に私は竜二君にお姫様だっこされて階段を下りていく。

ちょっこれは恥ずかしすぎるでしょ〜!

「むっ無理無理無理っ!」

「うるさーい。」

「でもぉおおー!」

私の虚しい声が階段に響いて消えていった。

⏰:09/02/17 18:13 📱:SH903i 🆔:OXGoLoVo


#240 [のの子]
また残された5人組。

「うわ〜お姫様だっこして行っちゃったよ。」
さすがに驚く旬。

「俺も行こ‥」
「殺されるぞ?」
ついていこうとする博也を止める彰。

「桃もお姫様だっこしてほしいな〜♪」
「‥俺無理だからね。」
甘えてきた桃子にハッキリ言うフク。

全くマイペースな仲間達でした‥

⏰:09/02/17 18:30 📱:SH903i 🆔:OXGoLoVo


#241 [のの子]
キーンコーンカーンコーン―――

「ゴホッゴホッ‥チャイムなっちゃったね。」

「あぁ、いいよ別に。」

保健室に着いてすぐベッドに放り込まれた私。
ベッドの横には竜二君が座っている。


‥‥‥‥


「「あの」」

あ‥かぶっちゃった。

⏰:09/02/17 19:10 📱:SH903i 🆔:OXGoLoVo


#242 [のの子]
竜二side

やべ。かぶったー。

「ゴホッどっどうぞ!竜二君から‥!」

聡美ちゃんが顔を赤くする。

「えっ俺?あぁ‥うん。まぁこの前の事なんだけど」

「うん‥」

ドクン ドクン ドクン

‥心臓やばいな。

「なっ泣かしてごめん。俺、勝手に聡美ちゃんには‥なんていうか、伝わってるとか思ってた。でも言わなきゃわかんない事もあるよね。」

聡美ちゃんの顔を見れない。

⏰:09/02/17 20:01 📱:SH903i 🆔:OXGoLoVo


#243 [のの子]
また傷つけて泣かしちゃうんじゃないかと思うと、正直恐い。

3日前―――

「あっ傘ないんだっけ?あげるよ。」

そう言って教室を出ていく聡美ちゃんの背中を見つめる俺。

追いかければ追い付く。でも追いかける資格がない。

そうだよな。俺は聡美ちゃんの彼氏でもなんでもないんだから‥

.

⏰:09/02/17 20:17 📱:SH903i 🆔:OXGoLoVo


#244 [のの子]
 
『特別』って言ったって俺達は付き合ってない。
俺は自分の気持ちを言う事はなかった。

『特別』って事で聡美ちゃんを繋ぎとめていたようなもん。

『特別』‥
聡美ちゃんにとってはキツイ言葉だったのかもな。

聡美ちゃんの机にある『スキ』の文字。

「‥好きだよ。」

その文字を俺は目に焼き付けるように見つめる。
.

⏰:09/02/17 21:13 📱:SH903i 🆔:OXGoLoVo


#245 [チャキ]
本当にはまっちゃいました
頑張って更新して下さい

⏰:09/02/17 22:11 📱:SH706i 🆔:HACWq4pU


#246 [のの子]
チャキさん

ありがとうございます
今から少し更新するんで楽しみにしててください.

⏰:09/02/17 23:24 📱:SH903i 🆔:OXGoLoVo


#247 [のの子]
その後どうやって帰ったのかはっきり覚えていない。

覚えてるのは聡美ちゃんが貸してくれた傘がピンク色だった事ぐらいだった‥


――――

次の日から俺はいつもと変わらないよう過ごした。

色々悩んだけど答えが出なかったんだ。ってか出す勇気がなかった。
またあの時みたく聡美ちゃんに拒否られるのが怖かったから。

だから聡美ちゃんの目が見れなかった。

‥けどやっぱ自然と目は聡美ちゃんにいく。

⏰:09/02/17 23:39 📱:SH903i 🆔:OXGoLoVo


#248 [のの子]
「‥竜二見すぎ。」

「っ!‥うるせー。」

「ぷっなにっ?お前聡美ちゃんと喧嘩したの?」

やかましい旬を一発殴りたい気持ちを抑えて俺はまた聡美ちゃんを見る。

聡美ちゃんは桃ちゃんや他の女子と話してて気付かない。

「なんかあったの?」

フクが読んでいた漫画を閉じて俺を見る。

「別にー。」
.

⏰:09/02/17 23:48 📱:SH903i 🆔:OXGoLoVo


#249 [のの子]
 
「嘘つけ。2人が様子おかしいの俺でもわかるよ?」

そういうと旬も俺を見つめる。

「なんかあったなら言ってみろよ。なっ?」


「俺勘違いしてたんだよ。離れていかないって‥っていうか俺が勝手に捕まえてただけなんだよね。」

『特別』って言葉を利用して‥

「なのに肝心な事を伝えないで苦しませて‥結局離れていった。自業自得ってやつ?」
.

⏰:09/02/18 00:04 📱:SH903i 🆔:Gu/lKrfI


#250 [のの子]
なんだか自分が惨めて笑えてくる。

「なのに‥それでも俺はやっぱ諦められない。」


「‥じゃ行動してやれよ。あっちもお前の事気にしてるみたいだし?」

「二ノ宮さんもお前の事チラチラみてるよ?結局同じ気持ちなんじゃない?仲直りしたいんだよ。」

ドキッ

仲直り‥か。

「‥なら俺が動かなきゃダメだよな。」

仲直りする時、つまりそれは俺が彼女に気持ちを伝える時。
.

⏰:09/02/18 06:06 📱:SH903i 🆔:Gu/lKrfI


#251 [のの子]
 
あの日から聡美ちゃんとギクシャクしても右耳にあるピアスははずさなかった。

俺達の中で唯一繋がってる物だって俺は思ってる。

だから聡美ちゃんの左耳にはピアスがあるか気になった。

もしあったら‥

もしあったら俺は‥‥


「やっぱ無理だ‥」

昼休み俺は屋上で一人うなだれる。

「あんな避けられてちゃ声もかけられねーよっ!」
.

⏰:09/02/18 06:16 📱:SH903i 🆔:Gu/lKrfI


#252 [のの子]
でも聡美ちゃんの事だから、悪気なんてない。
どうすれば良いかわかんなくて困ってんだろうな‥

そうさせたのは俺だし。
でもさすがに、

「凹む〜‥」


キィーッ

扉が開く音に反射的に振り返る。

そこには‥

「彰?」
.

⏰:09/02/18 23:48 📱:SH903i 🆔:Gu/lKrfI


#253 [のの子]
「何してんの?まさか告白の練習?」

笑いながら彰は俺に近づいてくる。

‥うぜーっ。

「別に。ってかお前こそ1人で珍しいじゃん。俺に用とか?」

「別に〜。」

そう言った彰は俺の横に座った。

⏰:09/02/18 23:55 📱:SH903i 🆔:Gu/lKrfI


#254 [キノコのコ]
あげ
楽しみにしてますx

⏰:09/02/19 23:15 📱:W51SA 🆔:C4vqfk/g


#255 [チャキ]
あげ

⏰:09/02/20 06:50 📱:SH706i 🆔:fCLbNggs


#256 [我輩は匿名である]
>>1-100
>>101-200
>>201-300

⏰:09/02/20 20:01 📱:F904i 🆔:aLo1zaDI


#257 [のの子]
 
遅くなってすみません

今から更新します

.

⏰:09/02/20 21:21 📱:SH903i 🆔:T5bkjHNk


#258 []
待ってました
本当に気になってましたよ
忙しいと思いますが、お時間があるだけ更新お願いしますm(__)m

⏰:09/02/20 21:36 📱:SH901iS 🆔:CDT7lVyw


#259 [のの子]
「なんだよっそれ。」

そう言って俺はフェンスに寄り掛かった。

久しぶりの快晴。
生ぬるい風が流れる。

「お前アイツと喧嘩したんだってね。おめでとー。」

ククッと笑った彰が憎たらしい。

「喧嘩するほど仲が良いって言うだろ。」

「どうだか。お前がいない間に誰かにとられるかもよ?」

.

⏰:09/02/20 21:38 📱:SH903i 🆔:T5bkjHNk


#260 [のの子]
イラッ

たった3日話してないだけでとられてたまるかっ!

「そんな心配いらないよ。」

笑ってみせたけど内心そこまで自信はなかった。
だって聡美ちゃんボーッとしてる事多いから変な奴に騙されそうで‥

「そんなのわかんねぇって。いつ何が起きるかわかんねぇし、ちゃんと見てなきゃ逃げられるぞ?」

そう言った彰の笑った顔はどこか寂しげで、〔あの事〕を思い出させた。

「‥‥そうだな。」

たぶん俺も今、彰と同じ顔をしてる。

⏰:09/02/20 21:51 📱:SH903i 🆔:T5bkjHNk


#261 [のの子]
キノコのコさん
チャキさん
我輩は匿名であるさん
さん

あげありがとうございましたっ(/∀`
今日少しですけど更新するんで待っててください

.

⏰:09/02/20 21:54 📱:SH903i 🆔:T5bkjHNk


#262 [むーちゃ]
かなりおもしろいです

ゆっくりと更新お願いします

⏰:09/02/20 23:44 📱:F904i 🆔:aLo1zaDI


#263 [我輩は匿名である]
主さん,更新楽しみにしてます
ところで感想板とかありますかぁ
ちょっと見づらいので,感想板があったら感想や返スはそっちに書いていただけたら,嬉しいなぁとか思いました

⏰:09/02/21 00:16 📱:SH902i 🆔:i0DvpczI


#264 [のの子]
むーちゃさん

ありがとうございますっ更新遅いですけど楽しみにしててくださいっ

我輩は匿名であるさん

感想板ありますっ一応こっちにカキしてくれた方にはこっちで返事してたんですがやっぱ見にくいですかねすみませんっ
今後は気をつけます

みなさんへ
感想などのお返事は感想板にカキするんで良かったらそっちも見てくださいっ今後もョロシクですっ

⏰:09/02/21 00:45 📱:SH903i 🆔:0pTfSdFY


#265 [のの子]
 
「あっ!そういえば俺旬達とお前探してたんだ。1番に見つけだした奴は飯奢ってもらえんだって♪」

さっきとは違ってニヤッと子供みたいな笑顔で彰は笑った。

「なんだそれ。」

俺も笑う。

「今日晴れてるし屋上だろうなってすぐ思った。」

「へぇ〜。」

「‥俺達似てるからわかっちゃうんだよ。」


その時、下を向いた彰がどんな顔をしてるかはわからなかった。

⏰:09/02/21 20:29 📱:SH903i 🆔:0pTfSdFY


#266 [のの子]
「昼休みももうすぐ終わるし、彰っ戻ろう。」

俺が歩きだすと彰も立ち上がる。

「そういえば‥アイツ風邪ひいてるみたいだけど大丈夫なの?」

「あぁ〜‥しんどそうにしてる。倒れてもおかしくない感じなんだよね。」

「ふーん。まぁあんな雨ん中傘ささないでいたら風邪ひくよな。」


‥‥

「お前なんでそんな事知ってんの?」

.

⏰:09/02/22 00:20 📱:SH903i 🆔:BfCwiiZg


#267 [のの子]
ドクン

「お前先に帰ったのになんでそんな事知ってんの?」

聡美ちゃんが俺に傘を貸してくれた事は誰にも言っていない。

ドクン

なんで‥
なんで彰が聡美ちゃんが雨の中傘をささずに帰った事を知ってんだよ。

ドクン

彰は遠くを見つめるような目で俺を見ている。
そんな彰から俺は目を離さない。
.

⏰:09/02/22 00:29 📱:SH903i 🆔:BfCwiiZg


#268 [のの子]
「‥‥‥。」

何も言わない彰にたいしてなぜか俺の心臓の音はうるさく体中に響く。

ドクン

ドクン

ドク‥♪♪〜〜

彰の携帯が鳴る。

「‥もしもし?竜二と屋上にいる。あぁ、わかった。」

ピッ

「旬達こっち向かってるらしいから俺らも戻るぞ。」
彰が歩きだす。

.

⏰:09/02/22 00:38 📱:SH903i 🆔:BfCwiiZg


#269 [のの子]
俺の目を見ずに歩き出した彰が横を通り過ぎる。

ガッ
彰の腕を掴んだ俺。
俺も彰の目が見れない。

「答えろよっ彰。」

「‥‥似てるっつたろ?俺ら。」

ドクン

「それって‥おま
「バーカッ!冗談に決まってんだろ。」

バシンッ

彰が俺の頭を殴ってきた。

「俺はお姉様みたいなのがタイプなんですぅ!」
.

⏰:09/02/22 17:13 📱:SH903i 🆔:BfCwiiZg


#270 [のの子]
ははっと笑う彰。

「でも、ぢゃお前なんで聡美ちゃんの傘の事‥?」

「あぁ、俺も途中寄り道して一人で帰ったんだよ。でたまたま、みたいな。」

たまたまって‥

「本当か?」

笑う彰を余所に俺はまだ笑えない。

「本当だよ。ってか行くぞ。」

.

⏰:09/02/22 17:25 📱:SH903i 🆔:BfCwiiZg


#271 [のの子]
「はぁ‥わかったよ。」

ため息をついて俺も歩きだす。

これ以上何を言っても彰の返事は変わらないだろうし、彰を俺は信じる事にした。

でも‥正直胸ん中にあるモヤモヤは消えていない。

俺は前から彰が聡美ちゃんに惚れたっておかしくないって思ってる。

だって聡美ちゃんは‥



.

⏰:09/02/22 17:33 📱:SH903i 🆔:BfCwiiZg


#272 [のの子]
――――――

「竜二屋上にいたんだ〜。俺中庭探してたっ!」

階段を降りてる途中で旬達と合流した。

「俺を使って賭けなんてすんなっつーの。」

「じゃ明日奢ってもらうからなぁ。」

いつもと変わらない彰。

俺も気にしないようにした。

今は聡美ちゃんとの事の方が大切だから。

.

⏰:09/02/22 17:41 📱:SH903i 🆔:BfCwiiZg


#273 [のの子]
とりあえず聡美ちゃんと仲直りしないと‥
それから彰の事を考えても十分なはずだ。

それに彰の気持ちが確実の物かだってわからないし‥


「あっ竜二、聡美ちゃん達だぞ。」

フクに肘でつつかれ前を見ると聡美ちゃんの横顔が見えた。
.

⏰:09/02/22 17:48 📱:SH903i 🆔:BfCwiiZg


#274 [のの子]
顔がうっすら赤くて、フラフラしてる姿に俺は呆れる。

「ったく、あんなんなるまで頑張るなよ‥」

さすがに保健室にでも連れていこうと、声をかけに俺は小走りで階段を降りる。

すると前からくる男が目に入った。


アイツよそ見して聡美ちゃんにぶつかんなよ‥

ドンッ

案の定そいつは聡美ちゃんにぶつかった。

⏰:09/02/22 18:07 📱:SH903i 🆔:BfCwiiZg


#275 [のの子]
 
あのやろっ‥!


「ぁっ‥‥」

聡美ちゃんの小さな声とよろける姿に俺の心臓がギュッと縮まって一瞬息が止まる。

「聡美っ!」

思わず呼び捨てで呼んだ。

階段を一段抜かして降りておもいっきし手を延ばす。

⏰:09/02/22 18:32 📱:SH903i 🆔:BfCwiiZg


#276 [のの子]
グイッ

とっ届いた‥!

ドンッ

聡美ちゃんを引っ張った勢いで階段に倒れ込む。

「おいっ!ちゃんと前見て歩けっ!」

ぶつかった男に怒鳴るとビビったのか走って逃げて行った。

周りも驚いているようだ。

桃ちゃんも心配して聡美ちゃんに話しかける。
.

⏰:09/02/22 18:42 📱:SH903i 🆔:BfCwiiZg


#277 [のの子]
ギュッ


一瞬心臓が止まるぐらい怖かった。


聡美ちゃんがよろけて落ちて行く瞬間がスローモーションに見えて、今もまだ心臓が痛いぐらい鳴っている。


聡美ちゃんを強く引っ張った手が今は微かに震えていた。

.

⏰:09/02/22 18:57 📱:SH903i 🆔:BfCwiiZg


#278 [のの子]
 
「マジでビビらせんなよ!ばか。」

「ゴホッ竜二君‥?」

咳込みながらゆっくり顔をあげる聡美ちゃん。

「頼むから‥」


たった3日。
たった3日話さず、目が合わなかっただけ。

なのに聡美ちゃんに名前を呼ばれて見つめられた瞬間、3日分の想いが溢れ出てくる。
.

⏰:09/02/23 00:36 📱:SH903i 🆔:3hpe1URE


#279 [のの子]
 
お願いだから



頼むから、離れないで‥



君が好きだよ。







.

⏰:09/02/23 00:45 📱:SH903i 🆔:3hpe1URE


#280 [のの子]
 


ポロ‥ポロ‥

「ごめっ‥ごめんなさ‥い。私‥」

泣き出す聡美ちゃんに一瞬俺はドキッとした。

またあの日みたく拒否られるんじゃないかって‥


でも泣きながら俯く聡美ちゃんの髪の間から、左耳にピアスがある事に気付いた。

.

⏰:09/02/23 00:54 📱:SH903i 🆔:3hpe1URE


#281 [♪]
頑張って下さい(>_<)

⏰:09/02/23 01:08 📱:P906i 🆔:bps2iS6o


#282 [のの子]
泣きながら謝る聡美ちゃんだけど、何よりも左耳に光るピアスが聡美ちゃんの気持ちだって思えた。


「俺こそ‥ごめん。」

って俺もこんな言葉しか言えないけど。


ギュッ

でもすごい嬉しかった。
聡美ちゃんがまた俺を見つめてくれる事。
名前を呼んでくれる事。
話してくれる事。

ピアスをつけていてくれる事が嬉しかった‥
.

⏰:09/02/23 01:09 📱:SH903i 🆔:3hpe1URE


#283 [のの子]
 

「あぁーっ!竜二が聡美ちゃん泣かしてる!」
「可哀相に‥」
「あっコラッ離れろ!」
「桃もいるのに〜!」
「バカッお前ら静かにしろよ。」


‥‥こいつら‥殺す。


「‥おーまーえーらーっ、完っっ璧今良いところだろうがっっ!空気よんでどっか行けっ!!」


最悪だ。

完全にムードもなくなれば
聡美ちゃんも泣き止んで冷静に顔を赤くしてる。

⏰:09/02/23 01:14 📱:SH903i 🆔:3hpe1URE


#284 [我輩は匿名である]
あげ

⏰:09/02/24 18:38 📱:W51SA 🆔:v1J2zq12


#285 [のの子]
「だってー!」

ってか‥やっぱ熱っぽいな。顔が赤いのは恥ずかしいだけじゃないって事か。

「だってじゃないだろ!もういいっ。聡美ちゃん保健室に連れてくからお前ら邪魔すんなよ?」

「ゴホッゴホッ‥竜二君、私なら大丈夫だよ?」

倒れたくせに何言ってんだよ、この子は。

「大丈夫じゃないだろ。」
グイッ
「ひゃっ!」

強引に聡美ちゃんを抱っこして階段を降りる。
.

⏰:09/02/25 22:03 📱:SH903i 🆔:Z.8oD14E


#286 [のの子]
「むっ無理無理無理っ!」

熱があるくせに騒ぐ聡美ちゃん。

クスッ
全く困った子だな。

「うるさーい。」

「でもぉおおー!」

チラッ

彰を見るとアイツは意外にも笑ってた。

なんかすっげぇムカつく。彰のあの余裕な顔‥何考えてんのかわかんねぇし。

.

⏰:09/02/25 22:27 📱:SH903i 🆔:Z.8oD14E


#287 [のの子]
―――彰side―――

竜二と目があった。

やっぱさっきの事気になってんのか‥

わざと笑ってやると竜二は鋭い目で俺を睨みつけて階段を降りて行った。

こわー。


「俺も行こ
「殺されるぞ?」

のうてんきな博也をとめる。今ならマジで竜二怒るかもだし‥

俺はアイツらとは逆に階段を昇る。

「彰どこ行くの〜?」

「屋上でサボるわ。」

「屋上?彰もかよ。竜二と似てんね〜♪」

‥まぁな。

―――――――

⏰:09/02/25 22:44 📱:SH903i 🆔:Z.8oD14E


#288 [のの子]
竜二side

そんなこんなで保健室。

「なっ泣かしてごめん。俺、勝手に聡美ちゃんには‥なんていうか、伝わってるとか思ってた。でも言わなきゃわかんない事もあるよね。」

今に至るわけだけど、

この後の肝心な言葉を言おうとして固まる俺。
手に汗を感じる。

「聡美ちゃん‥」
ドクン

ドクン

チッ心臓うるせぇな。

⏰:09/02/26 13:13 📱:SH903i 🆔:QBfY8RG.


#289 [のの子]
「‥ん?」

ドクン

今もまだ聡美ちゃんの顔が見れない。

けど、自分の気持ちはちゃんと見えてる。

ドクン

「‥俺は聡美ちゃんが嫌いな喧嘩して心配かけたり、独占欲強かったり、大切な事なかなか言えない俺だけど」

ドクン

「 聡美ちゃんが 」

ドクン
ドクン

「 好きだ。 」
.

⏰:09/02/26 13:35 📱:SH903i 🆔:QBfY8RG.


#290 [のの子]
 
「だから、だから俺とこれからちゃんと付き合ってほしい。俺マジで大切‥に
「すー‥すー‥」



はっ?マジで?




「人が緊張して告ってんのに‥寝るなよなバカ。」

いつから寝てたんだよ。気持ち良さそうに寝てるし‥

⏰:09/02/26 13:45 📱:SH903i 🆔:QBfY8RG.


#291 [のの子]
 

でもほっぺを赤くして気持ち良さそうに寝ている姿を見ると、顔が緩む。

クスッ

本当子供みたいだなぁ。
‥まぁ仲直り?はできたっぽいし、今はゆっくり寝かせてあげるか。

「次はちゃんと返事くれよな。」

フニッ

ほっぺを摘む。でも全然起きる気配ない。
.

⏰:09/02/26 15:29 📱:SH903i 🆔:QBfY8RG.


#292 [のの子]
 
青い空と緑の葉がもうすぐ夏がくるのを教えてくれている。

開いている窓からまだ熱くはない生温い風と暖かい光が保健室を包む。

俺は静かに聡美ちゃんを見つめる。


「‥ン‥竜二‥く‥」

っ!

寝返りをうつ彼女の口から俺の名前がもれる。

クス

「俺の夢でも見てんの?」.

⏰:09/02/26 16:02 📱:SH903i 🆔:QBfY8RG.


#293 [のの子]
 

‥俺はゆっくり聡美ちゃんに顔を近づける。



チュッ


子供のようにスヤスヤ眠る彼女のほっぺにキスをする。

「唇はまたいつか、ね。」

ニコッと笑う俺。

‥きっとすげぇ幸せな顔をしてると思う。
.

⏰:09/02/26 16:19 📱:SH903i 🆔:QBfY8RG.


#294 [チャキ]
のの子さん久しぶりだ
更新頑張ってください

⏰:09/02/26 16:22 📱:SH706i 🆔:CAm6NccI


#295 [のの子]
聡美side

―――――――

ん〜‥‥

‥‥‥‥‥?

‥‥‥ガバッ!

「私寝てたっ?!」

勢いよく起き上がる。
隣には誰もいない。

りゅっ竜二君は?

キョロキョロ周りを見ても誰かがいる気配を感じない。

静かな保健室だ。

.

⏰:09/02/26 16:25 📱:SH903i 🆔:QBfY8RG.


#296 [のの子]
「竜二君‥帰っちゃった。」

ってか帰るよね。
私ってば竜二君が話してるのにいつの間にか寝ちゃったし!

うわ〜‥もうっ私のバカバカバカ〜!!!!!

コロン

またベッドに倒れ込む。

白い天井。

私の気分はかなりのブルーです。
.

⏰:09/02/26 16:41 📱:SH903i 🆔:QBfY8RG.


#297 [のの子]
 
「はぁ‥竜二君私になんて言ってたのかな?」

階段で助けてくれたけど、今回は完全呆れられたよね。

もしかしたら大事な事話してたのかもなのに‥

もし、大事な事を話してる途中で相手が寝たら私ならかなり傷つくもん。

「はぁ〜。」

最悪。

.

⏰:09/02/26 16:46 📱:SH903i 🆔:QBfY8RG.


#298 [(ノ)・ω・(ヾ)]
更新してほしいですy
凄くおもしろいですCメ

⏰:09/02/28 00:47 📱:auKC3I 🆔:3Dk2RVvM


#299 [のの子]
枕に顔を埋めながら目をつぶると、真っ暗の中に竜二君の顔が浮かぶ。

「‥もう〜〜っ!」

足をバタバタしてベッドの上で暴れる。


「コラッ、パンツ見えるよ。」

「ふぇ?」

焦って起き上がると慌ててスカートを押さえる。

顔を赤くしながらベッドの横に立つ彼を見る。

⏰:09/02/28 22:00 📱:SH903i 🆔:CZw6c3co


#300 [のの子]
「竜二君、いつからいたの?」

「枕に頭つっこんだぐらいから?ってかほら、バッグ持ってきたよ。」

クスクス笑う竜二君の顔が恥ずかしくて見えない。

「体調は大丈夫なの?」

竜二君がかがんで私の顔を覗き込むようにして目線を合わせてきた。

カァーッ
「‥はい。色々すみませんでした。」

自然と正座する私。

⏰:09/03/01 21:04 📱:SH903i 🆔:.z4xaqHU


#301 [のの子]
確かに寝たからかさっきよりかは体が楽になっていた。

「そっか。良かったね。」

ヨシヨシ
竜二君が頭を撫でてくれる。

ドキッ

「あっあの、あとさっきは話してる途中で寝て‥ごめんなさい。怒ってる?」

ペコッと頭を下げながら竜二君の顔を探る。

「あぁ〜‥大事な話してたんだけどね。」

あっ‥妖しい笑顔。

⏰:09/03/01 21:22 📱:SH903i 🆔:.z4xaqHU


#302 [のの子]
「えっ何話してた
「まさか聡美ちゃんは人が大事な事話してるのに寝た分際でもう一回話してなんて言わないよね?」

妖しく笑いながら冷ややかなオーラを放つ竜二君。

「もっもちろんです‥」

やっぱ怒ってんじゃん!

「じゃ帰ろうか。」

ニコッと笑って私に手を差し出す。

「あれ、もう放課後なのっ?」
.

⏰:09/03/01 21:36 📱:SH903i 🆔:.z4xaqHU


#303 [のの子]
「いやもうすぐで終わるんだけど、少し早めに帰っとこう。」

「えっうん。」

差し出された手を握って立ち上がって上履きを履く。

竜二君てこういうの紳士的っぽいな‥

一人でそんな事を考えながらほっぺを赤くする。

「家まで送るよ。」
.

⏰:09/03/01 21:53 📱:SH903i 🆔:.z4xaqHU


#304 [チャキ]
あげ

⏰:09/03/04 01:04 📱:SH706i 🆔:zntGSL2A


#305 [のの子]
「えっ大丈夫だよ?私思ったより元気だし!ほらっ。」

ピョンピョン

元気と見せようとなぜかジャンプする。

「ぷっ子供か。 ねぇ、大事な話の続きとか‥聞きたくない?」

ピタッ

「え‥あ‥きっ聞きたいっ。聞きたい聞きたい!」

ピョンピョン

興奮してまた飛び始める。
「じゃ帰ろうか。」

⏰:09/03/04 10:35 📱:SH903i 🆔:tJdPWN06


#306 [我輩は匿名である]
気になるあげ

⏰:09/03/04 21:46 📱:W51SA 🆔:N3RBmFBA


#307 [のの子]
「うん。」

さっきはあんな事言ってたけど、教えてくれるんだ‥
「バッグ俺が持つから。行こう。」

ゆっくり歩く竜二君の隣でヘヘッと笑いながら私達は保健室を出た。


―――――――


「ゴホッ‥あっここ右曲がるの。」

大事な話については触れずに家の近くまできた。

ってかまた咳でてきちゃったなぁ。

「大丈夫?」

「うん。ごめんね?」

「俺は平気。でも風邪うつさないでね♪」
.

⏰:09/03/05 00:48 📱:SH903i 🆔:uEsTK9n.


#308 [のの子]
「あぁーっひどぉい!」

ポコポコ
竜二君の腕を叩くと竜二君は笑った。

こんな風に普通の会話をしながら帰ってきた帰り道。でも昨日の私には考えられなかった出来事だ。

「あっ!ゴホッ桃に先に帰ったって連絡しとかなきゃ心配するよね。」

「それなら俺から言っといたから大丈夫だよ。」

「本当?ありがとう。」
.

⏰:09/03/05 00:58 📱:SH903i 🆔:uEsTK9n.


#309 [のの子]
「それより、家に誰かいんの?」

横目で私を見る竜二君。

「たぶんお母さんがいると思う。」

「‥お母さんだけ?」

「うん。」

「そっか。」

竜二君はそう言って優しく笑うと、そっと私から目線を外した。

「あっあれ家だよ!」
.

⏰:09/03/07 00:55 📱:SH903i 🆔:CefL09fk


#310 [のの子]
私は決して大きくもなく、綺麗でもない普通の一軒家を指差した。

「ここか。ってか本当に学校近いなっ。」

「たったまたまだよ!」

なんだか近場の高校を狙ったみたいで恥ずかしくなった。

「ぢゃぁこれ。」

バッグを渡され両手で受け止める。

「あっありがとうございました。」
.

⏰:09/03/07 01:01 📱:SH903i 🆔:CefL09fk


#311 [のの子]
「うん。」

‥‥‥‥

シ〜〜〜〜ン


家の真ん前で二人して黙り込む。だってまだ大事な話を聞いてな
「あのさ」

「はっはいっっ!?」

竜二君の声に過剰に反応して大きな声で返事をしてしまった。

ギュッ
両手で抱きしめたバッグに力が入る。

⏰:09/03/07 01:06 📱:SH903i 🆔:CefL09fk


#312 []
 
続き気になります
頑張ってください!
 

⏰:09/03/08 12:13 📱:N906imyu 🆔:czWIwOAk


#313 [そら]
一気に
よんじゃいました

更新
がんばって下さい

⏰:09/03/08 14:58 📱:F706i 🆔:/I707fLY


#314 [のの子]
ドキッ  ドキッ

どんどん心臓がうるさくなってきた。

「家の真ん前で言うのもムードとかないかもだけど」

苦笑いしながら竜二君が家を見上げる。

たっ確かに家の前じゃいつお母さんが出てきてもおかしくない‥

「でもなんだかんだ2回目だし」

ドキッ ドキッ
竜二君が私を見つめる。

「この際ムードとか無しでもいい?」

⏰:09/03/08 20:45 📱:SH903i 🆔:XHfdoDHE


#315 [のの子]
優しく笑う竜二君。

ふわっと吹いた風に揺れる黒い髪も、私を見つめる強い眼差しも、悪戯っ子みたいに妖しく笑う口元も、いつも私を受け止めてくれる大きな手も‥

好き。


「うん。」

私もクスッと笑って一言だけ返事をする。

竜二君もクスッと笑って一歩私に近づいた。
.

⏰:09/03/08 21:08 📱:SH903i 🆔:XHfdoDHE


#316 [のの子]
ドキッ ドキッ

私よりも背の高い竜二君を見ると自然に見上げてしまう。

そんな私を見て彼はニコッと笑うと、私の髪の毛に触れて髪を左耳にかけた。

そこにあるのは、キラリと光る特別な証‥


「もう聞き逃さないでよ?」

.

⏰:09/03/09 00:08 📱:SH903i 🆔:Ue.Y4VLI


#317 [のの子]
 


「 好きだよ。 」




彼を好きになってからずっと待ち侘びていた言葉。

なんでだろう‥胸がキュッとなって上手く言葉にできない。

一瞬が、たった一秒が長く感じる。


.

⏰:09/03/09 00:18 📱:SH903i 🆔:Ue.Y4VLI


#318 [そら]
更新がんばって
下さい

⏰:09/03/09 02:31 📱:F706i 🆔:ABR6O1po


#319 [さくら]
>>1ー100
>>101-200
>>201-300
>>301-400
>>401-500

⏰:09/03/09 05:19 📱:F905i 🆔:9Skmo/ck


#320 [さくら]
>>1-100

⏰:09/03/09 05:20 📱:F905i 🆔:9Skmo/ck


#321 [のの子]
 
ギュッ
あっという間に竜二君に抱きしめられた。

けど私と竜二君の間にはバッグがある‥なのに

あれ?熱のせいかな?
胸がキューッてなって心臓の音のリズムが耳に響く。

ドクッ ドクッ ドクッ

でもそれはさっきまでのうるささじゃなくて、今は心地良く感じる。

きっと彼の心臓の音のリズムと一緒だから。
.

⏰:09/03/09 23:29 📱:SH903i 🆔:Ue.Y4VLI


#322 [のの子]
 
一定のリズムでも普段より早く鳴る2つの心臓。

竜二君も私と同じだ。緊張してるんだよね。

なんでかその時、竜二君が愛しくてたまらなくなった。


「好き‥聡美ちゃんの事好きだから‥だから」

ギュッと力が入る竜二君の腕に包まれている私は、彼の言葉が終わる前に小さな告白をした。


「‥私も好き。」


.

⏰:09/03/09 23:40 📱:SH903i 🆔:Ue.Y4VLI


#323 [かな]
ここに書いちゃって
いいのかな…
いけなかったら
ごめんなさいっっ

この小説だいすきです
がんばっていっぱい
書いてくださーいっw
また見にきます

⏰:09/03/11 23:34 📱:F905i 🆔:WRLXAP7g


#324 [めたぶぅ]
かいて

⏰:09/03/12 13:21 📱:N02A 🆔:H6nvkhTM


#325 [そら]
がんばって
下さい

⏰:09/03/13 15:51 📱:F706i 🆔:qIahsi8w


#326 [のの子]
 
『 好 き 』

私が待ちわびていた言葉。彼に言ってほしいって何度も思ってた言葉。

でも、私も言いたいって何度も思ってた‥


「 私も、竜二君が 」

それに待ってるだけじゃダメだよね。

今やっと言える。

「 好き ‥です。」

.

⏰:09/03/14 00:25 📱:SH903i 🆔:IWB2fMt.


#327 [のの子]
 




ガバッ
「っ!」

竜二君に肩を掴まれ、勢いよく温かかった腕の中から出される。ビックリした私は思わずバッグを落とした。

「‥‥? 竜二君?」

相変わらず私の両肩を掴んだままの竜二君は下を向いて顔が見えない。

もっもしかして私好きって言っちゃいけないとこだったのかな‥?

.

⏰:09/03/14 00:35 📱:SH903i 🆔:IWB2fMt.


#328 [のの子]
 
「竜二君‥どうしたの?」

「‥‥‥‥」


なっなんなのーっ?!

予想外な展開にテンパりだす私。色々考えるけど、竜二君が怒ってんのかどうかも全然わかんないっ!!!

すると、あわわとテンパる私から竜二君の手が離れた。


「あ‥れ?」
.

⏰:09/03/15 23:54 📱:SH903i 🆔:9volzQJQ


#329 [のの子]
 
下を向いていた竜二君の顔は今、ちゃんと私に向いてる。

右手で口元ら辺を隠す竜二君。

でも一目でわかる。

「顔‥赤くなってる?」

「別にっ赤くない。」

そういうと竜二君はムスッとしながら目線を横に流して顔の半分を手で隠す。


「‥ぷっあははっ竜二君が顔赤くなってる〜!」
.

⏰:09/03/16 00:06 📱:SH903i 🆔:QjbSJfXQ


#330 [我輩は匿名である]
気になる

⏰:09/03/17 22:54 📱:W51SA 🆔:TCwxMlSI


#331 [のの子]
 
いつも私をからかっては妖しく笑う竜二君が顔を赤くしてるなんて‥
おかしさもあるけど、なんだか少し嬉しかった。


「なっ!赤くないって。」

「クスクスっ嘘だぁ♪」

「笑うなっ。」

だんだんニヤけてきた口を隠すように笑う。

ポン

「‥ったく、聡美ちゃんはもっと男心をわからなきゃ。」

ヨシヨシと頭を撫でる竜二君。
‥‥‥男心?
.

⏰:09/03/19 16:58 📱:SH903i 🆔:1YjpLlxE


#332 [のの子]
 
「男心って?」

相変わらず私の頭に手を置いたままの竜二君を見上げる。

「ん?そうだなぁ〜。男の子は女の子にからかわれるとなにげ凹むんですよ?」

竜二君の手が邪魔して竜二君の顔が見えない。

「えっじゃさっきの傷ついたの?」

竜二君の顔が見えなくて不安な気持ちが生まれる。

「んー、聡美ちゃんが嬉しそうだったから大丈夫。」

ドキ
.

⏰:09/03/19 17:07 📱:SH903i 🆔:1YjpLlxE


#333 [かな]
楽しみです
がんばってください(^^)

⏰:09/03/21 03:04 📱:F905i 🆔:fEY2PzbA


#334 [のの子]
 
「なっなにそれ〜。別に私は‥」

ブツブツ言いながらぷぅっとほっぺを膨らませる。

「男はプライドが高い生き物なんだよ。」

クシャクシャ
竜二君が笑いながら私の頭を撫で髪が揺れる。

「それに男は不意打ちに弱い。特に好きな女の子からの不意打ちには‥」

ドキ
「ぇっ
「急に好きですっはズルいでしょ。まだ俺言い終わらないうちにさ‥本当やられた。」

.

⏰:09/03/26 13:07 📱:SH903i 🆔:gthFoUQE


#335 [のの子]
 
すると私の頭にあった手がゆっくり離れていく。
手に遮られて見えなかった竜二君の顔が見えた。

そこには優しく笑う竜二君がいた。

「まぁそういうトコも聡美ちゃんの可愛い所なんだけどね。」

ドキ ドキ







「付き合って、俺と。」

.

⏰:09/03/26 13:34 📱:SH903i 🆔:gthFoUQE


#336 [のの子]
 
優しく笑っている目が真っすぐ私を見つめる。

なんだかこのまま竜二君の黒い瞳に吸い込まれてしまいそう。

ドキ ドキ

それほど竜二君の眼差しは熱く、真剣なのだ。

「‥聡美ちゃん?」

っ!!

「あっ私、ぇっと‥」

ドキ ドキ

カァーッ
私ってば竜二君に見とれてた?
.

⏰:09/03/26 19:20 📱:SH903i 🆔:gthFoUQE


#337 [あ―]
おもろいですッ!!

あげxx

⏰:09/03/26 21:13 📱:W54S 🆔:rjPcQpiM


#338 [のの子]
 
恥ずかしくなってつい下を向いたまま黙る私。

でも耳まで真っ赤だから意味ないだろうけど‥

下を向きながらモジモジしていると

「おーい、ご返事いただけますか?」

竜二君が私の前にしゃがんで顔を覗いてきた。

ドキッ


「ん?」

不覚にも竜二君の上目使いにドキッとしてしまった私。
.

⏰:09/04/04 16:10 📱:SH903i 🆔:T2b4e8s6


#339 [のの子]
 
ドキ ドキ

さっきまで私が竜二君を笑っていたのがずっと前みたい。

いつの間にか、いつも通り竜二君のペースになっている。

それに私の返事ぐらいもうわかってるくせに‥
竜二君の意地悪っ。


そんな事を考えながら竜二君を見つめる。

しゃがみ込む竜二君はクスクス笑っていた。
でも、どこか微かに子供がご褒美を貰えるのを待っているような、そんな感じにも見えた。

全くもう‥‥

そういうトコも

ぜーんぶ好きだょっバカ。.

⏰:09/04/04 16:28 📱:SH903i 🆔:T2b4e8s6


#340 [のの子]
 
「竜二君‥」

「ん〜、なぁに?」

「あの‥‥よっよろしくお願いしますっ。」



キュッ

竜二君の暖かい手が私の手を握ってきた。

ドキ ドキ

「うん、こちらこそよろしくお願いします。」

ニコ

そう言って笑う竜二君につられて私も笑った。

.

⏰:09/04/04 18:48 📱:SH903i 🆔:T2b4e8s6


#341 [のの子]
 
桜が咲いた季節から始まった私の恋。

あの時からどれぐらいこんな気持ちにさせられたんだろう。

ずーっと私の心は彼一色、ピンクな気分でした。

これからこうやって2人で幸せな時間を過ごしていける。

嬉しかった。幸せだった。


でもこの時の私は、
まだ何も知らなかった‥
.

⏰:09/04/04 19:10 📱:SH903i 🆔:T2b4e8s6


#342 [かえで]
失礼しますm(_ _x)m

>>1-50
>>51-100
>>101-150
>>151-200
>>201-250
>>251-300
>>301-350

⏰:09/04/04 22:12 📱:re 🆔:ZpfU.p6A


#343 [のの子]
―――――――

「ゴホッゴホッ‥‥」

「ちょっと薬飲んだの?ってか熱は?」

「薬飲んだもん。」

「で、熱は?」

「‥‥‥‥」

「お母さーんっ聡美熱あるってぇ!」

「なっ!そんな事な
「じゃ今すぐ熱計りなさいよ。ん?」

うっ‥‥‥

幸せの次の日、私は風邪が悪化して学校を休むはめになってしまった。

⏰:09/04/05 09:13 📱:SH903i 🆔:CWNiP3pY


#344 [のの子]
 
あの後、竜二君は私の風邪を気遣ってすぐ帰っていった。

せっかく早くバイバイしたのに。今日一日休めば早く治るかなぁ‥

パカッ

モゾモゾとベットに潜り込みながら携帯を開くと着信が1件あった。

あれっ気付かなかったや。

履歴を見るとやっぱり桃子からだった。

⏰:09/04/07 16:32 📱:SH903i 🆔:riIRHagI


#345 [のの子]
 
私の携帯に電話してくるのは桃子ぐらいだからだいたいの予想はついてた。

どうしたんだろ?まだ8時前だけど‥


〜♪〜♪〜♪

「あっもしもし桃子?ゴホッどうしたの?」

「おはようっ聡美ちゃーんっ♪♪」

朝からテンション高いなぁ。
クスッ

「ゴホッゴホッそれで何〜?そうだっ、私風邪悪化して今日休む。」
.

⏰:09/04/07 16:49 📱:SH903i 🆔:riIRHagI


#346 [のの子]
 
「えっつまんなぁい。」

「ごめんねぇ。」

「‥‥‥‥‥‥‥で?」

‥?

「で、って何っ?」

「あぁ〜!ごまかすつもりぃ?ひどぉいっ。」

いやっごまかすって何をっ?!!!

「もう〜‥昨日竜二君と帰ったんでしょう?」

っ!
カァーーー!!
.

⏰:09/04/07 16:57 📱:SH903i 🆔:riIRHagI


#347 [のの子]
 
「なんかあったぁ?♪」

「えっ?!!ゴホッゴホッ‥‥あのぉ‥」

いっ言ってもいいのかな?でも桃子には話したいし‥言っても大丈夫だよね。

「実はねっ!りゅ竜二君と‥‥‥き‥こと‥なったんだ。」

「えっ?聞こえなぁい。」

もう〜!

「だからおっお付き合いっ!することに‥なったのぉ。」
.

⏰:09/04/07 17:05 📱:SH903i 🆔:riIRHagI


#348 [のの子]
 
自分で言ってて恥ずかしくなる。

「本当にぃ?おめでとう〜♪」

「あっありがと。」

「ふ〜ん。そっかそっかぁ♪でも今日会えないのが本当残念〜。色々聞きたいのになぁ‥あっでも竜二君に聞けばいいんだ!なんだぁ〜♪じゃ聡美はゆっくりしててねぇ。また電話するからぁ♪」

「あっ一応まだ誰にも言わないでね?」

「はぁい♪竜二君によろしく伝えといてぇ♪」

ピッ

一方的に話した桃子はさっさと電話を切った。
.

⏰:09/04/07 17:14 📱:SH903i 🆔:riIRHagI


#349 [のの子]
 
「ゴホッゴホッ‥はぁ。」

竜二君によろしくって言ったって私竜二君の連絡先知らないもん。

‥‥‥ってあれ?
連絡先知らないっておかしくない?

ガバッ

ちょっと待って!おかしくないっ?おかしいよねぇ??だって、つっ付き合ってるのに...

ガシッ
頭に手をやる。

もしかして昨日の夢だったり?まさか‥

顔が真っ青になっていくのが自分でもわかる。
.

⏰:09/04/07 17:50 📱:SH903i 🆔:riIRHagI


#350 [のの子]
 
どうしよう‥風邪にやられたのかな?

「あぁ〜なんかどんどん自信なくなってきたぁ。」

もし夢だったら‥
ってか桃子に言っちゃったし!あぁもう〜どうしよう!!

コンコン

「なに独り言言ってんのぉ?ほら、私特製のお粥だよ〜ん♪♪」

桜姉がゆっくりドアを開け入ってきた。手にはおぼんがある。
.

⏰:09/04/07 17:59 📱:SH903i 🆔:riIRHagI


#351 [のの子]
 
桜姉が作ったお粥の良い匂いが部屋に広がる。

「‥ん。ありがと。」

「どういたしましてっ。って何〜熱上がったとか?」

「違うけど‥」

シュンッとする私をみて桜姉がベッドに座る。

「本当に?私今日学校ないからなんかあったら呼んでよ?無理しないでゆっくりしなさい。」

ポンポン

私の頭を撫でとニコッと笑うと部屋から出て行った。
.

⏰:09/04/07 18:08 📱:SH903i 🆔:riIRHagI


#352 [のの子]
 
パク

「おいしい‥」

桜姉の優しい味がした。


―――――――


♪〜♪〜♪〜

「んっ‥‥?」

私‥いつの間に寝ちゃったんだろう?

ムクッとゆっくり起き上がると時計は13時近くになっていた。

ふっと横を見るとお茶碗が片付けられている。

桜姉か‥

♪〜♪〜♪〜

「あっヤバイヤバイ!」

慌てて携帯を開く。

♪〜♪〜♪〜

「えっ誰っ?」

.

⏰:09/04/07 18:22 📱:SH903i 🆔:riIRHagI


#353 [のの子]
 
携帯の画面には知らない番号が映し出されていた。

んー‥出た方がいいかな?

♪〜♪〜♪〜

ずっと鳴り続ける携帯と睨めっこする私。

「あぁもうっ出ますっ!」

ピッ

「もっもしも〜し?」

勢いで出たけどやっぱり最初は腰低くめに‥ね。

「あっもしもし?」

.

⏰:09/04/07 18:33 📱:SH903i 🆔:riIRHagI


#354 [のの子]
 
「出んの遅くない?」

「すっすみません。えーっと‥‥」

この声は確か‥

「もしかしてわかってない?」

ギクッ
「そんな事ないですっないです!」

「ぷっじゃだーれだ?」

たぶんだけど‥でも‥

声を聞いて頭に一人の男の子が浮かぶ。



「あっ彰くん?」
.

⏰:09/04/07 18:45 📱:SH903i 🆔:riIRHagI


#355 [のの子]
 
「へぇ〜すごいな。」

電話の向こうからクスクス笑い声が聞こえる。

「ゴホッなんで彰君が私の番号‥?ってか、えっ本当に彰君なの?」

彰君てこんなキャラだったっけ‥?いつもはツンツンしててあまり話さない感じなのに。

「あぁ悪い、番号聞いたんだ。休んでるみたいだし何してんのかなぁって思ってさ。寝てた?」

「あっうん、ちょっとだけ。でも大丈夫だよ。」
.

⏰:09/04/07 19:01 📱:SH903i 🆔:riIRHagI


#356 [のの子]
 
「そっか‥風邪は大丈夫なの?」

「どうかなぁ。でも薬ちゃんと飲んでるよ。」

急にどうしたんだろ?

いつもと雰囲気の違う彰君に戸惑いながらも、心配してくれているのが伝わってきて自然と笑顔になる。

「彰君こそ大丈夫?何かあったの?」

「ん〜?心配してくれんだ。」

「えっ!だっだって〜。」
.

⏰:09/04/07 19:11 📱:SH903i 🆔:riIRHagI


#357 [のの子]
 
ほのかに顔が熱くなったのを感じる。

「そんな事してると彼氏に怒られるかもよ?」



「えっ?!!知ってるの?ゴホッ」

「大丈夫か?」

「ゴホッゴホッン‥大丈夫。」

「ったく、竜二から言われたんだよ。」

え‥竜二君が?
.

⏰:09/04/07 19:18 📱:SH903i 🆔:riIRHagI


#358 [のの子]
 
「朝会ったら即効言われた。でもまぁとりあえず俺らグループ内だけみたいだけどね。」

「そっそうなんだぁ。」

そっか、竜二君がみんなに言ってくれたんだ‥

えっえへへ♪

つい電話中なのを忘れて顔がニヤける。
もちろん頭の中には竜二君が‥

「お〜いっ!なにヘラヘラしてんだよ。」

.

⏰:09/04/07 19:43 📱:SH903i 🆔:riIRHagI


#359 [のの子]
 
「俺と話してんのにノロケんな。」

ギクッ

「あっあはは〜。‥ごめんなさい。」

電話の向こうの彰君に一人頭を下げる。

「クスッ ‥ってかそろそろ戻るわ。またこうやって電話していい?」

「えっうん、いいけど‥」

.

⏰:09/04/07 19:56 📱:SH903i 🆔:riIRHagI


#360 [のの子]
 
「でも彰君今日いつもと違うね。なんか不思議〜♪」

クスクス笑う。

「何だよ、ダメ?」

「ううんっ学校でもこんな風に話せばいいのになぁってちょっと思って♪」

「えぇっめんどくせー。」

笑いながら会話する私達。

こんなに話すの初めてなのになぁ。不思議‥

私も彰君の事言えないな。
.

⏰:09/04/07 20:11 📱:SH903i 🆔:riIRHagI


#361 [のの子]
 
「じゃマジでそろそろ戻るな。早く風邪治せよ?」

「うん。ありがとう。」

「じゃ〜‥聡美も俺の声聞きたくなったら電話しろよ。またな。」

「っ!いっ今
プーップーップーッ‥

また一方的に切られた。

「最後の最後呼び捨てにした‥コホッ」



彰君て竜二君と同じくらい謎かも。

⏰:09/04/07 20:20 📱:SH903i 🆔:riIRHagI


#362 [みき]
この先どんな展開になるのか凄く楽しみですいっぱい書いてくださいねぇ
応援してますっ

⏰:09/04/08 14:55 📱:F01A 🆔:g.P2ESU2


#363 [のの子]
竜二Side


「俺と聡美ちゃん付き合う事になったから。」


朝いつもと変わらない学校へ向かう道で俺は、彰達一人一人と顔を合わせた順にサラッとこの言葉を言った。

最初は彰。
彰の反応は‥

「へぇ〜。」


そう言った以外アイツは何も聞いてこなかった。

まぁこういう返事だろうって事は予想はついてたけど。
.

⏰:09/04/10 20:33 📱:SH903i 🆔:Zo5.o4bw


#364 []
更新楽しみにしてます

⏰:09/04/13 23:01 📱:N906imyu 🆔:mD1srQf.


#365 [のの子]
 
1番最初に会ったとはいえ初っ端反応薄い奴に当たったな‥

欠伸をする彰を横に俺は小さなため息をつく。

それと同時に昨日の事が少し頭をよぎる。



「‥‥‥‥‥」


でも俺は何も言わなかった。



次に会ったのは旬。

.

⏰:09/04/14 13:28 📱:SH903i 🆔:gQePU0ko


#366 [のの子]
 

「えぇっ??!うそっ!いつからいつから?」

「昨日。」

「昨日!いいなぁ彼女〜♪♪俺もほしーっ♪」

旬は最初は驚いたみたいだけどすぐに自分も彼女がほしいって騒ぎだした。

これはこれでうるさい。


次は博也とフク一緒にだった。


「本当に?そっか、おめでとう。」
.

⏰:09/04/14 13:34 📱:SH903i 🆔:gQePU0ko


#367 [のの子]
 
そう言って微笑んでくれたのはフク。

一方博也は‥

「竜二のどこがいいのかわかんなーい。」

不満そうな顔をして文句を言ってる。

「聡美ちゃんは俺がいいんだって。仕方がないだろ?」

フンッと鼻で笑ってやると博也は悔しそうな顔をしてた。

全く‥まともな反応はフクぐらいだな。

.

⏰:09/04/14 17:28 📱:SH903i 🆔:gQePU0ko


#368 [のの子]
―――――――

「りゅーじくん♪」

「? あぁ桃ちゃんか。どしたの?」

下駄箱に着くと桃ちゃんが1人立っていた。

「今日聡美休みなんだってぇ。寂しいねぇ。」

「えっ休み?」

あの後悪化したんだ。
やっぱ外で話したのまずかったかな‥

「せっかく付き合って最初の学校なのにぃ。」

‥‥

桃ちゃんが満面の笑みで俺を見てくる。

「‥聡美ちゃんから聞いたんだ?」
.

⏰:09/04/14 17:37 📱:SH903i 🆔:gQePU0ko


#369 [のの子]
 
「もちろんっ♪親友だもん♪竜二君こそみんなに言ったんでしょう?手出すなよぉって。」

クスクス笑いながら桃ちゃんは靴を下駄箱に入れる俺の顔を除く。

「手出すなまでは言ってないよ。」

それにたいしてニコッと笑う俺。

「桃、二ノ宮さんがいないからって竜二をイジんなよ。」

フクが桃の頭を掴む。
.

⏰:09/04/14 19:58 📱:SH903i 🆔:gQePU0ko


#370 [のの子]
「ちょっフク〜頭掴まないでよぉ!」

桃ちゃんが暴れだす。

「ほらっ行きますよ。」

そんなの無視のフクはさっさと桃ちゃんを連れて教室に向かっていった。

「あの2人もなんだかんだ仲良いよね。」

旬が俺の隣にきて呟いた。

「そうだな。」


.

⏰:09/04/14 20:09 📱:SH903i 🆔:gQePU0ko


#371 [のの子]
 
旬と歩きだすと彰と博也はもう教室に向かったらしくいなかった。

「そういえば聡美ちゃん休みなんだってね。休み時間に電話でもしてみれば?」

「あぁ〜電話ねぇ‥」

やべっ。番号知らないじゃん俺。

「お前聡美ちゃんの番号知ってんの?」

旬の顔を見ずに聞いてみる。
.

⏰:09/04/14 20:15 📱:SH903i 🆔:gQePU0ko


#372 [のの子]
 
「知ってるよ〜。確か彰以外みんな知ってると思うけど‥って何っ?!消せとか言う気っ?」

旬が驚きながら俺を見る。

「ちげぇよ。」

‥後でフクに聞こう。


「じゃなんでなんでっ?なんでそんな事聞いたの?」

「あーっもう朝からうるさいよ!」

俺は耳を両手で閉じながら教室に入った。
.

⏰:09/04/14 20:22 📱:SH903i 🆔:gQePU0ko


#373 [のの子]
―――――――

聡美ちゃんのいない学校は何かがかけてる感じ。

でも休んだ聡美ちゃんのためにも授業ノートはちゃんと書いた。

帰りコピーして持ってこうかな。

とか考えてる俺。

それにはまず番号ゲットしなきゃだよな。

チラッとフクを見ると携帯のストラップがポケットから出ている。

「あの中に番号が‥」

「何ブツブツ言ってんだぁ西岡?次お前だぞぉ?」
.

⏰:09/04/14 20:29 📱:SH903i 🆔:gQePU0ko


#374 [のの子]
 
「えっ?あぁどこでしたっけ?」

「ったく、8行目から。」

「あぁ‥『そうして私達は――――』」

――――――――

「フクッ!」

「ん?どうした?」

授業が終わってもう昼休み。
みんなが動き出したのと同時に人に紛れながら急いでフクの席に行った。

「実はさ、聡美ちゃんの番号教えてほしいんだけど‥」

「えっ知らなかったの?」

うっ‥

「‥まぁね。」
苦笑いの俺。
.

⏰:09/04/14 20:35 📱:SH903i 🆔:gQePU0ko


#375 [のの子]
 
「竜二の事だからとっくの昔に聞いてると思ってたよ。意外と竜二もマヌケだな。」

ははっと笑うフク。

「それを言うなら聡美ちゃんに言ってくれよ。」

はぁっとため息をつきながらフクの机に寄り掛かる。

「でも似た者同士なんじゃない?ってかメールで番号送るよ。誰かに見られたら面倒だろうし。」

さすがフク、よくわかってる。

「ありがとっ。早めに頼むな。」
.

⏰:09/04/14 23:14 📱:SH903i 🆔:gQePU0ko


#376 [のの子]
 
「了解。」

フクが立ち上がると同時に旬が来た。

「学食行こう〜♪」

「んっあぁ、行くか。」

昼休み中に聡美ちゃんに連絡できるかなぁ‥

そう思いながら携帯と財布を持って俺達は教室を出る。

.

⏰:09/04/15 13:14 📱:SH903i 🆔:g05WhOxw


#377 [サラ]
失礼します
>>1-200
>>201-400
>>401-600

⏰:09/04/16 12:22 📱:D905i 🆔:YDrU4KbU


#378 [のの子]
 
「俺カレー!あとあんパン♪」

旬が学食のおばちゃんにニコニコしながら大きな声で言う。

「俺は〜焼きそばパンとコロッケパンで。」

「俺はスタミナ丼1つ。」

そんな旬を横に静かに話す俺とフク。

「いつも思うけど竜二そんなんでたりんの?」

旬が心配そうな顔で俺の顔を覗き込む。

「お前と違ってパン2つで十分なんです。」

ベーッと舌をだす。

⏰:09/04/16 20:27 📱:SH903i 🆔:xlU44zHY


#379 [のの子]
 
「けど男ならたくさん食うもんじゃん。」

「でも食い過ぎで太りたくないしね〜。」

「そんなの気にして
「あっ博也だ。」

くだらない会話を終わらせたのはフクだった。

フクの視線の先に明らか不機嫌な博也が1人で弁当を食べていた。

俺ら3人共目を合わせる。

なんかあったのか?

「博也、1人?」

「彰は〜?」

⏰:09/04/16 20:35 📱:SH903i 🆔:xlU44zHY


#380 [のの子]
 
自然に博也の周りの席に座る。

「彰ならどっか行ったよ。はぁ‥」

最後にため息って‥

「ふーん。っつかなんで機嫌悪いの?」

俺がコロッケパンをかじりながら話す。

ピタッ
博也の手が止まる。

「「「‥‥‥‥?」」」

と思ったらワナワナと手が震え出した。

「‥携帯なくした。」
.

⏰:09/04/16 20:42 📱:SH903i 🆔:xlU44zHY


#381 [のの子]
 
ボソッと博也が呟いた。

「えっ携帯なくしたの?どこで?」

フクが驚いた顔で博也を見る。

「わかんない。ってか絶対誰かに盗まれたんだよっ!4時間目体育だったし!その後からなくなってるし!あ゛ぁ〜っ超ムカつくっ!!!」

そう博也がデカい声で叫ぶと学食にいた生徒がビクッと振り返る。

「落としたんじゃないの?お前の携帯盗んでも得ないし。」

そんな生徒を余所に旬が言う。

「確かに〜。」

俺もそれに共感する。

⏰:09/04/16 20:52 📱:SH903i 🆔:xlU44zHY


#382 [のの子]
 
「盗まれたのっ!だって俺の携帯たくさん可愛い子の番号入ってるもん。どう考えてもそれ目当てだろ?」

「なんだそれっ。」

フクが呆れてクスクス笑う。

「じゃ仕返しじゃねぇの?人の女に手出したとか。」

「それ有り得るな。」

旬と俺もニヤニヤ笑う。

「お前らなぁ‥ってかそんな事言っていいのかよ?俺の携帯ん中桃ちゃんと聡美ちゃんの番号も入ってんだけど?」
.

⏰:09/04/17 19:12 📱:SH903i 🆔:/xCYCYpA


#383 [のの子]
 
‥聡美ちゃんの番号。

「それでもいいならいいけどさぁ‥嫌なら俺の携帯一緒に探してっ♪」

ニッと笑いながら博也が両手を顔の前で合わせて俺の顔を見る。

「ったく、わかったよ。」

「はぁ‥俺も探すよ。」

フクがため息をつきながら呆れた顔で博也を見る。

「じゃ俺も手伝うよ。」

旬が渋々って感じで続いて博也を見る。

「みんなごめんなぁ♪」
.

⏰:09/04/17 19:22 📱:SH903i 🆔:/xCYCYpA


#384 [のの子]
 
さっきまでの機嫌の悪さはどこへ行ったのか、博也は鼻歌を歌いながら弁当を食べ始める。

「全く、これじゃ彰も強制参加か。」

「だな。」

そんな博也とは逆に呆れ顔の俺達。


♪〜♪〜♪〜

昼飯を食べ終わる頃、俺の携帯が鳴る。

フクからのメールだった。

もちろんメールの内容は聡美ちゃんの番号とメアド。
.

⏰:09/04/19 20:44 📱:SH903i 🆔:v8r6Gi2U


#385 [のの子]
 
フクを見ると普通に博也と携帯の話をしていた。

さりげないの上手いね〜。

ついクスッと笑ってしまった。


授業まで15分あるし、今電話しとこうかな。

「俺さと
「あっ彰〜!こっちこっち♪」

聡美ちゃんに電話するからって立ち上がろうとした瞬間、旬の声の勢いに負ける俺。

旬の目線の先を見ると彰がココアを飲みながら歩いていた。
.

⏰:09/04/19 20:53 📱:SH903i 🆔:v8r6Gi2U


#386 [のの子]
 
「って彰またココア飲んでるし〜!」

旬が笑う。

彰は甘いのが好きでよくココアを飲んでる。

「うるさい。ってか博也、これ。」

ポンッと博也に黒い何かを投げた彰は食堂のパン売場を見つめている。

「うわっあぶねぇな〜。ってこれ‥‥俺の携帯じゃねっ?!!」

「「「‥はぁっ?」」」

博也の手には黒い携帯が握られていた。.

⏰:09/04/19 21:03 📱:SH903i 🆔:v8r6Gi2U


#387 [のの子]
 
バッ

全員で彰を見る。もちろん頭の上には?マーク。

「携帯っ‥なんで?」

博也も驚いてうまく言葉が出ないのか口がパクパクする。

「メロンパンまだあっかなぁ。」

そんな俺らを無視して彰は相変わらずパン売場を目を細めながら見ている。

「彰ってばーっ!」

旬が彰のワイシャツをグイグイ引っ張る。
.

⏰:09/04/20 22:58 📱:SH903i 🆔:RQUgSP8U


#388 [のの子]
 
「ん?何?」

彰がめんどくさそうな顔をしながらやっとこっちを見た。

「だからなんで彰が俺の携帯持ってたのか聞いてんの〜。さっきまで大騒ぎしてたんだぜ? ‥特にいじられた形跡はナシか。」

博也が携帯を開いて中をチェックしながら話す。

「はぁ?お前が図書室に忘れてったんだよ。3時間目の授業図書室だったんだろ?図書委員かなんかの奴がたぶんお前のだからってさっき渡された。」
.

⏰:09/04/20 23:30 📱:SH903i 🆔:RQUgSP8U


#389 [のの子]
 
「えっ?‥あぁ!そうだっそうだっそうだった♪」

博也が笑いながら俺の肩を叩く。

「痛いんですけど。」

「盗まれてないし‥」

「馬鹿だーっ!こいつ馬鹿だー!」

危なく馬鹿な博也の携帯探しに巻き込まれそうだった3人からの痛ーい視線と言葉に博也も苦笑いする。

.

⏰:09/04/23 14:30 📱:SH903i 🆔:pUHMn3pE


#390 [のの子]
 
「ってか俺まだ何も食べてないからパン買ってくるわ。」

そういうと彰はスタスタとパン売り場に行ってしまった。

「この時間でまだ食べてないとか、彰何かしてたのかな?」

旬が不思議そうに彰の背中を見ながら呟く。

確かにほとんどの生徒は昼飯を食べ終わる頃。

‥‥‥‥まっ関係ないか。

「俺聡美ちゃんに電話してくるわっ。」

.

⏰:09/04/23 20:01 📱:SH903i 🆔:pUHMn3pE


#391 [のの子]
 
「うわっうざい発言出ました〜!」

「裏切り者ーっ!」

「いってらっしゃい。」

うるさい博也と旬は無視して、ニコニコ笑うフクを横目に俺は学食を出る。


―――――――


「はぁ‥やっと電話できる。」

屋上で1人携帯をいじりながら聡美ちゃんの事を考える。

「やばい。まずなんて言おう‥」
.

⏰:09/04/23 20:08 📱:SH903i 🆔:pUHMn3pE


#392 [のの子]
 
「んー‥」

ゴロン

ねっころがって青い空を見つめて考える。

なんて言ったら喜ぶかな?

とか考えてたら昨日告白をした時の聡美ちゃんの笑った顔が思い浮かぶ。

クスッ

「なんでもいっか。」

とりあえず声が聞きたい。話したい。

そう思った。

⏰:09/04/23 20:15 📱:SH903i 🆔:pUHMn3pE


#393 [のの子]
 
♪〜♪〜♪


♪〜♪〜♪

「ってでないし‥寝てんのかな?」

ピッ

「ゴホッもっもしもし?」

「あっ聡美ちゃん?竜二だけど‥今大丈夫?」

「えっりゅ竜二君?あっうんうん、大丈夫です。」

クスッ

「そっか。体調大丈夫?」

キレイな青い空から俺は目をそらし、ゆっくり目をつぶる。

⏰:09/04/23 20:24 📱:SH903i 🆔:pUHMn3pE


#394 [のの子]
 
「うーん‥微妙かなぁ。まだちょっと咳が出るんだ。」

電話から聞こえてくる声が目をつぶった俺の瞼に映る聡美ちゃんの顔を鮮明にする。

「熱は?」

「ゴホッまだ少し‥」

「薬は飲んだの?」

「うんっ。」

「なに?今笑ってるでしょ?」

「えっ笑ってないよ?」
.

⏰:09/04/23 20:34 📱:SH903i 🆔:pUHMn3pE


#395 [のの子]
 
「嘘だ。正直に言わないと‥」

「あっちょっとだけ笑いました!」

クスッ
単純だなぁ。

「なんで〜?」

「だって私の体の質問ばっかだから心配してくれてるんだなぁって思って‥それに言う事お姉ちゃんにそっくり。」

クスクス笑い声が聞こえる。

「お姉ちゃん‥」
.

⏰:09/04/24 18:53 📱:SH903i 🆔:05fM6N52


#396 [のの子]
 
「うん。ゴホッ‥あれ?お姉ちゃんいるって言ったっけ?」

一瞬聡美ちゃんじゃない違う顔が頭に浮かんだ。

「あぁ〜‥ってかそれより付き合って次の日に学校休みとか寂しいんですけどぉ。」

「うっごめんなさい。」

「旬達には色々聞かれたし、桃ちゃんは今も色々聞いてこようとするし‥1人じゃキツイよ。早く元気になって。」

「うっうん!あっでもみんなに付き合ってる事言ってくれたんだよね。嬉しかったよ?」
.

⏰:09/04/24 19:02 📱:SH903i 🆔:05fM6N52


#397 [のの子]
 
「まぁね、隠す必要なんてないし。」

「うん。エヘヘ♪」

今聡美ちゃん満面の笑みなんだろうな〜‥
クスッ
ほっぺ触りたい。


「ゴホッゴホッ‥あっそういえば彰君からも電話きたよ?」



‥‥‥‥‥

「えっ‥いつ?」

.

⏰:09/04/24 19:08 📱:SH903i 🆔:05fM6N52


#398 [のの子]
 
俺の目にまた青い空が映る。

‥ガバッ

ねっころがっていた体を起こして携帯の向こう側からの声に集中する。

「10分ぐらい前かな?何かあったの?」

10分前ってさっきじゃん。

「あいつなんだって?」

「別に体調の事聞かれただけだけど‥ゴホッンッでも学校の時よりたくさん喋ってたからビックリしちゃった。」

またクスクス笑う聡美ちゃんをよそに俺は彰の事を考えていた。

⏰:09/04/24 22:50 📱:SH903i 🆔:05fM6N52


#399 [のの子]
 
あいつ聡美ちゃんの番号知らないはずじゃ‥


  「携帯なくした」


っ!
もしかして博也の携帯っ?

そうだ、あいつ博也の携帯で聡美ちゃんの番号知ったな‥

俺が昼飯食べてる間に
電話したって事か。


「うざ。」
.

⏰:09/04/24 22:54 📱:SH903i 🆔:05fM6N52


#400 [のの子]
 
この場に聡美ちゃんがいなくて良かった。
今の俺、すっげぇ嫌な顔してると思う。

「竜二君?」

「あっごめん。‥彼氏の俺より先に他の男と電話するなんて傷つくなぁ。」

聡美ちゃんに気付かれないよういつもの調子で話す。

「えっごめんなさい。」

「じゃ好きって言って。」

「ふぇっ?」

「大好きって言って。」
.

⏰:09/04/24 23:00 📱:SH903i 🆔:05fM6N52


#401 [のの子]
 
「えぇ〜っ。そんな事言って‥まっまた私の事いじめて笑ってるんでしょ?」

聡美ちゃんの弱気の声。

「ふざけてるようで本気で言ってるんだけど?」

それにたいして俺は相変わらず強き。

「‥今1人?回りに誰もいない?」

「いないよ。俺1人。」

「本当にっ?」

「本当。」


「‥‥大好きだよ?」
.

⏰:09/04/26 17:17 📱:SH903i 🆔:lCa8LItU


#402 [のの子]
 
ちっっっちゃな声が微か〜に聞こえた。

クスッ

「ありがと。これでなんとか頑張れるよ。」

うん、更に彰をボコボコにしてやる力が湧いてきたよ。

「もうーっ!恥ずかしいよぉ。」

そんな事なんて知らない聡美ちゃんはブツブツ文句ばっか言ってた。

「はいはい。じゃ俺もう戻るから聡美ちゃんは寝てて。授業のノートはちゃんととっとくからね。」
.

⏰:09/04/26 17:25 📱:SH903i 🆔:lCa8LItU


#403 [のの子]
 
「ぇっありがとう。」

「うん。学校終わったらメールするから。」

「うん、待ってるね。」

聡美ちゃんの声が小さくなったのがわかった。

‥そんな寂しそうな声だされたら切りにくい。

「うん、じゃ〜
「あのっ‥!」



「何?」

.

⏰:09/04/26 20:23 📱:SH903i 🆔:lCa8LItU


#404 [のの子]
 
「あの‥名前で呼ばないのかなぁって、思ったりして。」

「聡美ちゃん。って呼んでるじゃん?」

「いやっそうではなくて〜‥ゴホッさっ‥さとっ聡美とか?」

あぁ〜なるほど。

「呼び捨てって事?」

本当聡美ちゃんと俺の悪戯な心をくすぐる。

「珍しく積極的だねぇ〜。」

クスクス笑う。

⏰:09/04/26 20:29 📱:SH903i 🆔:lCa8LItU


#405 [ト]
待ってます(m)y!

⏰:09/04/28 06:44 📱:W54SA 🆔:RtNXbzRU


#406 [のの子]
 
「だっだって!‥‥だって。」

全く本当可愛いなぁ。

「聡美、もう寝な?俺も戻らなきゃだから。ね?」

あえて自然に呼んでみた。

「ぇっ‥うんっもう寝るっ♪」

さっきとは違って明るい返事が返ってきた。

クス

聡美ちゃんは悪戯心をくすぐるけど、心を温かくしてくれる。
.

⏰:09/04/29 15:56 📱:SH903i 🆔:UilPcjSs


#407 [のの子]
 
「うん、じゃまたメールするから。おやすみ。」

「おやすみなさいっ。」

ピッ





さて、これからどうするか。あいつ‥

「チッ彰の野郎‥」
.

⏰:09/04/29 16:01 📱:SH903i 🆔:UilPcjSs


#408 [のの子]
彰side

「あれ?竜二は?」

俺がメロンパンを買っている間に竜二が消えていた。

「聡美ちゃんに電話だって。ふぁ〜。」

旬が欠伸をする。

「ふーん。」

あいつ電話した事竜二に話すかもなぁ。

そんな事を考えながらメロンパンをガブリと食いつく。

.

⏰:09/04/29 21:01 📱:SH903i 🆔:UilPcjSs


#409 [のの子]
 
「ってか彰飯も食わずに何してたの?」

旬がテーブルに頬杖をしながらかったるそうに聞いてきた。

「んー電話。」

「まさかお前も彼女?」

博也が眉間にシワを寄せて睨んできた。

「ちげーよっ。ってかお前女好きのくせになんで彼女できねぇんだよ!」

.

⏰:09/04/29 21:40 📱:SH903i 🆔:UilPcjSs


#410 [瀬奈]
>>1-200
>>201-400
>>401-600

⏰:09/04/30 12:45 📱:P906i 🆔:Y0h5SPpI


#411 [りんか]
面白いです(´ー`)シ頑張って

⏰:09/04/30 21:58 📱:W61SH 🆔:hpf6d/0E


#412 [のの子]
 
そうつっこむと博也は携帯の待受画面を見してきた。

そこには『LOVE&PEACE』と派手な待ち受け‥

「俺のモットー、LOVE&PEACEだから。一人の女の子にじゃなく全ての女の子に愛をってねぇ♪」

「それが平和に繋がるって?」

博也を横目で見る。

「いや、争いをうむだけだから。」

旬が笑いながら言う。

「ったく、君らにはわかんないんだよ。」

博也が鼻唄歌いながらまた携帯をいじりだす。
.

⏰:09/04/30 22:35 📱:SH903i 🆔:F3ZY37TE


#413 [のの子]
 
結局女好きでタラシって事だろーが‥
って思いながら博也を横にメロンパン食べる。




‥俺は1人の子を愛せれば十分。


クシャ

メロンパンを掴む右手に無意識に力が入ってビニールの潰される音が小さく聞こえた。
.

⏰:09/05/01 23:26 📱:SH903i 🆔:d5a/j6T.


#414 [のの子]
聡美side

「ゴホッ‥暇だなぁ。」

彰君からの不思議な電話の後、布団の中で私はボーッと天井を見つめていた。

ってかお姉ちゃんいないのかな?

買い物にでも行ったのか、1階からは物音が聞こえない。

「つまんなぁい。」

寝返りをうって横向きになると青い空が見えた。
.

⏰:09/05/01 23:48 📱:SH903i 🆔:d5a/j6T.


#415 [のの子]
 
「梅雨も終わりかなぁ‥」

最近晴れが続いてもう夏がそこまで来ているのを感じる。

夏って言ったら夏休みかぁ。あっお祭りとか楽しみだなぁ♪

去年は桃子と行ったけど今年は竜二君と行くのかな?

‥ってかデートするのかな?

いつの間にか私の頭の中はまた竜二君の事でいっぱいになっていた。
.

⏰:09/05/02 14:02 📱:SH903i 🆔:/ycCk.hE


#416 [のの子]
 
♪〜♪〜♪

「ぅわっ!」

ビックリしたぁ‥

不意打ちの電話に驚く私。

パカ

携帯を開くとまた知らない番号だった。

「今度は誰だろ?‥出るか迷うなぁ。」

また知らない番号を見て出るか悩む私を余所に、携帯は鳴り続ける。
.

⏰:09/05/02 20:08 📱:SH903i 🆔:/ycCk.hE


#417 [我輩は匿名である]
あげっP

⏰:09/05/06 15:37 📱:W51SA 🆔:YdDU6nbE


#418 [のの子]
さっきも出たし‥出てみようかなぁ。

携帯を持ちながらうーん、っと目をつぶりながら考える。

ピッ

‥勢いで出てみたり、ね。

「ゴホッもっもしもし?」

「あっ聡美ちゃん?竜二だけど‥今大丈夫?」

ドキッ

「えっりゅ竜二君?あっうんうん、大丈夫です。」

心臓がキュウッと締め付けられる。ドキドキする。

「そっか。体調大丈夫?」
.

⏰:09/05/09 13:22 📱:SH903i 🆔:WfZJ.IgM


#419 [のの子]
 
「うーん‥微妙かなぁ。まだちょっと咳が出るんだ。」

今の心臓の音は風邪とは関係ないだろうな。

「熱は?」

「ゴホッまだ少し‥」

あれ‥

「薬は飲んだの?」

だんだん胸が温かくなる。

「うんっ。」

竜二君が傍にいるわけじゃないのに手を口に添える私。

「なに?今笑ってるでしょ?」

「えっ笑ってないよ?」
.

⏰:09/05/11 20:27 📱:SH903i 🆔:OWH6G2lk


#420 [のの子]
 
平然を装ってるつもりの私だけど内心ギクッとして焦っている。

「嘘だ。正直に言わないと‥」

ぇっいっ言わないと何?

「あっちょっとだけ笑いました!」

右手をあげて白状するとクスッと笑う声が聞こえた。

「なんで〜?」

竜二君のニヤニヤ笑う顔が頭に浮かぶ。

「だって私の体の質問ばっかだから心配してくれてるんだなぁって思って‥それに言う事お姉ちゃんにそっくり。」
.

⏰:09/05/11 20:40 📱:SH903i 🆔:OWH6G2lk


#421 [のの子]
 
‥っとか言って本当は心配してくれてるのが嬉しくて顔がニヤけてたのが本当。

もちろん私の体調について聞いてくるのが朝の桜姉の姿を思い出させたのも本当なんだけどね。

そんな事を考えながらクスクス笑う私。

「お姉ちゃん‥」

竜二君はちょっと困っちゃってるみたいだった。


その後彰君とか色々話をしてあっという間にバイバイの時間に‥
.

⏰:09/05/11 20:54 📱:SH903i 🆔:OWH6G2lk


#422 [のの子]
 
私は暇でも竜二君は授業あるもんね。

「学校終わったらメールするから。」

「うん、待ってるね。」

電話切るのってこんな寂しいんだ‥

好きな人との初めての電話でかかってきた嬉しさと、話す楽しさと、切らなきゃいけない切なさを知った。


「うん、じゃ〜
「あのっ‥!」

.

⏰:09/05/11 21:55 📱:SH903i 🆔:OWH6G2lk


#423 [のの子]
 
あっタイミング悪かったかな‥

「何?」

「あの‥‥」

さっきから竜二君と話してる時にずっと気になっている事があった。

それは 彰君の事。

別に友達だし何もやましい事なんてないけど
けど‥やっぱ気になる。
「聡美」って呼ばれた事が‥

だって竜二君にも一回呼ばれたかなぁぐらいなのに、あんなハッキリ呼ばれたら少しばかりは複雑‥なんて。

「名前で呼ばないのかなぁって、思ったりして。」
.

⏰:09/05/12 22:10 📱:SH903i 🆔:UqJB/vG6


#424 [のの子]
 
遠回しで言うつもりがストレートな言葉がでてきた。

あぁ〜もう下手っぴ!

「聡美ちゃん。って呼んでるじゃん?」

って思ってたら意外に普通の返事が返ってきた。

やっそうだけど!私が言いたいのは〜‥!
りゅっ竜二君てなにげ鈍感なのかもぉ。

「いやっそうではなくて〜‥ゴホッさっ‥さとっ聡美とか?」

自分でも聡美なんて呼ばないからなんだか恥ずかしさと別に照れてしまう。

.

⏰:09/05/12 22:17 📱:SH903i 🆔:UqJB/vG6


#425 [たーこ]
続き見たいです

⏰:09/05/16 01:31 📱:SH905i 🆔:xUFrk7qA


#426 [りン]
>>1-200
>>201-400
>>401-600
>>601-800
>>801-1000

⏰:09/05/18 12:54 📱:P906i 🆔:1u2LwXk2


#427 [のの子]
 

「呼び捨てって事?」

そんな事を知らない竜二君は間を置いてストレートに言ってきた。

ドキッ

そっそうですけど?

「珍しく積極的だねぇ〜。」

カァーッ

クスクス笑う声が聞こえて、熱のせいではない熱さが感じた。


「だっだって!‥‥だって。」

彰君は呼んだんだもん。

私は..竜二君にだって呼んでほしい。

.

⏰:09/05/18 14:10 📱:SH903i 🆔:CGOfBqAc


#428 [のの子]
 
でも‥こんな風に思ってるなんて恥ずかしくて言えないもん。

自然と目線が下に俯いていく。



「聡美、もう寝な?俺も戻らなきゃだから。ね?」

ピクッ!

いっ今聡美って‥

「ぇっ‥うんっもう寝るっ♪」

自分でもわかるくらい顔が明るくなったのがわかる。っていうか、笑顔になった事が。

電話の向こうの意地悪そぉにクスッと笑う小さな声も、今の私には愛しさしか感じない。

.

⏰:09/05/18 14:17 📱:SH903i 🆔:CGOfBqAc


#429 [のの子]
 
「うん、じゃまたメールするから。おやすみ。」

「おやすみなさいっ。」

ピッ




「‥聡美って呼んだぁ〜♪♪呼ばれちゃったぁ!」

バタバタと布団の中で暴れる私。

エヘヘと笑いながらさっきまで竜二君と繋がっていた携帯をギュッと胸にだく。
.

⏰:09/05/18 22:44 📱:SH903i 🆔:CGOfBqAc


#430 [我輩は匿名である]
>>1-50
>>51-100
>>101-150
>>151-200
>>201-250
>>251-300
失礼しましたエ

⏰:09/05/19 15:46 📱:W51SA 🆔:8pHdTFUs


#431 [のの子]
 
バンッ

「バタバタうるさいっ!病人は静かにするっ。‥わかった?」

勢いよく開いたドアに眉間にシワを寄せた桜姉が私を睨んで立っている。

「‥あっあれ〜?いたのぉ?いないかと思ったぁ。」

固まる私を横目に桜姉は

「論文やってんの。本当静かにしてなさいよ?」

と言って部屋から出て行った。
.

⏰:09/05/26 00:01 📱:SH903i 🆔:gHSV6QrA


#432 [のの子]
 
きっ機嫌悪〜。

桜姉は普段は優しいけど怒るとお母さんより恐い‥

「はぁ‥ゴホッ早く学校行きたいなぁ。」

静かな部屋に一人でいると賑やかな学校のあのざわつきが懐かしい。

ふっと目をつぶる。

すると隣に竜二君がいて笑っていた。
私も嬉しくて笑ってる。

あぁ‥会いたい。

そんな事を思いながらいつの間にか私は深い眠りについていた。
.

⏰:09/05/26 09:15 📱:SH903i 🆔:gHSV6QrA


#433 [ЯТ]
>>1-200
>>201-400
>>401-600

⏰:09/05/26 12:35 📱:SO905i 🆔:fIzJeWDw


#434 [のの子]
竜二Side

学食にて―――

「彰、ちょっといい?」


「‥なに?」

満面の笑みの俺を見た途端彰は眉間にシワを寄せてげっと顔をした。

「二人だけで話があるんだけど。」

表情を変えない俺。

「動くのめんどい。」

彰もニコッと笑ってきた。

イラッ

「二人とも笑顔なのに何この空気っ!」

横にいた旬が小さな声でフクに呟く。
.

⏰:09/05/26 18:20 📱:SH903i 🆔:gHSV6QrA


#435 [のの子]
 
「さぁ。」

「二人とも笑顔とか気持ち悪いぞー。イテッ」

フクは俺らの様子を伺いながら、ちゃかす博也の頭を叩いた。


「話すだけだからめんどいとか言わずに来てよ。」

そんな三人を無視して俺は歩きだす。

「話すならここでいいじゃん。」

そう言った彰も足を止めない俺を見てため息をつきながら立ち上がった。
.

⏰:09/05/26 20:24 📱:SH903i 🆔:gHSV6QrA


#436 [のの子]
 
―――――――
キーンコーンカーンコーン‥‥

「予鈴鳴ってるけど授業でなくていいのかよ?」

彰が話し掛けてきた。

「話が終わったらちゃんと出るよ。」

「あっそー。」

学食を出た俺達は屋上に向かっていた。

カチャ

ふわっ

生温い風が流れて髪を揺らす。

⏰:09/05/26 20:31 📱:SH903i 🆔:gHSV6QrA


#437 [のの子]
 
「‥で?屋上まで連れて来て何なの話って?」

彰が風で揺れる髪を軽く押さえながらフェンスに寄り掛かる。

俺はポケットに手を入れて立ったまま彰を見つめた。

「単刀直入に言うよ。お前聡美の事好きなの?」

「はぁ?またそれかよっ。違うって言わなかったっけ?」

彰がため息をつきながら俺を睨む。
.

⏰:09/05/26 20:38 📱:SH903i 🆔:gHSV6QrA


#438 [のの子]
 
「じゃなんで隠れて電話なんかしたんだよ?」

俺は彰から目を離さない。

「あぁ〜やっぱ言っちゃったんだアイツ。言わなきゃいいのに。」

クスクス笑う彰とは逆に俺はイライラしてきていた。

「どういう事か説明しろよ。」

ポケットの中の手に力が入る。

⏰:09/05/26 20:43 📱:SH903i 🆔:gHSV6QrA


#439 [のの子]
 
「‥別に。友達の彼女と仲良くしちゃ悪いの?ってかさっそく束縛とか?」

「っ!お前のはそういうんじゃないだろっ!」

全く悪気のないような発言につい大きな声を出してしまった。



「はぁ‥ゴメン。」

クシャクシャ
冷静になろうと頭をかく。

何怒鳴ってんだよ、俺。格好悪ー‥

「ってかさー」

彰の声が沈黙を破る。

⏰:09/05/26 20:53 📱:SH903i 🆔:gHSV6QrA


#440 [のの子]
 
いつの間にか彰から外れていた目線をまた元に戻す。

彰は俺を冷静な目つきでじっと見つめていた。


「ぶっちゃけお前誰守ってんの?」


「‥は?どういう意味?」

意味がわからない俺は眉間にシワをよせる。

「だぁかぁらーお前は誰守ってんの?」


.

⏰:09/05/26 20:58 📱:SH903i 🆔:gHSV6QrA


#441 [のの子]
 
「ちょっ意味わかんないんだけど?」

見つめ合う俺達。

「だからさぁ、お前は『俺から聡美を守りたい』の?それとも『聡美から俺を守りたい』の?」


‥‥‥‥ドクン

「どういう
「お前ずっと俺から聡美遠ざけてただろ?」

ドクン
.

⏰:09/05/26 23:08 📱:SH903i 🆔:gHSV6QrA


#442 [のの子]
 
「周りも気付かないぐらい上手い具合にやってたけどさ、お前をよく知ってる幼なじみの俺ならすぐ違和感に気付く。」

相変わらず冷静な彰の目を見つめながら、にぎりしめた手に力が入る。

「最初は俺自身別に気にしてなかったし、聡美の事そんだけ好きなのか、とか特に深くは考えなかった。けど俺にだけって事がひっかかってさ‥」

ドクン

「それからお前を観察したよ。聡美に近づくとどうなるかとか?まっその結果がさっきの質問に繋がんだけど。」

⏰:09/05/26 23:54 📱:SH903i 🆔:gHSV6QrA


#443 [のの子]
 
「お前は俺と聡美両方から遠ざけてた。それは近づきすぎたら困る、何かあるって事だろ?」

「違うっ。お前の勘違いだよ。」

やっと俺から出た言葉は微かに焦りを感じる。


「そうとは思えない。聡美には何かあんの?俺に知られたら困る事が?」

ドクン

あの事を思い出す。
思い出したくないあの映像が‥‥

⏰:09/05/27 14:15 📱:SH903i 🆔:xac194ac


#444 [のの子]
 
――――――



『アンタが‥‥‥のに』


『全部俺のせいだ‥』


違う、俺のせいで


―――――――――

カシャン

っ!

「顔色悪いけど大丈夫か?」

顔をあげると彰がフェンスから俺の前にまで歩いて来ていた。

⏰:09/05/27 20:26 📱:SH903i 🆔:xac194ac


#445 [のの子]
 
「あぁ。」

彰の目を見れず、それしか言えなかった。

ポケットから手を出すと、手に汗がビッショリで生温い風が心地良く感じた。

「ふーん‥まぁとりあえず、俺は好きなように動くよ。お前の言う事は聞かないから。じゃっ。」

ポンッ

軽く俺の肩を叩いて彰は横を通り過ぎていく。

⏰:09/05/27 20:33 📱:SH903i 🆔:xac194ac


#446 [のの子]
 
「ちょっと待てっ。そんなの

「お前が納得のいく答えを言わないなら、自分で答えをみつける。‥文句は言わせねぇー。」


振り返りもせず彰は屋上から出ていった。


一人残った俺は呆然と立ちすくむ。

.

⏰:09/05/27 20:38 📱:SH903i 🆔:xac194ac


#447 [のの子]
 
『誰を守りたい』かだって?

「なにも知らないくせに‥なにも‥」


ドサッ
勢い良く床にねっころがる。

なんか気持ち悪い‥
ってか思い出さないようにしてたのに。彰のヤロー。



「二人とも守りたいんだよ、バーカ‥」

.

⏰:09/05/27 20:44 📱:SH903i 🆔:xac194ac


#448 [のの子]
彰Side

竜二のあの顔
やっぱ何か隠してるな‥

「ったく、幼なじみもクソもねーよ。」



竜二とは小学校からずっと一緒でいつも一緒に遊んでた。

中学では一緒につるんで喧嘩したり、その辺の幼なじみよりもお互いをわかってると思ってた。


今でもその気持ちは変わらない。


だからこそ俺はアイツのいつもと違う違和感に気付けたんだ。
.

⏰:09/05/27 20:53 📱:SH903i 🆔:xac194ac


#449 [のの子]
少しつっつけば案外話すと思ったんだけどな〜。

こんなんまで隠すなんて‥

「『あの事』が関係してるって事か‥」

階段を降りていた足を止める。

もしそうなら、聡美はあの事になんか関係してる?

聡美の笑った顔を思い出す。

.

⏰:09/05/27 21:01 📱:SH903i 🆔:xac194ac


#450 [のの子]
 
手っ取り早く全部聡美に話してみたらなんかわかるかも。

全部‥か。


「ははっ‥知られたくなかったんだけどなぁ。」


彼女の笑った顔は純粋そうで、あの事を知った時どんな顔をするんだろう‥

ズキッ

胸に走る痛みを気付いてないように俺はまた歩きだす。
.

⏰:09/05/27 22:39 📱:SH903i 🆔:xac194ac


#451 [のの子]
聡美Side

―――――――

放課後、静かな図書室に私と竜二君は向かい合わせに座っている。

「ん〜‥これでいいのかな?」

「‥うん、あってる。」

「良かったぁ。じゃ数学はもう大丈夫かな♪」

結局2日も休んでしまった私は、約1週間後にある期末テストに向け竜二君に休んでいた分の勉強を教えてもらっていた。

.

⏰:09/05/28 11:39 📱:SH903i 🆔:uqhCEFnI


#452 [のの子]
 
やっと竜二君に会えて嬉しいけど、デートもせずに勉強だなんて‥

それに


「‥聡美?疲れた?」

「ぇっ大丈夫大丈夫っ!ボーッとしちゃっただけ〜。」

ははっと笑うと竜二君はそっか、と微笑んでまたノートに目を写しだした。

そんな彼を見つめる私。


やっぱ元気ないかも‥
.

⏰:09/05/28 23:09 📱:SH903i 🆔:uqhCEFnI


#453 [我輩は匿名である]
すいません

>>1-100
>>101-200
>>201-300
>>301-400
>>401-500

⏰:09/05/28 23:29 📱:D704i 🆔:2v9lmz0g


#454 [のの子]
 
桃子から聞いたけど、私がいない間に竜二君と彰君が喧嘩?したらしい‥

理由は誰も知らないみたいだし、お互い普通にしてるけど‥竜二君はどことなく元気がない。

それなのに勉強教えてもらってる私ってダメな彼女?

でもでもっ!フクには何も触れずにいた方が良いって言われたし。

.

⏰:09/05/29 20:14 📱:SH903i 🆔:lrlVPJJo


#455 [のの子]
 
どうすれば良いんだろう。

心の中にあるモヤモヤをどうにかしたい気持ちはあるけどー‥

グリグリグリ

無意識にシャーペンでノートの端に黒い塊を書いていた。


「勉強飽きちゃった?」

竜二君が頬杖をしながら私を見る。

微笑んでるけど、無理してるんじゃないかって思って逆に切なくなる。

「んー違うよぉ。」
.

⏰:09/05/29 20:22 📱:SH903i 🆔:lrlVPJJo


#456 [のの子]
 
「そう?‥じゃ休憩しよっか。」

ノートや教科書を閉じ始める竜二君。それにつられて私もノートを閉じる。

「あっお菓子食べる?」

私は今朝買ったチョコやクッキーを鞄から出す。

「あーこれ美味しいよね。俺これ好きなんだぁ。」

そう言って竜二君はチョコを口に入れた。

キュン

「わっ私も好き!」

.

⏰:09/05/29 20:28 📱:SH903i 🆔:lrlVPJJo


#457 [のの子]
 
あっ‥大きな声だしちゃった。

「ぷっ‥図書室は静かにしてくださーい。」

クスクス笑う竜二君はいつもの竜二君に感じた。

やっぱいつもの竜二君に戻ってほしいなぁ‥


「彰君と喧嘩したの?」

「ゴホッ何急に?」

.

⏰:09/05/29 20:38 📱:SH903i 🆔:lrlVPJJo


#458 [のの子]
 
「なんか見ててそう感じたから‥」

クッキーをかじりながら竜二君を見ると明らかに焦ってる顔をしていた。

「喧嘩なんかしてないよ。気のせいじゃない?」

そう言うと、チョコを口に入れながらチラッと私の方を見た。

「でも元気ない。」

見つめ返す私。

「そんな事ない。」

「じゃ彰君に聞いちゃうよ?」

「ダメッ!」
.

⏰:09/05/29 20:45 📱:SH903i 🆔:lrlVPJJo


#459 [のの子]
 
「じゃ正直に話して?」

「正直もなにも本当気のせいだから。」

うーっ!
だんだん意地になってきた私。

「じゃ彰君に聞くー!」

「だからダメだって!」

「聞くもん!」

「ダメッ!」

「っ‥なんでダメなの?」

「ダメなもんはダメなのッ!アイツ変な事言うかもだから信用すんな。」

⏰:09/05/29 20:51 📱:SH903i 🆔:lrlVPJJo


#460 [のの子]
 
「あーっそんな事
「二人とも図書室は静かに使いなさいっ!!」


いつの間にか二人して大きな声になっていた私達は、先生に更に大きな声で怒られた。


――――――――

「さっきはゴメンね。」

帰り道、竜二君の横を歩きながら私は謝った。

「あぁ、俺こそゴメンね。」
.

⏰:09/05/29 20:58 📱:SH903i 🆔:lrlVPJJo


#461 [のの子]
 
彼を見つめると赤く染まり出した空を見つめていた。

黒い髪がうっすらと赤く染まって輝いているように見える。

でも、やっぱりその瞳はどこか寂しそう‥

「テスト終わったら夏休みだねっ。」

私も彼が見つめる赤い空を見上げてみる。

キレイ‥

「そうだね。梅雨ももう終わって夏ももうすぐそこだしね。」

ゆっくり二人で歩く。
.

⏰:09/05/31 20:40 📱:SH903i 🆔:1W7Y1T.M


#462 [のの子]
 
「夏休みたくさん遊ぼうね。海とかお祭りとか!あっ花火もしよう?」

無邪気に話す私に竜二君は優しく笑ってくれた。

「そうだね。」

ニコッ
私も笑う。


彰君と何かあったのかもしれない。でもどうしてそうなったかを知りたかったわけじゃない。

笑ってほしかった。

どこか寂しそうで、元気がないなら私がその溝を埋めてあげる。
.

⏰:09/06/01 00:36 📱:SH903i 🆔:9LPBm0VM


#463 [のの子]
 
話したくないなら聞かないようにする。

寂しいなら隣にいるよ。

不安ならたくさん励ましてあげる。

いつもみたく笑えないなら笑えるまで待つよ。

だって私は竜二君の彼女だから。


「あっ一番星だよ!」

薄暗くなりだした向こうの空に小さな星が輝いていた。

⏰:09/06/01 22:37 📱:SH903i 🆔:9LPBm0VM


#464 [のの子]
 
「本当だ。一番星なんて久しぶりに見たかも。」

小さく光る星を見つめながら竜二君が笑った。



「なんか時間がゆっくり感じるね。こういうの好き。」

「そう?」

「うん、ゆっくりな時間て幸せを長く感じれるから好き‥」


フッ
‥?

私の左手に温かい手が触れる。

⏰:09/06/02 19:13 📱:SH903i 🆔:3bzfntWc


#465 [のの子]
 
カァーッ

目をつぶって空を見上げる彼の右手は、私の左手を優しく握っていた。

彼を横目で見ながらも私はまた空に視線を戻す。

ってかはっ恥ずかしく見てられない‥


「はぁ〜っ」



大きなため息をついたのは隣にいる彼から聞こえてきた。

⏰:09/06/02 19:22 📱:SH903i 🆔:3bzfntWc


#466 [のの子]
 
ギュッ
それと同時に繋がっている手に何かの合図みたく力が入ったのがわかった。

「ア゛ァーーーー!!!!!!」
ビクッ!!

まっまさかの発狂っ?

まるで気合いを入れるかのように竜二君は急に大声を出した。

「りゅっ竜二くん?」

完全にビビッちゃった私は違う意味で手に力が入る。

.

⏰:09/06/02 19:28 📱:SH903i 🆔:3bzfntWc


#467 [のの子]
 
「ぷっはははっゴメン‥!」

と思ったら今度は笑い出す竜二君。

なっなんなの〜?

呆然と見つめる私だったけど、竜二君が笑う顔はさっきまでとは違ういつもの顔に戻ってた。

「ははっ‥あぁ〜スッキリしたかも。もう大丈夫だよ。」

そう言って私を見つめる彼の瞳は、何か吹っ切れたのか真っ直ぐと私に向けられていた。
.

⏰:09/06/02 19:35 📱:SH903i 🆔:3bzfntWc


#468 [のの子]
 
「‥うん。」

それしか言えなかった。

でも彼の手から、私の手からお互いの気持ちは伝わったと思う。


もう大丈夫、って。


――――

「ってか聡美の手フニフニして気持ちいいね。」

いつもの妖しい笑顔でニコニコしながら私の手をニギニギと握る彼に、私は顔を真っ赤にする。

全く大丈夫じゃなーいっ!

そう思いながら私達はゆっくり並んで帰って行った。
.

⏰:09/06/02 19:44 📱:SH903i 🆔:3bzfntWc


#469 [のの子]
 
――――――

「最近帰り遅くない?」

お風呂から出て水を飲もうとしてる私に桜姉が話しかけてきた。

「放課後テスト勉強してて‥」

「お母さん言ってたよ〜。隣のおばさんに娘さん彼氏できたんですねって言われたって。」

「えっ!!」

いっいつ見られたんだろ。

静かにソファーに座っている桜姉の隣に座る。

⏰:09/06/03 17:38 📱:SH903i 🆔:85f4pLSM


#470 [のの子]
 
桜姉は雑誌をペラペラめくってこっちを見ない。

私に言わす気か‥

「あのねっ実は私、彼氏ができました。」

「‥へぇ。いつ?」

「この前から。」

「前話してた子?」

「うんっ。」

「遊ばれてない?」

「うん。優しい人っ♪」

エヘヘと笑うとチラッと桜姉が横目でみてきた。

⏰:09/06/03 17:44 📱:SH903i 🆔:85f4pLSM


#471 [のの子]
 
「隠しててゴメンね。初めてだから話すの恥ずかしくて‥」

もちろん本当の気持ち。
なんて言えばいいのかとか、タイミングがわからなかったのだ。

「‥‥もぅーっ早く言いなさいよねぇ!」

ガバッ

「ぅわっ!」

急に飛び付いてきた桜姉。

「で、何っ?どっちから告ったのよ?」
.

⏰:09/06/03 17:49 📱:SH903i 🆔:85f4pLSM


#472 [のの子]
 
「えぇ〜っ!恥ずかしいから言わないっ!」

さっ桜姉さっきまでと違って目がキラキラ輝いている‥

「あーっ相談にのってあげた姉にその態度は何よ〜!あっお母さーん!聡美やっぱ彼氏できたんだってぇ!!」

2階にいるお母さんに聞こえるよう大きな声で、ってかわざとらしく桜姉がお母さんを呼んだ。

「ちょっと〜‥」

バタバタ階段を降りてくる音。

はぁ〜‥2対1じゃ勝てそうにないな。

⏰:09/06/03 17:54 📱:SH903i 🆔:85f4pLSM


#473 [のの子]
 
その後二人に質問攻めにされた私。

全く‥っとか言いつつちょっと嬉しかったり。


――――――

「おはよ。」

家からそんな遠くない小さな公園が、いつの間にか竜二君との待ち合わせ場所になっていた。

「おはよう。今日は雨降るらしいよ?」

小さな折りたたみ傘を見せながら二人並んで歩きだす。
.

⏰:09/06/03 20:13 📱:SH903i 🆔:85f4pLSM


#474 [のの子]
 
「傘持ってきた?」

「んーん、持ってきてない。」

やっぱり。明らか竜二君の手には軽そう鞄しかないもんね。

「だって聡美の傘一緒に入ればいいし。こうやって‥」

グイッ

ドキッ

手を引っ張られ引き寄せらると竜二君の顔が目の前に‥

「ねっ?」

カァーッ
「ちっ近すぎないかな?」

⏰:09/06/03 20:18 📱:SH903i 🆔:85f4pLSM


#475 [のの子]
 
ぅわわーっ無理無理っ!

「だって濡れちゃうじゃん。」

妖しく笑う竜二君の手が私の手に絡み付く。

「でもまだ雨降ってないし‥」

顔を真っ赤にした私は俯くしかなかった。


「ぷっじゃ今はこれくらい?」

そういって私の手をキュッと握る。
.

⏰:09/06/03 20:24 📱:SH903i 🆔:85f4pLSM


#476 [のの子]
 
ドキッ

「うっうん。」

「じゃ行きますか。」

ゆっくり歩き出した私達。

手を繋いで登校なんて一年の頃の私からしてみれば夢みたい。

この前まで一人で歩いていたのだと思うと、少し不思議な感じ。今は全く違う道に感じる。

‥あっこんなとこにも幸せ感じるんだ。

そう思うと口元がニヤける。

⏰:09/06/03 20:30 📱:SH903i 🆔:85f4pLSM


#477 [のの子]
 
あっという間に他の生徒達の姿がチラホラ見える。

だいたいの子はチラッとこっちを見てくる。

ここ何日かで私と竜二君が付き合う事になった話はあっという間に皆に知れ渡っていた。

でも実際見ると意外なカップルだからか一瞬驚いた顔をするのを私は見逃さなかった。

なんでかわからないけど、すみませんって気分。


「りゅーじっ。」

.

⏰:09/06/03 20:36 📱:SH903i 🆔:85f4pLSM


#478 [のの子]
 
二人して振り向くとそこには彰君が

「お前‥」

「聡美もおはよ。」

「ぇっ彰君?どうしたのその髪?」

彰君の赤っぽくて少し長めの髪の毛が、短くなって綺麗な明るい茶色になっていた。

うん、カッコイイ。ってか雰囲気変わるなぁ。

「ちょっと気合いいれてみた。」



「へーっテスト頑張るんだぁ。そりゃ楽しみだね。」

竜二君がニッコリ笑う。
.

⏰:09/06/03 20:53 📱:SH903i 🆔:85f4pLSM


#479 [のの子]
 
「お前はバカか。お前が素直に話さないから答えみつけるためになぁ
「はいはい、朝からぐちぐちやめくんないバーカ。」
「てンめぇ〜‥」

二人が小さな声でニコニコ笑いながら話してるのを見て私も

「テスト頑張ろうねぇ。」

なんてニコニコ笑う。


「‥ったく、バカばっかだな。」

ポンポン
そう言って彰君が笑いながら優しく私の頭を撫でた。
.

⏰:09/06/03 21:08 📱:SH903i 🆔:85f4pLSM


#480 [のの子]
 
ドキッ

不覚にも私の心臓がときめいてしまった。

「触んないでくんない?」

竜二君が彰君の手を掴んで私から引き離す。

「触りたいって思ったから触っただけだし。そんな怒るなよ?」

ムスッとする竜二君とは逆に彰君は笑っていて何か余裕を感じられた。

「‥? ねぇ、学校遅刻しちゃうし行こう?」

よくわからないけど、とにかくその場の空気を変えようと思った。

⏰:09/06/03 21:18 📱:SH903i 🆔:85f4pLSM


#481 [のの子]
 
それから二人は私を間に挟みながら、よくわからない事でいちいちムスッとしたりグチグチ言ってた。

竜二君もだけど彰君のクールなイメージがどんどん変わってくなぁ‥

チラッと彰君を見ると目が合った。

「‥なに?」

「ぇっあっ彰君何かいっぱい話すようになったね!前はちょっとだけ無口だったから。」
.

⏰:09/06/05 17:22 📱:SH903i 🆔:5g4C1Fz.


#482 [のの子]
 
「ぷっ無口だって‥」

竜二君が小さく笑ったのを無視する彰君。

「ってか俺そんな無口じゃないから。中学の時とかは普通に話してたんだけど‥今女苦手になってさ、あんま女の前じゃ話さないようにしてんだよね。」

へぇ‥

「でもなんで急に話すようになったの?」

首をかしげる私を見て彰君がふっと笑った。


「気になる奴見つけたんだよ、俺。」

.

⏰:09/06/05 20:41 📱:SH903i 🆔:5g4C1Fz.


#483 [のの子]
 
ははっと笑った彰君の笑顔は16歳の男の子の顔だった。

あっ‥こんな顔もするんだ。

「気になる子って
「聡美、遅刻するからおいでっ。」

グイッ

「きゃっ」

竜二君が急に肩をひっぱるもんだから足がよろけて前のめりに

こっこける!

⏰:09/06/05 21:13 📱:SH903i 🆔:5g4C1Fz.


#484 [のの子]
 
「‥っと。」
「危ねっ。」

こけそうになった私を二人が片手でキャッチしてくれた。

カァーッ

「「おっちょこちょい」」

「すっすみません‥」

その時二人のニヤッと笑った顔はそっくりだった。


――――――

「朝からアツアツの登校ご苦労様〜♪」

なんとか学校にギリギリ間に合った私達を旬君達が笑顔で待っていた。
.

⏰:09/06/05 22:05 📱:SH903i 🆔:5g4C1Fz.


#485 [のの子]
 
「まっ間に合わないかと思った〜!」

息を切らしながらガタンッと椅子に座る。

「彰のせいだからね。」

竜二君も椅子に座りながらフーッと息を整える。

「あれ、彰君も一緒だったんだぁ?」

桃が私のふとももに座ってきた。

「ちょっ暑いよ〜。」

うっすら汗をかく私の上で桃はノートで自分を扇いでいた。

ズルッ‥!

「幸せ絶頂なんだからこれぐらいでグダグダ言わないのぉ♪」

.

⏰:09/06/06 20:18 📱:SH903i 🆔:8kxa1Po6


#486 [我輩は匿名である]
あげx

⏰:09/06/08 23:55 📱:W51SA 🆔:5BIv/CUo


#487 [のの子]
 
「そうそう〜恋人のいない俺らから見たら二人羨ましくてたまんねーし。」

旬君まで竜二君の机に座ってノートで顔を扇ぎだす。

「「ねーっ!」」

そろってニッコリ笑う二人。

きっ気まずい‥!

苦笑いする私とは逆に、竜二君は

「ぢゃー恋人つくれば?」

そう笑顔で言った。

.

⏰:09/06/10 22:08 📱:SH903i 🆔:ZqzVEfy6


#488 [のの子]
 
し〜〜ん


‥‥‥‥


「うっうぜー!!コイツ前よりうざくなってるー!」
「ちょっ聡美なんか今のひどくない?ひどいよねっ?もう桃泣くー!!」

桃に肩を揺さ振られガクンガクン揺れる私。

竜二君は一気にギャーギャー騒ぎだした二人を見てクスクス笑ってる。

また人からかって楽しんでんだからー!

.

⏰:09/06/10 22:19 📱:SH903i 🆔:ZqzVEfy6


#489 [のの子]
 
桃に肩を揺さ振られ気が遠くなる私に救いの手が‥

「お前ら席つけー。」

先生の登場によってその場どうにかおさまった。

―――――――


「恋人なんてそう簡単に作れないよねぇ?」

「うーん‥まず桃が好きな人いなきゃ無理じゃないかなぁ?」

体育の授業中ちゃんとやってるふりをして話す私達。

ちなみに授業内容はハードル。

他の生徒が走るのを見ながらつったてるだけ‥

先生ゴメンね。
.

⏰:09/06/10 22:28 📱:SH903i 🆔:ZqzVEfy6


#490 [のの子]
 
「好きな人かぁ‥」

はぁっとため息をつくと桃は座り込んで地面を見つめる。
その姿は女の私から見ても可愛く見えた。

「でっでもさ!あのー恋愛初心者の私が言うのも変なんだけど、桃ならモテるし好きな人できてもすぐ付き合えるよ!まずはゆっくり相手をみつければいいんだって。ね?」

落ち込んでる桃に慌ててフォローをいれる私。

「んー‥桃好きな人ならいるよぉ?」
.

⏰:09/06/10 22:39 📱:SH903i 🆔:ZqzVEfy6


#491 [のの子]
 

えっ‥?

「えっ?いるの?好きな人‥」

「うん。あれぇ言ってなかったっけぇ?」

桃が首を傾げて私を見上げる。

いやいやっ!そんな可愛い顔されても好きな人のすの字も聞いた事ないからっ!

「聞いてなーいっ!誰誰?私の知ってる人?」

私もすかさず桃の隣に座り込む。

「えぇー‥うん。まぁ知ってる人ぉ。」

.

⏰:09/06/10 22:45 📱:SH903i 🆔:ZqzVEfy6


#492 [のの子]
 
だっ誰ー!!
桃が好きになる人なんて想像つかないっ。

「誰‥?」

さっきより小さな声で聞く。

「んっとねぇー」

遠くを見つめる桃の目線の先には



「フク。」



.

⏰:09/06/10 22:48 📱:SH903i 🆔:ZqzVEfy6


#493 [のの子]
 
校庭のはじでハードルをやる女子だけど、男子は校庭の真ん中サッカーをやっていた。


「フッフクかぁ〜!」

驚いた。
驚いたけど、納得できた。

確かに桃はフクと一緒にいる率が高いし、フクは桃の世話役みたく二人は仲が良い。

そっか‥桃はフクが好きだったんだね。
.

⏰:09/06/10 22:56 📱:SH903i 🆔:ZqzVEfy6


#494 [のの子]
 
クラスの男子達とふざけあいながらサッカーをするフクを見つめる私達。

「ははっビックリしたぁ?」

「え〜っ。そりゃ驚いたけど、言われてみたらなんか納得できるかも。ってかいつから?」

「一年生の最後ぐらいから。」

「へぇ〜長いじゃん。ねぇフクのどこが好き?」

ニヤつく私を見て笑う桃。

「優しいとこ。フクって他の男とは違うんだよねぇ。」
.

⏰:09/06/11 14:30 📱:SH903i 🆔:NtUxQ0tY


#495 [のの子]
 
「桃に近づいてくる男の子ってみんな下心あんの。そんな桃を守ってくれてるのがフク。」

ふふっと笑う桃の横顔は恋をしてる女の子で、可愛かった。

私も竜二君の事を想う時、こんな顔してるのかな?

「‥告白とか考えてないの?」

私から見たらフクも桃の事好きそうだけど。

「考えた事あるけどぉ‥フク好きな人いるんだってぇ。」

「えっ!うそ!」

そんな話聞いた事ない。
.

⏰:09/06/11 19:56 📱:SH903i 🆔:NtUxQ0tY


#496 [のの子]
 
「本当ぉ。ずっと見てたら気付いちゃったぁ♪」

微笑む桃の顔はさっきとは違ってどことなく寂しそうだった。

「‥誰か聞いてもいい?」

「ダメーッ♪秘密なの。桃がフクを好きな事も、フクが誰を好きなのかも‥秘密っ♪」

秘密‥

好きな人と両想いになれた私。
好きな人と結ばれない桃。

なんだかキュッと胸が痛んだ。

⏰:09/06/11 20:03 📱:SH903i 🆔:NtUxQ0tY


#497 [のの子]
 
「だから正直聡美が羨ましい〜!‥けど桃も今幸せだからいいの♪フクの隣にいられればいいんだぁ♪」

スッと立ち上がる桃。

「桃‥」
「フクーッ♪シュートきめてぇ!」

ピョンピョンとジャンプしながら手を振る桃の先にはフクが笑っていた。

「お前はちゃんとやれーっ!」

そう言うとフクはボールをとりに走り出す。


桃の意外な一面を知って切ないけど、桃が笑っているなら大丈夫だって思った。

⏰:09/06/11 20:14 📱:SH903i 🆔:NtUxQ0tY


#498 [のの子]
 
私も立ち上がると桃に抱き着く。

「なんかあったら言ってね?私は桃大好きだから!」

「‥ぷっありがとぉ♪」

桃もギューッと抱きしめてくれた。


「あっコラッ!お前らちゃんとやれっ!」

ビクッ!

先生に怒られた私達は慌ててハードルの列に並ぶ。

手を繋いで‥

.

⏰:09/06/11 20:19 📱:SH903i 🆔:NtUxQ0tY


#499 [のの子]
 
「いっ痛〜い。」

膝をさする私。

運動音痴な私はハードルに膝をぶつけて大きな痣が出来た。

「おっきー痣とかウケる〜♪」

そんな私を見て笑う桃。

「ちょっと休憩〜。」

もう少しで授業も終わるし端っこで座り込む。

桃は他の女の子達とハードルを片付け出していた。

そういえば竜二君どこだろ?

男子の方をジッと見ているとすぐに竜二君を見つけた。

旬君と話しながら腕をのばしながら笑っていた。

‥カッコイイ

.

⏰:09/06/11 20:29 📱:SH903i 🆔:NtUxQ0tY


#500 [我輩は匿名である]
>>460-500

⏰:09/06/11 23:38 📱:SH902i 🆔:eUKVkPtg


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