ギンリョウソウ
最新 最初 🆕
#722 [○○&◆.x/9qDRof2]
「わたしの、このナリ、気にならないの?」
「いえ別に」
「そう.......どうしてここにいるの?」

「アナタには関係ない事でしょう」
「.......そうだね」

彼女にはそう言ったけれど、本当はぼくにも何故自分がここにいるのかわからなかった。ここ最近、毎日のように気付いたらこの場所に来ているんだ。そして何をするでもなく、ただ黙って長い時間ベンチに座り続けている。たまに星を眺めたりして。だが、今日はいつもとは少し違う。ひとりの少女がぼくの隣に座ってあれやこれや話し掛けてくる。邪険に扱っているように思われているだろうけど、決して不快ではなかった。

時折、少女が見せるふんわりとした笑顔が、腫れているのにも関わらず、不覚にも可愛らしく見えたんだ。

「.......わたし、もう行かないと。帰りを待つ人がいるの」

 どのくらいの時間が経っただろう。少女の話にただ相槌を打つだけだったぼくは、その言葉にもまた相槌を打った。

「僕もそろそろ帰ろう」

少女が居なくなり、静まり返った空き地にはぼくの声が寂しく響いた。翌日、ぼくはまたひとり、いつもの空き地のベンチに座っていた。しばらくして昨日の少女がこちらにやってくるのが見えた。

「また来ちゃった。今日もいると思ったんだ」

今日はちゃんと靴を履いているようだ。少女の顔は昨日と比べて随分と腫れがひいていた。ぼくの隣に座った少女はまた昨日と同じように色々話し掛けてきた。くだらない話ばかりだったけど、何故かぼくを退屈させなかった。そんな日々が続き、少女と過ごす夜が当たり前の事になっていた。

⏰:22/10/02 19:36 📱:Android 🆔:☆☆☆


#723 [○○&◆.x/9qDRof2]
黒猫の棲むところ
最新 最初 全 🆕
#1 [イリア]


 黒猫の棲むところ


 クロネコノ スムトコロ


>>2
⏰:09/03/22 12:11 📱:W61P 🆔:☆☆☆

#2 [イリア]

>>1-50
>>51-100
>>101-150
>>151-200
>>201-250
>>251-300
>>301-350
>>351-400
>>401-450
>>451-500
>>501-550
>>551-600
>>601-650
>>651-700
>>701-750
>>751-800
>>801-850
>>851-900
>>901-950
>>951-1000

⏰:22/10/02 22:34 📱:Android 🆔:☆☆☆


#724 [○○&◆.x/9qDRof2]
 感想などお待ちしてます(゚∀゚)★
⏰:09/03/22 12:12 📱:W61P 🆔:☆☆☆

#3 [イリア]

『―…雨よ、猫』

あの人の声が、響く。

『雨は好きよ
 雨の音は嫌いだけど』

懐かしい、これは…夢?

『貴方に声をあげる
 生きていくための、声を』
⏰:09/03/22 12:14 📱:W61P

⏰:22/10/02 22:35 📱:Android 🆔:☆☆☆


#725 [○○&◆.x/9qDRof2]
🆔:☆☆☆

#4 [イリア]



第一話: opening


⏰:09/03/22 12:14 📱:W61P 🆔

⏰:22/10/02 22:35 📱:Android 🆔:☆☆☆


#726 [○○&◆.x/9qDRof2]
#5 [イリア]


――…………?


目を開けた。
知らない景色。

空が見える
雨でも降りそうな曇天…

⏰:22/10/02 22:36 📱:Android 🆔:☆☆☆


#727 [○○&◆.x/9qDRof2]
6 [イリア]

「…ん?」

何で空が…

―…ガバッッ!!

体を起こすと、
あちこちに痛みが走った。
⏰:09/03/22 12:16 📱:W61P 🆔:☆☆☆

#7 [イリア]

「痛ったぁ…
てか、どこよここ…
って、キャッッ?!!」

ふと体を見ると、
私の体は血まみれ。

⏰:22/10/02 22:37 📱:Android 🆔:☆☆☆


#728 [○○&◆.x/9qDRof2]
8 [イリア]

「え?え?何?
何でこんなに血が…」


でも、


「体は痛いけど…
それにしちゃ血ですぎ…
これ私の血じゃなくない?」
⏰:09/03/22 12:18 📱:W61P

⏰:22/10/02 22:37 📱:Android 🆔:☆☆☆


#729 [○○&◆.x/9qDRof2]
9 [イリア]

あ、そっかー
これ違う人の血だ!
良かった良かった…なんて

「思えるはずないし!
誰の血だよー気持ち悪っ」

そう言いながら、試しに
左腕の血を拭う。
傷はなかった。
⏰:09/03/22 12:18 📱:W61P 🆔

⏰:22/10/02 22:37 📱:Android 🆔:☆☆☆


#730 [○○&◆.x/9qDRof2]
#10 [イリア]

「何なの本当…
てか、ここどこだよー」

見渡す限りの木、木、木。
林か森か、そのあたりだろう。
林と森の違いなんて
分かんないけど。
⏰:09/03/22 12:18 📱:W61P 🆔:☆☆☆

#11 [イリア]

空を仰ぐ。
さっきは気づかなかったけど
上のほうに崖が見えた。

「あそこから落ちたのかなぁ?
…まさかね、なら死んでるか」

周りには誰もいないので、
もちろん独り言。

⏰:22/10/02 22:38 📱:Android 🆔:☆☆☆


#731 [○○&◆.x/9qDRof2]
⏰:09/03/22 12:19 📱:W61P 🆔:☆☆☆

#12 [イリア]

「とにかく帰ろ…」

私は立ち上がった。
⏰:09/03/22 12:19 📱:W61P 🆔:☆☆☆

#13 [イリア]

あ、ものすごく紹介遅れました。

私の名前は七衣(ナナイ)。
漢数字の七に、衣(コロモ)。
⏰:09/03/22 12:20 📱:W61P 🆔

⏰:22/10/02 22:38 📱:Android 🆔:☆☆☆


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