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#301 [Mr.RabbIts!]
 

「〜いっつ!しみる!しみる!!」
 
「ほい、出来た〜」
 
そう言って絆創膏をペタリと左頬に貼られた。
 
「…なんつー乱暴な消毒の仕方だよ」
 
そう言って文句をたれる俺に、ヒロはふんっと鼻を鳴らす。
 
「ありがたく思いやがれ」
 
くっそ
さっきまで可愛いかったのに
 

⏰:08/05/25 13:45 📱:P704i 🆔:mHUiyxVE


#302 [Mr.RabbIts!]
 

まぁ、でも…
 
「…ありがと、な」
 
あんなに血を見てビビっていたのに、消毒をしてくれたヒロを見たらいつになく素直にお礼の言葉が出てきた。
 
そんな俺をヒロは気持ち悪いものを見る目でしばらく見つめるが、俺がニカっと笑うと突然顔を赤らめた。
 
かわいー…とか思っていると、ヒロは耳まで赤くして言った。
 
「なんだよ!〜っんな見んな!!///」
 

⏰:08/05/25 22:21 📱:P704i 🆔:mHUiyxVE


#303 [Mr.RabbIts!]
 

「いや、可愛いーなと思って」
 
また素直な気持ちが言えた。
そんな俺の言葉に、さらに顔を赤くさせるヒロ。
 
「はっ?!かわい…?///ふっふざけんなっ!!」
 
「ふざけてねーし、真剣だし。だって血が怖くて腰抜かすとか、可愛いすぎだろ…」
 
「な!腰なんか抜かしてねーし!!///」
 
そう言って俺を睨み付ける。
でもどうしても上目使いになり、見つめているようにしか見えない。
 

⏰:08/05/25 22:27 📱:P704i 🆔:mHUiyxVE


#304 [Mr.RabbIts!]
 

「…ソレ、やめろ///」
 
そう言ってヒロの頭の上に手をのせて、視線を遮る。
まだギャアギャア言っているヒロの耳元に、俺はそっと唇を寄せて囁いた。
 
 
「ラブソングなら、俺が書かせてやるよ」
 
耳から唇を離し、ヒロの顔を見ると…見事に真っ赤。
 
なんだか可愛くて、笑ってしまった。
 
するとヒロが不満そうに叫ぶ。
 

⏰:08/05/25 22:33 📱:P704i 🆔:mHUiyxVE


#305 [Mr.RabbIts!]
 

「か、からかうなぁ!!///」
 
「マジだよ、マジ」
 
「じゃあ、何で半笑いなんだよっ!?」
 
「それは、ヒロが可愛いすぎて…」
 
「だあぁーっ!もういい!!」
 
俺の言葉を遮ると、ヒロは俺に背を向けてズンズン歩いていく。
 
「おい、ドコ行くんだよ?」
 
「寝室!ちゃんと歌考える!」
 
俺に背を向けたままそう答えると、ヒロの姿はバタン!と音を立てて寝室の扉の向こうに隠れて見えなくなってしまった。
 

⏰:08/05/25 22:39 📱:P704i 🆔:mHUiyxVE


#306 [Mr.RabbIts!]
 

「んじゃ、俺も歌つくるの手伝って…うお!?」
 
俺がそう言って、ヒロが入っていった寝室に向かおうとしたら、後ろからすごい勢いで引っ張られた。
 
急いで後ろを確認すると、諒が俺の服の首元を掴んでいる。
 
「なんだよ?いてぇだろ!?」
 
「詞はヒロに任せて、雄琉は曲、頼むな?」
 
そう言って微笑む諒に、俺は不満そうに口を尖らせてみせた。
 

⏰:08/05/31 18:53 📱:P704i 🆔:eDX2J.Sc


#307 [Mr.RabbIts!]
 

「じゃあ、寝室で考えるから…」
 
「駄目」
 
諒は俺の言葉に間髪入れずに否定した。
 
「なんでだよ?!」
 
「…ヒロと居たら雄琉、曲どころじゃ無いでしょ?」 
あぁ。俺の魂胆は見え見えってわけね。
 
俺は無言でスタジオにこもることにした。
 

⏰:08/05/31 21:59 📱:P704i 🆔:eDX2J.Sc


#308 [Mr.RabbIts!]
 

ヒロ サイド――
 
 
寝室に入ってから一時間。
 
何を書けばいいのか分からず、ベットに寝転がった。
 
…リバースでの曲なんだから、今までのイメージとかもあるだろうし。
 
「んあーっ!難しい!!」
 
頭が混乱してきた。
だいたいいきなり紙とペン渡されても…
 

⏰:08/06/01 10:22 📱:P704i 🆔:LQvRxPnY


#309 [Mr.RabbIts!]
 

「あ!いいこと思いついたっ」
 
そう叫ぶとベットから勢いよく起き上がって、寝室から出た。
 
寝室から出ると遙と、その膝の上ですっかりご機嫌になったスティンがソファーに腰かけていた。
 
そこに諒もリビングに入ってきた。
 
「どうした?」
 
諒の問い掛けに、ヒロは満面の笑みで返す。
 

⏰:08/06/01 10:27 📱:P704i 🆔:LQvRxPnY


#310 [Mr.RabbIts!]
 

「歌つくるの、やっぱリバースの曲になるわけだし、今までのリバースの曲聴いてみて考えようかなーと思って」
 
一気に用件だけ伝えると、急いでリバースの今までのCDがあるスタジオまで駆けていった。
 
スタジオの扉に手をかけてから、クルリと諒たちの方を振り返って「じゃ、借りるからねー」とだけ言い残してスタジオに入った。
 

⏰:08/06/01 10:32 📱:P704i 🆔:LQvRxPnY


#311 [Mr.RabbIts!]
 

―バタン
 
スタジオの扉が音をたてて閉まって数秒後、遙が「あっ」と短く叫んだ。
 
「なんだ?」
 
諒がそう言って遙の方を向くと、遙は眉を寄せてスタジオの閉まった扉を見つめていた。
 

⏰:08/06/01 21:54 📱:P704i 🆔:LQvRxPnY


#312 [Mr.RabbIts!]
 

「…いや、雄琉もスタジオ入ってるよなーって思って」
 
「あ。」
 
諒も口を開いてスタジオの扉に目を向けた。
 
「…あーぁっ」
 
遙がつまらなそうにそう呟いてスティンをちらっと見ると、またしても不機嫌そうに毛を逆立ててスタジオの方向を睨んでいた。
 

⏰:08/06/01 21:55 📱:P704i 🆔:LQvRxPnY


#313 [Mr.RabbIts!]
 

「「あ。」」
 
スタジオに足を踏み入れて扉が閉まるのと同時に、スタジオ内に視線を配ると、さっき見たばかりの顔があった。
 
「なんだよ♪結局、俺が恋しくなっ…」
 
「お邪魔しましたー」
 
そう言ってスタジオを出ようと扉に手をかけるが、素早く後ろからその手を掴まれる。
 

⏰:08/06/05 00:08 📱:P704i 🆔:lQ7hnIrU


#314 [Mr.RabbIts!]
 

ヒロの頭の中で、寝室で抱き締められたことがフラッシュバックする。
 
「は…///っはんなせっ!(離せっ!)」
 
「いーじゃん。別に」
 
腕を振って抵抗を試みるが、後ろから腕が伸びてきて丸め込まれてしまった。
 
後ろから抱き締められた姿勢に、ヒロの耳は真っ赤に染まっていった。
 

⏰:08/06/05 00:12 📱:P704i 🆔:lQ7hnIrU


#315 []
>>100ー200

⏰:08/06/06 22:28 📱:D904i 🆔:W67FFnvc


#316 []
>>100-200

⏰:08/06/06 22:28 📱:D904i 🆔:W67FFnvc


#317 [Mr.RabbIts!]
 

さん▽
 
アンカ−
あリがとうごさいます!
 
更新遅くなリました
 

⏰:08/06/08 12:04 📱:P704i 🆔:/20noD3s


#318 [Mr.RabbIts!]
 

頭の上から雄琉の低く、甘い声が降ってくる。
 
「…何しに来たんだよ?ヒロ」
 
その声で名前を呼ばれ、ゾクリとする。
 
「////」
 
耳まで真っ赤に染まった俺の反応を見て、クスリと笑うとさらに質問を続ける雄琉。
 
「俺がここに居るって、知ってて来たのかよ?」
 

⏰:08/06/08 12:10 📱:P704i 🆔:/20noD3s


#319 [Mr.RabbIts!]

 
「しっ知らねぇよ!///お前が居るのわかってたら、来るわけな…!」
 
そこまで一気にしゃべると、首筋に違和感が。
 
状況が掴めた時には、雄琉がじゃれるように俺の首筋に顔を埋めていた。
 
「っふぁ、ちょ…っ///」
 
変な感覚にとらわれ、体を懸命にくねらせて、逃れようともがく。
 

⏰:08/06/08 12:16 📱:P704i 🆔:/20noD3s


#320 [Mr.RabbIts!]
 

「…ヒロ」
 
「っん…!ちょっ、いい加減にしっろ!!///」
 
ダンッ!
 
左足のかかとで、思い切り雄琉の足を踏んでやった。 
雄琉は小さくうめくと、俺から少し離れた。
 
「いってぇー…ったく、凶暴なヤツだな」
 
「ううううるせー!!///俺に今後一切近づくなっ!いいな!?」
 

⏰:08/06/08 12:23 📱:P704i 🆔:/20noD3s


#321 [Mr.RabbIts!]

 
「えー」
 
「えーじゃねぇよ!近づいたら噛みつくからなっ」
 
「プッ…犬か、お前は」
 
「〜〜〜〜っ///」
 
ぐあーっ!腹立つ!!
 
「…っか、ホントなにしにきたわけ?此処に。」
 
ふん。
むかつくからシカトしてやろ
 
「……。別にシカトしてもいいけど、襲うよ?」
 
「なっ、はぁっ?!///なんでそーなるんだよっ」
 

⏰:08/06/08 12:29 📱:P704i 🆔:/20noD3s


#322 [Mr.RabbIts!]
 

「んな照れんなって。俺に会いに来たんなら素直になればいいのに…」
 
「だあぁーっ!違ぇよ!!あほかっ///リバースの曲、聴きにきただけだっつーの!」
 
……………。
え?無反応??
 
自然にそらしていた視線を雄琉に向けると…なんだか、あからさまに傷ついた顔してるんですが。
 

⏰:08/06/08 20:58 📱:P704i 🆔:/20noD3s


#323 [Mr.RabbIts!]
 

「…なに。ホントに俺がお前に会いにきたと、思ってたわけ?」
 
俺が軽くバカにしながら聞くと、雄琉は拗ねたように口を尖らせた。
 
「…だってあんな可愛いー反応されたら、そう思うだろ。フツー」
 
っホントにコイツって奴は…
 
「あのなぁ!フツーは男相手に可愛いーなんて感情は抱かねぇの!!」
 
「だってよー…」
 
「だってじゃない!!つか俺ココ使うからお前、出てけ」
 

⏰:08/06/08 21:09 📱:P704i 🆔:/20noD3s


#324 [Mr.RabbIts!]
 

「えー。俺だって作曲…」
 
「つかリバースの曲かけたいから、横でギター弾かれちゃ困る…」
 
二人の意見が噛み合わず、うー…と唸っているとスタジオの扉が勢いよく開いた。
 
二人してそちらに顔を向けると、遙がいつになく真剣な表情でスタジオに駆け込んできた。
 

⏰:08/06/09 23:22 📱:P704i 🆔:xrGfE4cc


#325 [Mr.RabbIts!]
 

その遙の様子を見ると、雄琉は何も言わずヒロの手を取ってスタジオを出ようとした。
しかし、ヒロがその場に踏み止まる。
 
「…なに、なんで出てこうとしてんの?」
 
そう雄琉に問いかけると同時に、後ろでベースが鳴り始めた。
 

⏰:08/06/09 23:25 📱:P704i 🆔:xrGfE4cc


#326 [Mr.RabbIts!]
 

その音の方を振り返ると、遙が夢中になってベースを掻き鳴らしていた。
 
俺が遙に釘付けになっていると、雄琉が再び手を引いてきた。
今度は逆らわずに、スタジオを出た。
 

⏰:08/06/09 23:29 📱:P704i 🆔:xrGfE4cc


#327 [Mr.RabbIts!]
 

「………スゲェ」
 
知らず知らずのうちに呟いた俺の言葉に、雄琉も深く頷いた。
 
「なんか良いフレーズ思い付いたら、いつもあぁだ。…暫くスタジオは遙に占領されたも、同然だな」
 
「なに。ずっとこもる気か?アイツ」
 
「作曲途中で邪魔なんかしよーモンなら、えらいことになるぞ」
 
え、遙ってそんな怖い奴だったわけ…?
 

⏰:08/06/09 23:33 📱:P704i 🆔:xrGfE4cc


#328 [Mr.RabbIts!]
 

雄琉はリビングのソファーにどっかりと腰を下ろした。
 
「さーて。どうすっかなー」
 
いきなり暇になってしまった。
 
…コイツと居るのも嫌だし、てか危険だし。
諒の家事の手伝いでもしてこよーっと。
 
そう考えて諒を探したが、…どこにも居ない。
 
「……なんで…?」
 

⏰:08/06/09 23:38 📱:P704i 🆔:xrGfE4cc


#329 [Mr.RabbIts!]
 

リビングに戻って、呑気にテレビを見ている雄琉に訊ねてみる。
 
「…なぁ、諒は?」
 
すると雄琉は俺をチラっと見ると、ソファーの前にあるテーブルを無言で指さした。
 

⏰:08/06/14 23:45 📱:P704i 🆔:GeGEuw9g


#330 [Mr.RabbIts!]
 

「…………?」
 
テーブルの上には紙切れが。
 
そこには、
 
『コインランドリー行って乾燥かけてくるついでに、買い物もしてくる 諒』
 
と書かれていた。
 

⏰:08/06/14 23:47 📱:P704i 🆔:GeGEuw9g


#331 [Mr.RabbIts!]
 

急いで窓の外を見てみると、ひどい嵐。
 
「諒、大丈夫なのかよ?」
 
荒れ狂う天候を見て不安になり問いかけると、雄琉も少し眉をしかめた。
 
「車だし安全だろーけど。…まぁ、帰りは遅いだろうな」
 

⏰:08/06/14 23:53 📱:P704i 🆔:GeGEuw9g


#332 [Mr.RabbIts!]

 
ちょっと待てよ?
 
遙はずっとスタジオこもってるだろうし。
 
諒は買い物もしてくるっつーし、この嵐だし…
 
ってことは、俺コイツと暫く二人きり…?
 
マジで…?
 

⏰:08/06/14 23:54 📱:P704i 🆔:GeGEuw9g


#333 [ハル]
続ききになる
頑張って下さい

⏰:08/06/15 11:27 📱:911T 🆔:it/aKFyY


#334 [我輩は匿名である]
>>01-50
>>51-100
>>101-150
>>151-200
>>201-250
>>251-300
>>301-350
>>351-400
>>401-450
>>451-500
>>501-550
>>551-600
>>601-650
>>651-700
>>701-750
>>751-800

⏰:08/06/15 13:12 📱:W44K 🆔:TOq/A1Zo


#335 [Mr.RabbIts!]
 

〒ハルさん▽
 
あリがと−ございますっ
 
今から更新しますね.
 
〒匿名さん▽
 
アンカ−どうもです
 
また読んでくださいね
(^Д∩)
 

⏰:08/06/15 20:25 📱:P704i 🆔:jamywmH2


#336 [Mr.RabbIts!]
 

あっ!まだ居るじゃんか!!
俺の味方が…!
 
「そうだよ!!スティン…」
 
「なら、そこで寝てんぞ」
 
雄琉が顎でしゃくった方向に目を向けると、スヤスヤ気持ちよさそうに体を丸めて眠っているスティンの姿が。
 
「ちょ!起きろよ〜スティン〜〜!!」
 
そう言って体を揺さぶってみるが、あいかわらず眠ったままのスティン。
 

⏰:08/06/15 20:31 📱:P704i 🆔:jamywmH2


#337 [Mr.RabbIts!]
 

「そのバカ猫、一度寝るとちょっとやそっとじゃ起きねーぞ」
 
そう言って何故かニヤリとする雄琉に、なんとなく悪寒が走った。
 
「…お、俺寝室で歌詞考えてこよ〜っと……」
 
誰に言うでもなく弱々しく一人呟いて、さっさと寝室に退散しようとした時―… 

⏰:08/06/15 20:36 📱:P704i 🆔:jamywmH2


#338 [Mr.RabbIts!]
 

ピカッ…!!
 
カーテンを開け放してある大きな窓から、一瞬の明るすぎる閃光が部屋に影のみをつくった。
 
「え。なにな…」
 
―ガバッ!
 
状況を把握しようとキョロキョロしていると、後ろから雄琉が覆い被さってきた。
 

⏰:08/06/16 23:42 📱:P704i 🆔:zDWShJ96


#339 [Mr.RabbIts!]
 

「…ちょっ///はなせ…!!」
 
バリバリバリ―!!
 
「うぎゃあぁぁっ!!」
 
雷がどこかに落ちたな〜。
 
てか、あれ?
なにさ『うぎゃあぁぁっ!!』って…
 
イマイチ状況が掴めなかった俺だが、背中の方でカタカタ震えているところをみると、どうやらさっきの叫び声は……雄琉のようだ。
 

⏰:08/06/16 23:47 📱:P704i 🆔:zDWShJ96


#340 [Mr.RabbIts!]
 

「…何、おまえ雷ダメなの?」
 
首だけ振り向いて訊ねると、さらに震えが酷くなる始末。
 
かなりの重症だな…
 
なんてノンキに考えていると、雄琉は俺を見てハッとしたような表情を見せ、俺を突き飛ばした。
 

⏰:08/06/16 23:51 📱:P704i 🆔:zDWShJ96


#341 [Mr.RabbIts!]
 

いきなりだったのでバランスをくずし、少しよろけてしまった。
 
てか、
 
「なんなんだよ?!いきなり突き飛ばしやがって!!」
 
無意識の内に雄琉に掴みかかろうと、手を伸ばしたら雄琉が叫んだ。
 
「ば!バカ!!近寄んなっ!」
 

⏰:08/06/16 23:54 📱:P704i 🆔:zDWShJ96


#342 [Mr.RabbIts!]
 

思わず、手を差し出したままの姿勢で固まる俺。
 
え…触んなって……
今まであんなにベトベトしてきたくせに。
 
なんとなくモヤモヤしていると、雄琉が気付いたのか説明し出した。
 

⏰:08/06/16 23:57 📱:P704i 🆔:zDWShJ96


#343 [Mr.RabbIts!]
 

「…だって、ヒロ。おまえのさ、ソレとそれ。危ないんだって〜」
 
雄琉は『ソレとそれ』と言った時に、中指にしていたゴッツイ感じの指輪と、シルバーのシンプルなピアスを指さした。
 

⏰:08/06/17 00:01 📱:P704i 🆔:Vb..fUz2


#344 [Mr.RabbIts!]
 

俺がなにも言わずに雄琉を見ていると、雄琉は「う〜」とか唸ってモジモジし出した。
 
たぶん恥ずかしさを隠すためだろうと思われるその行動に、自然と口元が緩み堪えきれず吹いてしまった。
 
そんな俺を、拗ねた子供のように唇を尖らせて恐怖で軽く潤んだ瞳で睨む雄琉。
 

⏰:08/06/19 22:39 📱:P704i 🆔:3Tj7q8jg


#345 [Mr.RabbIts!]
 

「…バカにしてんだろ」
 
そう悔しそうに呟く雄琉。
 
「してないよー?」
 
最高にバカにした笑顔を向けてやると、雄琉がなにか言おうと口を開いた。
 
…ピカッ!
 
「ぎゃぁぁあっ!」
 
また稲妻が光り、その場にしゃがみこむ雄琉。
 

⏰:08/06/20 00:15 📱:P704i 🆔:wrN8t1Pg


#346 [Mr.RabbIts!]
 

暫くすると、さっきより激しく雷が落ちる音が響いた。
 
雄琉は顔を青ざめて、言葉さえ発さなくなってしまった。
 
自分より広い肩が小刻みに震えているのを見て、なんとも言えない気持ちになった。
 

⏰:08/06/20 00:18 📱:P704i 🆔:wrN8t1Pg


#347 [Mr.RabbIts!]
 

一つ息を吐くと、先ほど雄琉に指摘された金物の指輪とピアスをそっと外し、机に置いた。
 
雄琉はしゃがみ込んだまま固く目を閉じ、耳を塞いで必死に耐えている。
 
その前に立ち、雄琉の前に静かに膝立ちになった。
 

⏰:08/06/20 00:22 📱:P704i 🆔:wrN8t1Pg


#348 [Mr.RabbIts!]
 

「雄琉」
 
名前を呼ぶとピクリと反応を示した。
どうやら耳を塞いでいる意味は無さそうだ。
 
「…なに」
 
怨めしげに俺を見上げる雄琉の目の前に、先ほどまで指輪をしていた中指を立ててやる。
 

⏰:08/06/20 00:24 📱:P704i 🆔:wrN8t1Pg


#349 [Mr.RabbIts!]
 

「外した…から」
 
「…は?」
 
今度は俺がう〜と唸る。
軽く睨んでみるが、雄琉は意味がわからないらしく、きょとんとしている。
 
「…もう金物付けてないし、だいじょーぶ……だからっ///」
 
なぜこんなに照れているのか、自分自身が一番不思議だ。
 

⏰:08/06/21 13:58 📱:P704i 🆔:lW.mYIec


#350 [Mr.RabbIts!]
 

なんだか不思議な気分になってきた。
 
胸の奥がむずかゆいというか、変に体が芯から火照る感じ。
 
目の前の雄琉と目線がかち合った時、さらにフワフワした感覚に囚われる。
 

⏰:08/06/21 14:01 📱:P704i 🆔:lW.mYIec


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