摂食障害U
最新 最初 🆕
#1 []

摂食障害を読んで頂き
ありがとうございます。
摂食障害の続きとなります。
この話は実話を基にした
フィクションです。
良かったら最後まで
お付き合い下さい。
まだまだ未熟者で誤字脱字
が多いですが頑張ります。
>>2-4
安価、前トピ、感想板

⏰:08/03/01 00:59 📱:SO903i 🆔:SHkYAHoc


#2 []

-安価-
良かったらお使い下さい。

>>1-100
>>101-200
>>201-300
>>301-400
>>401-500
>>501-600
>>601-700
>>701-800
>>801-900
>>901-999

⏰:08/03/01 01:00 📱:SO903i 🆔:SHkYAHoc


#3 []

-前トピ-

この話のTとなります。

bbs1.ryne.jp/r.php/novel-f/5912/

⏰:08/03/01 01:00 📱:SO903i 🆔:SHkYAHoc


#4 []

-感想板-

良かったらご意見・ご感想
・ご指摘下さい。
凄く励みになります。

bbs1.ryne.jp/r.php/novel/2845/

⏰:08/03/01 01:01 📱:SO903i 🆔:SHkYAHoc


#5 []
でも寂しくないよ。

たまにある、

ひとりになりたいとき

物事をゆっくり考え
自分と向き合いたいとき


外に出て、夏空の下
ウチは考えた


いつまで過去にうじうじ
してるんだー、とか

⏰:08/03/01 01:04 📱:SO903i 🆔:SHkYAHoc


#6 []
もう時は流れてるよ、
止まってないよ、とか


そんなことをひとり
ずーっと考えてた


走馬灯のように駆け巡る


逃げたくても、もう
逃げ場がない。


「…はぁ」

⏰:08/03/01 01:06 📱:SO903i 🆔:SHkYAHoc


#7 []
近くの公園のベンチに
座りタバコに火を付ける


直ちゃんと同じ、
マイルドセブン


「…はぁ」


本当はわかんない
ウチの中で何が
引っかかってるのか


わかんないから
もどかしくなるんだ

⏰:08/03/01 01:10 📱:SO903i 🆔:SHkYAHoc


#8 []
さっきの痕が今になり
痛みだす


「ったぁー…」


痛い、ヒリヒリする
痛い、ズキズキする


また痕になるんだろな、

⏰:08/03/01 01:12 📱:SO903i 🆔:SHkYAHoc


#9 []
水膨れができはじめる
前にウチはもっていた
タバコを感覚のない
凍ってカチコチの腕に
押しあてタバコを消した


ジュー…


感覚のない腕は
音だけが大袈裟だった


だけど押し当てたとこが
黒くなっていた

⏰:08/03/01 01:13 📱:SO903i 🆔:SHkYAHoc


#10 []
ブーブーブー…―


ポケットに入れた携帯
が震えだす


ディスプレイに載る
馨という文字


少しにやけた


:俺まじで祐子を幸せにするからな


:ありがとう、
大好きだよ

⏰:08/03/01 01:22 📱:SO903i 🆔:SHkYAHoc


#11 []
そろそろ帰ろうか、…


立ち上がりタバコを捨て
ウチは家路に着いた


傷にガーゼを当て
包帯を巻く


もう何十回もしてるから
ひとりでサッさとする

⏰:08/03/01 01:24 📱:SO903i 🆔:SHkYAHoc


#12 []
痛みが少しでも
治まるようにきつく巻く


その日、ウチは
過去を捨てると決めた


また歩き出す
もう前だけを見たまま


ウチは目の前にいる
馨を追い掛けよう


後ろは見ない、

⏰:08/03/01 01:54 📱:SO903i 🆔:SHkYAHoc


#13 []
それから実家を離れ
またおばあちゃんの
ところに帰りいつもと
変わりない生活を送る


朝起きるとメールを
一件受信していた
お母さんからだった

:東京行っていいよ
その変わり夏休みまでの少しちゃんと学校行くこと

⏰:08/03/01 01:56 📱:SO903i 🆔:SHkYAHoc


#14 []
やったー…、


ウチは喜び、すぐに
馨に電話をかける


「…んー?」


寝起きの馨が電話にでる


「東京行ける」


「え?まじで?!」


馨はすぐ起きた


「まじ嬉しー」


ふたりで喜んだ

⏰:08/03/01 01:57 📱:SO903i 🆔:SHkYAHoc


#15 [まあぽ]
3日間くらい
かけて全て読みましたI
頑張ってくださいね

⏰:08/03/01 07:10 📱:W52P 🆔:5zzatR2M


#16 []

まあぽさん
感想板の方にお返事
書かせて頂きました

⏰:08/03/01 11:27 📱:SO903i 🆔:SHkYAHoc


#17 []
それからはずっと
ふたりで夏休みに会う
話をしていた


もうすぐだね、って
ふたりで笑いながら…


期末テストも終わり
夏休みが始まった。


ウチは長い夏休みを
利用し実家に帰った

⏰:08/03/01 11:30 📱:SO903i 🆔:SHkYAHoc


#18 []
最近休日は実家に
帰ったりしていたから
家族も「あー、居たの」
みたいな扱いだった


それでもそんな環境が
ウチは好きだった


気遣いしなくて済む


それと同時に体重は
増加する一方だった…。

⏰:08/03/01 11:35 📱:SO903i 🆔:SHkYAHoc


#19 []
体重計に乗り体重を計る
と遂に体重は
70手前を向かえていた。


「…ぅわ…いつの間に」


その日を境にウチは
ダイエットを決行
することにした。


いつまで続くかが
問題だが…―

⏰:08/03/01 11:38 📱:SO903i 🆔:SHkYAHoc


#20 []
ダイエット、何を
すればいいんだろう…


中学のときはひたすら
食べなかった


嫌、吐いていた
そして今も吐く


吐けばいいのかな…?
食べなきゃいいのかな?

⏰:08/03/01 13:01 📱:SO903i 🆔:SHkYAHoc


#21 []
でも今のウチに食べない
なんて無謀過ぎる…、


吐く…、しかないのか


ウチは鏡の前に立った


自分が一番気付いてる


広がった骨格
広がった骨盤

⏰:08/03/02 05:25 📱:SO903i 🆔:9Rupl1O.


#22 []
そして昔体育の先生が
話してた

"死"のこと…―


身体の体内が弱り
胃液がなくなっていき
最終的に若くして
亡くなる、と言う発言。


ほんとかどうか
わからないが…。

⏰:08/03/02 05:27 📱:SO903i 🆔:9Rupl1O.


#23 []
それを聞いてもまだ
まだ吐き続けた。


次の日から
食べたらすぐ吐いた


どこにいても吐いた


飲食店でもトイレに行き
家でもトイレに行き、


案の定体重は落ちた。

⏰:08/03/02 05:29 📱:SO903i 🆔:9Rupl1O.


#24 []
「…ぅ…うぇ゙っ…ぅ」


お母さんはウチが吐くの
気付いても何も口出しは
してこなかった…。


それが母の中の優しさ
だったのだろう…―、


体重は3、4日後計ると
65を切っていた。

⏰:08/03/02 05:31 📱:SO903i 🆔:9Rupl1O.


#25 []
「あー…切ってる」


65キロを切り少しだけ
嬉しくなった


会うまでに60キロを
切りたい…―。


体重に嘘を付いてる


でも今は本当のこと
言えないから
いつか笑い話になるとき
ちゃんと言おう

⏰:08/03/02 06:00 📱:SO903i 🆔:9Rupl1O.


#26 []
馨との電話は楽しい

だけど食べて吐くときは
辛かった


顔は涙と鼻水でぐちゃぐちゃになり
息はできなくなる


吐いてるとき後ろに
置いてる携帯が鳴った
ときが一番辛かった

馨は何も知らない。
ウチも馨のこと何も知らない。

⏰:08/03/02 06:04 📱:SO903i 🆔:9Rupl1O.


#27 []
8月に入ったときは
63キロ手前だった。


落ちてはいる、
だがリバウンドする
可能性が高かった


馨に会うまで後2週間
ちょっとになっていた


8月は猛暑ということもあり、何もしなくても
汗をかく

⏰:08/03/02 06:06 📱:SO903i 🆔:9Rupl1O.


#28 []
そこが凄く利点だった


「もうすぐ逢えるね」


ちょうど会う2週間前
馨が言ってきた


「そうだね」


「何も隠し事してない?」


「…す、するわけないよ」


「そっか」

⏰:08/03/02 06:09 📱:SO903i 🆔:9Rupl1O.


#29 []
こんなウチを
信じてくれてる人がいる


忘れちゃいけないんだ
裏切っちゃいけないんだ

馨の気持ち、想い


毎日、毎日吐き続け
2週間ちょっとが経った
ある日
ちょうど体重の針は
60キロを指していた

⏰:08/03/02 06:11 📱:SO903i 🆔:9Rupl1O.


#30 []
「60になってる…」


ウチは胃液が付いた顎を
タオルで拭きながら呟く


久々に見た60ジャスト


これをキープしなくちゃ


馨にもうすぐ会うんだから


その日ウチは買い物に
出かけた

⏰:08/03/02 10:51 📱:SO903i 🆔:9Rupl1O.


#31 []
ずっと目につけていた
ワンピースを買うため


サマーバーゲンで
安くなっていたのもあり
ワンピースとTシャツを
購入した。


久々の買い物で少し
浮かれていた


これ着て会いに行く…―

⏰:08/03/02 10:53 📱:SO903i 🆔:9Rupl1O.


#32 []
会うまで後1週間と
なった頃は緊張と興奮で
食べ物が喉を通らなかった



今のウチにはあり得ない
って思ってたのに…―


毎日乗る体重計。


59と60の間を
いったりきたりしてる

⏰:08/03/02 10:56 📱:SO903i 🆔:9Rupl1O.


#33 []
体重に関して前より
凄く敏感になっていた


馨に会う2、3日前
麻衣と遊ぶことになった


麻衣とは夏休みに入り
会っていない


「あ、痩せたね」


麻衣の一言が嬉しかった


「本当?ありがと」

⏰:08/03/02 10:59 📱:SO903i 🆔:9Rupl1O.


#34 []
「やっぱ恋する女はいいねー」


「麻衣もしてるやん」


麻衣は彼氏と
付き合って長い


「確かに(笑)」


「もうすぐだね」


話題はウチが東京に
行くという話に変わった


「チケットは?」

⏰:08/03/02 11:01 📱:SO903i 🆔:9Rupl1O.


#35 []
「明日買いに行く」


「お金結構かかるんじゃない…?」


「うー…ん。」


何かお母さんに申し訳
なくなってきた


嘘まで付いて…
信じてくれてるのに。


「ま、楽しんできな」

⏰:08/03/02 11:03 📱:SO903i 🆔:9Rupl1O.


#36 []
麻衣は日付が変わる
少し前に帰った


:さっきは聞かなかったけど吐いたりしてない?


麻衣からのメールを
みた瞬間背筋が凍りそうだった


:してないよ


:ならいいけど
ちょっと中学のときの
祐子思い出したからさ

⏰:08/03/02 11:04 📱:SO903i 🆔:9Rupl1O.


#37 []
そっか…、
ウチあのときも麻衣に
心配かけたんだった。


:大丈夫だよ


中学のときから比べたら
別人のようになった


自覚はしている


ただ思考と行動が
一致しないだけ。


ウチはそんなことを
考えながら床についた

⏰:08/03/02 14:31 📱:SO903i 🆔:9Rupl1O.


#38 []
朝早く起き新幹線の
切符を買いに行く


初めてひとりで
東京に行く


緑の窓口に行き並ぶ


周りはサラリーマンや
家族連ればかり


みんな慣れたように
切符を買う

⏰:08/03/02 14:33 📱:SO903i 🆔:9Rupl1O.


#39 []
「どうぞー」


「あの、東京に行きたいんですけど…」


「いつですか?」


「8月…―日です」


「東京何時何分着が
よろしいですか?」


「10時くらいです」


「えーっと…、
指定席と自由席
どちらにしますか?」

⏰:08/03/02 14:36 📱:SO903i 🆔:9Rupl1O.


#40 []
「指定席で…」


「窓側と通路側
どちらがいいですか?」


「窓側で」


「はい、じゃあ
東京10時着の…―
でよろしいでしょうか?」


「はい」


「…――円になります」

⏰:08/03/02 14:38 📱:SO903i 🆔:9Rupl1O.


#41 []
ウチは財布からお金を
出し切符を買った


うわー…嬉しい。

これで逢えるんだもん


馨に電話をかける


「切符買ったよ」


「まじかぁー」


ふたりで喜んだ。
嬉しい、嬉しいよ。

⏰:08/03/02 14:40 📱:SO903i 🆔:9Rupl1O.


#42 [なちゆあん]
見てるよっ
頑張れ〜

⏰:08/03/02 17:41 📱:SH904i 🆔:VhERfNfI


#43 []

なあちゆんさん*
ありがとうございます
頑張って書きます

私情事で申し訳ないん
ですが今日は夜更新
できないかもしれません
ほんとにごめんなさい

⏰:08/03/02 18:42 📱:SO903i 🆔:9Rupl1O.


#44 []

やっぱり少し更新します

⏰:08/03/02 19:02 📱:SO903i 🆔:9Rupl1O.


#45 []
やっと馨に逢える

嬉しくて切符を握り締め
家に帰った


帰ってからもずっと
馨と話してた


切符を写メで撮り送って
ふたりで笑ったり、


凄く幸せな日だった

⏰:08/03/02 19:03 📱:SO903i 🆔:9Rupl1O.


#46 []
一日、一日と過ぎる毎に
嬉しい反面不安にもなる


でも信じよう
信じなきゃね


会う前夜ウチは中々
寝れなかった


興奮して目が覚める


そして馨に電話をかけた


「早く寝ろよー
お前明日早いんだろ?」

⏰:08/03/02 19:06 📱:SO903i 🆔:9Rupl1O.


#47 []
「そうだけど…」


寝れないんだもん


「わかった、寝るね」


と言った頃にはもう
夜中の2時を過ぎていた


よし、寝よう。


ウチはやっと眠りに付いた

⏰:08/03/02 19:07 📱:SO903i 🆔:9Rupl1O.


#48 []
「起きなさーい」


ウチはお母さんに
起こされ飛び起きた


「やばいっ」


急いでお風呂に入り
支度をする


買ったワンピースを着て
家を出た

⏰:08/03/03 01:08 📱:SO903i 🆔:J96xZq2g


#49 []
ひとりでバスに乗り
駅に向かう


麻衣とは数日前から
話を合わせていたから
多分、大丈夫だろう


:行ってらっしゃい
気をつけてね
楽しんできてね


お母さんからのメールを
見ると少し心が痛むが
ウチは新幹線に乗った

⏰:08/03/03 02:19 📱:SO903i 🆔:J96xZq2g


#50 []
帰省ラッシュや
旅行などのピーク
と言うこともあり
新幹線の乗り降りは
激しかった


ウチは外を見たり
ドキドキを抑えるのに
必死だった


今までバーチャルで
しか繋がらなかった人
とやっと逢えるのだ

⏰:08/03/03 02:22 📱:SO903i 🆔:J96xZq2g


#51 []
寂しかった

会いたいときに
会えなくて

辛かった

人に言えなくて

だけど、好きだから
乗り越えられた

掲示板の恋も
ありじゃない?

ぶ厚い壁はあるけど
砕けば、崩せば
乗り越えれば
こっちのものだもん

⏰:08/03/03 02:24 📱:SO903i 🆔:J96xZq2g


#52 []
新幹線での時間は
凄く凄く長く感じた


ずっと携帯の時計と
にらめっこしてた


まだかなぁ…。


:着いたよ。
まだかかりそう?


:うん(>_<)ごめんね


後少しで逢える…―


大好きな愛しい人に

⏰:08/03/03 02:26 📱:SO903i 🆔:J96xZq2g


#53 []
次は東京、東京…―


アナウンスが流れる


ウチは慌てて用意をした


ドキドキドキドキ…―


あー、緊張する
やばいよ、やばいよ


とうとう新幹線が終点の
東京に着いた


「着いたよ?」

⏰:08/03/03 02:28 📱:SO903i 🆔:J96xZq2g


#54 []
「まじで?
じゃあ階段降りて来て
改札んとこいるから」


「わかったー」


ウチは荷物を抱え
階段を降りる


後、少し。後、少し。


改札を出た…―


「あれ?いない」

⏰:08/03/03 02:29 📱:SO903i 🆔:J96xZq2g


#55 []
「どこぉ?」


もう一度電話をかける


「え?…―の前
お前周りに何ある?」


「…―があるよ」


「まじか
違うとこにいるから
今そっちに行く」

⏰:08/03/03 02:30 📱:SO903i 🆔:J96xZq2g


#56 []
ウチらは携帯を繋いだ
ままお互いを探した


さすが東京だ


周りは沢山の人で
中々見つけることが
できなかった


「あ、いたー」


先に馨が言った


「え?どこ?」


ウチは辺りを見回す

⏰:08/03/03 02:34 📱:SO903i 🆔:J96xZq2g


#57 []
「居たーっ」


ウチは携帯を閉じ
馨の元に駆け寄った


「やっと会えたね」


ウチは嬉しくて
でも恥ずかしかった


ふたりで電車に乗り
馨の家に向かった


「何でそっちばっか向くの?」

⏰:08/03/03 02:36 📱:SO903i 🆔:J96xZq2g


#58 []
恥ずかしさの余り
ずっと電車の外を見ていた


「…何か変な感じ
電話と同じ声の人が
隣にいるんだもん」


「ははは
同一人物だし当たり前だろ」


何か夢を見てるみたい


凄くウチ幸せ。

⏰:08/03/03 02:38 📱:SO903i 🆔:J96xZq2g


#59 []
幸せすぎるよ…―。


好きな人が隣にいる


それだけで幸せなんだ


電車はすぐに着き
ウチらは降りた


少しずつ近づく距離。


馨の最寄りに着き
車に乗り家に向かう

⏰:08/03/03 02:40 📱:SO903i 🆔:J96xZq2g


#60 []
家に向かう途中コンビニ
に寄りお昼を買う


あんまり食べたら
ダメだよね…―?


ウチはおにぎりひとつ
にした


「足りんの?」


「大丈夫」


大丈夫、じゃない。
何て言えなかった

⏰:08/03/03 02:42 📱:SO903i 🆔:J96xZq2g


#61 []
家に着き買った
おにぎりを食べた


何かどうしたら
いいのかわかんない


どうしたらいいんだろう


テレビの音だけが
部屋に響き渡る


ご飯を食べ終え、
馨のアルバムを
見ることになった

⏰:08/03/03 02:43 📱:SO903i 🆔:J96xZq2g


#62 []
うわ…、吐きたい

けど我慢しなくちゃ

食べると吐きたくなる
癖がついていた


我慢、我慢、我慢、我慢…―我慢、我慢、我慢。


「アルバム見せてー」


気を散らす


「はいよっ」

⏰:08/03/03 02:45 📱:SO903i 🆔:J96xZq2g


#63 []
「これ結構前?」


ウチが一枚の写真を
指差し聞くと馨は
恥ずかしそうに


「うわっ
それ見るなって」


アルバムを取ろうとすり


「やだ、見せてー」


「まじ無理無理」


取り合いになる

⏰:08/03/03 02:47 📱:SO903i 🆔:J96xZq2g


#64 []
「無理だって」


すると、後ろから
馨がギュッと抱き締めた


うわ…―やばい。


ドキドキが止まらない


ウチはアルバムを返した


改めて好きなんだ、
と強く実感した。

⏰:08/03/03 02:49 📱:SO903i 🆔:J96xZq2g


#65 [なちゆあん]
書かないのお〜?
読みたいなあ

⏰:08/03/08 02:11 📱:SH904i 🆔:N1IMC8/w


#66 [なちゆあん]
あげとく

⏰:08/03/08 02:12 📱:SH904i 🆔:N1IMC8/w


#67 []

なちゆあんさん
あげありがとう
ございます
最近更新できてなくて
ごめんなさい

⏰:08/03/09 17:36 📱:SO903i 🆔:mXRopFis


#68 []
一瞬時が止まったもん

自惚れだけど
ウチ今世界一幸せ者だ
って思ったもん。

すぐに馨とは離れたが
ドキドキが止まらない

久々に胸に激しい
鼓動が走る

「部屋行く?」

⏰:08/03/09 17:39 📱:SO903i 🆔:mXRopFis


#69 []
部屋に入るなり、
馨は自分のベットの上で
寝転びだした


ウチも部屋に入り
ドアの前で立っていた


「…来れば?」


「…うん」


ウチもベット入る

⏰:08/03/09 17:41 📱:SO903i 🆔:mXRopFis


#70 []
ギュッと抱き寄せられ

おでこに…頬に…、
何回もキスをされる

わかってる
だけど気付かない
ふりをした

何回もキスをされ、
恥ずかしいふりをした

ほんとは口付けを
交わそうとしてるくらい
気付いていた。

⏰:08/03/09 19:54 📱:SO903i 🆔:mXRopFis


#71 []
ゆっくり、ゆっくり
口元に近づく

「…んっ」

初めてじゃないのに
戸惑いと緊張感

それから何度も何度も
キスを交した

馨の手がゆっくり
ウチの体を触る

嫌いじゃないけど…、
嫌だった

⏰:08/03/09 23:34 📱:SO903i 🆔:mXRopFis


#72 []
その手を阻止する

「…ダメなの?」

ズルい、その顔と
その声は反則だよ…。

「うん」

「わかった…」

馨は止めた

何か凄く申し訳ない
気がした

「…やっぱり、いいよ」

「大丈夫だから、な?」

⏰:08/03/09 23:35 📱:SO903i 🆔:mXRopFis


#73 [我輩は匿名である]
がんばれぇ(*o>∪<*)o゙"みてるょy

⏰:08/03/12 12:09 📱:W51CA 🆔:pAUsJoMo


#74 []

ありがとうございます

⏰:08/03/13 22:00 📱:SO903i 🆔:IintgAks


#75 []
無理させてるのが
凄くわかるから…―


ウチはもう一度


「‥大丈夫だよ?」


と言った


馨の手がゆっくり
ウチの胸に触れる

⏰:08/03/13 22:03 📱:SO903i 🆔:IintgAks


#76 []
次第に強弱を付ける


そして馨の手が下に
かかろうとする


「…やめて?」


「何でよ‥?」


「それは嫌だ」


ウチは止めた
普通嫌だよね‥
ここまで許しといて

⏰:08/03/15 04:09 📱:SO903i 🆔:g7QKOoTM


#77 []
よく言われる


ウチもわかってるよ


「わかった‥
じゃあ夕飯買いに行く?」


「うん‥」


「あ…ちょっと待って」


馨はいきなりウチを
押し倒し首元にキスをする

⏰:08/03/15 04:13 📱:SO903i 🆔:g7QKOoTM


#78 []
「これで自分のもの」


馨は笑顔で言う


ウチもつられて笑う


「前からそうだよ?」


とウチもキスをする


「これでウチのもの」


ふたりで笑い合った

⏰:08/03/15 04:15 📱:SO903i 🆔:g7QKOoTM


#79 []
幸せだなあ…―ウチ。


それから手を繋ぎ馨の
運転でスーパーに向かう


今日は吐かない。大丈夫
がんばれ、自分。


夕飯の材料を買い、
車に乗る


家路に付きふたりで
台所に立つ

⏰:08/03/15 04:19 📱:SO903i 🆔:g7QKOoTM


#80 []
何か新婚さんみたい。


馨が野菜を切る姿を見て
思わず後ろから抱き締めた


あー…愛しい。大好き。


「どしたぁ?」


「何もないよ」


馨は淡々と野菜を切り
夕飯の支度をする

⏰:08/03/15 04:20 📱:SO903i 🆔:g7QKOoTM


#81 []
ウチは皿を並べたり
お茶を用意する


ご飯が並びふたりで
「いただきます」と
手を合わせ食べる


「おいしいっ」


いつもより何倍も
ご飯が美味しく感じた


いつもならたくさん
食べてお腹いっぱい
なのに食べて食べて…

⏰:08/03/15 05:07 📱:SO903i 🆔:g7QKOoTM


#82 []
止まらないのに今日は
違った


全然違った


お腹がすぐに満腹になる


何でかな…、
何でなんだろう…


好きな人といるから?
多分、そうだよね。


「ごちそうさま」

⏰:08/03/15 05:09 📱:SO903i 🆔:g7QKOoTM


#83 []
「もういらないの?」


「うん、お腹いっぱい
‥馨食べて」


「えー、こんなに?
わかった。置いとき」


えー、とか言いながら
食べてくれる。
そういう優しさが好き


食べ終わり片付けをし
馨の自室に行く

⏰:08/03/16 00:21 📱:SO903i 🆔:IpsEQgOw


#84 []
「お風呂先入るか?」


「わかった」


ウチは先にお風呂に入り
次に馨が入った


ふと思った…―


明日帰るんだなぁ。


馨がお風呂を上がると
急に馨が恋しくなり
抱きついた


「どうした?」

⏰:08/03/16 00:25 📱:SO903i 🆔:IpsEQgOw


#85 []
「‥何もない」


「泣いてんじゃん」


「帰りたくないよ‥」


「まだ時間あるから
泣いたらあかん
考えたら辛くなるから」


遠距離恋愛の辛さ、
寂しさこのときは
まだまだわかって
いなかった

⏰:08/03/16 00:27 📱:SO903i 🆔:IpsEQgOw


#86 []
「‥うん
涙拭いてな?」


馨が持っていたタオルで
ウチの顔を拭いてくれた


「ありがと‥」


「それでさ‥一つ
聞きたいことがある」


「‥え?何…」


一瞬にして空気が
ガラッと変わった

⏰:08/03/16 00:34 📱:SO903i 🆔:IpsEQgOw


#87 []
「祐子はさ何で
自傷行為をするの‥?」


…―
何でなんだろう。


ウチは手首を眺めた


「わかんない‥
…嫌いになる?」


「ならないよ」


「…でも夏半袖
着れないよ?」

⏰:08/03/16 00:44 📱:SO903i 🆔:IpsEQgOw


#88 []
「そんなこと
気にしないから、な?」


「何でするかわからない
気付いたら‥してて」


「…そっか
変なこと聞いてごめんな」


と馨はウチをギュッと
抱きしめてくれた


「また、泣く〜」

⏰:08/03/16 00:46 📱:SO903i 🆔:IpsEQgOw


#89 []
そう言いながら鼻水と
涙でぐちゃぐちゃに
なった顔を拭いてくれた


「‥ありがと」


馨の優しさが嬉しくて
そして切なかった。


キスを交わしそれ以上は
することはなく一夜が明けた


今日帰るんだ…―

⏰:08/03/16 00:48 📱:SO903i 🆔:IpsEQgOw


#90 []
白昼少し前に家を出た


帰りたくないよ
バイバイしたくない


一分でも、一秒でも
長く長く一緒に居たい


電車で駅に向かう


下を向いたら泣く


駅に着き改札口付近で
新幹線が来るのを待つ

⏰:08/03/16 00:51 📱:SO903i 🆔:IpsEQgOw


#91 []
涙、出ないでよ…


「泣いてる‥?」


「大丈夫だよ」


ウチは溢れる涙を
抑えるのでいっぱい
いっぱいだった


次はいつ会えるの?


昨日の今は会ってたね
キスしてたね


辛い、バイバイ嫌だ‥

⏰:08/03/16 00:53 📱:SO903i 🆔:IpsEQgOw


#92 []
「祐子?時間
新幹線来るから…」


「…うん」


握ってた手を離し
改札口に入る


後ろを振り向くと愛しい
人が笑って手を振ってくれた


何で…もっと、ずっと
一緒に居たいよ‥―


新幹線に乗りウチは
周りなんて気にせず泣いた

⏰:08/03/16 00:55 📱:SO903i 🆔:IpsEQgOw


#93 []
泣いても、涙は
止まらなくて…―


今バイバイしたのに
もう会いたくなる‥


声を出して泣いた

周りの人はわかって
くれてたのかな‥?

誰も煩いとか言わなくて
見てもこなかった

⏰:08/03/16 00:56 📱:SO903i 🆔:IpsEQgOw


#94 []
会いたいよ…―


来月会えるかな?


また頑張らなきゃね。


ウチは馨にメールを送る


溢れる涙を堪えて
溢れた涙を拭いて


ありがとう。大好き。
をメールで届けた

⏰:08/03/16 00:58 📱:SO903i 🆔:IpsEQgOw


#95 []
馨からすぐ返事が届く


寂しいのは同じ
会いたいのは同じ


ウチは地元に着き
家に向かうバスに乗る


昨日に戻りたい
何てずーっと思ってた

⏰:08/03/16 02:47 📱:SO903i 🆔:IpsEQgOw


#96 []
「ただいまぁ〜」


家に着くとおばあちゃん
とお母さんが迎えてくれた


「楽しかった?」


「楽しかったよ
じゃあウチ、部屋行く」


部屋に入り電気も
付けずに泣いた


会いたいよぉ…―

⏰:08/03/16 02:50 📱:SO903i 🆔:IpsEQgOw


#97 []
泣き寝入りしてしまい
馨からの電話で起きた


「どうしたの?」


「…嫌、何となく」


「あ…そういや
馨の机の上に紙の束
置いてないー?」


「あ…あるよ?」


「それ、手紙」

⏰:08/03/16 02:52 📱:SO903i 🆔:IpsEQgOw


#98 []
「まじで…?」


「うん」


それからウチは馨に会う
度何かをして帰る
ことにしている…―


馨との電話を終え、
お腹が空きパンを食べる


また、食べるのか…。


昨日は大丈夫だった。

⏰:08/03/16 02:54 📱:SO903i 🆔:IpsEQgOw


#99 []
なのにまだまだ闘い
は終盤を迎えない


馨に会わない日が続き
比例するように
食べ続けただ食べるだけ
吐かないから体重は
また増える一方だった


そんな繰り返し。


夏休みの終わり
宿題に終われていた

⏰:08/03/16 02:56 📱:SO903i 🆔:IpsEQgOw


#100 []
「馨やばいよ〜」

電話で話すと馨は一言


「じゃあ待ってるから
今から宿題終わらしな」


「はーい」


ウチは宿題に追われて
夜中にやっと終らせる
ことができた


「馨〜終わった」


電話をすると馨は
寝ていたようだった

⏰:08/03/16 03:01 📱:SO903i 🆔:IpsEQgOw


#101 []
すぐに切りウチも
寝ることにした


あー…もうすぐ学校か。


夏休み早かったな‥、


馨に会えたことが
一番大きな出来事だった


そしてウチは眠りに付いた


朝起きてまた食べる

⏰:08/03/16 03:03 📱:SO903i 🆔:IpsEQgOw


#102 []
おばあちゃんはウチを
止めたりしない

昔みたいに否定も肯定も
しなくなった

干渉されないのは楽だが
どことなく寂しかった


お母さんは家に帰った


明日から二学期が始まる

⏰:08/03/16 04:40 📱:SO903i 🆔:IpsEQgOw


#103 []
高校生活の半分が
終わったのかと改めて
思うと人生は早いな
と犇々(ひしひし)と
感じていた


中学時代の元カレを
正直未だに思い出す
ときはあるが馨と言う
存在が少しずつ
消していってくれる


やはり元カレの存在は
思ったより大きく
簡単には消えない‥

⏰:08/03/16 04:43 📱:SO903i 🆔:IpsEQgOw


#104 []
でも馨が言ってくれた

「お前は忘れようと
しなくていい
俺が忘れさせるから」

この言葉がどれほど
ウチに力をくれたか‥

ふと思うとウチは
三年間"摂食障害"と
向き合ってきた

短いのかもしれない
浅いのかもしれない

⏰:08/03/16 04:45 📱:SO903i 🆔:IpsEQgOw


#105 []
ウチ何かまだまだ甘く
ウチより苦しんでる人は
何億人といる…―


ウチはまだまだ長い
この道を抜けきれない


もっと強くならなきゃ
もっと強くならなきゃ

⏰:08/03/16 04:51 📱:SO903i 🆔:IpsEQgOw


#106 []
強くなってどうするの?

そう聞かれても

答えはでないだろう


どうするのかわからない


だけど、闘う強さ
逃げない強さ、
立ち向かう強さ…


色んな強さがある


今はウチがほしい強さは
自分に負けない強さだ

⏰:08/03/16 05:45 📱:SO903i 🆔:IpsEQgOw


#107 []
まだ時間はかかるだろう


だがウチはいつか
終わりがあると思う


ウチが終わりを
作るんだ、と思う


二学期、いいこと
あるといいな…―


その日いつもより早く
就寝した。

⏰:08/03/16 05:57 📱:SO903i 🆔:IpsEQgOw


#108 []
「あぁー…今日から
二学期かぁ‥」


ウチは朝ごはんを食べ
いつものように
電車に乗り込む


休み明けのせいか
殆(ほとん)どの人が
眠そうだった


五月病とか言うし、
休み明けはやっぱり
だるいなぁ…。

⏰:08/03/16 06:01 📱:SO903i 🆔:IpsEQgOw


#109 []
でも馨からのおはよう
メールを見ると
そんな気は吹っ飛ぶ


:おはよう
今日から二学期頑張ろうな


:おはよ〜
うん。頑張ろうね
学校頑張って。


少しのやり取りが幸せ


学校に着き久々にみんな
とお喋りに花を咲かす

⏰:08/03/16 06:03 📱:SO903i 🆔:IpsEQgOw


#110 []
始業式が始まり校長が
夏休みの話や二学期の
抱負などを話す


それから教室に戻り、
ホームルームがあり
二学期最初の学校は
すぐに終わった


「祐子帰りご飯
食べて帰らない?」

⏰:08/03/16 20:12 📱:SO903i 🆔:IpsEQgOw


#111 []
高二で同じクラスになり
仲良くなった知香
に誘われた

知香はあっさりした
性格で何よりスタイルが
抜群に良い

手足が長く顔もお人形
さんみたいに小さい


「行きたい〜」


「はいはい
何食べたい〜?」

⏰:08/03/17 03:45 📱:SO903i 🆔:XCOECKyA


#112 []
「バイキング行きたい」


「いいよ」


「知香の奢り?」


ウチは笑いながら聞く


「しゃあないな〜」


「やったぁー」


ウチは知香とバイキング
に向かった


食べたい、たべたい

⏰:08/03/17 03:52 📱:SO903i 🆔:XCOECKyA


#113 []
バイキングに行き
理性なんかぶっとび
食べたいだけ食べる


そんなウチを知香は
知ってるから何も
言わなかった


食べたら、吐けばいい


ずっとそう思ってたから

⏰:08/03/18 08:46 📱:SO903i 🆔:ykodlkZg


#114 []
食べ終え、トイレに
行こうとするウチを
知香は止めた


「…え?」


「あかんよ」


ただそれだけを言い
お金を支払う


ウチはわかってた。

⏰:08/03/18 08:47 📱:SO903i 🆔:ykodlkZg


#115 []
知香が何が言いたいのか


知香は優しいから
わかってくれてるから

いつもウチがわからない
ようでわかるように
言ってくれる


「わかった」




そう言うと知香は
笑いながら
「偉い」
と言ってくれた

⏰:08/03/18 09:32 📱:SO903i 🆔:ykodlkZg


#116 []
知香はバイトだから
早めに分かれた


二学期は一学期より
内容は濃いが随分
早く経つように思えた


10月の末に馨に会い、
馨の誕生日に馨と
同じようにここで
知り合った友人の
四人で逢ったりした


時は流れ、寒い寒い
季節がやってきた

⏰:08/03/18 09:35 📱:SO903i 🆔:ykodlkZg


#117 []
街を歩くとカップルは
寒そうに寄り添いながら


みんな足早に去っていく


そんな寒い風が吹き
少しでも陽が射すと
暖かく感じるこの時期


ウチは馨と喧嘩をした


ウチの中で忘れられない
ことが起きるとは
まだ全然知る由もなく…

⏰:08/03/18 09:40 📱:SO903i 🆔:ykodlkZg


#118 []
理由は忘れたが馨の
スランプか何かだった
んだろう…―


ウチはなるべく
怒らせないように、
怒らせないように、
慎重に喋っていたが
馨はそんな思いとは
裏腹にいつもイライラ
していた


わかってるよ
疲れてることぐらい

⏰:08/03/18 23:43 📱:SO903i 🆔:ykodlkZg


#119 []
わかってるよ
ウチの相手をするのが
ダルいことぐらい


我儘で短気で
性格の悪いウチと
絡むの疲れるの
わかるけど…


けどさ…、
ウチだって我慢してる


もう、本当意味
わかんないよ。


そう思った瞬間、
今まで溜めてきた全部を
馨に言った

⏰:08/03/18 23:45 📱:SO903i 🆔:ykodlkZg


#120 []
喧嘩にならない…


…、はずがなかった


馨は電話を切りウチも
かけ直すことはなく


当たるものがない…


またやってしまった


冷却スプレーを手にし、
腕に何分も噴きかけた

⏰:08/03/18 23:48 📱:SO903i 🆔:ykodlkZg


#121 []
何か嫌な予感がした


予感だけなら良かった


なのに…―


ウチは赤く腫れ上がった
傷を見て小さく笑った


落ち着きを取り戻し
もう一度馨に電話する


「はい」

⏰:08/03/18 23:52 📱:SO903i 🆔:ykodlkZg


#122 []
「ごめんね」


「自分もごめん
ちょっと言い過ぎた」


あんなに大喧嘩したのに
すぐに仲直りして

台風が過ぎ去った後の
晴天みたいだね


馨は今イライラしてる
理由を話してくれた

⏰:08/03/18 23:54 📱:SO903i 🆔:ykodlkZg


#123 []
「ったぁ…」


途中何回か手の傷が
痛み声を発する


馨は何も聞かなかった


そして話を続けた


ウチは「うん、うん」
と頷きながら話を聞く


「…あのさぁ」


馨が突如話を変えた

⏰:08/03/18 23:56 📱:SO903i 🆔:ykodlkZg


#124 []
「何…?」


「お前また
自傷行為した…?」


その質問に胸が少し痛む
少しだけね、
ほんの少しだけ


「…し、してないよ」


「わかるから
何で嘘付くの?
痛い…んやろ?」

⏰:08/03/18 23:58 📱:SO903i 🆔:ykodlkZg


#125 []
「さっきから痛い…
って言うてんの聞こえる」


「…あ、ごめん」


痛い…って言わない
でもたまらなく痛い。






イタイイタイイタイイタイ
イタイイタイ‥―イタイヨ…

⏰:08/03/19 02:17 📱:SO903i 🆔:WZSOmJ8c


#126 []
今までにない痛み


馨と電話を切った後も
痛みを和らげるために
腕を力強く握った


「ったぃ…」


でも次の日になると
痛みはなくなり
ウチは気にしなかった


普段通り学校に行った

⏰:08/03/20 02:42 📱:SO903i 🆔:eFcvFKEk


#127 []
学校に行くと巻いていた
包帯が膿(う)みはじめ
保健室に行く…―


保健室の先生は
ウチの傷を何度も見た


やめなさい何て
言わないが
凄く凄く心配してくれた


「せんせぇ〜…」


先生はわかってた

⏰:08/03/20 02:51 📱:SO903i 🆔:eFcvFKEk


#128 []
だから他の人には
見えない場所に
連れて行かれ丁寧に
消毒してくれた


「ありがとう
ございましたぁ」


保健室を出た


それから2週間は
保健室には行かずたまに
自分で腕を消毒したり
する程度だった

⏰:08/03/20 02:54 📱:SO903i 🆔:eFcvFKEk


#129 []
だがある日何となく
包帯を巻き直して
もらおうと思い保健室
に向かった


ガチャ…―


「せーんせっ」


ウチが巻いていた包帯を
取りガーゼをゆっくり
外していく…―


「佐野さん…?
‥病院に行った?」

⏰:08/03/20 03:03 📱:SO903i 🆔:eFcvFKEk


#130 []
「行ってないよ?」


「これ病院行った
ほうがいいと思うの
保健室じゃできることが
限られてるから…」


ウチは自分の腕を
まじまじと見た


…―明らかに変色し
腐ってきてる


「わかった…」


ウチはその日お母さん
と病院に行くことにした

⏰:08/03/20 03:06 📱:SO903i 🆔:eFcvFKEk


#131 []
最寄り駅で待ち合わせ
をし病院に向かう


皮膚科ではなく、
…外科で診てもらう
ことになった


外科専門の病院だった
ためかなりの人で
数時間待っていた


「佐野さん…―
佐野祐子さん待合室
までどうぞー‥」

⏰:08/03/20 03:08 📱:SO903i 🆔:eFcvFKEk


#132 []
「祐子?起きて」


お母さんに起こされ
待合室に向かう


「こんにちわ」


先生はウチの腕を見るなり、腐ってるねと言った


あー…はい


腐ってますよね

⏰:08/03/20 03:10 📱:SO903i 🆔:eFcvFKEk


#133 []
ウチの腕腐ってるよね


「じゃあこの腐ってる
部分を切るから
麻酔するからね〜」


「え?麻酔嫌だ、嫌」


我儘を言うウチ


「じゃあ麻酔なしで
いく〜?
かなり痛いけどね」


「それも嫌だ」

⏰:08/03/20 03:12 📱:SO903i 🆔:eFcvFKEk


#134 []
「じゃあどうすんの?
このまま腐るの待つ?
俺にはどうでもいいよ」


どうでもいい…?
あー、人のことだしね


でも腹が立った
ウチ馬鹿だからさ。
空気読めなくて、叫んだ


「じゃあいいって
あんたみたいな医者に
診てもらわなくていい」

⏰:08/03/20 03:14 📱:SO903i 🆔:eFcvFKEk


#135 []
「じゃあ消毒だけでも」

看護師さんに言われるが

「嫌、いいって。触るな」

そう言い放ち外に出た


携帯を片手に馨に電話をする


「祐子?どした?」


「…ぁのさ…、」


ウチは一部始終全部話す

⏰:08/03/20 03:16 📱:SO903i 🆔:eFcvFKEk


#136 []
馨の声を聞くと
何か涙が止まらなくて

「それは先生も悪い
けど祐子も悪いな
ちゃんと診てもらい?
他の先生でもいいじゃん」


「ぅ…ぅん、わかった」


ウチはもう一度病院に
戻り違う先生に診てもらった

⏰:08/03/20 03:17 📱:SO903i 🆔:eFcvFKEk


#137 []
後々聞いた話ウチが最初
に診てもらった先生は
評判が悪く苦情が
よくきていたそうだ


「じゃあ…座って」


ウチは違う【田井先生】
に診てもらうことになる


腕を見られた


「この変色してる部分
きるよ?」

⏰:08/03/20 03:19 📱:SO903i 🆔:eFcvFKEk


#138 []
「…まじですか?」


「当たり前
さっき診てもらった先生
と変わらないよ〜
じゃあ麻酔するから」


ウチは渋々麻酔を
打たれた


「痛い…」


傷口に麻酔を打たれ
痛みはあるが最初だけ

⏰:08/03/20 03:21 📱:SO903i 🆔:eFcvFKEk


#139 []
ベットの上に寝かされ
変色した部分をきられる


ずっとお母さんが
手を握ってくれていた


その優しさと母に
対する申し訳なさが
込み上げてきて
涙が止まらなかった


お母さん、ごめんね
こんな娘なのに
いつも隣にいてくれて
ありがとう…―

⏰:08/03/20 03:27 📱:SO903i 🆔:eFcvFKEk


#140 []
ハサミにより傷口が
ジョキジョキ切られる


先生がゆっくり切っていく


お母さんはその光景を
見れずにいたのか
目をギュッと瞑っていた


痛みは感じないが
見るからに痛そうだ

⏰:08/03/20 03:31 📱:SO903i 🆔:eFcvFKEk


#141 []
変色した部分が切られ
再び椅子に座る


看護師さんに消毒された


「えー…一応傷口は
切ったんですが穴が
開いたままなのと
再び腐らないように
するため手術しなくては
いけないですね」


「…手術ですか…?」

⏰:08/03/20 03:33 📱:SO903i 🆔:eFcvFKEk


#142 [まり]
更新して欲しい

⏰:08/03/21 16:16 📱:D904i 🆔:38HGmAKY


#143 [さと]
頑張ってください

⏰:08/04/01 02:09 📱:P902i 🆔:3nit4dQQ


#144 [花梨]
待ってます

⏰:08/04/01 11:42 📱:N904i 🆔:Vja0dLEY


#145 [里奈]
質問なんですけど‥

すごく胃が痛くなる時
ありましたか?

⏰:08/04/02 17:58 📱:SH903i 🆔:x7Pflxzk


#146 [我輩は匿名である]
うっざ

⏰:08/04/02 19:27 📱:SO905i 🆔:MN57iqz2


#147 [我輩は匿名である]
>>146
そうゆう事書いてる
あんたのがうざいからね

⏰:08/04/03 15:40 📱:F902iS 🆔:8oFRxOdM


#148 []

携帯のデータが全て
消えてしまいました…
本当は手術したときの
腕の写メを貼ったほうが
リアリティがありいいかと
思い撮ってたんですが
データが全て消えてしまい
貼れなくなりました。
言葉でうまく伝えれるか
わかりませんが頑張って
伝えていきますが、言葉が
乏しかったり、足りなかったら
教えてください。

⏰:08/04/05 04:02 📱:P901iTV 🆔:6oofW/6U


#149 []

>>142-147さん
ありがとうございます
>>145さん
あたしのは場合は胃と
心臓が痛くなりました
大丈夫ですか…?

⏰:08/04/05 04:04 📱:P901iTV 🆔:6oofW/6U


#150 []
「手術って言っても
簡単な手術ねー」

ウチとお母さんは医師
から簡単な説明を受ける


とりあえず縫うと言う
形になるようだ。

穴のあいた皮膚の周りの
腕の肉を寄せ集め縫い合わせる

⏰:08/04/05 04:11 📱:D902i 🆔:IxmPlE36


#151 []
うまく皮膚と肉が
合うかわからないため
肉が寄せ集められなかったら他の腕の肉を切り
移植すると言われた


その日は軽い説明だけで
明日にまた来ることになった


帰り道お母さんと
ふたり歩いた


お母さんの背中をただ
みつめたままゆっくり
ゆっくりふたりで歩く

⏰:08/04/05 04:15 📱:D902i 🆔:IxmPlE36


#152 []
お母さんはウチを
攻めることなく黙った
ままだった…―


ふいにお母さんが
後ろを向き
「何かおいしいもの
食べに行こっか」と
笑顔で話しかけてきた


ウチも笑顔で頷き
ふたりでの飲食店に
向かった


何なんだろう
お母さんって‥

⏰:08/04/05 04:21 📱:D902i 🆔:IxmPlE36


#153 []
こんなにもお母さんを
傷つけて、裏切って

なのに、なのに‥―

何でウチを嫌い
にならないの?


うざくならないの?
嫌にならないの?
むかつかないの?


「ねぇ?何でお母さんはウチを嫌いにならないの?」

⏰:08/04/05 04:24 📱:D902i 🆔:IxmPlE36


#154 []
飲食店で頼んだ
唐揚げを頬張りながら
お母さんに尋ねた


「前にも聞いてきたね
何で嫌いにならないんだろうねー」


「何それーっ」


ふたりで食事を堪能し
ウチは家路についた

⏰:08/04/05 04:30 📱:D902i 🆔:IxmPlE36


#155 []
その日は早く就寝し
次の日は学校を休んだ


平日の午前中という
こともあり昨日より
大分空いていた。


「佐野さーん
佐野祐子さん」


看護師さんに呼ばれ
ウチは診察室に入る

⏰:08/04/08 23:56 📱:D902i 🆔:9O0WZp/g


#156 []
軽い治療を受け、
手術日が決まった

一週間後だ。


病院を終え馨に報告


馨は何度も何度も
「行けなくてごめん」
と謝ってくれた。


その気持ちが嬉しいよ

⏰:08/04/08 23:58 📱:D902i 🆔:9O0WZp/g


#157 []
手術のことを保健室の
先生に報告すると、
その日は先生からの
強制勧告で早退させて
くれると言ってくれた


手術は午後からのため
午前中に保健室に行き
体温を計り熱はないが
先生が偽りの体温を
書いてくれ早退できた



「頑張ってね」
先生にそう言われ
何か心が軽くなった

⏰:08/04/09 00:02 📱:D902i 🆔:HgTRFdKs


#158 []
電車に乗り空腹と闘う


簡単な手術だが麻酔を
打つため昼食を食べる
こと飲料を飲むことを
堅く禁じられていた


鳴り響くお腹の音


病院に着くと馨から
電話が鳴った


「頑張れよー」

⏰:08/04/09 00:16 📱:D902i 🆔:HgTRFdKs


#159 []
「ありがとう」


一番聞きたかった声
遠いけど近くにある


手術前に注射を打ち
服を着替える


看護師さんに着いて
手術室に向かう


何かほんとにドラマ
のような感じだった

⏰:08/04/09 00:20 📱:D902i 🆔:HgTRFdKs


#160 []
中央にあるベッドを
寝かされ腕を固定される


横目でチラッと腕を
見ると穴がありそこから
皮膚が抉(えぐ)れていた


目を背けてしまいそうな
そんな腕だった

⏰:08/04/09 00:25 📱:D902i 🆔:HgTRFdKs


#161 []
血圧等を計り午後一時頃
手術は開始された


移植することなく、
手術は淡々と行われ
医師はウチの腕を手術
しながら助手の看護師
とお喋りに花を咲かせていた


さすがにいい気は
しなかったが‥

⏰:08/04/09 00:28 📱:D902i 🆔:HgTRFdKs


#162 []
何も言わず天井に
つけてある電気を
ジッと見ていた


途中麻酔が切れて
もの凄い痛みが走った
が一時間もしないうち
に手術は終わった


包帯でぐるぐる巻きに
なった腕をみて
何かそこだけ異世界
な感じがした

⏰:08/04/09 00:30 📱:D902i 🆔:HgTRFdKs


#163 []
お母さんが迎えに
来てくれていた


すぐに会計を済まし
薬をもらい帰った


抜糸は約二週間後
になった


だがこの二週間の間に
馨と凄い大喧嘩をした


否(いや)、ウチが
全て悪いのだ…―

⏰:08/04/09 00:33 📱:D902i 🆔:HgTRFdKs


#164 []
それから二、三日ほど
経ったある満月の夜
いつもと変わらずウチ
と馨は電話をした


はじめは他愛のない話


だが、ウチは
言ってしまったんだ


墓場までもっていく
つもりだった秘密を。


「言ってないことがある」

⏰:08/04/09 02:07 📱:D902i 🆔:HgTRFdKs


#165 []
言った後に後悔した

まさしく後の祭りだ


「え?何なに?」


「なーんてね。ないよ」


「あるんだろ、言えよ」


どうしよう、どうしよ


誤魔化せないよ‥。

⏰:08/04/09 02:09 📱:D902i 🆔:HgTRFdKs


#166 []
嘘をついてもバレる


ウチは窮地に立たされた


「あのさ‥一度浮気した」


「は‥?いつ」


「つき合った当初…」

⏰:08/04/09 02:11 📱:D902i 🆔:HgTRFdKs


#167 []
「まじ…か。最低だな」


「ごめんなさい
ほんとにごめんなさい」


何度も謝った
謝っても仕方ないのに
だけど謝るしかできなくて


そんなウチに馨は一言


「…ごめん。別れよう」


ウチは頭が真っ白になった

⏰:08/04/09 02:14 📱:D902i 🆔:HgTRFdKs


#168 []
状況理解するのに
少し時間がかかった


「え‥やだ。やだよ…」


「やだって言っても
お前がしたことだろ」


「やだ‥別れたくない」


何か体が宙に浮くような変な感覚になった

⏰:08/04/09 02:17 📱:D902i 🆔:HgTRFdKs


#169 []
やだやだやだやだ…


ただそれだけが
頭中を駆け巡る


馨‥、やだよ。


「じゃあ時間頂戴」


「やだ‥今決めて」


「お前少しは言うこと聞け」

⏰:08/04/09 02:20 📱:D902i 🆔:HgTRFdKs


#170 []
確かに‥そうだよね


ウチは泣く泣く了承した


『距離を置いた』


何か電話を切り終え
脱力感の余りうまく
立てない


あーあ‥ウチが悪い

⏰:08/04/09 02:26 📱:D902i 🆔:HgTRFdKs


#171 []
純粋で綺麗な心を
もっている馨を
傷つけてしまった‥


ウチは携帯を握りしめ
電気を消し泣いた。


泣きたいのは馨。
ウチが泣いてどうする


なのに…涙が止まらない

⏰:08/04/09 02:30 📱:D902i 🆔:HgTRFdKs


#172 []
何か凄い脱力感に
襲われ立つことも
できずにただ焦点を
ずっとみていた


夢かな?


これって夢だよね?


潜在意識の中自分に
問いかける


だが、朝になり
薄暗い部屋に身震い
する自分がいて
現実なんだ。
そう強く実感した

⏰:08/04/09 06:24 📱:D902i 🆔:HgTRFdKs


#173 []
いつもなら馨から
おはようのメールが
来るが今日はこない


わかってるが、
認めたくなかった


しかし、お昼休みに
携帯を開くと馨から
一通のメールがきていた

⏰:08/04/09 06:26 📱:D902i 🆔:HgTRFdKs


#174 []
「やっぱり距離置きたくない」

ウチがそのメールを
見ると同時に、
馨から電話が鳴る


ウチは教室にある時計
をチラッと見、トイレ
に猛ダッシュした


そして電話をかけ直す

⏰:08/04/09 14:14 📱:D902i 🆔:HgTRFdKs


#175 []
「もしもし‥?」


何か毎日声聞いてる
けど、この緊張感。


「あ‥メール
見てくれた?」


「うん‥」


ウチは再確認した。
メールのこと本当?と。

⏰:08/04/09 14:18 📱:D902i 🆔:HgTRFdKs


#176 []
「ほんとだよ」


いつもの優しい馨の
声が返ってくる


ウチは嬉しくて。
言葉にならなかった


と、同時にこの人を
傷付けちゃいけない


そう心に誓った。

⏰:08/04/09 14:19 📱:D902i 🆔:HgTRFdKs


#177 []
それから抜糸をする日
が近づいていく中、
嘔吐もまた激しくなっていた


ただの理屈になるが
自傷行為をしない分
吐く量、吐く回数は
数倍に増えたと思う


やめたいのに‥。
いつになったら、
やめれるのだろうか

⏰:08/04/09 14:22 📱:D902i 🆔:HgTRFdKs


#178 []
そんな中抜糸の
日が訪れた


痛くないと聞いて
いたから平然としてる
ウチを見てお母さんは
何か言いたげにしてた


「‥何か?」


「あんた手のタコ
ひどくなってるよ」


ウチの手のひらを見て
お母さんはポツリと呟く

⏰:08/04/09 14:32 📱:D902i 🆔:HgTRFdKs


#179 []
お母さんはオブラート
に包み遠回しに言って
くれたがウチにはわかる


“タコ”とは
“吐きダコ”のこと


あなた吐いてるの?


って聞きたかったのだ



「うん」


お母さんを見ずに言った

⏰:08/04/09 14:34 📱:D902i 🆔:HgTRFdKs


#180 []
少し母が小さく見えた


「佐野祐子さん」


いつものように看護師
に呼ばれ診察室に入り
先生に包帯をめくられ
傷跡が露わになった


痛々しいが痛みはない


はさみみたいなもので
糸をきっていく

⏰:08/04/09 14:37 📱:D902i 🆔:HgTRFdKs


#181 []
全て取られ消毒をしてもらい病院を後にする


短いようで長かった
治療がやっと終わった


また様子を見せに来なさい。
と、言われたがウチは
それ以来病院に行っていない


だからだろうが傷跡は
今も赤いまま残っている


ずっと消えない

⏰:08/04/09 14:40 📱:D902i 🆔:HgTRFdKs


#182 []
だからかウチは
もうすぐ来る夏が
ほんとに嫌いだ


苦手、そう言った
ほうが正しいかな‥


中学以来の傷が今も
消えずに残って
新しくできた傷も
消えないだろう


不自然に長袖を着るが
不意に腕まくりをする

⏰:08/04/10 00:07 📱:D902i 🆔:gz4HvFg.


#183 []
自意識過剰かも
しれないが腕に
視線を感じる


誰が悪いわけでもなく
ウチ自身が蒔いた種。


慣れるとは言えやはり
視線は今も痛い


「どうしたの?」


そう聞かれても何と
言っていいのか
言葉に困る

⏰:08/04/10 00:10 📱:D902i 🆔:gz4HvFg.


#184 []
機転が利かないところ
頭の回転が悪いところ

それはウチの能力の
なさを象徴してるが‥


「どうしたの?」


「ちょっとね」


何て何度言っただろう


これから先生きていく
上で今よりもっと
後悔をするだろう。

⏰:08/04/10 00:13 📱:D902i 🆔:gz4HvFg.


#185 []
それと同時に吐き続け
ひどくなっていく自分


やめれない、そのことを馨に正直に伝えた


「じゃあ祐子のために
じゃなく自分のために
やめてくれよ」


そう言われた


馨のため‥


そして続けて馨は言う

⏰:08/04/10 00:19 📱:D902i 🆔:gz4HvFg.


#186 []
「祐子が苦しんだり
してるとこ見たくない
それに考えたくない
簡単には治らないと思うけどお前には自分がいるんだからゆっくり治していけばいいから。な?」


愛する人から
そう言われ
肩にのし掛かった錘が
なくなり凄く楽になった


だが闘いはここからだ

⏰:08/04/10 00:22 📱:D902i 🆔:gz4HvFg.


#187 []
いくら吐きたくても
我慢しなければいけない


簡単なようで難しい


頭では吐かないって
言ってるのに中々
行動と一致しない。

⏰:08/04/10 00:24 📱:D902i 🆔:gz4HvFg.


#188 []
吐かない…
吐かなかったら太るよ


もう頭も体も麻痺してる


ウチはまた下剤に
手を出してしまった


吐かない分出さなきゃ


薬局に下剤を
買いに行き家に着き
十錠を一気にのむ

⏰:08/04/10 00:31 📱:D902i 🆔:gz4HvFg.


#189 []
飲んですぐには出ない

ぎゅるぎゅる…―と
お腹が鳴る程度だ


だが、夜中寝ていると
激しい便意に襲われ
目を覚ましトイレに行く


学校に行っても便を
したいわけじゃないが
便意が増していく


そのたびにトイレに行く


体が気持ち悪くなってもそれから一週間以上は下剤を多量服用していた

⏰:08/04/10 00:34 📱:D902i 🆔:gz4HvFg.


#190 []
でも、下剤は寝ている
間に便意がくるため
夜型のウチはあまり
でなくただ気持ち悪く
なり吐き気がするだけ


そんな中それから
春休み直前になった


ウチは吐くのをやめた
ウチは下剤もやめた


全くしていない。

⏰:08/04/10 00:37 📱:D902i 🆔:gz4HvFg.


#191 []
ただ一言馨に言われた


「ウチ最近吐いてないし、下剤も服用してないんよ」


そう言ったら馨は



「祐子、頑張ったじゃん
ほんと頑張ったな」


“頑張ったな”
その言葉がウチを
変えてくれたのだ。

⏰:08/04/10 00:39 📱:D902i 🆔:gz4HvFg.


#192 []
誰かにわかって
ほしかった

誰かに認めて
もらいたかった


そして助けを求めた


長い長いトンネル。


先が真っ暗で出口
なんてどこにあるか
わからない


だけど今ほんの少し
明かりが見えたよ

⏰:08/04/10 00:45 📱:D902i 🆔:gz4HvFg.


#193 []
周りの人全てに
感謝している


でもまだまだウチは
闘っている


ただ、痩せたい。
その一新から始めた
ダイエット


綺麗になりたくて、
可愛くなりたくて、


始めた

⏰:08/04/10 00:48 📱:D902i 🆔:gz4HvFg.


#194 []
ただ安易な気持ち
だったが
ただ‥痩せたいが
エスカレートした


でもそれがあるから
今のウチがいるんだ


今生きてることに
感謝しながら
毎日を懸命に生きる


馨とは馨が元カノと
浮気二股をしていて
別れの危機もあったが
好きだから
もう一度信じると決めた

⏰:08/04/10 19:21 📱:D902i 🆔:gz4HvFg.


#195 []
愛しているから
耐えれるのだ


辛いけど苦しいけど


だけど頑張る


好きだからぎりぎり
まで頑張ろう


そう決めたから‥


もうすぐ馨に半年
振りに逢えるのだ

⏰:08/04/10 19:23 📱:D902i 🆔:gz4HvFg.


#196 []
正直今の自分を
馨に見せたくない


だけど彼を信じて
ウチは逢う決意をした


怖いけど逃げたいけど


トンネルの出口
向かって今はただ進む


この“摂食障害”に
なりウチははじめて
思うことがある

⏰:08/04/10 19:27 📱:D902i 🆔:gz4HvFg.


#197 []
ウチは人生という
長い峠にトンネルが
あったんだ、
ということ

その峠には壁もあり
塀もあり時には
外敵もくるのだ。

まだまだ人生なんて
語る歳じゃないが

そう考えた


そしてはじめて思った


“自分について”

⏰:08/04/10 20:47 📱:D902i 🆔:gz4HvFg.


#198 []
自分て何なんだろう

と思ったとき

自分て必死なんだ
ただ生きるために

と思った

生きること

それは
人と愛し合い
人と支え合い
人と助け合い
人と尊重し合う


それから
笑い、泣き、
喜び、悲しむ
こと

⏰:08/04/10 20:52 📱:D902i 🆔:gz4HvFg.


#199 []
生きていれば、
困難がある

生きていれば、
辛くもなり

生きてることに
投げたしたくもなる

でも生きている


それは、きっと
大事な人がいるから

⏰:08/04/10 20:55 📱:D902i 🆔:gz4HvFg.


#200 []
ウチは今も大事な人
のために生きている

多分これから先も
ずっと、ずーっと


ほんとにほんとに
自分が嫌いで
醜くて、汚くて


嫌だった


でもそれが自分だから

⏰:08/04/10 20:58 📱:D902i 🆔:gz4HvFg.


#201 []
“摂食障害”
一慨には言えない

ウチ自身説明して
と言われてもできない

だけどみんな必死なんだ

生きることに‥―


それから可愛くあることに。


女の子なら願うこと

⏰:08/04/10 21:03 📱:D902i 🆔:gz4HvFg.


#202 []
願い、
そして迷いに変わる


どうしたら可愛く
なれるんだろう?

どうしたら痩せるの?


そんな迷いが膨らんでく

⏰:08/04/10 21:08 📱:D902i 🆔:gz4HvFg.


#203 []
その答えを探していく


ゆっくりと、ゆっくり


そしてウチらが答えを
みつけていくと
世の中も違って見える


きっと変わってるから


大人になった自分に
ウチはまた問いかける

⏰:08/04/10 21:10 📱:D902i 🆔:gz4HvFg.


#204 []
自分て何だろうと、


今佐野祐子、十七歳。

ただ真っ直ぐに
ただ好きなだけ
ただ自分らしく

生きていきます。

⏰:08/04/10 21:12 📱:D902i 🆔:gz4HvFg.


#205 []
もしあなたの周りに
“摂食障害”の人が
いたら支えてあげて、
理解してあげて下さい


もしあなたが今
“摂食障害”で
苦しんでるなら
焦らないで下さい


ウチはひとりでも
多く理解して
くれる人がいて
ひとりでも多く
楽になって
くれる人がいることを
ずっと願ってます

⏰:08/04/10 21:18 📱:D902i 🆔:gz4HvFg.


#206 []
<Font Size="1">




みなさんに両手
いっぱいの幸せと幸福
が訪れますように‥―



.
</Font>

⏰:08/04/10 21:21 📱:D902i 🆔:gz4HvFg.


#207 []

最後まで読んでくれた
方、
目を通してくれた方、
本当にありがとう
ございます。
感謝の気持ちでいっぱいです
こんなにだらだらと
無駄な長文になってしまい
頭と言葉の足りなさから

⏰:08/04/10 21:24 📱:D902i 🆔:gz4HvFg.


#208 []

文がおかしくなったり
最後なんてオチもなく
ただ終わってしまい
ほんとにすいません‥
でもみなさんがいたから
最後まで書けました
ほんとに感無量です。
良かったら感想等
くれたら嬉しいです。

⏰:08/04/10 21:26 📱:D902i 🆔:gz4HvFg.


#209 []

あたしは今新しい小説
を書こうと思ってます
“疑似恋愛”について
書こうと思ってるので
良かったらまた
みてください‥。

長い間ほんとにほんとに
ありがとうございました
みなさんの幸せを願って…

⏰:08/04/10 21:28 📱:D902i 🆔:gz4HvFg.


#210 [我輩は匿名である]
あげ
お疲れ様

⏰:08/04/14 20:43 📱:SH903i 🆔:8vLMjSCc


#211 []
さん
お疲れ様です
すごいよかった

⏰:08/04/16 09:31 📱:D902iS 🆔:3fWC3aAE


#212 []


返事遅くなって
すみませんでした

読んで下さって
ありがとうございます

⏰:08/05/27 19:55 📱:SH905i 🆔:pf0aQDs2


#213 [あちゃん]
今読み終わりました〜(>_<)

まぢなんか
悲しい…
新しいやつ
絶対よみますね

お疲れ様です(´:ω;`)

⏰:08/05/28 01:36 📱:911SH 🆔:d675/7Rw


#214 [おっお]
直ちゃん元気ですか?

⏰:08/05/28 08:26 📱:P902i 🆔:DF.8.OH6


#215 [我輩は匿名である]
お疲れさまでした。

あたしは昔、夜の仕事が忙しくなってから拒食症になりました。
お腹はすくから食欲もあり、食べるんだけど少し食べたら気持ち悪くなり、いつも吐いてました。
そのうち食欲もなくなり、不健康に急激に痩せていき、精神的にも体力的にもボロボロでした。

この小説を読んでて、辛かったあの時を思い出しました。だから辛い気持ちとか、痛いほどわかりました。
でも同じように苦しんでる人がたくさんいるのかなーって思えたら、少し元気になりました。

完全復活はいつになるかだけど、頑張ろうね!!

⏰:08/05/29 15:15 📱:N905imyu 🆔:BssTELks


#216 []

あちゃんさん

読んでいただいて
ありがとうございます
これを読んで少しでも
何か感じてくれたら
凄い嬉しいです

⏰:08/05/31 21:44 📱:SH905i 🆔:hL1sDNds


#217 []

おっおさん

実はなおちゃんとは
別れちゃったんです。
いろいろあって、
今はお互い別々の道を
歩んでるんです。

⏰:08/05/31 21:50 📱:SH905i 🆔:hL1sDNds


#218 []

匿名さん

そうなんですか‥
精神的に参ると吐き気
とかに襲われますよね…
わたしもひとりじゃない
んだって思えたら
がんばろうって思えます
少しでも匿名さんに
元気を与えられたら
いいなと思います
お互い頑張りましょうね

⏰:08/05/31 21:54 📱:SH905i 🆔:hL1sDNds


#219 []

おっおさん
間違えました
なおちゃんでしたね
なおちゃんは元気です


馨と勘違いしてました

⏰:08/05/31 21:56 📱:SH905i 🆔:hL1sDNds


#220 []

この話しの続きを
少し書きます。

摂食障害と関係が
ないのですが、
大好きな馨と別れた
のでそれを
書かせて下さい

⏰:08/06/11 21:23 📱:SH905i 🆔:z1zdtlSM


#221 []
うちはチケットを
改札に通す


学校帰り、
仲の良い知香に
髪の毛を巻いてもらい
服を急いで着替えた


「楽しんできなね」


知香に見送られ
新幹線に乗り込む


座席につき、
化粧ポーチをあける

⏰:08/06/11 21:29 📱:SH905i 🆔:z1zdtlSM


#222 []
なんたって半年ぶり


気合い入れて、
頑張ってみた


自分なりの背伸び


窓を眺めたり、
携帯をいじっていると


辺りは暗くなり
高層ビルが建ち並んだ
いかにも
都会的な風景が
見えてきた

⏰:08/06/11 21:31 📱:SH905i 🆔:z1zdtlSM


#223 []
馨にメールで、

:もうすぐ着くよ

そう送り
荷物をまとめる


ドキドキが加速する



終点の東京につき、
馨からの電話が入る


「もしもし…?」

⏰:08/06/11 21:33 📱:SH905i 🆔:z1zdtlSM


#224 []
「もしもし?今どこ?」


「‥わかんない」


「は?目印になるもの
とか何かないの?」


うちらはいつも
すぐに会えなくて、


いつも以上にピリピリ
してる馨。

⏰:08/06/12 16:35 📱:SO903i 🆔:sFJsDwrE


#225 []
「えと、…どこだろ…
うちがそっちに行くね」


「嫌、自分から行くから
お前はそこにいろ」


でも、そんなの
聞けなくて
うちは馨を探す


「‥あ、いた」


「まじ?お前どこ?」


恥ずかしくて
中々馨の前に出れない

⏰:08/06/12 16:37 📱:SO903i 🆔:sFJsDwrE


#226 []
ゆっくり近づく。


「あ…」


お互い挨拶を交わし、
馨の後ろをついていく


東京の電車は人が
多くて、
田舎者のうちは
いつ来ても慣れない

⏰:08/06/12 16:39 📱:SO903i 🆔:sFJsDwrE


#227 []
馨と地元の最寄り駅
まで行き
歩いて馨の家まで行く


暗い夜、
ふたり手を繋ぎながら


馨の手はいつも
柔らかくてうちの手より
何倍も綺麗で

⏰:08/06/12 16:41 📱:SO903i 🆔:sFJsDwrE


#228 []
「お邪魔します」


馨の家族に挨拶をし、
馨の部屋に入る


「疲れたー」


うちはジーパンから
ジャージに着替え
馨はご飯を食べる


「祐子もいるか?」


「いらなーい」

⏰:08/06/12 16:44 📱:SO903i 🆔:sFJsDwrE


#229 []
馨の前で、
否、昔から彼氏の前で
好きな人の前では
中々食べれない


「珍しい」


馨は笑って言う


うちは後ろから馨を
ギューって抱きしめ


「会いたかった」


と泣いた

⏰:08/06/12 16:45 📱:SO903i 🆔:sFJsDwrE


#230 []
ずっと会いたかった
ずーっと会いたかった


毎日、毎日、毎日
馨のことで頭がいっぱい

いつも馨が中心だった


馨はうちの方を向き
抱きしめ返してくれた


「自分も会いたかった」

⏰:08/06/12 16:47 📱:SO903i 🆔:sFJsDwrE


#231 []
ちゅっ…―と、
半年振りのキスを交わす


この瞬間、
また頑張ろう
って思えるんだよね。


「大好きだよ」


「うちもめっちゃ好き」


馨…、
あのときうちは
ほんとに幸せだった

⏰:08/06/12 16:49 📱:SO903i 🆔:sFJsDwrE


#232 []
ずーっと一緒にいたい
ずーっと支えていたい
ずっと…ずーっと


本気で思ってた


本気で愛してた
本気で恋してた


―…
うちらは初めから
離れる運命だったのかな?

⏰:08/06/12 16:52 📱:SO903i 🆔:sFJsDwrE


#233 []
「あ、風呂入って来る」


馨は風呂に行った


携帯を持って…―


いつもの馨なら
あり得ないこと。


わざわざ、
充電してる自分の携帯を
抜き風呂に持って行く


怪しい…―
めっちゃ怪しい。

⏰:08/06/12 16:53 📱:SO903i 🆔:sFJsDwrE


#234 []
女の直感って言うか
わかんないけど、

何か予感した


でも、…―
どうしたらいい‥?


わからない。
わかんない。


そう考えてると、
馨が部屋に戻ってきた


うわぁ…、やっぱり
大好きだよ。

⏰:08/06/12 17:01 📱:SO903i 🆔:sFJsDwrE


#235 []
「どしたぁ?
寂しかったか?」


そう言い力強く
抱きしめてくれる馨


ダメだ、うちの負け。


「…ん、大丈夫」


馨がベットに入って来て
いつものように、営む


―…ねぇ、馨
あなたは誰を見てる?

⏰:08/06/12 17:03 📱:SO903i 🆔:sFJsDwrE


#236 []

誰かみてくれてる方
いますか
いないと思いますが
更新します(笑)

⏰:08/06/12 17:05 📱:SO903i 🆔:sFJsDwrE


#237 []
朝になり、
うちは隣で寝てる馨を
ボーッと眺める


…―
携帯、携帯
馨ごめんね。


うちはウィルコムを見た


着信履歴…―
うちじゃない名前が
うめつくされていた


まだ…大丈夫。

⏰:08/06/12 17:07 📱:SO903i 🆔:sFJsDwrE


#238 []
「ん…ぉ、おはよぉ」

寝惚けた馨が起き、
うちは慌てて携帯を閉じた


「あ…馨おはよう」


うちらはキスをし、
着替える


おはようのちゅう


めっちゃめっちゃ幸せ。

⏰:08/06/12 17:09 📱:SO903i 🆔:sFJsDwrE


#239 []
前に馨の誕生日のとき
逢った子たちと
逢う約束を交わす


みんなで集まるのも
半年振りだね…。


夢見てるみたいだよ。


うちと馨は
みっちゃんとさーちゃん
を迎えに東京駅に
向かうことになった。

⏰:08/06/12 18:55 📱:SO903i 🆔:sFJsDwrE


#240 []
ふたりを迎えに行く
まで時間があったので
サイゼで時間を潰した


「そろそろ行こか」


馨に施されうちらは
サイゼを後にする


電車で東京駅まで向かう


…―あ、明日の
今はここでさよなら
するんだよね…。

⏰:08/06/12 19:02 📱:SO903i 🆔:sFJsDwrE


#241 []
まだかなぁ…
うちらは、
みっちゃんとさーちゃん
を待った


馨とふたりで隠れて
ふたりを探す


驚かそうね、なんて
ふたりで言い笑った


「あ、あれじゃん?」


馨に言われ指先をみる


あ、いたっ。

⏰:08/06/12 19:09 📱:SO903i 🆔:sFJsDwrE


#242 []
みっちゃんは、
前より明るい色に
髪の毛を染め

さーちゃんは、
前より髪の毛が
短くなっていた

ふたり共凄く可愛い
カップルで
うちらは逢った瞬間、
半年振りなんて
思えないくらい
すぐに打ち解けた

⏰:08/06/12 19:14 📱:SO903i 🆔:sFJsDwrE


#243 []
四人で他愛のない話
をしながら、
ダブルデートを楽しむ


普段うちは苦手で
あまり行かないが、
ゲーセンに行ったり
凄く凄く幸せで


毎日がこんな日だと
いいのに、
そう何度も思った


辺りも暗くなり
うちらは居酒屋に向かう

⏰:08/06/12 20:14 📱:SO903i 🆔:sFJsDwrE


#244 []
だけど、馨以外皆
未成年だから
泣く泣く
ファーストフード店
に向かう


ここから、
歯車が噛み合わなく
なったのかもしれない…


きっと、そう。
きっと…―

⏰:08/06/12 20:15 📱:SO903i 🆔:sFJsDwrE


#245 []
うちらは、
ふたりでドリアを頼む


うちが食べれないから


「なぁ?祐子
かばんの中からタオル
取ってくれん?」


「はいはーい」


うちは馨のかばんから
タオルを取り出す


…―一瞬空気が止まった

⏰:08/06/12 20:20 📱:SO903i 🆔:sFJsDwrE


#246 []
タオル…―
高校の部活で作った
タオルで
高校名と馨のフルネーム
が縫われていた。


どういうこと…―?


なんで、高校
県立なの…―?


なんで、なんで、


どういう意味?

⏰:08/06/12 20:21 📱:SO903i 🆔:sFJsDwrE


#247 []
うちはずっと
馨は私立の名門校
出身だと思ってた


否、そう聞かされていた


文武両道、
だと思っていた。


嘘付かれてたんだ。


部活で全国行ったとか
全部嘘だったんだね

⏰:08/06/12 20:26 📱:SO903i 🆔:sFJsDwrE


#248 []
どこの高校出身
とか関係ないよ…―


嘘付かれてたこと、
それが何よりショック


うちらもうすぐ
付き合って一年なんだよ


「…これ?高校違う」


うちは解って
いながらも聞いた


聞かなきゃ何か嫌だった

⏰:08/06/12 20:28 📱:SO903i 🆔:sFJsDwrE


#249 []
「ごめん…
嘘付いてた
本当は高校共学で
県立だったんだ」


「あり得ない
なんで嘘付くの?
ずっと信じてたのに」


「‥ごめん」


それからうちらは
ドリアにも手を付けず
言い合ってた

⏰:08/06/12 21:09 📱:SO903i 🆔:sFJsDwrE


#250 []
悔しくて泣けた

何が悔しいとか
わからないけど、

むかついた

馨にも、自分にも。


でも…―
こんなのまだまだ
序の口に過ぎなくて、

こんなのまだまだ
あまったるいもんで、

本当の裏切りは
ここからなんだ。

⏰:08/06/12 21:11 📱:SO903i 🆔:sFJsDwrE


#251 []
会計を済ます


馨が払ってくれた


「ごちそうさま〜」


うちは馨が会計を
している間、
みっちゃんとさーちゃん
にさっきの話をした


さーちゃんがハンカチを
貸してくれて、
馨が外に出てきた

⏰:08/06/12 21:16 📱:SO903i 🆔:sFJsDwrE


#252 []
うちらの前を
みっちゃんとさーちゃん
が歩く


うちらは無言のまま


でも話を切り出した
のはうちのほうだった


「あのさぁ…」


「ん?何…?」


「コムにあった、
りーって人誰‥?」


うちが朝見つけた名前

⏰:08/06/12 21:19 📱:SO903i 🆔:sFJsDwrE


#253 []
でも、りーって名前を
見たのはこれが
はじめてじゃなくて
今までにもあった。

誕生日の日、
コムにかなりの着信が
あったのも
りーって人だった。


ずっと怪しんでた
ずーっと怪しんでた


「…高校の後輩」

⏰:08/06/12 21:21 📱:SO903i 🆔:sFJsDwrE


#254 []
その瞬間、嘘だと
わかった。


「前、言ってたときは
友達って言ってたよね」


うちは、
凄く前言われたときから
怪しんでて
印象深かったから
とっさに言った


「前も後輩って言ったし」

⏰:08/06/12 21:23 📱:SO903i 🆔:sFJsDwrE


#255 []
「じゃあ、携帯見せて」


ダメかもしれない。
でも、我慢できない。


「は?嫌だし」


…―益々おかしい
もう、認めたらいいのに


「意味わかんない」


「お前がわかんねーよ」


ずっと言い合ってた

⏰:08/06/12 21:25 📱:SO903i 🆔:sFJsDwrE


#256 []
うちは無理矢理馨から
携帯を取り上げる


だけど、すぐに
馨に取り上げられる


「浮気してないんだったら
見せてよ?」


うちの一言で馨は
しぶしぶ携帯を渡す


うちがチェックしてる間
横目で携帯をみる

⏰:08/06/12 21:27 📱:SO903i 🆔:sFJsDwrE


#257 []
リダイアル、着信履歴
電話帳…―
怪しいのはなくて

「もーいいだろ?」

そう言われ、
うちは携帯を返す


「ほんとに浮気してない?」


念を押すように聞く


「してないよ
お前だけだよ…?」

⏰:08/06/12 21:28 📱:SO903i 🆔:sFJsDwrE


#258 []
うちらは仲直りをし、
待たせたふたりに
謝りコンビニに
酒を買いに行くことに


コンビニで、
お菓子やつまみや酒を
買い込み馨と、
みっちゃんが支払ってくれた


「まじ、お金ないわ」

⏰:08/06/12 21:30 📱:SO903i 🆔:sFJsDwrE


#259 []
駅に着きボソッと
吐く馨に
うちはお金を渡す


「…いいよっ」


と、言いながら
受け取る馨。


「大丈夫、
ふたり共見てないよ」


馨にお金を渡し
切符を買ううち。

⏰:08/06/12 21:41 📱:SO903i 🆔:sFJsDwrE


#260 []
隣でみっちゃんに切符を
買ってもらう
さーちゃんが少し
羨ましかった


うちも…
一回くらい
「はい、切符」
とかって言われてみたい


なーんて、思ってた


馨の最寄り駅に着き、
四人で歩く

⏰:08/06/12 21:42 📱:SO903i 🆔:sFJsDwrE


#261 []
辺りは暗いし、
うちらはキスし放題。


何されても馨が大好き


本気で思った


裏切られても、
嘘付かれても、


ずっと大好き
ずっと愛してる


このときは、そう思った

⏰:08/06/12 21:44 📱:SO903i 🆔:sFJsDwrE


#262 []
馨が浮気してないって
言うんだし、
信じるしかないよね。


高校の名前を嘘付く
くらい、いいよね。


そうやって
自分に言い聞かせた


何より好きって
気持ちが大きかった


「…馨、大好きっ」

⏰:08/06/12 21:45 📱:SO903i 🆔:sFJsDwrE


#263 []
馨の家に着き、
今日は誰も居なく
留守だから
四人で騒いだ。


飲んで、食べて
…―うちは潰れた。


覚えてないけど、…


三人にかなり迷惑
をかけちゃったみたいだ


トイレに吐きに行っても
何も食べてないから
唾液しかでない…―

⏰:08/06/12 21:47 📱:SO903i 🆔:sFJsDwrE


#264 []
馨がずっとうちの
側にいてくれた。


ずっとうちを擦ってくれ
ずっと手を繋いでくれた


そんな馨がうちは
大好きだったんだよ。


めっちゃめっちゃ
めーっちゃ大好きだった

⏰:08/06/12 21:49 📱:SO903i 🆔:sFJsDwrE


#265 []
でもね、
次の朝一番に起きた
うちは馨に書いた手紙を
机の上に置こうとし
たまたまファイルを
見つけた


学校のプリントが
ファイルされていた


几帳面な馨だから
一枚、一枚綺麗に…


どんな勉強してるんかな?
って興味本意でみた

⏰:08/06/15 12:13 📱:SH905i 🆔:2I7hE.8s


#266 []
ほんとに
ただ、興味本意で
ただ、みただけだった


だけど、…―


専門学校‥?
どーゆうことなの?


看護…―?


違うよね、
違うよね?


馨は、…―
一体誰なの?

⏰:08/06/15 12:42 📱:SH905i 🆔:2I7hE.8s


#267 []
うちはベットで寝てる
馨に聞いた


馨、あなたは
一体誰なの…―?


と。

⏰:08/06/15 12:44 📱:SH905i 🆔:2I7hE.8s


#268 []
馨は形相を変えて
うちをみた


「は?何が?」


「学校…専門なの?」


馨は下を向いた


別に専門だから、
なんかじゃない

⏰:08/06/15 15:36 📱:SH905i 🆔:2I7hE.8s


#269 []
ただ、
嘘をつかれたのが
めっちゃショックだった


なんで、って


部活してるんじゃないの?


部活…は?


答え、わかってるのに
聞いた


少しの期待にかけて。

⏰:08/06/15 15:37 📱:SH905i 🆔:2I7hE.8s


#270 [*∵)/]

彼氏の名前が読めないんですけど
何て名前なんですか?

⏰:08/06/16 16:16 📱:D905i 🆔:4C2N9UtE


#271 []

かおるです
読んでくれて、
ありがとうございます

⏰:08/06/20 06:30 📱:SH905i 🆔:o0l3Q6Dg


#272 []
してない…。


わかってるのに、
奈落の底に落とされた

そんな感じだった。


部活の遠征とか、
部活の放課後練習とか、
何してたの‥?


家にいた。
遊んでた。
寝ていた。


‥ははっ。

⏰:08/06/20 06:33 📱:SH905i 🆔:o0l3Q6Dg


#273 []
凄く笑える。

うち、バカじゃん。
うち、アホじゃん。

何で気付かないの
もうすぐ一年なのに…


馨はごめん‥ごめん
とうちの胸の中で泣いた

⏰:08/06/20 06:35 📱:SH905i 🆔:o0l3Q6Dg


#274 []
そんな馨を見てたら

うちがこの人を守らなきゃ

そう思った



「大丈夫
うちがいるから」


そう言った
何度もキスをした
何度も抱き合った

⏰:08/06/20 07:47 📱:SH905i 🆔:o0l3Q6Dg


#275 []
馨は泣きつかれたのか
また眠りに付いた

うちはそーっとベットを
でて、もう一度机をみた


あれ…?
手帳じゃん。


前つけてるとかって
言ってたよね。


几帳面な馨は手帳も
綺麗に書いてあった


けど…―

⏰:08/06/20 07:55 📱:SH905i 🆔:o0l3Q6Dg


#276 []
うちらの記念日
ずーっと書いてなくて


…―
知らない人の名前と馨の
名前が並んで
三ヶ月記念日って
書いてあったんだ‥。


うちの記念日、
書いてなくていいよ


書かなくていいけど
他の人の記念日も
書かないでよ。

⏰:08/06/20 08:14 📱:SH905i 🆔:o0l3Q6Dg


#277 []
そしてうちは見付けた


ずっと怪しんでた
コムと同じ名前の人。


うちは頭がぐちゃぐちゃ
で思考回路が
めちゃくちゃに
なりそうだった。


…―
あなたは何人と
付き合ってるの‥?

⏰:08/06/20 18:53 📱:SO903i 🆔:o0l3Q6Dg


#278 []
手帳を見たまま
うちは動けなかった


ショックだけど、
馨が好きで好きで…


別れるなんかなくて


…―


全部を受け止めて
また付き合おうと思った


でも、馨の口から
真実を聞きたくて起こした

⏰:08/06/20 19:17 📱:SO903i 🆔:o0l3Q6Dg


#279 []
「なぁ…?」


「…ん〜?どした?」


眠そうに目を擦る馨。


「他に付き合ってる人
いるでしょ…?」


「は…?いないし」


…―


「手帳みたよ」

⏰:08/06/20 21:19 📱:SO903i 🆔:o0l3Q6Dg


#280 []
「‥ごめん」


「…うん
3股かけてたの‥?」


「3は違う。ふたりだよ
お前ともうひとり」


「だって…コムの着信
とか、手帳に書いてた
ゆーって人もでしょ…」


うちがずーっと
疑ってた人、ゆーさん。

⏰:08/06/21 13:57 📱:SO903i 🆔:aJ67Zaac


#281 []
「違うから
友達にもゆーってやつ
がいてそいつだから」


「違うでしょ」


「そうだから」


話しに折り合いが
つかない


…―


「わかった
じゃあ…、信じるよ」


そういうしかなかった

⏰:08/06/21 14:06 📱:SO903i 🆔:aJ67Zaac


#282 []
「顔洗ってくるわ」


そう言う馨は部屋から
ででいった


…―
携帯が机の上に
無造作に置かれてある


ガチャ…―


隣の部屋にいた
さーちゃんが入って来た


「あ、おはよ」

⏰:08/06/21 14:10 📱:SO903i 🆔:aJ67Zaac


#283 []
さーちゃんはベットに
座り自分の携帯を触る。


…―
携帯、見たいな。


うちは馨の携帯を開く


…―
昨日みた、
リダイアル
着信履歴
電話帳

…何もなかった。


あっ…、

⏰:08/06/21 14:12 📱:SO903i 🆔:aJ67Zaac


#284 []
うちは携帯を
ポチポチと押し、
メニューを開く…。


データボックス…
写メ、プリクラ
何か残ってないかな。


うちはデータボックスの
ところにある
「K・Y」という
アルファベットふたつ
並んであるボックスを
みつけた。

⏰:08/06/21 14:15 📱:SO903i 🆔:aJ67Zaac


#285 []
嫌な予感がする
妙な胸騒ぎ

でも、躊躇いはない

うちは覚悟して開いた

「‥あ…」

そこにある画像は
プリ画でうちが疑ってた
"あの人"と撮った
モノだった…―

うちが勝訴、
徹底的な証拠を
見付けた瞬間だった。

⏰:08/06/24 17:17 📱:SO903i 🆔:0znZSUq2


#286 []
「見て、さーちゃん」

うちはパッと
さーちゃんに携帯画像
を見せた。


「‥まじ、で…」


そして、うちは
馨を呼び携帯画面を見せた


慌てた馨はとっさに
うちの手から携帯を取り
違う部屋に行った


…―うちも追い掛けた

⏰:08/06/24 17:19 📱:SO903i 🆔:0znZSUq2


#287 []
ふたり並んで話しする。

初めはうちと話すのを
拒んだ馨だったが、
次第にぽつりぽつりと
いきさつを話してくれた

うちは黙って聞いた

「ねぇ?」

話し終えた馨に聞く。

「何?」

「うちのこと、
好き…だったの?」

⏰:08/06/24 17:22 📱:SO903i 🆔:0znZSUq2


#288 []
「あぁ…
誰より誰より好きだった
今もだよ。でも…」

「でも…?」

聞きたくない。

「別れたい
自分は誰とも付き合う
べきじゃないんだよ
だからみんなと別れる」

「イヤだ…別れたくない」

うちが訴えても、
無駄だった。

⏰:08/06/24 17:24 📱:SO903i 🆔:0znZSUq2


#289 []
「ごめん…」

そればかり

うちはギュッと馨を
抱きしめた

「ずっと側に
いてくれるって
言ったじゃない」

涙を流して

「泣かないで…?」

うちは馨の前に座り
ずっとずっと言った

別れたくなくて、
失いたくなかった

⏰:08/06/24 17:25 📱:SO903i 🆔:0znZSUq2


#290 []
「わかったよ…祐子」

「え…?」

「また一から頑張ろう
でも自分…でいいの?」

「うちは、馨がいい」

馨じゃなきゃ意味がない

大好きなんだよ。
めっちゃ、めっちゃ

だからさ、
なんだって耐えれる

「大好きだよ」

「大好きやで」

⏰:08/06/24 17:27 📱:SO903i 🆔:0znZSUq2


#291 []
そう言って
キスを交した

「うち、先に
ふたりのとこに戻るね」

「わかった」

うちはさーちゃんたちの
とこに戻った

ふたりは心配そうに

「大丈夫…?」

って聞いてくれた

ごめんね、
ふたりにも心配かけて。

⏰:08/06/24 17:29 📱:SO903i 🆔:0znZSUq2


#292 []
そして、帰る数十分前に
なり
うちはふたりに頼んだ

「少しだけ馨と
いたいんだけどいい…?」

そう言うとふたりは
快く了解してくれた。

そして、馨と
ふたりの時間。

思いっきり、
馨と抱き合った。

温かくて、離れたくない

⏰:08/06/24 17:32 📱:SO903i 🆔:0znZSUq2


#293 []
でも、
時間は止まらなくて

楽しい時間は
凄い短く感じて

「もう、時間だ」

うちはみっちゃん
たちがいるリビングに
行った

相変わらず
いちゃいちゃしてて
凄い可愛かった

⏰:08/06/29 00:21 📱:SH905i 🆔:cmnHeGoM


#294 []
「帰ろっか」その一言で
うちらは馨の家を
後にしようとしたとき


「…痛い、痛い」


突如、馨が横っ腹の
腹痛を訴え


「ごめん
見送りに行けない」


と言いだした。

⏰:08/07/05 00:37 📱:SO903i 🆔:WZS/N7mw


#295 []
馨の浮気、三股を
発覚して仲直りした時
うちがたまたま遊びで
馨の横っ腹を蹴りそれが
痛みだしたみたいだ


うちらは玄関で
送ってくれる馨に
「ありがとう」と
お礼を言い
馨の家を後にした

⏰:08/07/05 00:39 📱:SO903i 🆔:WZS/N7mw


#296 []
帰りみっちゃんと
さーちゃんと話したり
凄い楽しかった


駅でふたりとご飯を食べ
一服しようとしたが、
時間がなくて断念し
新幹線改札口の前で
三人でしゃがんでた


「あ、ちょっと待ってて」


いきなりみーちゃんが
どこかに走って行った。

⏰:08/07/05 00:41 📱:SO903i 🆔:WZS/N7mw


#297 []
みーちゃん
どうしたんだろ…―


うちが新幹線に乗るまで
時間は刻一刻と過ぎて、
後数分になってしまった


「あー…ごめんなぁ」


慌てて走ってきた
みーちゃんの手には
コンビニの袋が
持たれていた。

⏰:08/07/05 00:44 📱:SO903i 🆔:WZS/N7mw


#298 []
「はい、これ。祐子の分」


コンビニ袋に沢山のお菓子



「…―え?」


「新幹線暇だろー?
お腹空くと思うしさ」


「えー?悪いからいいよ」


「いーから、いーから」

⏰:08/07/05 00:46 📱:SO903i 🆔:WZS/N7mw


#299 []
「あ…チョコボール」


うちは昨晩のことを
思い出した


夜、コンビニで
買い出しをしてるとき
"チョコボールが好き"
と三人に話してたのだ


それを思い出して…?


「昨日チョコボール
好きって言ってたからさ」

⏰:08/07/05 00:53 📱:SO903i 🆔:WZS/N7mw


#300 []
そういうさり気ない
優しさ
ほんとに嬉しかった


さーちゃんが羨ましい


何度も思った
何度も感じた


「あ…時間だ」


うちは慌てて改札を
通り抜けふたりに
手を振った


「ありがとう」

⏰:08/07/05 00:55 📱:SO903i 🆔:WZS/N7mw


#301 []
新幹線に乗り窓を眺める


東京は凄いな。
大きくてさ、
キラキラしててさ、

ほんとに凄いな。


うちはすぐに三人に
メールを送った


こんな週末、
ほんとに夢みたいだった

⏰:08/07/05 00:57 📱:SO903i 🆔:WZS/N7mw


#302 []
地元に着くと
母が迎えに来てくれた


あーぁ、夢の時間が
終わっちゃった。


夢から醒めた時間
夢に入ってく時間


同じ時間なのに、
全然違うんだ

⏰:08/07/05 00:58 📱:SO903i 🆔:WZS/N7mw


#303 [Ageha(∵)◆41K1VS7W5s]
ずっとみてます

前スレから
ロムってました

主さん本当文章かくの
うまくて半年ぐらい
前に.夜中まで
読み入ってたのを
覚えてますワラ

ずっと読んでるので.
がんばってください

⏰:08/07/05 10:28 📱:D705i 🆔:/z1z4uYY


#304 []

誰も読んでくれてないと
思ってたので凄い嬉しさ
と驚きでいっぱいです
駄作ですが完結させます
ので、よろしくお願い
しますm(__)m

⏰:08/07/05 21:34 📱:SO903i 🆔:WZS/N7mw


#305 []

読み返してると
名前が間違ってたので…

さーちゃん→さっちゃん
りー→ゆー
右側が合ってます
申し訳ございません

⏰:08/07/05 21:38 📱:SO903i 🆔:WZS/N7mw


#306 []
「…楽しかった?」

―…お母さんに聞かれ
我に返る


「あぁ…うん
めっちゃ楽しかったよ」


電車に乗り、
地元の最寄り駅に着き
歩いて家に帰る


あー…
数時間前までは隣に
馨がいたんだよね。

⏰:08/07/05 21:44 📱:SO903i 🆔:WZS/N7mw


#307 []
次、逢えるのいつかな…

いつまた逢えるかな。


わからないよね、
そんなのさ。


あーぁ、
ついさっきまで一緒に
いたのに
もう逢いたいよ。
温もりがほしいよ。


…馨、どこにも行かないでね?

⏰:08/07/05 21:45 📱:SO903i 🆔:WZS/N7mw


#308 []
うちは
ずっと馨と一緒に
いると思ってた。
馨共に人生を
歩むと思ってた。


東京から帰ってからは
現実の世界に
引き寄せられたように
毎日毎日同じ生活。


ただ、違ったのは…―
馨がゆーとも別れて
うちだけのものになった
って言うくらいかな。

⏰:08/07/05 21:49 📱:SO903i 🆔:WZS/N7mw


#309 []
ゆーとの別れ、
ゆーに対する罪悪感と
自分に対する憎悪感
でいっぱいだった


…―
「大丈夫?」

「大丈夫やでっ」

うちは毎日毎日同じ
生活とは言え中々
馨のことを
受け入れられずにいた

⏰:08/07/05 21:51 📱:SO903i 🆔:WZS/N7mw


#310 []
そんなうちを見かねてか
友達のエリが
ご飯に誘ってくれた。


エリに全てを話したら
泣いてくれた


それが嬉しくて嬉しくて
うちは頑張って
乗り越えようと思った


「ほんまに大丈夫?」

⏰:08/07/05 21:52 📱:SO903i 🆔:WZS/N7mw


#311 []
再度確認するように
エリはうちに尋ねた


「ほんまに大丈夫」


ご飯を食べ終わった後は
凄いスッキリした


ありがとう、エリ。


人に話すことで
肩の身がおりたよ。
楽になったよ。
救われたよ。

⏰:08/07/05 21:55 📱:SO903i 🆔:WZS/N7mw


#312 []
エリと別れた後、
馨にコムをする。


呼び出し音が
電車の発車音と
いいように調和する


前までは通話中だった。
今は呼び出し音が鳴る。


うちだけの馨、
そう実感することができた

⏰:08/07/05 21:57 📱:SO903i 🆔:WZS/N7mw


#313 []
「おー、祐子。どした?」


うちの大好きな馨の声。


「ううん。
あのさ…ゆー…とは
どうなったのかな、って」


「あー…別れたよ
でも向こうご飯とか
食べれないみたいでさ
振られたショックで。
でも、大丈夫だからさ」

⏰:08/07/05 22:00 📱:SO903i 🆔:WZS/N7mw


#314 []
「そっか…ごめんね」

「大丈夫だよ
気にすんな
自分こそごめんな
待たせちゃってさ…」


「全然待ってないから
戻ってきてくれて
ほんとにありがとうね」


「ううん。
まじ、ごめんな…
絶対祐子を幸せにする」

⏰:08/07/05 22:03 📱:SO903i 🆔:WZS/N7mw


#315 []
ほんとに、ほんとに…
馨が大好きで
ほんとに、ほんとに…
馨を愛したんだよ。


ねぇ、…馨は
うちの愛が重かった?


「ありがとう」


うちらは電話を切り、
電車に乗り家に帰った


「祐ちゃん
おかえりなさーい」

⏰:08/07/05 22:09 📱:SO903i 🆔:WZS/N7mw


#316 []
笑顔でおばあちゃんが
迎えてくれた

おじいちゃんが
亡くなってから
おばあちゃんとの
会話が増えた


それを機に
関係が少しずつだけど
修復されていった。


おじいちゃんのパワー
なのかもしれないね

⏰:08/07/05 22:12 📱:SO903i 🆔:WZS/N7mw


#317 []
おばあちゃんは
風呂を沸かしてくれた


…―チャプン


曇りがかった風呂の
ガラスを見て


余計に切なくなる


指で"かおるスキ"
なんて書いたりしてさ。


幸せなのに、切ない
嬉しいのに、苦しい

⏰:08/07/05 22:14 📱:SO903i 🆔:WZS/N7mw


#318 []
何でなんだろう…、

このモヤモヤする気持ち


風呂を上がり、
馨に電話をする前に。


馨が前にゆーと
立ててた掲示板を見た


あれ以来、
馨がゆーと別れたと
言った以来何も
書かれてなかった掲示板

⏰:08/07/05 22:16 📱:SO903i 🆔:WZS/N7mw


#319 []
その掲示板は数人で
立ててあり、
ふたりが別れたのに
ふたり以外の違う人が
書き込みが増えていた


あれ…?
わかんないけどさ、
何で友達が別れたのに
掲示板更新されてるの?


おかしい、
そう思うのはうちだけ?

⏰:08/07/05 22:18 📱:SO903i 🆔:WZS/N7mw


#320 []
うちは慌てて…
胸がはち切れそうな
思いで、
みっちゃんに電話をする


「おー、祐子じゃん
どしたんやー?」


「いきなりごめんね
あのさ…馨の掲示板を
見てほしいんだけど」


うちが頼むと、
みっちゃんは
わかった、わかった
と快く了解してくれた

⏰:08/07/05 22:35 📱:SO903i 🆔:WZS/N7mw


#321 []
左手にコムで
みっちゃんと電話し
右手にドコモで
みっちゃんと掲示板を見る


「更新されとるな
普通おかしいよな」

「でしょ?
おかしいよね、絶対
みっちゃん…掲示板に
書き込んで聞いてくれない…?」


「おー、いいよ」

⏰:08/07/05 22:38 📱:SO903i 🆔:WZS/N7mw


#322 []
みっちゃんは
掲示板に書き込んでくれた


【もうひとつの
カップル別れたの?】


そんな感じで
書いてくれた…―


返事はすぐにきた‥。


やだ…、やだやだ。

⏰:08/07/06 00:53 📱:SO903i 🆔:TYol2BIE


#323 []
【続いてるよ
ラブラブやで〜
ただある事情があって
来れんくなったんやんか】

…―
理解できなかった
現実逃避したかった


ぐるぐる、ぐるぐる


頭が働かないよ
別れた…のはウソ?


ねぇ?馨。
あなたは変わったよ

⏰:08/07/06 00:55 📱:SO903i 🆔:TYol2BIE


#324 []
バカみたいじゃん、うち


馨の言葉信じて
何も疑わなかったよ


別れた…って信じてたよ


ねぇ‥。
信じたうちバカだよね。



馨は‥
うちじゃダメなのかな。


うちじゃ幸せにできないのかな。

⏰:08/07/06 00:57 📱:SO903i 🆔:TYol2BIE


#325 []
もしさ、…もし
幸せにできてなかったら
ごめんね…?
ごめんね、馨。


「まじかぁ…」

ポツリと呟くみっちゃん

「ね…バカみたい、うち
もう‥ゆーに電話する」


「うん…そっかぁ」


ぶっちゃけ怖いよ
緊張してるよ

⏰:08/07/06 12:29 📱:SO903i 🆔:TYol2BIE


#326 []
でも誰にも馨を
渡したくないんだよ。


うちだけの馨で
いてほしいんだよ。


バカなくらい
馨が大好きなんだよ。


誰も見えないくらい
馨に惚れてるんよ。



…―
馨、ごめんね。
電話するからさ、うち‥

⏰:08/07/06 12:31 📱:SO903i 🆔:TYol2BIE


#327 []
―…

「ゴールデンウィーク
行けなくなったや…
お金なくってさ
後、2千円足りなくて」


ふと回想していた。


「わかった…」


ずっと、ずーっと
ゴールデンウィーク
馨が来てくれるの
楽しみにしてたんだよ。

⏰:08/07/06 12:39 📱:SO903i 🆔:TYol2BIE


#328 []
たった2千円。
されど2千円。


2千円…―、
借りてくれないの?


なんて思っちゃうよ‥。



でも、"わかった"
しか言えなかった…


そして、馨は結局
家族と軽井沢に
行くことにしたみたいだ


久々の家族旅行楽しみ、
なんて言うててさ。

⏰:08/07/06 12:41 📱:SO903i 🆔:TYol2BIE


#329 [ぁり]
馨さぃてー


泣きそぉです

⏰:08/07/06 13:28 📱:P905i 🆔:ssgXnMCg


#330 []

ぁりさん

読んでくれて
ありがとうございます
ここから馨は変わって
いくんですけどね…


⏰:08/07/06 14:17 📱:SO903i 🆔:TYol2BIE


#331 []
馨は家族と久々の
家族旅行に出かけた


うちは予定もなく…、
ただ毎日を過ごしていた


ゴールデンウィークが
始まって馨からの
連絡がなくなった


…―


家族といるんだもんね。
仕方ないよね。

⏰:08/07/06 14:18 📱:SO903i 🆔:TYol2BIE


#332 []
メールしたくても
電話したくても

…―我慢、した。


なんでこんな
タイミングが悪いの?


うちが馨からの連絡を
ずっと待ってるとき
たまたま大好きだった
元カレに逢った


大好きだったあの笑顔。

⏰:08/07/06 20:17 📱:SO903i 🆔:TYol2BIE


#333 []
「あ、久々〜」


「久々だね。
元気してた…?」


凄く凄く大好きで
凄く凄く愛してた人


数少ない会話だったけど
うちは暖かくなった



家に帰り、ずーっと
問い合わせ。


メール来ない、来ない

⏰:08/07/06 20:19 📱:SO903i 🆔:TYol2BIE


#334 []
ベットに横になり
携帯を眺めてると
自然に涙が溢れた


あまりに自然すぎて
初めは気付かなかった


…―逢いたい、な。


気付いたときには
元カレに電話をかけてた


「どうした?」


電話越しの優しい声

⏰:08/07/06 20:21 📱:SO903i 🆔:TYol2BIE


#335 []
「逢いたい…、よ」


「は?何で?」


元カレは別れてから
冷たくなったから。
慣れてたけど、
やっぱキツイ‥、よ。


「ひっく…ひく…
今…時間があれば…
ちょっとでいいから
逢いたい、よ…。」

⏰:08/07/06 23:17 📱:SO903i 🆔:TYol2BIE


#336 []
冷たさの中にいつも
優しさが隠れてるね。


「んー…わかった
じゃあどこでがいい?」


「そっち…行くから」


「あいよ。
着いたら連絡してな」


不器用な元カレ。
うちの初恋の相手

⏰:08/07/06 23:18 📱:SO903i 🆔:TYol2BIE


#337 []
元カレの家に
行くまでの間

付き合ってた頃を
思い出した


よく、この道
ふたりで通ったな…とか

ここで待ち合わせして
小さなデートしたな…とか



…―
修学旅行からの帰り、
元カレの家でみたあの光景

⏰:08/07/06 23:20 📱:SO903i 🆔:TYol2BIE


#338 []
うちじゃない人を
抱いて、

うちじゃない人と
愛し合って、


…―


その直後振られて
ずっとずーっと
引きずって…
ずっとずーっと
追いかけてた


あの頃の自分と、
今の自分

似てるのかなぁ…。

⏰:08/07/06 23:25 📱:SO903i 🆔:TYol2BIE


#339 []
変わってないや

進歩なんかしてなかった


「今、着いたよ」


元カレに電話を入れる



「りょーかい
今から行くから待ってて」

⏰:08/07/07 11:38 📱:SO903i 🆔:LiYUT12Y


#340 []
うちは初めて元カレと
キスを交した
場所で待ってた。


ふたりの思い出の場所


覚えてるかな…―?


ねぇ、ほんとに
ちょうど数年前の今日
この七夕にキスをしたね


恥ずかしかったな…


ドキドキしちゃって…。

⏰:08/07/07 11:44 📱:SO903i 🆔:LiYUT12Y


#341 []
お互い初めてで
うちからしたよね…


…―
あのとき、うち
人生で一番幸せだったよ


でも、やっと
過去形にすることができた


やっと過去にできたよ。

⏰:08/07/07 11:45 📱:SO903i 🆔:LiYUT12Y


#342 []
「お待たせ。ごめんな」


うちの大好きな笑顔
笑った顔が誰より
可愛くて、癒された


身長伸びたね…―


またこのベンチに
ふたりで座るなんて
思わなかったよ


うち、…夢見てるんかな

⏰:08/07/07 11:47 📱:SO903i 🆔:LiYUT12Y


#343 []
「…どしたんや?」


元カレの言葉に涙する


ばかぁ…
好きになるかもじゃん。
せっかく過去にできたのに


うちはきっと、ずっと
あなたには適わないや


「あんね、…―」


うちは全部話した。

⏰:08/07/07 11:49 📱:SO903i 🆔:LiYUT12Y


#344 []
「ははっ…
別れろやぁ〜そんな奴」


「でも、好きやから」


「じゃあ付き合えば?」


「…‥うーん…」


「浮気とかは直らんよ
難しいんじゃね〜の」


隣で携帯をいじりながら
話す元カレをみて
うちのものじゃない…
めっちゃ実感したよ

⏰:08/07/07 11:52 📱:SO903i 🆔:LiYUT12Y


#345 [我輩は匿名である]
前のから見た。今いちばん辛いとこやんな〜・・なんで馨と別れんかってん?って不思議んなった。
って無駄レスごめそ^ω^:応援してるからこれからも書いてな〜

⏰:08/07/07 19:37 📱:PC 🆔:ho9qrIzo


#346 []

匿名さん
ありがとうございます
無駄レスなんて
とんでもないです
凄く好きやったので、
全部許してました

⏰:08/07/07 19:54 📱:SO903i 🆔:LiYUT12Y


#347 []
泣いてるうちに
肩を貸してくれても
うちのじゃない


「んー…決めた
別れるよ、うち」


「おー…わかった
じゃあご飯食べるから
そろそろ帰るわな」


「わかった〜
ありがとうね。」


元カレと分かれたとき
ちょうど馨から連絡が来た

⏰:08/07/07 19:57 📱:SO903i 🆔:LiYUT12Y


#348 []
【連絡遅れてごめん
家族といたから
メールできんかった】


【そうなんや。いいよ】


長い間一緒にいたからか
変な同情みたいな、
感情がわいて中々
別れを切り出せなかった


だから…―

【ねぇ、写メ送ってよ】

⏰:08/07/09 16:01 📱:SO903i 🆔:oR2lllJ6


#349 []
それから暫くはメールが
来なくて、


来たメールは馨が
泊まってるらしきホテル
の写メが送られてきた


ソファの上にひとり
誰かが座っていた


…―
馨、じゃないよね?


ただ、写メだけ送られ
文章も打たれてなかった

⏰:08/07/09 16:03 📱:SO903i 🆔:oR2lllJ6


#350 []
【馨、怒ってる?】


それから馨からの
連絡は一切なかった


ずっと携帯を眺め
ずっと問い合わせをし
ずっと待ってたのに…


ねぇ?
知らないのかな。
忘れたのかな。


明日うちらの記念日だよ


毎月電話してるのに…―

⏰:08/07/09 16:05 📱:SO903i 🆔:oR2lllJ6


#351 []
【馨浮気してるの?】


【連絡してよ】


【もう連絡くれなかった
ら浮気って思うから】


そんなメールを何件も
何件も送った


泣きながら文章を打ち、
画面はぐちゃぐちゃで…


大好きなんだよ。うちは

⏰:08/07/09 16:06 📱:SO903i 🆔:oR2lllJ6


#352 []
馨、絡してよ。


バカみたいって
笑われるかなあ…


でもさ…、でも
頭が馨でいっぱいで
いっぱいでさ…―


そして記念日の日



初めてだよね



別々に迎えたの…―

⏰:08/07/09 16:08 📱:SO903i 🆔:oR2lllJ6


#353 []
それでもうちは
記念日メール送ったよ


相変わらず
うちは送ったんだよ。


日付が変わってすぐ、


でも馨からのメールも
電話もなくってさ…―


電話もいっぱいしたよ
嫌われるってくらい

⏰:08/07/09 16:10 📱:SO903i 🆔:oR2lllJ6


#354 []
それから十分くらいして


馨からたった一言


【記念日おめでとう】


とだけメールがきた


それだけで、嬉しくて
うちは長文で返した


でも、返事はなくて…


うちの涙は溢れるばかり

⏰:08/07/09 16:12 📱:SO903i 🆔:oR2lllJ6


#355 []
泣いてると、
知らない間に寝ていた


次の日、起きてすぐ
携帯をみた


少しの期待をかけて…―


でも、メールなんて
きてなくて。


あーぁ、期待した分
返してよ。


うちが暫く携帯を
眺めてると
馨からメールが入った

⏰:08/07/09 16:13 📱:SO903i 🆔:oR2lllJ6


#356 []
慌てて電話をした


ごめんね、
今メールじゃなくて
電話がしたいの。


ごめんね、
わがままだけど
声が聞きたいの。


呼び出し音が鳴り、
すぐに馨が電話に出る


…―
やったぁ、


「あ、…もしも…」

⏰:08/07/09 16:15 📱:SO903i 🆔:oR2lllJ6


#357 []
って言った瞬間、

電話をブチって切られた


それから何回かけても
何回かけても


繋がらなかった


電波が届かないところにあるか…―


機械的な声が流れる


【ごめんな。圏外だった
今親といるから電話無理】

⏰:08/07/09 16:17 📱:SO903i 🆔:oR2lllJ6


#358 []
もー…嫌だよ。

圏外で電話切れた
と言うより
馨の故意的で切った


うちにはそう…思うよ?


心臓が破裂しそうだよ
こんなに心配ばかり嫌だ


…‥何してるの?馨。

⏰:08/07/09 16:19 📱:SO903i 🆔:oR2lllJ6


#359 []
頭がパンクするよ

考えれば
考えるほど

苦しくなり
好きになっていく

バカな自分
愚かな自分


その次の日の夕方やっと
帰ると馨から連絡がきた


何してたの…?


家族といたんだよ、

⏰:08/07/09 22:50 📱:SO903i 🆔:oR2lllJ6


#360 []
はぁ、逆ギレ…―。


久しぶりの家族旅行
だから携帯触らなかった


触らなかったら
圏外とかわからないでしょ


なんて、理屈を
並べても仕方ないか。


わかった、
連絡しすぎてごめんね


それしか言えなかった

⏰:08/07/09 22:53 📱:SO903i 🆔:oR2lllJ6


#361 []
ごめんね
ごめんね

って

ごめんなさい
ごめんなさい

って


うちは馨が怖いから
何度も何度も謝ってきた


嫌われたくなくて…
側にいてほしくて‥

⏰:08/07/09 22:56 📱:SO903i 🆔:oR2lllJ6


#362 []
ふぅ、と
ゴールデンウィーク
の出来事を思い出し
ため息を吐く


「大丈夫かぁ?」


…―
「あ、うん」

みっちゃんの一言で
一気に引き戻された

【馨、ごめんなさい
今からゆーさんに
電話します…】


そう馨にメールをし
みっちゃんとのコムを切る

⏰:08/07/09 23:07 📱:SO903i 🆔:oR2lllJ6


#363 []
非通知で電話をかける


…―
緊張しすぎて
どうしたらいいのか‥。

心臓が鳴り響く
呼び出し音が鳴り響く


早く…で‥てよ。

「はい?もしもし‥」


電話越しの声。


すー…はー‥。


「あの…―」

⏰:08/07/09 23:12 📱:SO903i 🆔:oR2lllJ6


#364 []
「―‥はい?」


電話に出た人は
思ったより高い声だった


「誰ですか?」


ひとつ深呼吸をし、
ウチは吐いた


「馨の‥彼女です」



「…はぁ?」

⏰:08/07/21 01:13 📱:SO903i 🆔:lcHqIJRo


#365 []
そりゃ、
はぁ?ってなるよね。


きっと…、
否、絶対だな。


絶対ウチでもなってる



はぁ?


ってなってる。



でも、馨を
取り戻すために…、
ウチは闘うんだ

⏰:08/07/21 01:15 📱:SO903i 🆔:lcHqIJRo


#366 []
「まじですか?」


「はい…。まじです」


「ぇ‥まじかぁ…」



相手側は
ひどく堕落していた。


そりゃ、そうだよね。
受け入れたくないよね。


その間、馨からの
電話やメールが
大量にきた

⏰:08/07/21 01:18 📱:SO903i 🆔:lcHqIJRo


#367 []
「ってか、馨から
めっちゃメールとか
電話きてるんだけど…」


「まじ?
出ればいいじゃん」


「うん」


ウチはドコモに
かかっている電話をでた


「…はぃ?」


「お前らふたりとも死ね」

⏰:08/07/21 01:19 📱:SO903i 🆔:lcHqIJRo


#368 []
それだけ言うと
馨は電話を切った


【お前らふたりとも死ね】


―…馨、
最低だね。ほんとに。


ウチは段々
馨に対する怒りが
こみあげてきた。


「あいつ何て?」


「お前らふたりとも死ね
って言ってた」

⏰:08/07/21 01:21 📱:SO903i 🆔:lcHqIJRo


#369 []
「はぁ?あいつまじで
有り得んって」


ウチはキョトンとした


凄い、この人。



「ちょっとあいつに
電話するから待ってて」



「うん」


―‥



「有り得ん
電源切ってるわ」

⏰:08/07/21 01:24 📱:SO903i 🆔:lcHqIJRo


#370 []
ウチもかけた


「ほんとだね…」


「ほんとヘタレなやつ
自分あいつ無理やわ
あんた…てか、名前は?」


「祐子て言うよ。
ウチは
…―また付き合いたい」


「はぁ?
また浮気されんで」

⏰:08/07/21 01:26 📱:SO903i 🆔:lcHqIJRo


#371 []
矛盾だらけの自分。


馨に対する怒りが
あるのに、
どこかにまだ好きって
気持ちがあって
それにウソ付けなくて…



嫌いになれなくて‥―



何でか、わかんないけど

⏰:08/07/21 01:27 📱:SO903i 🆔:lcHqIJRo


#372 []
失ったら生きていけない
離れたら生きていけない


そのときは、
そう考えてて
ウチは…―
馨と付き合っていく道
を選んだのだ。


だけど…―


「勝手にしたらいいけど
傷付いても知らんで?」

⏰:08/07/21 01:29 📱:SO903i 🆔:lcHqIJRo


#373 []
「一回したらやつは
中々直らんからなぁ。」


うわぁ…。
元カレと同じこと
言ってる‥―


そうなのかな…?


馨を、
もう一回信じてみたいよ


「まぁ、祐子ちゃんが
そうするならそうしい」

⏰:08/07/21 01:31 📱:SO903i 🆔:lcHqIJRo


#374 []
「うー…ん
やっぱウチも無理や」


「何やそれ」


「でも…死ねとか
言われたし…怖いよ。
何もされないかな‥?」


小心者でチキンな
ウチはビビりまくり


「大丈夫でしょ
怖いならあいつに
メールしといてやるよ」

⏰:08/07/21 07:07 📱:SO903i 🆔:lcHqIJRo


#375 []
「メール‥?」


「うん
今送っといたから
明日の朝にでも
見るんじゃね?」


凄いなあ…―
このゆーさんって人。


はっきりしてて、
サバサバしてる。


どんな付き合いを
馨としたのかなぁ。

⏰:08/07/21 23:35 📱:SO903i 🆔:lcHqIJRo


#376 []
「…なんて
してくれたんですか?」


「あー‥
祐子ちゃんに手出したら
まじ許さねーからな
お前死ねって言った
みたいだけどお前が
死ねよ、バカ
って送っといたから
チキンなあいつやから
何もしてこないっしょ」


うわぁ…―ウチなら無理

⏰:08/07/21 23:37 📱:SO903i 🆔:lcHqIJRo


#377 []
「何かすいません」


「気にしない」


そう笑い飛ばすゆーさん
にはさっきの恐さ
なんか全くなかった

⏰:08/07/21 23:38 📱:SO903i 🆔:lcHqIJRo


#378 []
途中心配してくれた
みっちゃんから
ドコモに着信があった


「大丈夫〜‥?」


「うん、大丈夫」


「今電話してる?」


「してるよ〜
めっちゃ意気投合」


「良かった、良かった」

⏰:08/07/21 23:40 📱:SO903i 🆔:lcHqIJRo


#379 []
みっちゃんと電話を切り
ゆーさんと話しをする


お互い色んな話をした


どうやって馨に
知り合ったとか、


馨とどんな付き合いを
してきたかとか、


ほんとに色んな話を
朝までしていた。

⏰:08/07/21 23:42 📱:SO903i 🆔:lcHqIJRo


#380 []


すいません…
凄い身勝手なんですが、
ここから先は
ノンフィクションに
書こうと思います
本当に実話なのと、
もうひとつ理由が
あるんですがね…。
ごめんなさい

⏰:08/07/24 01:33 📱:SO903i 🆔:cE9de0IQ


#381 [美]
あげ
続き待ってます

⏰:08/07/30 14:19 📱:SH903i 🆔:Ke6HOsIA


#382 [美]
あげい

⏰:08/08/03 12:00 📱:SH903i 🆔:3ft32V12


#383 []



美さん
ありがとうございます
放置すみません
ここから先ノンフィク
に書かせていただこう
と思っています‥。

⏰:08/08/07 04:50 📱:SO903i 🆔:sPskVbUU


#384 [りえ]
トンネルの話、あたしも
前に同じ事を考えましたよI

きっとトンネルがいくら
長くても、出口はあるし
毎日一歩ずつでも出口に向かっていますよねH
そして、出口についたら
振り返ったり、話せる
勇気が出るし、
他の人より強くなると
思います。

⏰:08/08/23 20:10 📱:W44K 🆔:fU5Z2mbA


#385 []


そうなんですか
同じように考えてくれる
方がいて嬉しいです
お互い出口に向かって
ゆっくり頑張って
いきましょうね

⏰:08/08/26 21:18 📱:SO903i 🆔:ImeoYcu.


#386 [るん☆]
あげ〜ッ
頑張って下さいッ
応援しています.。
さんはなんか凄いと
思いますッなんか
尊敬しちやいます
ここまでこれたことは
本当に凄いです
これからも自分を大切
にしていてください

⏰:08/09/01 20:44 📱:SH903i 🆔:B7qE4LfQ


#387 []

るん☆さん

あげありがとうございます
あたしは全然凄く
なんかないですよ
周りの人に支えてもらって
今のあたしがいます
はい。るん☆さんも
自分を大切に生きて下さい

⏰:08/09/02 00:20 📱:SO903i 🆔:Wtgv3KHY


#388 [るん☆]
かかないんですか

⏰:08/09/10 18:55 📱:SH903i 🆔:qhl6Da6g


#389 []


お待たせして
申し訳ありません

今日から続編を
書いていきます。

正直凄い怖いです。
でもありのままあたしを
隠さず書いていきます

カミングアウトします
今までのあたしを。

⏰:08/09/17 21:24 📱:SO903i 🆔:Ihx2B1s6


#390 []


bbs1.ryne.jp/r.php/novel-nf/7618/

続編になります。

⏰:08/09/17 21:36 📱:SO903i 🆔:Ihx2B1s6


#391 []


めっちゃ勝手なんですが
やっぱりここに続きを
書いていこうと思います

ほんとにごめんなさい

⏰:08/09/20 13:58 📱:SO903i 🆔:0Vonkzm.


#392 []


>>379

続きになります

⏰:08/09/20 14:00 📱:SO903i 🆔:0Vonkzm.


#393 []
「あ…ウチそろそろ
学校行く用意しなくちゃ」


「はぇーな。
じゃあ俺寝るから」


「あ…起こしましょうか?」


「まじ?
じゃあ8時に起こして」


「わかりました」


ウチはゆうとの電話を切り支度をし始めた

⏰:08/09/20 14:05 📱:SO903i 🆔:0Vonkzm.


#394 []
ウチは頭の中を整理した


はぁ…。
受け入れたくない現実


ウチの前では
彼氏だった馨

ゆーさんの前では
彼女だった馨


そう簡単に受け入れる程
ウチは強くない
ウチは大人じゃない

⏰:08/09/20 14:11 📱:SO903i 🆔:0Vonkzm.


#395 []
ウチは歩いて
最寄り駅まで行き


学校の最寄り駅に着き
ゆーさんに電話をした


「おはよ」


「あー‥おはよう」


ゆーさんの低い低い声

⏰:08/09/20 14:17 📱:SO903i 🆔:0Vonkzm.


#396 []
「朝ですよ」


「ぁあー…まじか
よし、起きるでー」


馨以外の人を朝起こす
何かめっちゃ違和感ある


「馨と戻らないの?」


「当たり前じゃん
祐子も戻るなよ?」


「うん、当たり前に〜」

⏰:08/09/20 14:20 📱:SO903i 🆔:0Vonkzm.


#397 []
何かめっちゃ気分が楽


ゆーさんはすぐに
メールでありがとう
と送ってきてくれた


授業中も休み時間も
時間が許す限り
お互いずっとメール
をしていた


馨と付き合ってたときは
あり得ないことが
ゆーさんとなら
あり得るんだなぁ…

⏰:08/09/20 14:25 📱:SO903i 🆔:0Vonkzm.


#398 []
ゆーさんはサークル
に入っていて、
途中メールが途絶えた


ゆーさんと連絡を
取ってない間、
馨から連絡が入った


ちょうどウチが電車
に乗ってるときだった


朝にメールで、
幸せになれよ。
と来て返事を
返さずにいたから
もうメールは来ない
そう思ってた

⏰:08/09/20 14:29 📱:SO903i 🆔:0Vonkzm.


#399 []
ウチは携帯の充電が
切れてて
メールを見たのは
それから一時間後だった


着信とメール、両方あった


ウチはメールを返した


正直嬉しかった。
またメールがきて…、
また電話がきて…、

⏰:08/09/20 14:31 📱:SO903i 🆔:0Vonkzm.


#400 []
ウチはメールを送った
直後すぐに電話をした。


プルプルプルプル…―


「もし‥もし…?」


馨の声、
一日ぶりに聞くのに
めっちゃ久しぶり
って感じするよ…。


「メールのこと正気?」


「うん…」

⏰:08/09/20 14:41 📱:SO903i 🆔:0Vonkzm.


#401 []
「まじで戻りたい
絶対大事にするから
お前を失いたくない」


馨の声しか
わからないけど
多分本気で言ってくれた


ウチはそんな馨に
何も言えず


「時間がほしい」


とだけ言い電話を切った

⏰:08/09/20 17:24 📱:SO903i 🆔:0Vonkzm.


#402 []
どうしたらいいんだろう


馨の告白
めっちゃ嬉しいよ。


でも、
ゆーさんとの約束
破るわけにはいかないよ。



ウチは迷った、
馨のこと
やっぱり嫌いに
なれない自分がいた。

⏰:08/09/20 17:25 📱:SO903i 🆔:0Vonkzm.


#403 []
何をされても
嫌いになんかなれないよ


その夜、ゆーさんと
電話をしていた


「朝はありがとうな」


「気にしないで」


「馨から連絡きたか?」


「うー…ん
今日告白されたわ」


「はぁ?…まじか」

⏰:08/09/20 17:32 📱:SO903i 🆔:0Vonkzm.


#404 []
ウチは最悪だよ。


ほんとは嬉しかったのに
嬉しいことは隠してた


「まじあいつ今更
なんだよな、うぜーわ」


「あり得ないよね」


ウチは馨に対し、
ゆーさんに対し、
最低なことをした。


ごめんなさい。

⏰:08/09/20 17:34 📱:SO903i 🆔:0Vonkzm.


#405 []
「祐子は何って言った?」


「普通に断ったよね」


…―嘘、
ほんとは
保留にしてもらった


ウチは中途半端で
ふたりを傷付けた。


ゆーさんとのコム中
馨から着信が何件かあった

⏰:08/09/20 17:36 📱:SO903i 🆔:0Vonkzm.


#406 []
ウチはゆーさんとの
コムを終え
すぐに馨にかけた


「あいつと話してたん?」


あいつ…―、
あぁ‥ゆーさんのことね


「うん」


「あいつと仲良いん?」


「仲良くなったかな」


「やめとけよ、あいつは
めっちゃチャラいからな」

⏰:08/09/20 23:13 📱:SO903i 🆔:0Vonkzm.


#407 []
チャラい…?

ゆーさんが?


「あり得ないでしょ」


「否、あいつチャラいよ」


ウチは黙って聞いていた


「返事でたか?」


「待ってほしい
明日絶対返事するから」

⏰:08/09/20 23:15 📱:SO903i 🆔:0Vonkzm.


#408 []
絶対…って
言い切ってしまった


どうしたらいいんだろう


考えても考えても
答えはでてこなかった


次の日の夕方
馨から電話が鳴り、
ウチは渋々でた。


その日はゆーさんは
サークルが休みで
ウチらはずーっと
メールを続けていた

⏰:08/09/20 23:19 📱:SO903i 🆔:0Vonkzm.


#409 []
「もしもし…?」


「祐子?
答え、考えてくれた?」


「うん…」


「教えてほしい‥」


「ごめんね
馨とはもう付き合えない」

⏰:08/09/20 23:48 📱:SO903i 🆔:0Vonkzm.


#410 []
ウチの精一杯考えた答え


「何で…?
自分じゃダメ‥?
自分は祐子としか
付き合いたくない
祐子だけなんだよ…
だから離れないでよ‥」


泣きながら話す馨。


ウチは黙ってた。
ずっとずっと黙ってた。

⏰:08/09/20 23:49 📱:SO903i 🆔:0Vonkzm.


#411 []
「ダメ…?
自分は祐子と付き合いたい
絶対に幸せにするから」


「…うん、わかった」


ウチは馨とよりを戻した


やっぱり、
放っておけないよ。
弱ってる馨を
見たくないよ。


「じゃああいつに
もう連絡取れないって
ちゃんと言えよ‥?」

⏰:08/09/20 23:51 📱:SO903i 🆔:0Vonkzm.


#412 []


読んでくれてる方
いますか(>_<)?

⏰:08/09/20 23:53 📱:SO903i 🆔:0Vonkzm.


#413 []
「それは無理だよ
ゆーさんとは連絡取る
それが了承できないなら
うちは付き合えない」


「…わかったよ」


ウチらは
互いに妥協し合い、
納得し合った上で、
もう一度付き合うことにした


「大好きだよ、祐子
もう絶対失いたくない」

⏰:08/09/20 23:55 📱:SO903i 🆔:0Vonkzm.


#414 []
あー‥やっぱり、
ウチ馨が大好きなんだよ


めっちゃ嬉しいよ


ウチもさ、ウチも…


「大好きやで、馨」


ウチは馨とよりを戻し
次第に馨に惹かれた


前より好きになってた
馨のこと誰にも渡したくない

改めてそう強く思った

⏰:08/09/20 23:57 📱:SO903i 🆔:0Vonkzm.


#415 [ハチミッ]
 

はじめましてえ⌒★お話し
読んでますようo(^ω^)o
でも読んでて分からなくな
ったんですが馨さんがゆ
ーさんと裕子さんの二人と
付き合ってたんじゃなかっ
たんですかね理解力なく
てすみませんm(__)m

⏰:08/09/21 09:32 📱:SO903iTV 🆔:evjGbKxg


#416 []

ハチミッさん

はじめまして
読んで下さって
ありがとうございます
馨はあたしともゆぅさん
とも付き合ってました
馨もゆぅさんもあたしも
みんな女なんです。
馨はあたしの前では彼氏
ゆぅさんの前では彼女
みたいな感じだったんです
わかりにくくてすみません

⏰:08/09/21 14:20 📱:SO903i 🆔:7qZgXpLo


#417 [我輩は匿名である]
主わ同性愛者なの?

⏰:08/09/21 16:32 📱:SH905i 🆔:annBmsKc


#418 [凛]
>>380-500

⏰:08/09/21 16:45 📱:F904i 🆔:MJBT6pU6


#419 []

そうなりますね。
でもあたし自身彼氏を
女と思いません

安価ありがとうございます

⏰:08/09/21 17:01 📱:SO903i 🆔:7qZgXpLo


#420 []

>>414
続きになります

⏰:08/09/21 17:02 📱:SO903i 🆔:7qZgXpLo


#421 []
馨はよりを戻してから
今まで以上に
ウチを愛してくれた

乗り換えのときに電話
最寄り駅に着いて電話
それ以外はずっとメール


その頃のウチは幸せ
だったんだと思う。


でも、頭のどこかに
いつもゆーさんの
存在があった

⏰:08/09/21 17:04 📱:SO903i 🆔:7qZgXpLo


#422 []
「お前、あいつと
まだ連絡取ってる?」


不意に聞かれた


ウチは乗っていた
自転車を降りた


「…うん」


「やっぱり取るなよ」


ウチは迷っていた
確実にウチは馨が好き。


「わかった…」

⏰:08/09/21 17:43 📱:SO903i 🆔:7qZgXpLo


#423 []
ウチは馨との電話を終え
すぐにゆーさんに
メールをした


[恋できたよ]


ゆーさんからは
すぐに返事が返ってきた


[恋できた?好きな人できたの?]


[気になる人ができた]

⏰:08/09/21 19:54 📱:SO903i 🆔:7qZgXpLo


#424 []
ウチはとことん卑怯だ


[まじか
気になる人できたんだ
頑張ってな!]


[上手くいくかわからないけど]


もう、付き合ってるのに
ウチはゆーさんに
嫌われたくなかった。


嘘に嘘を付き続けた。

⏰:08/09/21 19:56 📱:SO903i 🆔:7qZgXpLo


#425 []
[そうなんだ
その人とは毎日メールとかしてんの?]


[微妙かな]


[微妙?
誰なん?
って言えないよな]


言ったら
ウチどうなるんだろう…
きっともうゆーさんと
連絡を取ることはない。


だから…

[ごめんね、今は言えない]

⏰:08/09/21 19:58 📱:SO903i 🆔:7qZgXpLo


#426 []
[わかった
ならもう俺とメールしないほうがいいよな
頑張れよ]


ゆーさんはどこまでも
かっこいい人なんだ。


どこまでも…、

⏰:08/09/21 20:00 📱:SO903i 🆔:7qZgXpLo


#427 []
[ありがとう。
ゆーさんもね]


最後まで嘘付いた
ウチを許して下さい。


ウチはゆーさんと
もう連絡を取らない、
そう思っていたんだ。



なのに…―、

⏰:08/09/21 20:00 📱:SO903i 🆔:7qZgXpLo


#428 [39]
色々考えさせられます。気になったのですが…主さんの元彼は全員女ですか?ここのどの掲示板で知り合ったか教えてもらえますか?

⏰:08/09/21 23:07 📱:SO905i 🆔:ixSpjRa.


#429 []

全員ではないです
過去にもう一人と
馨とゆーさんです
他の元カレはみんな
男の人でした。
どこの掲示板かは
黙っててもいいですか?
ほんとにごめんなさい

⏰:08/09/21 23:52 📱:SO903i 🆔:7qZgXpLo


#430 []
[おぅ。
俺ぶっちゃけお前のこと
気になってた
まぁ、頑張れよ。]


ウチは予想だにしない
返事に目を丸くした


ぇええ…?
ゆーさんがウチを‥?


絶対、絶対
あり得ないよね。


キツイ冗談だよね

⏰:08/09/21 23:54 📱:SO903i 🆔:7qZgXpLo


#431 []
[本気で言ってる?]


[まじだよ]


[全然わからなかったよ]


[まじか
俺素直じゃねえーからさ
でもまじで好きだよ]


ウチは嫌な気がしなく
凄く凄く嬉しかった。

⏰:08/09/21 23:57 📱:SO903i 🆔:7qZgXpLo


#432 []
でもさ、ウチ…―


[馨の元カノだよ?]


ウチらは、
付き合うべきなのかな?


[だから好きになっちゃいけないの…?]


ゆーさんの言葉にウチは
返事を中々返せずにいた。

⏰:08/09/21 23:59 📱:SO903i 🆔:7qZgXpLo


#433 []
ウチは馨に隠せずにいた


正直に馨にゆーさんに
好きと言われたこと
自分がどうしたらいいか
わからないことを伝えた


馨は、祐子が決めな。
と言ってくれた


ウチには難しすぎて
わからなかった

⏰:08/09/22 00:00 📱:SO903i 🆔:P4k0.1Bg


#434 []
答えがないじゃん?

解答の手引きもなくて
取り扱い説明書もなくて


だから全部
自分で考えて、答えて
しなきゃいけないじゃん?



ウチは、最低な道を
選んでしまったんだ…―

⏰:08/09/22 00:02 📱:SO903i 🆔:P4k0.1Bg


#435 []
気になる人ができたなら
邪魔はしないよ、
と言ってくれたゆーさん


好きなようにしていい
と言ってくれた馨


そんな優しいふたりを
両天秤にかけ
ウチはユラユラしていた


最終的には、
ふたりと連絡を取った

⏰:08/09/22 00:05 📱:SO903i 🆔:P4k0.1Bg


#436 []
ふたりには黙ったまま、
ウチは毎日過ごしていた


ほんとはいけないこと
と、わかっているのに
優越感に満ちていた


寂しくない毎日。
一人じゃない時間。


そんな日々が続いてた


でもウチの心境に
少しずつ変化があった‥

⏰:08/09/22 00:07 📱:SO903i 🆔:P4k0.1Bg


#437 []
馨と付き合ってるのに
頭の中にはいつも
ゆーさんがいた


馨とは全く反対の性格
のゆーさんにウチは
惹かれていった…―


馨に「好きだよ」と
言われても
ウチは中々言えず
ただ「ありがとう」と
しか言えなかった

⏰:08/09/22 00:43 📱:SO903i 🆔:P4k0.1Bg


#438 []
夏休みになったら
馨は一年記念も含め、
「ペアリングを新しく買おうよ」
と言ってくれた


素直に喜んだが
ウチにはわかっていた


そこまで続かないことも
もう馨のことが
好きじゃないことも。


ただ知らないふりを
ただ気付かないふりを
ひたすらしていた

⏰:08/09/22 00:45 📱:SO903i 🆔:P4k0.1Bg


#439 []
ゆーさんに好きって
言われるほうが
ウチはずっと嬉しくて


でも、ウチは言えない


言いたいのに言えない



そんな自分と戦っていた





でもある日を境に
ウチは大好き、と話す
ようになっていた

⏰:08/09/22 01:02 📱:SO903i 🆔:P4k0.1Bg


#440 []
ゆーさんと知り合って
何週間か経った頃
ウチは何気なくゆーさん
の字が見たくなった


互いに紙に字を書き、
写メで撮り見せ合った


ゆーさんの字は
ほんとにきれかった


思った以上にきれくて
ウチはキレイ、キレイ
ってひとり騒いでた

⏰:08/09/22 01:04 📱:SO903i 🆔:P4k0.1Bg


#441 []
そんなやりとりを
数回していたとき、


ウチは初めてゆーさんに


大好きです


と、伝えた。
ずっと伝えたかった


やっと言えた
嘘、偽りない本当の気持ち

⏰:08/09/22 01:06 📱:SO903i 🆔:P4k0.1Bg


#442 []
ただ…、

ウチには付き合ってる
彼氏がいる


ウチを待ってくれてる
彼氏がいる



裏切りたくなかった
傷付けたくなかった
泣かせたくなかった



ウチが居なきゃ、
馨を一人にできないよ。

⏰:08/09/22 01:08 📱:SO903i 🆔:P4k0.1Bg


#443 []
でも、それ以上に
ゆーさんを好きに
なっていく気持ちの方が
上回っていた。


きっとウチは
誰かを傷付ける恋愛を
してるんだろう…―、



大好き、と言ったウチに
ゆーさんは喜んでくれた


でも、今は付き合えない

⏰:08/09/22 06:49 📱:SO903i 🆔:P4k0.1Bg


#444 []
何で?
と、当たり前に聞かれる


付き合ってることなど
ゆーさんは知らない


だから、ウチは


今は色んな人と恋愛して
大人なったら付き合いたい


そう言ったんだよね、
紙に書いて写メ撮って
ゆーさんに送った

⏰:08/09/22 06:51 📱:SO903i 🆔:P4k0.1Bg


#445 []
ゆーさんはさ、


わかった
俺待ってるからな
色んな経験して
俺んとこ帰って来いよ


なんて言ってくれるから
ウチは
小さく小さく泣いたんだ



ほんとは今すぐにでも
ゆーさんと生きたい
でも、…できなかった

⏰:08/09/22 06:53 📱:SO903i 🆔:P4k0.1Bg


#446 []
馨に別れを言えない
大きなふたつの理由が
ウチにはあった

⏰:08/09/22 06:57 📱:SO903i 🆔:P4k0.1Bg


#447 [バビロン]
>>1-200
>>201-400
>>401-600

⏰:08/09/22 19:28 📱:D904i 🆔:h3KRvR1.


#448 []


安価ありがとうございます

⏰:08/09/23 10:25 📱:SO903i 🆔:yaMF4K3w


#449 []
ひとつは、
別れを切り出すと
馨が物凄い怒るから


もうひとつは、
ウチが別れを切り出して
食欲不振、不眠症、
胃潰瘍になったから


馨とやり直して一度
別れを切り出した
ことがあった

⏰:08/09/23 10:28 📱:SO903i 🆔:yaMF4K3w


#450 []
ウチは電話で話すのが
怖くてメールで送った


:別れたいです


たったこれだけ、
一言だけ


すぐにメールがきた


:お前は自分が過ちを犯してから自分のことばっかり。少しでも自分のこと考えてくれたことある?ないよな。あったらそんなこと言わないもんな。いくら自分が頑張ったって無理じゃん

⏰:08/09/23 10:31 📱:SO903i 🆔:yaMF4K3w


#451 []
あぁー‥
やっぱり逃げれないや。


当時このメールを
読んだとき、ウチは
罪悪感に襲われたが
今改めて読み返すと、
逆に苛立ちが込み上がる


まだこのメールは優しい


それから電話が鳴った。


相手は馨から、
やだなぁ…出たくない

⏰:08/09/23 10:34 📱:SO903i 🆔:yaMF4K3w


#452 []
ウチは少しの間
着信画面を眺めてた


鳴り止まない着信音。


ウチは、渋々電話に出た


「は…はい。」


一年弱付き合ってて
いつからなんだろう―…


馨が怖くて、怖くて
堪らなくなったのって。

⏰:08/09/23 10:38 📱:SO903i 🆔:yaMF4K3w


#453 []
「別れるとか嫌だからな」


「…う、ぅん」


「ずっと一緒にいるって
言ったんじゃねぇの?
お前が言ったんだからな」


「言ったよ…
言った‥から、
今も一緒じゃない?」


ウチは怖くて泣いた
電話越しに聞こえる
馨の声に脅え、
ガタガタ震えていた

⏰:08/09/23 16:54 📱:SO903i 🆔:yaMF4K3w


#454 []
「自分、そんな怖い?」


「否、怖くないよ
ごめんね、ごめんね」


怒られたくない、
怒らしたくない、
怒鳴られたくない、


謝ることしかウチには
防御がなかった。

⏰:08/09/23 16:56 📱:SO903i 🆔:yaMF4K3w


#455 []
「めっちゃ震えてんじゃん」


「は、…ははっ。
大丈夫だよ。こんなの」


「ごめんなぁ…
自分そんな怖いかな」


馨悪くないのに、
ウチが勝手に
震えてるだけなのに、


ごめん。と一言…、


ウチもごめんなさい。


すぐに謝った

⏰:08/09/23 16:58 📱:SO903i 🆔:yaMF4K3w


#456 []
謝ることで逃げ道を得、
謝ることで自分を守った


でも、そんな毎日が
嫌で嫌で仕方なかった。


毎日のように、
胃が痛む馨。
寝ない馨。
ご飯を食べない馨。


うちは、
どうしたらいいのかわからず


ただ…側に居よう、
そう決めたのだった。

⏰:08/09/23 17:00 📱:SO903i 🆔:yaMF4K3w


#457 []
自分のせいで、
馨が悩んで辛いんだから
うちは馨から
離れちゃいけない、
そんな風に思っていた


でも、そんな同情の恋
なんて続かない


わかんない。


もし、…ゆーさんと
言う存在がなければ
馨とそのまま付き合って
いたかもしれない

⏰:08/09/24 06:08 📱:SO903i 🆔:51ECw4jA


#458 [ハチミッ]
 

>>416
な…なるほどお…やっと分かりました大変な恋愛をなさってるんですね
接食障害Tの時からファンで読んでたのに途中から頭こんがらがっちゃって
優しく教えて下さってありがとうございます沢山更新されている分今から読みますねd(・ω・。これからも更新心待ちにしてます頑張ってください

⏰:08/09/24 16:09 📱:SO903iTV 🆔:S8DCTLGA


#459 []

*ハチミッさん

途中から抽象的に書き
すぎてすみません
こんな駄作をTから
読んでくれてたなんて
感無量です
もう少し完結には時間が
かかりそうですが良かったら
また読んで下さい
今から更新していきます

⏰:08/09/24 17:28 📱:SO903i 🆔:51ECw4jA


#460 []

すみませんm(__)m
文章が頭の中で整理
できてないので、整理
できたら更新します

⏰:08/09/24 17:29 📱:SO903i 🆔:51ECw4jA


#461 []
ゆーさんの気持ちに
対し、ウチは
隠すのが限界だった


日に日に好きになる…。


早く、早く、早く。


ウチはゆーさんと
この人と一緒にいたい、
そう強く思った。


そして馨に話した…

⏰:08/10/02 01:49 📱:SO903i 🆔:Xf14G6ZI


#462 []
ウチ自身
もう逃げ場がなく、
追い詰められた
そんな状態だった。


馨に言われた、


ほんとはあいつが
好きなんだろ…?、と。


ウチは頷いた。


電話越しに伝わる
馨の泣き声。


ウチも‥泣いた

⏰:08/10/02 01:52 📱:SO903i 🆔:Xf14G6ZI


#463 []
お互い、
泣いて泣いて
泣きまくった…。


馨は最後に笑って言った


「やっぱ、あいつには
敵わねぇや」…と。


ウチは馨と一年程の
付き合いに終止符を打った


何を間違っても、
もう馨と付き合うことはない

⏰:08/10/02 01:54 📱:SO903i 🆔:Xf14G6ZI


#464 []
馨と別れ、
ウチの気持ちは益々
高ぶるばかりだった。


馨に負わせた傷の深さは
痛かったが
ウチはゆーさんとの
幸せを選んだ。


ゆーさんと何故か
付き合う日を決め、
ウチらはその日に
付き合うはずだった…が

⏰:08/10/02 01:56 📱:SO903i 🆔:Xf14G6ZI


#465 []
ウチは待ちきれずに
麻衣に泊まり来てる夜、
ゆーさんに気持ちを伝えた


大好きだよ、ってこと
付き合いたい、ってこと


ゆーさんは驚いていたが
ウチを受け入れてくれた



その日中々言えなかった
好きをお互い連呼した。

⏰:08/10/02 01:59 📱:SO903i 🆔:Xf14G6ZI


#466 []
ゆーさんとの付き合いは
ほんとに幸せだった。


嫌なこと、
不満なこと、
そんなのなくて。


お互い毎日笑ってた


子どもみたいに
言い合いしてたっけ。

⏰:08/10/02 02:00 📱:SO903i 🆔:Xf14G6ZI


#467 [ゆに]
2ヶ月も前の作品なんですが(´`)もう書いてくれないのでしょうか(涙)
今、一気に読んで続きが気になりまくりです

⏰:08/11/26 14:13 📱:N906imyu 🆔:snuQfHaA


#468 []



かなり遅くなって
ごめんなさい。

今から少しずつ
更新していきます。

⏰:09/02/22 00:06 📱:SO903i 🆔:nvbG5lMA


#469 []
うちが

「ゆーさん、ゆーさん」

って呼んだらいつだって

「どした〜?」

って少し低めの声で
答える


それが大好きだった。


いつだって
うちの話を聞いてくれた

⏰:09/02/22 00:09 📱:SO903i 🆔:nvbG5lMA


#470 []
ゆーさんは
忙しい人だった

サークルにバイト―…


毎日毎日大変だった


なのにうちの相手
してくれて

「寂しい思いさせて
まじごめんな」

そういうのが
ゆーさんの口癖だった

⏰:09/02/22 00:12 📱:SO903i 🆔:nvbG5lMA


#471 []
うちは寂しかったけど
待ってるときも
凄く幸せだった。

ゆーさんはうちが
不安にならないように

電車を待ってる間
学校から帰る時間
バイトの時間
バイト帰り


頻繁に連絡をくれた


うちはその時間を
毎日把握して時間になると
携帯を握り締めて
電話がかかってくるのを
じーっと待っていた

⏰:09/02/22 00:14 📱:SO903i 🆔:nvbG5lMA


#472 []
待ってることさえも
幸せだった。

会話途中でゆーさんは
寝るのが日課で
うちはそれを聞いて
安心して眠りに落ちた


そんな毎日が続き
夏休みにゆーさんと
会うことになった…。


8月だったかな、

うちは新幹線に
乗り東京を目指した

⏰:09/04/17 23:57 📱:SO903i 🆔:2Tw3YV2o


#473 []
馨と4月に会って以来
久しぶりの東京に
少しばかり胸を踊らせる


ゆーさん…との初対面。


新幹線の中でいつも以上に
そわそわするうち。


「ふぅ…」


ため息混じりの息を
吐きながら、
窓越しの外を見る

懐かしい景色。

⏰:09/04/18 00:05 📱:SO903i 🆔:2831ULmU


#474 []
高層ビルが立ち並ぶ。


新幹線のドアが開くと
同時にうちは降り
まーさんに連絡を入れる


「着いたよー」


改札口を出て、
周りを見渡しまーさん
らしき人を見つける


意外にもすぐ見つかり
うちは会釈をした。


まーさんはうちの
ボストンバックを
持ってくれ切符を
買ってくれた

⏰:09/04/18 00:12 📱:SO903i 🆔:2831ULmU


#475 []
いかにもそれが
当たり前のように…


うちはどうしていいか
わからず、
ただ「ありがとう」と
切符を受け取った。


こんなの初めてだ…、
嬉しいさと申し訳なさが
入り交じった気持ちだった


まーさんの家に着き
ベットにふたり寝転ぶ

⏰:09/04/18 00:14 📱:SO903i 🆔:2831ULmU


#476 []
ぎゅーっと抱きしめる

馨とはまた違う温もり


比べたらいけないけどね
うちはゆーさんにぎゅっ
てされるほうが好きだよ


「まじで好き」


ゆーさんはそう言って
ちゅっとしてきた。


幸せなのに、頭の中では
ぐるぐる嫌なことばかり

⏰:09/04/18 00:16 📱:SO903i 🆔:2831ULmU


#477 []



×まーさん
○ゆーさん

すみませんm(__)m

⏰:09/04/18 00:18 📱:SO903i 🆔:2831ULmU


#478 []
同じこと馨にも
したんかなあ…。
とか、考えるじゃん?

⏰:09/04/25 12:05 📱:SO903i 🆔:OlxG1xRE


#479 []
あげます

⏰:10/01/22 10:59 📱:N706i 🆔:A54nWN.w


#480 [杏]
あげ
頑張ってください

⏰:10/04/05 15:02 📱:F01B 🆔:ohypBPl2


#481 []
久しぶりに更新します。
また良かったら読んで頂けたら嬉しいです。

⏰:10/08/07 05:10 📱:P02B 🆔:bCxxi9jo


#482 []
当たり前、頭では
理解できてても…。

ぎゅうして、体重ねて‥
いっぱいこの部屋で
このベッドでふたり
愛を確かめてたのかな。

そう考えるときゅーっと
胸が苦しくなった。

GWも馨はここにいて‥、
ゆーさんと‥考えれない

うちらが付き合うって
容易なことじゃなくて。

⏰:10/08/07 05:13 📱:P02B 🆔:bCxxi9jo


#483 []
好きなのに辛かった。

会えば余計に考えた。

でも、ゆーさんとの時間
すっごく楽しかった。

馨との時間とはまた違う
そんな幸せな時間だった



‥ゆーさんが優しいキス
をし、体を求める。
うちもそれに答えるよう
腕を首の後ろにもっていく


優しくて激しかった。

⏰:10/08/07 05:16 📱:P02B 🆔:bCxxi9jo


#484 []
抱かれるとき幸せで、
涙が止まらなかった。

バレないように静かに
うちは涙を流した。



ゆーさんに下手なうちの
手料理を振る舞いそれを
全て食べてくれるのが
うちは嬉しかったかな。

一緒にビデオを観るのも
片付けをするのも幸せ。

でも、やっぱりうちの
ご飯食べてくれたのが
一番幸せだったかな‥。

⏰:10/08/07 05:19 📱:P02B 🆔:bCxxi9jo


#485 []
初めてのお泊まりだから
1泊2日でうちは帰った

帰りの新幹線代出して
くれたのに驚いて…
軽く動揺した。

何度もバイバイはしたよ
なのにやっぱり慣れない

次、いつ会えるかな?

またすぐ会えるかな?

ゆーさん…待っててね。
うち、また来るから。

うちはゆーさんに笑って
手を振った。

⏰:10/08/07 05:23 📱:P02B 🆔:bCxxi9jo


#486 []
メールを何通しても、
電話を何時間しても、
一瞬会うには敵わない。

一瞬見て、それで幸せ。
一瞬ぎゅうして…とろける幸せ。

バカでしょ?うち。

そんなに惚れてた人を
簡単に裏切ってしまった

ゆーさんは曲がったことが大嫌いで、筋の通った人

うちをまっすぐ愛して
大きな心で包んでくれた

…なのに。

⏰:10/08/07 05:26 📱:P02B 🆔:bCxxi9jo


#487 [あ( ̄∀ ̄)]
>>1-50
>>51-100
>>101-150
>>151-200
>>201-250
>>251-300
>>301-350
>>351-400
>>401-450
>>451-500
>>501-550
>>551-600


失礼しました(*_*)

⏰:10/08/09 21:19 📱:SH004 🆔:qlSllbPQ


#488 []
安価ありがとうございます

なのに…

初めて会った日から
1ヶ月が経った頃…、

うちは散歩中ゆうさんに
電話をかけた。

会話はお互い「会いたい」

一度会ったら欲が出る。


よし、会いに行こう。

⏰:10/11/19 01:34 📱:P02B 🆔:KJc7fsBQ


#489 []
明日は休日、土曜日。

行ける、会いに行ける。


うちは、親を上手く
誤魔化した。

会いに行けばこっちの勝ち


なんて、浅はかな考え。


早朝、切符を買い
新幹線に乗る。


でもほんとは…
会うのは夕方だった。

⏰:10/11/19 01:37 📱:P02B 🆔:KJc7fsBQ


#490 []
会うと決まった瞬間、
うちはメールをしていた
馨に伝えた。

明日東京に行くよ、と。



無論、返事は「会おう」


躊躇することなく…、
「うん」と言ううち。



後に何度このことを
悔やみ自分を恨んだか。

⏰:10/11/23 17:21 📱:P02B 🆔:zBUEuAwQ


#491 []
ゆーさんには「頑張って」
と言うメール。

馨には「今、乗ったよ」
と言うメール。



昼前、東京に着いた。


遠距離恋愛して何回
東京に来たのだろうか。



馨を探す。どこ、どこ?

⏰:10/11/23 17:23 📱:P02B 🆔:zBUEuAwQ


#492 []
何回来てもやっぱり
広くて迷子になるよ。


あ、居た。馨だ…
変わっていない、


「久しぶりだね」
うちから話しかけた。

「…あ、祐子久しぶり」


心なしか嬉しかった。
元気そうな馨を見れて…

⏰:10/11/25 00:15 📱:P02B 🆔:ZMdhz94Y


#493 []
都心から離れたファミレスに着く。

一定の距離を保ったまま


「マン喫行きたい」

「絶対無理」

当時、マンガ喫茶に
行ったことがなかった
うちは先入観からか
やらしいイメージがあった

⏰:10/11/28 00:58 📱:P02B 🆔:F6RzWWvU


#494 []
「カラオケ行きたい」

「嫌、無理」

うちは歌わないけど、
否歌えないけど、
これも同じ理由で嫌だった

なので、結局ファミレス


無難…でしょ、きっと。

⏰:10/11/28 01:00 📱:P02B 🆔:F6RzWWvU


#495 []
ゆうさんに会わないため
都心から離れたところを
行こう、と言った
卑怯で汚いうちの…

ファミレスを選択したのは
せめてもの償いだった。



馨は以外に元気そうで、
うちは後悔した。

なんで…会ったんだろう、と。

⏰:10/11/28 01:03 📱:P02B 🆔:F6RzWWvU


#496 []
…またね。
うちは東京駅方面
馨は違う方面の電車に乗った。

…もう、この人と
会うことは二度とない。

そう感じた。


―…東京駅に着き、
何事もなかったように
ゆうさんと会う。


罪悪感があるまま。


「会いたかった」
と口にするうちは最低な人。

⏰:10/11/28 01:07 📱:P02B 🆔:F6RzWWvU


#497 []
「うん、俺も」

嬉しくて嬉しくて…
ギューッて苦しくなった


他愛ない話をしながら
ゆうさんの家に行った。


「何、食べたい?」

「まだお腹空いてない」


そう言ってパソコンを
開くゆうさん。


…何してるんだろう、

「何してるの?」

⏰:10/11/28 01:12 📱:P02B 🆔:F6RzWWvU


#498 [我輩は匿名である]
更新待ってます!

⏰:10/11/30 00:45 📱:N906imyu 🆔:Bponyp06


#499 []
ありがとうございます

⏰:10/12/01 09:45 📱:P02B 🆔:CtxYV6nE


#500 []
「んーペアリング見てる」

―‥きゅーっと苦しくなった。


約束してたんだった、
次会ったら一緒にどんな
ペアリングがいいかな、って。

⏰:10/12/01 09:53 📱:P02B 🆔:CtxYV6nE


#501 []
「先にご飯にするか」

「…あ、うん」

ふたりで近くの
ファミレスに向かう

―…言いたい。
我慢だよね、我慢。

「おーぃ?」

ゆうさんに呼ばれて
はっとする。

⏰:11/01/19 01:49 📱:P02B 🆔:j23chxdE


#502 []
「好きなもの頼み」

うちはドリアを注文した

「…あのね、」

「どうしたー?」

「今日馨と会ったんだ」

「……………」

ふたりの間に
長くて苦しくなるような
沈黙が流れる。

⏰:11/01/19 01:51 📱:P02B 🆔:j23chxdE


#503 []
「そっか、」

ゆうさんは怒鳴ることも
嘆くこともなかった。

それが余計に辛かった。

ごめんなさい…と

家路に着き、
ゆうさんは開いたままの
ノートパソコンをパタン
と閉じ開くことはなかった

ゆうさんの近くにいき
「…ごめんなさい」
ともう一度謝った。

⏰:11/01/19 01:54 📱:P02B 🆔:j23chxdE


#504 []
「…いいよ
でも、祐子わかってるよな?」

「うん…別れます」

「ごめんな」

「うちが悪いから謝らないで」

…その日はゆうさんの
膝の上で泣きじゃくった

別れる…仕方ないこと

⏰:11/01/19 01:55 📱:P02B 🆔:j23chxdE


#505 []
その日ゆうさんの
腕の中で眠りについた。

大きくて安心する。

ついさっきまで
うちの、うちだけの
温もりだったんだよね。

明日バイバイしたら…
連絡取れるかな。

どうなるんだろう、
そんなことを考えてる
うちに眠りについていた

⏰:11/01/19 03:39 📱:P02B 🆔:j23chxdE


#506 []
朝、身支度をするうちは
ゆうさんにお願いをした

「一度だけギュッと
抱き締めて下さい」

ゆうさんは…一瞬躊躇い
力一杯抱き締めてくれた

「ありがとう」

別れていても
多分戻るだろう、
なんて思っていた。

⏰:11/01/19 03:42 📱:P02B 🆔:j23chxdE


#507 []
新幹線に乗る間も
帰ってからも
まるで恋人同士だった。

:ありがとう
楽しかったよ
また付き合えるように、うち頑張るからね

:うん、俺も待ってるから帰って来いよ。
今日友達と飲みに行ったら、また写メ送るな〜

:ありがとう、大好き

:俺も祐子大好き。

⏰:11/01/19 03:45 📱:P02B 🆔:j23chxdE


#508 []
うちは、安心していた。

本当馬鹿で愚か者だ。

これは今も昔も変わらず


帰宅したうちは
最近掲示板内で絡んでいる
ゆうさんと同じ
性同一性障害の方に
帰宅したことを書き込んだ

⏰:11/01/19 03:49 📱:P02B 🆔:j23chxdE


#509 []
相手は、山ちゃん。

山ちゃんは3年間
片思いしてる。

お互い恋愛相談をし合っていた。

[ただいま〜
帰って来たよ。
色々別れたけど、
今もラブラブな感じ。
そっちは進展あった?]

[大丈夫?進展なし]

山ちゃんはクールだった

気は合うことも合わない
こともない感じだった。

⏰:11/01/19 03:53 📱:P02B 🆔:j23chxdE


#510 []
それから何日間は
ゆうさんと普通にメール

付き合ってるの?
って言われるような内容

ある日うちは
[山ちゃん今大丈夫?
電話したいんだけど]

と書き込んだ。

今思えばメール
もしたことなく、
いきなり電話したい!
なんてよく言えたなと思う

⏰:11/01/20 00:55 📱:P02B 🆔:6q8lclwA


#511 []
常識知らずのうちは夜中
に電話したいと申し出た

[大丈夫
でもちょっと待って]

と言われ15分程待ち
その間にサブアドを作った

[これにメールして?]

[了解]

すぐに山ちゃんから
メールがきた。

:はじめまして

:番号教えて

山ちゃんに教えてもらった
番号にかける

⏰:11/01/20 00:58 📱:P02B 🆔:6q8lclwA


#512 []
電話は出た瞬間切られた

え?ぇ、切られた?
と、思っていたら
山ちゃんからかかってきた

「何で切ったの?」

「別に」

「お金かかるから?」

「…」

「うちの話しだから
かけ直すよ!」

⏰:11/01/20 01:00 📱:P02B 🆔:6q8lclwA


#513 []
「いや、良いから」

「ごめん。いつも山ちゃんからかけるの?」

「うん」

うちは度肝を抜いた。
山ちゃん…と(笑)


山ちゃんにうちの
馨からゆうさんに至る
恋愛を隅々まで話した。

うん、うん。
とずっと聞いてくれる

⏰:11/01/20 01:02 📱:P02B 🆔:6q8lclwA


#514 []
そして勝手なうちは
話疲れて寝てしまった

初めて電話した相手と
電話中寝るなんて…

山ちゃんはうちの寝息を
ずっと聞いていたらしい

その日を境に
山ちゃんとメール、電話
毎日するようになった

⏰:11/01/20 01:04 📱:P02B 🆔:6q8lclwA


#515 []
ゆうさんとの電話を終え
夜中に山ちゃんと電話

まるで昔の馨だよ。

山ちゃんはうちから
電話がかかってくるの
毎日毎日待ってたって。

⏰:11/02/10 02:48 📱:P02B 🆔:YR3KcPac


#516 []
ゆうさんと話して
好きだな、って
戻りたいな、って
ずっと考えてた。

なのに山ちゃんとの
電話では当時流行った
「あいしてるゲーム」
をしていた。

うち弱くてすぐ
笑ってたっけ。

そんな…ある日

⏰:11/02/10 02:50 📱:P02B 🆔:YR3KcPac


#517 []
ゆうさんとの共通の友人
と電話をしていたうち

「…あ〜やっぱり好き」

「戻れば?」

「んー無理。自信ない」

と嘆いていた。

その夜ゆうさんに

⏰:11/02/10 02:52 📱:P02B 🆔:YR3KcPac


#518 []
「戻りたい
馨のことで俺を責めて
祐子が楽になるなら
責めていいから
もう一度付き合いたい」

‥嘘。告白された。

どうしよう、
でも頭のどこかで
山ちゃんの存在があった

「…ごめんなさい」

うちはゆーさんを振った

⏰:11/03/02 02:22 📱:P02B 🆔:UjtOPvjA


#519 []
その後うちは
共通の友人に折り返し
連絡を入れた

「好きって言われた」と

「良かったじゃん
付き合うの?」

「振ったよ
今は時期じゃない」

とか適当な言葉並べて


それからもゆーさんと
連絡をとっていた

コクられた日から
5日も経ってないある日

うちは伝えた。

⏰:11/03/02 02:45 📱:P02B 🆔:UjtOPvjA


#520 []
自分の気持ちを。

「やっぱり戻りたい」


でも…
ゆーさんの気持ちは違った

「ごめんな」と。


うちは後悔した。
この5日間に何が
あったんだろう…。


答えのわからない疑問に
何度も悩み考えた。

⏰:11/03/06 16:50 📱:P02B 🆔:dcRarqmU


#521 []
毎日好きと伝え
「ありがとう」と
「ごめんな」で返されていた


あの時
オッケーしていたら、
って自分を憎んだ。


振られても
朝のモーニングコール
はかけ続けた。


うちの精一杯のわがまま

⏰:11/03/06 16:54 📱:P02B 🆔:dcRarqmU


#522 []
どうしたら戻れるの?
どうしたら好きになってもらえる?


考えた結果
答えはひとつしかなかった


…会いに行くこと。


それだけだ。
会いに行こう。


うちは思い立ったら
即行動したい派なので
二人で暮らしている
おばあちゃんに頼んだ

⏰:11/03/06 16:56 📱:P02B 🆔:dcRarqmU


#523 []
「欲しい服があるから
お金前借りさせて欲しい」

毎月のお小遣いを
前借りすることにした。


欲しい服なんてない。
真っ赤な嘘。


ごめんなさい、
おばあちゃん。


手にしたお金を大切に
引き出しに入れた。


週末を待ち望みながら。

⏰:11/03/06 16:58 📱:P02B 🆔:dcRarqmU


#524 []
週末の金曜日
学校が終わるとうちは
仲の良い友人と
駅のトイレにいた。


制服から
私服に替えるために。


「いよいよだ」
と不意に呟く。


制服が入り余計に
膨らみを増したかばんに
心浮かれながら
切符を買いに行く。


友人と改札前で分かれ
エスカレーターで
ホームに向かった。


ずっとどきどきしていた


山ちゃんにも
ゆーさんとこに行くことを伝えた

⏰:11/03/06 17:06 📱:P02B 🆔:dcRarqmU


#525 []
うちは数日前の出来事を
回想させていた。

…―

朝、学校の最寄り駅の
トイレで髪の毛を
直していたとき

携帯が鳴った。

メールだった、
相手は みなと

みなと は、ゆーさんと
うちの共通の知人だった

⏰:11/03/14 03:35 📱:P02B 🆔:vVYpziFo


#526 []
うちが電話相談していた
「マツ」

今メールをしてきた
「みなと」

それから「ゆーさん」は
うちと付き合う前、
つまり馨と付き合ってた時からの知り合いで、

うちはゆーさんと
付き合ってから
ふたりを紹介してもらった

⏰:11/03/14 03:39 📱:P02B 🆔:vVYpziFo


#527 []
みなとからのメールは

今、うちがいるトイレから
15分の場所にいる。

内容だった。


えぇぇー?

みなとの住んでるとこは
ゆーさんの近く…

何で来たのだろう、

⏰:11/03/14 03:41 📱:P02B 🆔:vVYpziFo


#528 []
彼女に会いに来た
と、言うわけだった。

うちは慌てて
みなとに会いに行った。

これが初対面なのに、
あまり緊張もなく…


ただ言われたのが


「もうゆーさんと
付き合うのは無理だろ」

「諦めたほうがいい」

だった。

みなとは元々ストレート
に物を言う子だったから
うちは楽だった。

⏰:11/03/14 03:43 📱:P02B 🆔:vVYpziFo


#529 []
「はぁ…」

席に着き大きなため息。

うちの頭は真っ白。
ただ、伝えなきゃ…

ゆーさんにメールをした


今から行きます、と。


迷惑なんて重々承知だ。

⏰:11/03/14 03:45 📱:P02B 🆔:vVYpziFo


#530 []
自分の気持ちに嘘は
絶対付きたくないから。

思うがまま進みたいから


ゆーさんはびっくり
していたが、
渋々 了解 してくれた。


次は、母親だ。
謝りの連絡を入れた。

⏰:11/03/14 03:47 📱:P02B 🆔:vVYpziFo


#531 []
:ごめんなさい
東京行ってます。
日曜帰ります。


と、

うちはつくづく
親不孝者である。


母から電話があり、
事情を説明した。

⏰:11/03/14 23:21 📱:P02B 🆔:vVYpziFo


#532 []
今更帰れないし、
引き返せない…

母からもゆーさんに
謝罪の連絡を入れた。


最後は…
うちが今でもなお
「兄さん」と慕っている
「きょう」への連絡。

兄さんもゆーさんに
紹介された人である。

⏰:11/03/14 23:23 📱:P02B 🆔:vVYpziFo


#533 []
ただ「マツ」「みなと」
と違うのは

付き合ってたとき
紹介された人と

別れてから
紹介された人である。


今でも覚えている。


うちが家族で
ラーメンを食べてたとき
突如携帯が鳴り出した。

⏰:11/03/14 23:26 📱:P02B 🆔:vVYpziFo


#534 []
画面を見ると
「ゆーさん」と表示。

慌ててトイレに駆け込み
折り返し電話をかけた。


もしたしたら…
戻れるんじゃないか?


と、言う少しばかりの
期待を膨らませながら。


「…もしもし」

⏰:11/03/14 23:28 📱:P02B 🆔:vVYpziFo


#535 []
「あ、もしもし祐子?」

「は…い」

緊張で声が震えるのが
自分でもわかる。

「紹介した人がいる」

…え?

あ…紹介。

うちには拒否権がなく
紹介された「兄さん」と
メールをするようになった

⏰:11/03/15 02:34 📱:P02B 🆔:S9Dwuw3k


#536 []
それから毎日兄さんと
メールをし、
話を聞いてもらった。

気さくで物腰が柔らかく
本当の妹のように
可愛がってくれた。

兄さんに東京に行くと
伝えると
ゆーさんの最寄り駅まで
連れていってあげる
と申し出てくれたのだ。

⏰:11/03/15 02:36 📱:P02B 🆔:S9Dwuw3k


#537 []
:今東京向かってるから7時くらいに着きます。


兄さんからすぐに
了解 と返事が来た。


ゆーさんと別れて
5キロ体重が落ちた。


本当にゆーさんが
大好きで
やっぱりもう一度
やり直したかった。

⏰:11/03/15 02:38 📱:P02B 🆔:S9Dwuw3k


#538 []
髪の毛をアイロンしたり
化粧を念入りにしたり


不細工なりに
精一杯頑張った。


‥―次は東京。


新幹線のアナウンスが
流れ
再び緊張が走った。


‥どきどき。
本当に…会えるんだ。

⏰:11/03/15 02:40 📱:P02B 🆔:S9Dwuw3k


#539 []
東京に着き、
今回は迷子にならず
改札まで行けた。


改札口すぐに
兄さんらしき人がいた。


ペコッと頭を下げる。


「初めまして」


「初めまして」


兄さんのハスキーボイス
が胸をくすぐる。

⏰:11/03/15 02:42 📱:P02B 🆔:S9Dwuw3k


#540 []
「行こっか…」


うちは兄さんに
連れられゆーさんの
最寄り駅まで行った。


ゆーさんはバイトで
入れ違いだったから
鍵をポストに入れて
くれていた。


…ずっとずっと
高鳴る胸の鼓動。


久しぶりに
ゆーさんの部屋に
足を踏み入れた。

⏰:11/03/15 02:44 📱:P02B 🆔:S9Dwuw3k


#541 []
「彼女」としてではなく
「元カノ」として。


散らばった机の上に
うちが以前ゆーさんに
郵送したストラップが
外され置かれていた。


何かその瞬間悟った。


あ…うち
完全脈ないじゃん。

⏰:11/03/15 02:46 📱:P02B 🆔:S9Dwuw3k


#542 []
兄さんと話し込んでると
もう10時になった。


「俺、そろそろ
帰らなきゃだわ…
祐子ちゃん大丈夫?」


「うん、大丈夫
本当にありがとう」


兄さんは帰って、
うちはボーッと
時間を潰していた。

⏰:11/03/15 02:48 📱:P02B 🆔:S9Dwuw3k


#543 []
11時を回っただろうか

ピーンポーン…―


ゆーさんが帰ってきた。


うちは慌てて鍵を開けた


「お、おかえりなさい」

「ただいま」


ゆーさんは疲れたのか
そのままベットに行った

⏰:11/03/15 02:49 📱:P02B 🆔:S9Dwuw3k


#544 []
バイトで賄いを頂いた
みたいだった。

「お腹空いてる?」

「ううん、大丈夫
ゆーさんはもう寝る?」

「うん、寝るわ」

うちは電気を消すね、と
言った。


―…っ、ばったーん

⏰:11/03/31 02:49 📱:P02B 🆔:KwO0Edjs


#545 []
「だ、大丈夫?」

「立ちくらみだから
ゆーさんに振られて
ご飯が食べれなくなったの」

と冗談半分で言った。

「そっか、ごめんな」

⏰:11/03/31 02:52 📱:P02B 🆔:KwO0Edjs


#546 []
「なーんてね、冗談冗談
でもおっぱいめっちゃ
ちっちゃくなったよ〜」

「まじー?どれどれ」

ゆーさんは起き上がり
ベットにもたれている
うちのおっぱいを
後ろから触ろうとした。

「だーめ!」

⏰:11/03/31 02:54 📱:P02B 🆔:KwO0Edjs


#547 []
「うちら、付き合ってないよ
そう言うのは嫌だ」

「‥セフレ、みたいな?」

「嫌だ」



「‥じゃあさ、
より戻そっか。裕子」

⏰:11/03/31 02:56 📱:P02B 🆔:KwO0Edjs


#548 []
…―
うちが馨と会ったことを
打ち明けた夜
ゆーさんは静かに泣いた
ことを思い出した。


絶対泣かない人って
思ってた人が泣く、
泣く重さを知った。


うちは…二つ返事で
「うん」と言った。

⏰:11/03/31 07:24 📱:P02B 🆔:KwO0Edjs


#549 []
幸せで、
付き合ったころと
同じように抱いてくれた


きっと…
うちの思い込みだった
んだろうけど。


ゆーさんは次の日の夜
サークルの飲み会があると
出ていった。


「終電までには帰るから
待っててな?
何かあったら連絡して」

⏰:11/03/31 07:26 📱:P02B 🆔:KwO0Edjs


#550 []
仕方がない。

うちがアポなしで
会いに来たのだから。


でもきっと昔の
ゆーさんなら
行かなかったのかも…
しれなかった。


うちはゆーさんが出かけ
気を紛らわすために
徹底的に掃除をした。

⏰:11/03/31 07:28 📱:P02B 🆔:KwO0Edjs


#551 []
無心で掃除をしていて
時間に全く気がつかなかった

…もうすぐ11時半。


帰れるのかな?


嫌な予感がよぎった。


そんなとき携帯が鳴る。
ゆーさんからだった。

⏰:11/03/31 07:30 📱:P02B 🆔:KwO0Edjs


#552 []
:ごめん。帰れそうにない。本当にごめんな。明日朝一で帰るから。


うちは、
了解。楽しんでね。

と、送信した。


ベットに寝転び天井を見る

⏰:11/03/31 07:32 📱:P02B 🆔:KwO0Edjs


#553 []
昨日は狭く感じたのに
今日は広い。

昨日は時計の音なんて
気にならなかったのに
今日はチクタクチクタク
頭に切り刻まれていく。


涙が溢れないわけが
なかった。


寂しい…とかもある、
それと同時に
いや、それ以上に
恐怖を感じた。


都会で彼氏のアパートに
ひとり。


本当に怖かった。

⏰:11/03/31 07:34 📱:P02B 🆔:KwO0Edjs


#554 []
今なら大丈夫かもしれない

当時のうちは
怖くて眠れずにいた。


携帯を手に取り
電話をかけた。


…金曜日うちを駅まで
見送ってくれた友人だ。


「…もしもし」

⏰:11/03/31 07:36 📱:P02B 🆔:KwO0Edjs


#555 []
友人、エリコの声を聞き
余計に泣いてしまった。

事の経緯を説明し、
エリコは宥めてくれた。


当時エリコもうちも
失恋をして
慰め合っていた。

⏰:11/03/31 07:37 📱:P02B 🆔:KwO0Edjs


#556 []
エリコとの電話を終え
気持ち的に楽になり
寝ないまま朝を迎えた。


7時頃ゆーさんから
着信があった。


「今最寄りに着いたから
もうすぐ帰るよ」


うちは嬉しくて
ベランダでゆーさんを
待っていた。

⏰:11/03/31 07:39 📱:P02B 🆔:KwO0Edjs


#557 []
ゆーさんの姿が見えて
「おかえり」と手を振った


やっぱり
うちはこの人が大好き


そう感じた。


ゆーさんが帰って来て
うちは思いっきり
抱き締めた。

⏰:11/03/31 07:40 📱:P02B 🆔:KwO0Edjs


#558 []
明日、学校だから
帰らなきゃいけない。


もっと一緒が良かった。


でも…仕方ないよね。


東京駅までゆーさんは
送ってくれ
うちは電車でゆーさんの
肩を借りて寝ていた。


幸せ…
このまま時間止まって。

⏰:11/03/31 07:42 📱:P02B 🆔:KwO0Edjs


#559 []
そんな願いは届くはずもなく、
うちはゆーさんとの
週末を後にした。


これが現在までゆーさん
に会う最後だと
気付かず浮かれていた。

⏰:11/03/31 07:44 📱:P02B 🆔:KwO0Edjs


#560 []
帰宅して、うちは
山ちゃんに連絡をいれた


「ゆーさんと戻れたから
もう、連絡取れない」と


山ちゃんは
「わかった。幸せにね」

と、柔らかく言った。

⏰:11/03/31 07:45 📱:P02B 🆔:KwO0Edjs


#561 []
うちはまた甘い時間が
始まるって思っていた。


…けど、現実は違って


ゆーさんは
うちに気持ちがないこと


馨と付き合って
嫌でも身に付けた
‘嫌な勘’が働いた。

⏰:11/03/31 07:47 📱:P02B 🆔:KwO0Edjs


#562 []
『好き』の返しは
『ありがとう』になった


うちも数ヶ月前
馨に対しそうだった様に


次第に『好き』が
タブーになっていた。

⏰:11/04/02 15:15 📱:P02B 🆔:IlxooZVE


#563 []
以前付き合ってた頃は
女友達を泊まらせること
女友達と2人で遊ぶこと


なかったのに…。


嫌だ、と言っても
何もないから大丈夫、
と言われると
もう何も言えなかった。


…大丈夫、だよね。

⏰:11/04/02 15:17 📱:P02B 🆔:IlxooZVE


#564 []
山ちゃんとは連絡を
取っていなかったが、

山ちゃんと以前絡んだ
トピに嘆いていた。


ほんとはわかってる
うちのこと好きじゃないことも
あの夜のためだけに
付き合ったことも…。


こんな内容を
一週間程綴っていた。

⏰:11/04/02 15:21 📱:P02B 🆔:IlxooZVE


#565 []
一方的に書いていたが
書くことで
気持ちが落ち着いていた


そんなとき


朝、山ちゃんから
メールがきた。


:トピ見たけど大丈夫?

⏰:11/04/02 15:24 📱:P02B 🆔:IlxooZVE


#566 []
今でも覚えてる。

朝、改札に入る前見た
このメール。


うちは、あの電話後
すぐにアドレス、番号
消したから…


メールが来たのは
心底驚いた。

⏰:11/04/09 22:07 📱:P02B 🆔:cQBF1u/2


#567 []
返そうか
返さずにいるか

迷った。


末、うちはメールを
作った。

⏰:11/04/09 22:08 📱:P02B 🆔:cQBF1u/2


#568 []
:トピ見てたんだ。
大丈夫、じゃないかも…


と、送った。


それから特別連絡を
取るわけでもなく


数日が経った時、


ゆーさんが友人と
立てていたトピに

⏰:11/04/09 22:10 📱:P02B 🆔:cQBF1u/2


#569 []
馨がゆーさんの家に
置いたぬいぐるみの画像が
アップされていた。


…この、ぬいぐるみ。


うちが馨の家に
お泊まりするたびに
涎まみれにして
馨が洗濯をしていた
ぬいぐるみだ…。

⏰:11/04/09 22:12 📱:P02B 🆔:cQBF1u/2


#570 []
ゆーさんと初めて
電話をしたとき

そのぬいぐるみで

盛り上がったのだ。


考えてみると、


ゆーさんからすれば
彼女の馨からもらった
ぬいぐるみに
馨の彼女であるうちの
涎がびちょびちょに
付いていると考えると

⏰:11/04/09 22:14 📱:P02B 🆔:cQBF1u/2


#571 []
申し訳なくなった。

あかの他人の
涎付き(洗濯したとは言え)
ぬいぐるみを…
と、考えると、…。


そのぬいぐるみが
何であるの?


棄ててなかったんだ、

⏰:11/04/09 22:16 📱:P02B 🆔:cQBF1u/2


#572 []
捨てなくても良い、
クローゼットに
放り込んでくれれば
良いじゃない、

何でいちいち出すの?


と、怒りで
即座にゆーさんに
メールを送った。

⏰:11/04/09 22:18 📱:P02B 🆔:cQBF1u/2


#573 []
:トピ見たけど、どういうこと?

それからすぐに
返事が来た。


:別れよう、ごめん。


と。


うちは思考が止まった。

…携帯を持つ手が震え、
心臓が早くなるのがわかった。

⏰:11/04/09 22:19 📱:P02B 🆔:cQBF1u/2


#574 []
段々理解を取り戻し

嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ。

で頭は埋め尽くされた。


リビングに居たうちは
2階にかけあがり
ゆーさんに電話をした。


「別れたくない。
ぬいぐるみとか
どうでもいいから
離れたくない、お願い」


うちは懇願した
けど、

⏰:11/04/09 22:26 📱:P02B 🆔:cQBF1u/2


#575 []
ゆーさんの決意は
固まっていたみたいで

ごめん

の一点張りだった。


うちは、
あんなに大好きで
息ができなくなる程
悩み、苦しんだ馨を


忘れるくらい

⏰:11/04/09 22:27 📱:P02B 🆔:cQBF1u/2


#576 []
ゆーさんを
大好きになっていた。


付き合ったのは
ほんの数ヵ月だけど

髪の毛を染めたことも
未来の話をしたことも
電話を毎日したことも
ご飯を食べた日のことも
DVDを観たことも


全部全部
鮮明に覚えていた。

⏰:11/04/09 22:29 📱:P02B 🆔:cQBF1u/2


#577 []
うちの馬鹿な行動が
事の発端であり、
撒いた種である。

後悔して
自分を恨んだ。


うちはそれから
毎日付き合いたいと
お願いしたが
振られ続けた。


わかっていたのに、
より戻った時点で
好きじゃないことも

⏰:11/04/09 22:32 📱:P02B 🆔:cQBF1u/2


#578 []
なのに、
いざ現実になると
受け止められなかった。


別れても、
朝8時の電話はしてたが


振られて数週間後、


もう電話を止めてほしい


と頼まれた。

⏰:11/04/09 22:34 📱:P02B 🆔:cQBF1u/2


#579 []
その前日、

打ち上げで酔っぱらった
うちは
ゆーさんに電話をかけた


無意識で、
ゆーさんにかけるなんて
思わず


うちはゆーさん本人に


失恋話をしていた。

⏰:11/04/09 22:36 📱:P02B 🆔:cQBF1u/2


#580 []
その次の日、
アドレスも番号も
全部消した。


ゆーさんと 消す
約束をしたから…。


脱力感から抜けずに
放心していた。


うちを元気付けようと
兄さんは連絡をくれ
よく話を聞いてくれた。

⏰:11/04/09 22:38 📱:P02B 🆔:cQBF1u/2


#581 []
山ちゃんも
心配してくれた。


引きずったまま
数ヵ月が経ち


紅葉の季節になった頃、


うちは兄さんと夜中
電話をしていた。

⏰:11/04/20 22:26 📱:P02B 🆔:YoKgKUhM


#582 []
その時初めて聞かされた
事実、

うちがゆーさんに
会いに行き
より戻った数日後

⏰:11/04/20 22:28 📱:P02B 🆔:YoKgKUhM


#583 []
女友達がお泊まり
したあの日、


2人は関係を持ってた


と、言うこと。


全身の力が抜けそうになったが、


もう別れてるんだ。

⏰:11/04/20 22:29 📱:P02B 🆔:YoKgKUhM


#584 []
と、頭に叩き込ませた。


泣くうちに兄さんは


「祐子ちゃんのこと好きだよ。付き合いたい」

と、言ってくれた。

⏰:11/04/20 22:31 📱:P02B 🆔:YoKgKUhM


#585 []
兄さんのことは
好きだった
それは兄さんとして、
だったかもしれない。


けど‥


誰とも付き合うとか
そういう気持ちになれなかった。

⏰:11/04/20 22:32 📱:P02B 🆔:YoKgKUhM


#586 []
この夜が過ぎてからも


お互い‘好き’の話題に
触れなかったが、


相変わらず仲良く


互いにプレゼントを
送り合ったり


手紙を送り合ったり、

⏰:11/04/20 22:34 📱:P02B 🆔:YoKgKUhM


#587 []
本当の妹のように
可愛がってもらった。


その年の冬、


うちは山ちゃんと
付き合うことになった。

⏰:11/04/20 22:35 📱:P02B 🆔:YoKgKUhM


#588 []
以前から‘好き’と
言われていたが
受け流していたうち。


そんなうちから
『付き合って』と
申し出た。


それから幸せな日が続き
春に会う約束を交わし
毎日笑って過ごしていた

⏰:11/04/25 23:21 📱:P02B 🆔:PXdSGZUs


#589 []
その数ヵ月後、
うちも山ちゃんも無事に
高校を卒業した。


うちは卒業旅行とし、
友人と海外旅行に行った

⏰:11/04/25 23:23 📱:P02B 🆔:PXdSGZUs


#590 []
卒業旅行先でナンパされ
着いていったのもあり、

少し山ちゃんとの
関係に溝は入ったが

順調に恋を育み、


4月になりお互い
入学式を迎えることに


山ちゃんもうちも
近畿圏内だ。

⏰:11/04/27 12:24 📱:P02B 🆔:RpPw.yb6


#591 []
山ちゃんがひとりで
暮らしてるアパートに
入り浸る日が増え、

次第にお互い
学校が疎かになった。


とは言え、私はバイトを
していたから
週に数回は家に帰ると言う
生活を繰り返していた。

⏰:11/06/03 18:00 📱:P02B 🆔:qtBraItc


#592 []
朝新幹線を使って帰り
バイトに行くこともあった


それでも、山ちゃんと
居たら楽しかったし


何より落ち着いた。


そんな平凡な日々が続き
山ちゃんの誕生日の
季節がやってきた。

⏰:11/06/12 23:41 📱:P02B 🆔:rUm9q3Js


#593 []
数ヵ月前から旅行会社に
行き申し込みを済ませた


自分にとってはかなり
背伸びをした旅行だった


山ちゃんの思考は、
『新幹線は
グリーン車以外嫌』
だったみたいで
価値観のズレも生じた。

⏰:11/08/05 01:21 📱:P02B 🆔:3wSnTPJA


#594 []
最初は別々に乗ろう、
とまで言っていたが

最終的に山ちゃんの
誕生日だから

グリーン車を予約した。


旅行日の前日
山ちゃんの好きな
ブランドに行き
アクセサリーを買った、

⏰:11/08/05 01:23 📱:P02B 🆔:3wSnTPJA


#595 []
一時間ほど悩み漸く
選んだ指輪。


大事に鞄に入れ、
誕生日の夜に渡した。


手紙と一緒渡すと
山ちゃんは泣いて
喜んでくれた。


うちは嬉しくて、
抱き締めた腕を離さなかった。

⏰:11/08/05 01:24 📱:P02B 🆔:3wSnTPJA


#596 [○○&◆.x/9qDRof2]
(´∀`∩)↑age

⏰:22/10/02 01:16 📱:Android 🆔:Ltpo.xA.


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