記憶を売る本屋 2
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#1 [我輩は匿名である]
こちらは、「記憶を売る本屋さん」の続編です

元の話をお読みになってからの方が、話こんがらがらなくて良いと思います

よろしくお願いします

元の話↓
bbs1.ryne.jp/r.php/novel-f/11448/

感想はこちらへ↓
bbs1.ryne.jp/r.php/novel/4747/

⏰:10/04/18 12:12 📱:N08A3 🆔:v3aiuClI


#2 [我輩は匿名である]
アンカーです
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⏰:10/04/18 12:17 📱:N08A3 🆔:v3aiuClI


#3 [我輩は匿名である]
2学期になった。

「はぁ〜…」

ボサボサな頭で欠伸をしながら、直人は学校に向かって歩いていた。

昨日徹夜をしたが、夏休みの宿題は全く終わっていない。

「おはよ」

誰かがポンと、直人の背中を叩く。

横を見ると、飛鳥がいた。

「あぁ…久しぶり」

直人は弱々しく挨拶する。

⏰:10/04/18 20:18 📱:N08A3 🆔:v3aiuClI


#4 [我輩は匿名である]
「何?珍しく元気ないじゃん。…宿題終わらなかったんでしょ」

飛鳥は見透かすように笑って直人に言った。

「終わるわけないだろ、あんなもん。お前終わったのかよ?」

「当たり前じゃん。答え見ながらやれば楽勝」

「最悪な奴だな、お前」

誇らしげに笑っている飛鳥に、直人は顔をしかめる。

⏰:10/04/18 20:49 📱:N08A3 🆔:v3aiuClI


#5 [我輩は匿名である]
「…あ」

正面を見ていた飛鳥が声を上げる。

「何だよ」

「あの2人、相変わらずラブラブだね」

飛鳥が指差す先には、薫と響子の姿。

⏰:10/04/18 20:50 📱:N08A3 🆔:v3aiuClI


#6 [我輩は匿名である]
「眠たいねー…」

響子は大きく欠伸をする。

「夏休みだらけてたからな…」

薫もいつもよりボーッとしている。

「んー…あっ、猫!」

響子は明るく言って、1人電柱に近づいていく。

それにつられて、薫も響子の後ろで立ち止まる。

⏰:10/04/18 20:50 📱:N08A3 🆔:v3aiuClI


#7 [我輩は匿名である]
「…響子、犬好きじゃなかったか?」

「それは“昔”の話。今は猫のほうが好きなの」

響子は笑って言いながら、携帯電話のカメラで猫を撮る。

首輪を付けているので、どこかで飼われているのだろう。

勝手に撫でたり顎を触っている響子を見て、薫は穏やかな笑みを浮かべる。

「何朝からニヤけてんだよ、気持ち悪い」

薫に不機嫌そうに言いながら、直人は薫に寄り掛かる。

⏰:10/04/18 20:51 📱:N08A3 🆔:v3aiuClI


#8 [我輩は匿名である]
「ニヤけてねぇよ」

「思いっきりニヤけてただろ」

朝から軽く言い合いを始める直人達の隣で、響子と飛鳥が「おはよう」と笑い合う。

「騒がしい」とでも思ったのか、猫は響子の手を離れ、どこかへ行ってしまった。

「あーあ、行っちゃった」

響子は残念そうにため息をついて、飛鳥と一緒に歩きだす。

⏰:10/04/18 20:51 📱:N08A3 🆔:v3aiuClI


#9 [我輩は匿名である]
「どーせエロい事でも考えてたんだろ?そんな顔してたぞ」

「してない」

「そうよ!薫は頭の中では考えてても、顔には絶対出さないんだから!」

「それ、結局考えてるって事じゃ…」

4人は騒ぎながら登校する。

⏰:10/04/18 20:52 📱:N08A3 🆔:v3aiuClI


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