『異常』━『先輩』
最新 最初 🆕
#1 [正常]
小説を書くのは初めてです。
とにかく投げ出さないことが第一の目標です。

⏰:06/06/05 20:32 📱:SH901iS 🆔:W1NTVNq.


#2 [正常]
僕には尊敬している先輩がいる。僕が通う高校の部活の先輩だ。

僕はその先輩にだけ、名前を付けずにただ『先輩』と呼んでいる。

その先輩の異常ぶりに、僕はその先輩の名前を口に出すのが恐ろしくなったからだ。

その上、先輩といると異常な出来事が次々と起こる。
いや、先輩が異常な出来事を吸い寄せているのかもしれない。

これから此処に、僕が体験した『異常』を記してみたいと思う。

⏰:06/06/05 20:36 📱:SH901iS 🆔:W1NTVNq.


#3 [正常]
【手】
最初、僕は他の先輩と同じ様に、先輩のことを名前も付け加えて呼んでいた。

しかしこの出来事がきっかけで、僕は先輩の名前を呼ばなくなった。

つまり、先輩の異常ぶりに恐怖した最初の出来事である。

⏰:06/06/05 20:39 📱:SH901iS 🆔:W1NTVNq.


#4 [正常]
その日、先輩は部活終了後すぐに部室に戻って、パイプイスに座り、テーブルに上半身を突っ伏して寝始めた。

僕はすぐに家へ帰りたくないから部室で読書をしていた。

部員も帰り始め、部室に残ったのは僕と先輩だけとなった。

辺りが次第に、闇に包まれていった。

しばらくして、先輩は上半身をゆっくりと起こし、あくびをした。眼が半開きだ。

⏰:06/06/05 20:42 📱:SH901iS 🆔:W1NTVNq.


#5 [正常]
先輩はケータイを取出した。おそらく時刻を確認したんだろう。

すぐにケータイをしまい、ゆっくりと立ち上がって帰る支度を始めた。

僕も本の区切りが良い所でついたら帰ることにした。
しかし、中々区切りが良い所でつかない。

先輩は支度も終わり、じゃあねと素っ気なく俺に言って、部室を出ていった。

先輩がいなくなり、急に孤独感が増幅した僕は、区切りが悪いまま本をバッグに入れて、部室から出た。

⏰:06/06/05 21:33 📱:SH901iS 🆔:W1NTVNq.


#6 [正常]
自転車をダラダラとこいで家に向かった。

しかし、僕はある所で自転車を止めた。

そこは、今は既に使われなくなった工場。

その廃工場の入口付近に見覚えのあるバイクが停めてあった。

遠くてよく見えないが、そのバイクは、ついさっき部室で寝ていた先輩の物に似ていた。

バイクで学校に通う生徒は珍しい。先輩はその珍しい生徒の一人だ。

だから先輩のバイクは印象が強くてよく知っていた。

⏰:06/06/05 21:51 📱:SH901iS 🆔:W1NTVNq.


#7 [正常]
僕はまさかと思い、もっと近くでバイクを見た。

間違いなくそれは先輩の物だった。

となると、先輩はこの廃工場に入って何かしているのだろうか。

廃工場の入口は、化け物が口を開けた様に大きい。その中を覗いたが、真っ暗で何も見えなかった。

僕の中から恐怖心が溢れてきた。しかし同時に興味心も湧いてきた。

そして興味心が恐怖心に打ち勝ってしまい、僕はその廃工場の潜入を試みることにした。

⏰:06/06/07 06:52 📱:SH901iS 🆔:Ckattsb6


#8 [ペッツ]
すんごい気になる
(δεδ)

⏰:06/06/07 20:15 📱:P901iS 🆔:pzCCS7JE


#9 [我輩は匿名である]
ぁたひも

⏰:06/06/07 20:25 📱:F901iC 🆔:Z1FkUE72


#10 [かなや]
わいも

⏰:06/06/07 22:43 📱:P901iS 🆔:P5o0jjh6


#11 [我輩は匿名である]
はゃく書いて

⏰:06/06/08 12:00 📱:SH902i 🆔:Tj8ONNPE


#12 [我輩は匿名である]
まじ気になって仕方ない!はやく書いて

⏰:06/06/08 20:11 📱:F901iC 🆔:UIAa4Kh.


#13 [正常]
皆さんありがとうございます!とても感激です!そして遅くなり申し訳ありません。どんどん書きたいと思います。

⏰:06/06/12 06:24 📱:SH901iS 🆔:pJ/IdemI


#14 [正常]
だが、大きく開いた表入口から堂々と入るのは、何と言うか、危険な気がした。第一、潜入というのは他人にばれずにこっそりと入ることである。
よって僕は裏から回って、そこに自転車を停めてから廃工場へ入ることにした。

⏰:06/06/12 06:24 📱:SH901iS 🆔:pJ/IdemI


#15 [正常]
裏口の鍵は掛かっていなかったため、安易に潜入することが出来た。

廃工場の中は薄暗く、何に使っていたのか分からない機械が所々に設置されていた。

僕はスパイにでもなった気分で、機械等の物影に隠れながら前進していった。

いくらか進んでいくと、広場のような所が見えた。そこには機械が設置されていないで、自由に人々が行き交える様になっている。

そして僕から真っすぐ奥を見ると、四角い入口がぽっかりと開いていた。

外からでは暗くて見えなかったが、どうやら表入口のすぐにこの広場があるらしい。

⏰:06/06/12 06:43 📱:SH901iS 🆔:pJ/IdemI


#16 [正常]
僕は古錆びた機械に隠れながら、先輩を捜す様に広場の周囲を見渡した。しかし薄暗い闇が邪魔して、先輩の姿を確認することが出来なかった。

けど、何故だか分からないが、『何か』がこの広場のどこかにいる気配を感じた。

⏰:06/06/12 19:22 📱:SH901iS 🆔:pJ/IdemI


#17 [正常]
僕は少しの間その場で待機することにした。

あまりの静けさに、この世から音が消されたのかと思った。

数分経過したが、何も起こらない。

僕は次第に不安を感じた。
先輩がいるとしたら、少しくらい物音がしても良いはずだ。なのに無音状態が続いている。

僕の感じた気配はただの思い違いだったのだろうか。
僕はそう考え、小さな溜め息をついたその時である。

⏰:06/06/13 06:18 📱:SH901iS 🆔:jndqux2Q


#18 [正常]
車の走行音が聞こえてきて、その音がこの廃工場に近いてきた。

どうせこの工場を横切るだけだろうと僕は思った。だが、その車の走行音は弱まり、廃工場の敷地内へと入ってきたのだ。

表入口から二つの眩しいヘッドライトが廃工場の中を照らした。

⏰:06/06/13 21:14 📱:SH901iS 🆔:jndqux2Q


#19 [正常]
僕は車の出現に驚いたが、それよりも明るくなったこの広場に先輩がいるかどうか、周囲を見回して確かめた。

僕から見て、約十メートル離れた所の左側に先輩はいた。後ろにある機械に寄り掛かりながら、少し顔を車の方に向けていた。

やはりあの気配は思い違いではなかった。

⏰:06/06/13 23:13 📱:SH901iS 🆔:jndqux2Q


#20 [正常]
やがて、ヘッドライトがついている状態で車のエンジンが止まり、運転手がドアを開けて出てきた。

運転手は男性で、片手にはコートを持っていた。

その男性は一歩ずつ足を運び、工場内に入ってきた。普段は気にも止めない足音でも、ここでは騒音のように聞こえた。

男性は歩くのをやめ、先輩と向き合った。

車のライトが、二人の横の姿を影にして写し出した。

⏰:06/06/14 20:34 📱:SH901iS 🆔:kQuxGO6I


#21 [正常]
少しの間、沈黙が続いた。
「お久しぶりですね。」

最初に沈黙を破ったのは先輩だった。

「そうだな。」

後から男性の声が聞こえた。

「驚きましたよ。柊さんから俺にメールを送るなんて、滅多にないですし。」

先輩のその言葉で、男性の名字が柊ということが解った。

「突然こんな場所に呼び出してすまない。」

柊という男性の声は少し鋭い感じだった。

「別に構いませんよ。俺も暇でしたし。そんなことより、話とは何ですか?」

先輩が尋ねた。

⏰:06/06/15 00:32 📱:SH901iS 🆔:5ry/fRXU


#22 [正常]
「…頼みたいことがあるんだ。」

僕は柊の声が次第に暗くなってゆくのを感じた。

「柊さんが俺に何か頼むなんて珍しいですね。」

先輩の声は、ずっと変わらず平淡だ。

「……………。」

柊はしばらく黙り込んだ後、ゆっくりと口を開け、こう言った。





「君の手を譲ってほしい。」

⏰:06/06/15 22:33 📱:SH901iS 🆔:5ry/fRXU


#23 [(・∀・)]
主続きが気になる!!書いてくれ〜

⏰:06/06/16 23:28 📱:W21SA 🆔:aJV2E09g


#24 [正常]
自分の小説とも言えない小説を読んでくれている方がいるなんて、凄まじく嬉しいです。
昨日更新しなくてごめんなさい。しかしコメントを頂いてやる気が出ました。
それでは続きです。

⏰:06/06/17 21:18 📱:SH901iS 🆔:2Gd1leys


#25 [正常]
柊の右手からスルリとコートが抜け落ちる。工場内は、コートが地面をたたく音で広がった。

コートが擦り抜けた手には、刃渡り20p以上はある大きなナタが握られていた。

⏰:06/06/17 21:19 📱:SH901iS 🆔:2Gd1leys


#26 [正常]
柊の有り得ない発言、そして手に握られてる有り得ない物、僕はそれらを疑った。

しかしそれは全て事実であり、有り得ているのだ。

僕の身体中の血が勢いよく引いていき、そして勢いよく嫌な汗が噴き出るのを感じた。

⏰:06/06/17 22:45 📱:SH901iS 🆔:2Gd1leys


#27 [(・∀・)]
主の小説おもしろいよ♪どうなるのか楽しみにしてます!!

⏰:06/06/18 01:02 📱:W32SA 🆔:q5F.pg9o


#28 [我輩は匿名である]
面白ぃです 続きが気になるから早く書いてぇ

⏰:06/06/18 12:19 📱:SA700iS 🆔:UBM0P5l6


#29 [正常]
ああ…。皆様のご声援があまりにも嬉しすぎて手が震えています。
本当にありがとうございます!
では続きです。

⏰:06/06/18 20:01 📱:SH901iS 🆔:BEb9St5I


#30 [正常]
まさか…そのナタで先輩の手を…。



「そのナタで俺の手を切り落とす気ですか?」

僕が思ってたことを、先輩がそのまま柊に尋ねた。

先輩の声は恐ろしいほど冷静だった。冷静なのは声だけではない。先輩の横顔は、柊の持ってる凶器に全く動じていなかった。

⏰:06/06/18 20:05 📱:SH901iS 🆔:BEb9St5I


#31 [(・∀・)]
主大変だとおもうけど更新がんばってくださいね☆

⏰:06/06/18 20:46 📱:W32SA 🆔:q5F.pg9o


#32 [正常]
はい。頑張ります。
というか、こうやってコメントをしてくれたおかげで頑張れます。本当に感謝します。

⏰:06/06/18 21:39 📱:SH901iS 🆔:BEb9St5I


#33 [正常]
柊は何も言わず、先輩に向かって歩きだした。先輩は逃げもせず静止していた。
柊と先輩の距離は次第に狭まり、二人の間には1mも満たない空間ができた。

⏰:06/06/18 21:40 📱:SH901iS 🆔:BEb9St5I


#34 [正常]
「両手を前に出してくれ。」

強張った声で、柊は先輩にそう命令した。

「嫌だ。と断ったらどうします?」

まるで柊をからかっているかの様に、先輩は質問した。

「その時は、君を殺す。」
柊は真剣に言った。

⏰:06/06/18 23:37 📱:SH901iS 🆔:BEb9St5I


#35 [(・∀・)]
怖え〜(>_<)手なくなるんかいな?むっちゃドキドキやん☆

⏰:06/06/19 00:01 📱:W32SA 🆔:EVWWEz0c


#36 [正常]
先輩は少し考えるかの様に静まり返っていたが、
「いいですよ。俺の手を譲りましょう。」
と微笑んで言って、両方の袖をめくりあげ、ゆっくりと両手を前に突き出した。

⏰:06/06/19 00:02 📱:SH901iS 🆔:mRg8FEz2


#37 [正常]
先輩の行動に、僕は驚愕した。

確かに、殺されるよりは両手を切り落とされる方がよっぽど増しだが、先輩は素直すぎる。

まるで、先輩にとって自分の両手は『身体の一部』ではなく、ただの『道具』としか認識していないかのようだった。

⏰:06/06/19 00:39 📱:SH901iS 🆔:mRg8FEz2


#38 [正常]
柊が先輩の左側に回って、僕と柊が向き合うようになった。

僕は見つかったら危険だと思い、自分の頭を物影に引っ込めた。しかし、柊の眼は先輩の両手に釘付けだった。

僕は再び顔を物影から出して、二人の様子を窺った。

⏰:06/06/19 00:40 📱:SH901iS 🆔:mRg8FEz2


#39 [我輩は匿名である]
小説ぉもしろぃです〜☆★
続きが気になるぅ(ノД ̄)
更新頑張ってさぃね♪応援してます!!

⏰:06/06/19 02:24 📱:W21T 🆔:H1QSDan6


#40 [正常]
ご声援ありがとうございます。本当に嬉しいです。
これはもう毎日更新しなければ罰当たりですね。
張り切って書き続けます。

⏰:06/06/19 06:33 📱:SH901iS 🆔:mRg8FEz2


#41 [正常]
柊が先輩の両手を左手で掴んだ。その後、右手に持っているナタを、先輩の両手首に刃を立てるようにして軽く置き、何処を切断するか考えていた。

⏰:06/06/19 07:13 📱:SH901iS 🆔:mRg8FEz2


#42 [正常]
今のうちに助けないと、先輩が危ない。

僕は、頭ではそう思っていたが、身体がいうことを効かない。柊の持っているナタがあまりにも恐ろしくて、身体が完全に硬直していたのだ。

ならば大声を出し、柊の注意をこちらへ引き付けようと考えたが、喉まで硬直していたから声を出すことも出来きず、僕は先輩をただ見守るしかなかった。

⏰:06/06/19 07:20 📱:SH901iS 🆔:mRg8FEz2


#43 [正常]
そして、切断地点を決めた柊は、大きくナタを振り上げた。

「ああっ、ちょっと待って下さい。」

柊のナタが頂点まで振り上げられたその時、先輩が何か思い付いたかのように、一旦柊を止めた。

「なんだ?」

柊はナタを振り上げたまま首を曲げ、先輩の顔を見た。途中で止められたから、機嫌が悪い声だった。

「柊さんはただ単に手が欲しいのですか?」

自分の両手が危ないというのに先輩は相変わらず冷静だった。

⏰:06/06/19 20:02 📱:SH901iS 🆔:mRg8FEz2


#44 [(・∀・)]
主がんばれ(*^_^*)

⏰:06/06/19 22:25 📱:W32SA 🆔:EVWWEz0c


#45 [ュリカ]
あ〜早く続き見たいです(>人<)すごく楽しいです!

⏰:06/06/19 23:49 📱:W32T 🆔:fpa9Z9No


#46 [正常]
皆様、本当に嬉しい限りです。
嬉しさのあまり、手が…手が震えてます。

それでは続きを少し更新します。

⏰:06/06/20 01:37 📱:SH901iS 🆔:geb5RIk2


#47 [正常]
「いいや、君の手が欲しかったんだ。」

首を横に振り、柊が言った。

「何故、俺の手が欲しいのですか?野郎の手ですよ?」

先輩は柊に問い続けた。

⏰:06/06/20 01:42 📱:SH901iS 🆔:geb5RIk2


#48 [正常]
すると、柊は視線を先輩の両手に戻し、少し考えた後にこう言った。

「君の手が特別な物に見えるんだ。穢れなく美しい、まるで聖母の手の様に。」
「そう…ですか。」

先輩のその言葉は、何となく切ない感じがした。

⏰:06/06/20 20:57 📱:SH901iS 🆔:geb5RIk2


#49 [正常]
ほどなくして、柊が口を開いた。

「それじゃあ、切るよ。」
「ええ、どうぞ。」

先輩はあっさりと言う。

ナタを振り上げた状態で停止していた柊の右手が、ピクッと少し作動した。

「言い忘れたことがあった。………『ありがとう』」

柊は先輩に礼を言うと、右手をおもいっきり下に振り落とした。

「「ドシャッ」」と、鈍い音が工場内に響き渡った。

⏰:06/06/20 23:24 📱:SH901iS 🆔:geb5RIk2


#50 [まみーーーい]
よんでます(*´艸`*)   恐あーーいケン気になるカラ更新がんばれえ

⏰:06/06/20 23:35 📱:N901iS 🆔:V2ocqCKE


#51 [正常]
コメントありがとうございます。素で嬉しいです。
頑張らなくては…。
気合いが入りました。

⏰:06/06/21 22:51 📱:SH901iS 🆔:PrEYmVVw


#52 [正常]
やがて、その鈍い音は闇に溶けるように消えていった。

だがすぐに、硬質な塊が地面に落下し、重低音を発した。その塊の正体は、ついさっき人の手首を切断した、大きなナタ。

⏰:06/06/21 22:53 📱:SH901iS 🆔:PrEYmVVw


#53 [正常]
一人の人間がうずくまっているのを僕は見た。

車のヘッドライトを反射するおびただしい量の血液が、その人付近の地面にじわじわと広がっていく。







うずくまっている人間、それは先輩ではなく、柊であった。

⏰:06/06/21 22:55 📱:SH901iS 🆔:PrEYmVVw


#54 [ぷー]
おもろぃゎぁ〜!!「
気になるA♪

⏰:06/06/21 23:01 📱:W41H 🆔:ClvATKE2


#55 [我輩は匿名である]
気になって寝れないんですけどぉ

⏰:06/06/21 23:25 📱:N901iC 🆔:9Owkf8Tk


#56 [正常]
皆様、本当に感謝します。
皆様のご声援が嬉しくて、ついさっき叫びました。

更新が遅くてすみません。

⏰:06/06/22 23:09 📱:SH901iS 🆔:Pb6aPpNw


#57 [正常]
柊がナタを振り落とした瞬間、その時にそれは起こった。

先輩が素早く両手を引っ張り、先輩の両手を掴んでいた柊の左手が、切断される地点にズレてしまったのだ。

勢いがついたナタは、誰にも止めることは出来ない。そのまま切断地点を目掛けて下降し、柊の左手首を奇麗に切断した。

⏰:06/06/22 23:12 📱:SH901iS 🆔:Pb6aPpNw


#58 [正常]
柊はあまりの苦痛に声も出ないらしい。ナタを地面に落とし、そのままうずくまってしまったのだ。

先輩は、そんな柊を見下す様にして立っていた。

⏰:06/06/23 00:37 📱:SH901iS 🆔:EOY7B6v6


#59 [正常]
「柊さん、確かあなたは俺の手が、聖母の手の様に見えると、おっしゃってましたよね。」

先輩は、両手を掴んだまま硬直している柊の左手をほどきながら、淡々と言う。
しかし、柊の左手をほどき終えた後、先輩の雰囲気が急に変わった。冷静、いや冷酷な声でこう言った。

「けど俺には自分の手が、穢れて醜い悪魔の手の様に見えます。」

その言葉に、僕は身震いをした。まるで、冷たい手が僕の背中を撫でているようだった。

⏰:06/06/23 00:39 📱:SH901iS 🆔:EOY7B6v6


#60 [らら+゚]
まじ☆ォモシロイ!!主☆頑張れ!

⏰:06/06/23 00:43 📱:N900iS 🆔:2NP4QOAs


#61 [ゅぅ]
初めましてスゴィぉもしろぃはまっちゃぃましたぁ応援してるので頑張ってくださぃ

⏰:06/06/23 10:01 📱:N701i 🆔:ZjCS87T6


#62 [正常]
ああ、なんて嬉しいことなんでしょう。
嬉しすぎてハシャギましたよ。ついさっき。


更新がいつも遅い自分が憎いです。そして皆様、こんな自分をどうか許してやって下さい。
では続きです。

⏰:06/06/24 00:12 📱:SH901iS 🆔:PcxrD/WI


#63 [正常]
「まー、もしも俺の手が『聖母の手』でしたら、柊さんの左手はこんなことにはならなかったでしょう。『悪魔の手』だったからこそ、このような結果にたどり着いた訳ですし。」

先輩はいつもの冷静な声に戻り、切れた左手を持ち主の傍に置いた。その手の持ち主は、未だにうずくまったまま動こうとはしない。

⏰:06/06/24 00:14 📱:SH901iS 🆔:PcxrD/WI


#64 [正常]
そして先輩は、それではと別れの挨拶を言って、この廃工場の出入口に向かって歩き出した。

足音が波紋の様に響く。

先輩の後ろ姿が僕の眼に写る。

恐怖で硬直していた自分の身体が、わずかながら解れてきた。

⏰:06/06/24 00:15 📱:SH901iS 🆔:PcxrD/WI


#65 [正常]
だが、先輩が唐突に立ち止まった。と思いきや、ゆっくりと僕の方を振り向いたのだ。

油断していた僕は、物影から顔をおもいっきり出していた。だから完全に先輩と眼が合ってしまった。

先輩は僕に冷たい笑みを見せた。

少し解れた身体が再び硬直した。

ヤバイ、気付かれた!先輩がこっちに来る!

僕はそう予想し、戸惑った。けど先輩は顔を前に戻し、歩くことを続けた。僕がいても別に構わない、まるでそんな感じだった。

⏰:06/06/24 00:50 📱:SH901iS 🆔:PcxrD/WI


#66 [正常]
車のライトに照らされながら、廃工場を出ていく先輩。やがてバイクのエンジン音が聞こえ、先輩は行ってしまった。

工場内には僕と柊の二人だけとなった。

しばらくして、柊が身体を起こし始めた。

僕は警戒するように、物影に隠れた。

柊は震えながら立ち上がり、切断された自分の左手を拾った。

⏰:06/06/24 16:19 📱:SH901iS 🆔:PcxrD/WI


#67 [る]
まぢ気になる~~

⏰:06/06/24 17:35 📱:PENCK 🆔:AGvmnkZg


#68 [正常]
その後、ナタを巻いていたコートがある場所まで歩き、コートを左腕の先端部にグルグル巻いた。

巻き終えると、少しの間立ちすくんでいた。その時、柊は呟くように、だけどはっきりと言うように、口を開いた。

「いつか絶対…手に入れる。」

⏰:06/06/24 17:36 📱:SH901iS 🆔:PcxrD/WI


#69 [我輩は匿名である]
まぢ気になります!! どんなにかかってもぃぃので、書いて下さい(*>u<*)

⏰:06/06/25 00:23 📱:SA700iS 🆔:3NKC9OBk


#70 [正常]
>>67
>>69

またしてもコメントが…。
本当に嬉しいです。嬉しすぎて逆に不安です。でも嬉しいです。嬉しすぎて文が変です。でも嬉しいです。

⏰:06/06/25 00:54 📱:SH901iS 🆔:m.L9672g


#71 [正常]
柊はふらついた足取りで、ライトがついている自分の車まで歩いた。

やがて柊は車に乗り、いびつにそれを操縦し、廃工場から消えていった。

柊の車のライトが無くなった工場内は、再び暗闇が支配した。

僕は念のため、柊が行ってしまった後も、そのまま5分間動かなかった。

⏰:06/06/25 00:55 📱:SH901iS 🆔:m.L9672g


#72 [正常]
僕は深呼吸をした後、物影に隠れるのをやめ、先輩と柊の二人がいた所へ行ってみた。

その周辺をケータイの画面の光で照らしてみると、柊の血液が地面に広がっていた。
よく出血多量で死ななかったよな。と、地面に染み付いている血液を見てそう思った。

⏰:06/06/25 02:16 📱:SH901iS 🆔:m.L9672g


#73 []
怖いケドおもしろい展開が気になる..まぢハマりマシタ
頑張ってくださぃ

⏰:06/06/25 09:33 📱:F902i 🆔:eSYLLzZ2


#74 [みなみ]
すっごいおもしろい
本でたら買うし

⏰:06/06/25 10:26 📱:P902i 🆔:SXCxYAXA


#75 [正常]
>>73
>>74

感激としか言うようがありません。感激すぎて逆立ちしました。首捻挫しました。いや本当に感激します。

⏰:06/06/25 12:13 📱:SH901iS 🆔:m.L9672g


#76 [正常]
他の所も照らしてみた。すると、大きな塊を発見した。その塊は、柊の左手を一瞬にして切断した、あのナタである。刃の一部に、柊の血液が付着していて紅かかった。

僕はそれを見て、息を飲んだ。人間の一部分を切り落とした凶器が、自分の眼の前にある。

⏰:06/06/25 12:14 📱:SH901iS 🆔:m.L9672g


#77 [正常]
このナタをどうすれば良いか、考えた。この廃工場には人が滅多に来ない。だからそのまま放置してても問題にはならないだろう。

僕はそのナタの柄を握り、持ち上げてみた。




重い。そして恐い。…けど、欲しい。



気付いたら、僕は裏口から廃工場を出ていた。何かに憑かれた気分だった。

右手にはあのナタが握られていた。何だか気味が悪くなった。

⏰:06/06/25 13:54 📱:SH901iS 🆔:m.L9672g


#78 [まみ孑]
主サンのキャラがまみ孑わすきです。
主サンの文才にまみ孑わ憧れます。

⏰:06/06/25 13:57 📱:W41T 🆔:od6cc77s


#79 [正常]
>>78
いや、もう、照れます。
すごく嬉しいです。

⏰:06/06/25 15:09 📱:SH901iS 🆔:m.L9672g


#80 [正常]
しかし、また廃工場に入って、ナタを置きに行くのは面倒である。というか、もうあの中には入りたくない。
僕はバッグからスポーツタオルを取り出した。それをナタに巻いて、バッグの中に入れた。

僕は自転車に乗り、猛スピードで自宅に直行した。

⏰:06/06/25 15:11 📱:SH901iS 🆔:m.L9672g


#81 [リキ]
やっぱこの小説おもしろぃです!!どんどん書いて下さい!!!!楽しみにしてます!

⏰:06/06/25 16:52 📱:SA700iS 🆔:3NKC9OBk


#82 [やぁこ]
このお話面白いです!最初から見てます!照れやな主とのギャップも最高です!
マジでぁんた天才!!ぁんたが大将!頑張って下さい!!!!

⏰:06/06/25 17:36 📱:SH901iS 🆔:jN3AyFts


#83 [リィ]
ウチもズット読んでますゥめッちぁ面白L1そして照れ屋さんな主がマヂナィスやンワラ 応援してるんで頑張ッてくださL1楽しみにしてます

⏰:06/06/25 17:47 📱:N901iS 🆔:imXjP44s


#84 [リキ]
早くッ!!早くッッッッッッッ!!!! (笑"お願いします(◎^ー゚)b

⏰:06/06/25 21:38 📱:SA700iS 🆔:3NKC9OBk


#85 [みー]
ぃっも読んでます☆主サンまぢスキッ♪♪

頑張って下さぃ(*>v<)応援してますッ(>ε<*)

⏰:06/06/25 22:28 📱:W41T 🆔:o5wUl0wE


#86 [正常]
皆様…本当に、本当にありがとうございます…。

涙が出てきました…あまりの嬉しさに…。

そんなことはいいから早く小説書けって感じですよね。ハイッ、スイマセンッ。

⏰:06/06/26 00:20 📱:SH901iS 🆔:SJeJ5xvI


#87 [正常]
その日の翌日。

学校の授業も終わり、僕は部室へと向かった。

昨日の件もあり、先輩と顔を合わせるのが気まずい。
「とりあえずあの先輩とは顔を合わさないようにしよう。」

そう独り言を言って、部室のドアを開けた。

部員は既に何人か来ていて、その中にあの先輩もいた。先輩は、他の先輩達と笑いながら話していた。昨日の先輩とは雰囲気が違っていた。

⏰:06/06/26 00:22 📱:SH901iS 🆔:SJeJ5xvI


#88 [正常]
ちなみに僕の所属する部活は卓球部である。

部員は部室で一旦準備し、必要な物だけ体育館に持って行き、部活を行う。

僕はなるべく早く準備し、体育館に行こうとした。しかし、後ろから誰かに呼び止められた。僕は声の主が誰だか分かったが、反射的に振り向いてしまった。

僕を呼び止めたのは、昨日廃工場にいた、あの先輩だった。

⏰:06/06/26 00:29 📱:SH901iS 🆔:SJeJ5xvI


#89 [正常]
「部活の練習、一緒にやらない?」

先輩が誘ってきた。

もちろん、後輩の僕には拒否権がなく、受け入れることしか道がない。

結局僕は、先輩と顔を合わせっぱなしになるという、一番望んでいない状況に陥った。

⏰:06/06/26 07:21 📱:SH901iS 🆔:SJeJ5xvI


#90 [オレ様]
授業よりこっちに集中してます(◎´∪`)ワラ

⏰:06/06/26 12:36 📱:P901iS 🆔:G16tPdsU


#91 [(・∀・)]
主ガンバれ!!!!楽しみにしとりますo(^-^)o

⏰:06/06/26 21:04 📱:W32SA 🆔:1kR2itiA


#92 [正常]
>>90
>>91

あ、あ、ありがとうございます。

嬉しいです。嬉しすぎて蒸発しそうです。てかもう下半身が蒸発してます。

更新がダラダラと遅いですが許してやって下さい。しかしなるべく早く更新するよう努めます。

⏰:06/06/27 00:36 📱:SH901iS 🆔:bVU5bniQ


#93 [正常]
先輩との会話もなく、ただひたすらボールを打ち続けた。

気まずい空気が、僕に重くのしかかった。しかし時間が経つにつれ、その空気は薄くなり、身体が軽くなった。先輩と打っているのが楽しい、そう感じてきたのだ。

先輩と僕は部活が終了しても練習をやり続けた。

ボールの打球音だけが、体育館中に広がった。

⏰:06/06/27 00:37 📱:SH901iS 🆔:bVU5bniQ


#94 [正常]
二人が部室に戻った時には他の部員は既に帰っていて、部室内には誰もいなかった。

僕と先輩は部室にあるパイプイスに座り、少し休憩することにした。

「わるいね。遅くまで練習を付き合わせちゃって。」
先輩が静かに口を開いた。
「いいえ、気にしないで下さい。」

部活中、あまり喋らなかったから、上手く声を出すのが難しかった。

「それに、楽しかったです。」

僕は付け加えるように言った。

⏰:06/06/27 22:33 📱:SH901iS 🆔:bVU5bniQ


#95 [正常]
「俺も楽しかったよ。」

先輩が僕に微笑んだ。

僕は先輩の笑みを見て、少し顔が熱くなった。先輩から眼を逸らし、スポーツタオルで顔を覆う様にして汗を拭いた。


何だか少し嬉しい気持ちになった。

⏰:06/06/27 22:36 📱:SH901iS 🆔:bVU5bniQ


#96 [正常]
「それはそうと、昨日のことは秘密にしといてほしい。」

先輩のその言葉が、僕の嬉しい気持ちを消した。

僕はタオルをそのまま顔に当てながら、昨日のことを鮮明に思い出した。

先輩は続けて言った。

「いや、別に話してもいいけどさ。どうせ誰も信じないと思うし。けど、変な噂が流れたりすると厄介なんだよ。」


『変な噂が流れると厄介』


先輩にとって昨日の出来事は、その程度に過ぎないらしい。僕は唖然とした。


「はぁ…まぁ…分かりました。」

元から人に話すつもりはなかったが、僕はタオルを顔から離し、返事をした。

⏰:06/06/27 22:41 📱:SH901iS 🆔:bVU5bniQ


#97 [正常]
先輩はパイプイスから立ち上がり、帰る支度を始めた。

僕は先輩に尋ねたいことがあった。しかし、これは尋ねてはいけないことだと思った。

先輩は支度を整え、帰ろうとする。

昨日と同じく、じゃあねと言って先輩はドアに手をかけた。

⏰:06/06/28 00:21 📱:SH901iS 🆔:XJjpwk1k


#98 [正常]
僕は躊躇していたが、先輩を呼び止めた。

「…あの。」

先輩は立ち止まり、振り向く。

「昨日、先輩の手を切ろうとした、柊という男性は何者なんですか?」

僕は先輩に尋ねた。

先輩は少し黙したが、その質問に答えてくれた。

⏰:06/06/28 00:25 📱:SH901iS 🆔:XJjpwk1k


#99 [正常]
「俺の先輩だよ。君がこの高校に入学する前、この部の部長を務めてたんだ。仲が良くて、柊さんが卒業した後も交際を続けていた。」

「そう…だったんですか。」

僕はそう言い、少し俯いた。

「でも、まさか俺の身体が目的だったとは。」

僕を笑わそうとしたのか、先輩はそんなことを言った。

⏰:06/06/28 00:28 📱:SH901iS 🆔:XJjpwk1k


#100 [正常]
しかし僕は無視し、もう一つ先輩に尋ねた。

「もし、柊さんがまた手を狙ってきたら、どうします?」



『いつか絶対…手に入れる』

先輩が去った後、柊が発した言葉。その言葉が脳裏に浮かんだ。

⏰:06/06/28 00:32 📱:SH901iS 🆔:XJjpwk1k


#101 [あお]
ぬしさんガンバって
おもしろいし。気になって一気に読んじゃった

⏰:06/06/28 01:02 📱:N902i 🆔:JjgN.dMY


#102 [かア]
主サンもこの小説もホント大スキですッ(◆b'v`d)+゜主サンのペースで,無理せず頑張ってさぃネ★☆

⏰:06/06/28 01:37 📱:W31K 🆔:14SCb2DY


#103 [正常]
>>101
>>102

恐縮です。とっても恐縮です。
皆様のご声援、本当に嬉しいです。
頑張って書き続けます。これからもご声援お願い致します。

⏰:06/06/28 21:05 📱:SH901iS 🆔:XJjpwk1k


#104 [正常]
「さぁ、どうだろうね。」

先輩は僕から眼を離し、ドアを開けて部室から出た。そして、ドアを閉める時にもう一度僕を見て、こう言った。

「もしかしたら、右手も身体から切り離すかも。」

その時に見せた先輩の笑みは、冷たく無機質なものだった。

⏰:06/06/28 21:06 📱:SH901iS 🆔:XJjpwk1k


#105 [正常]
以来、先輩と僕は急激に仲が良くなった。

部活は一緒に練習し、遅くまで部室に残って話すようにもなった。

前は先輩のことを、名前を付け加えて呼んでいた。けど親しくなってから、名前を付けずただ『先輩』と呼ぶようになった。

もちろんその理由は、最初に記した通りだ。

今思えば、この『異常』な出来事が『先輩』と関係を持つきっかけとなり、全ての『始まり』でもあった。

⏰:06/06/28 21:09 📱:SH901iS 🆔:XJjpwk1k


#106 [聖ナイト]
とても惹かれていく文章ですね〜!続きも楽しみに待っています♪

⏰:06/06/28 21:44 📱:W22SA 🆔:InuDkTtE


#107 [(・∀・)]
主ガンバッ☆☆☆愛しているから早く続きを書いておくれ(笑)

⏰:06/06/28 23:03 📱:W32SA 🆔:ExLfVcQM


#108 [まみーーーーい]
おひさですッ*゚    まあじドキドキ   楽しみにしてゆよお

⏰:06/06/28 23:21 📱:N901iS 🆔:e/YMOcwE


#109 [正常]
>>106
ご感想ありがとうございます。もっと惹かれるような小説にしていきたいと思います。

>>107
私も愛しています。少しネタ考え中なので、小説の更新は明日にさせて頂きます。本当に申し訳ありません。
>>108
ドキドキしてもらえて光栄です。期待に応えられるよう頑張ります。

⏰:06/06/29 20:14 📱:SH901iS 🆔:wWWGi3No


#110 [我輩は匿名である]
上げ

⏰:06/06/30 01:03 📱:D901i 🆔:vs9SDQ8o


#111 [正常]
【血】
「知らない子供から血をねだられた。」

部活が終わり、部室で先輩と二人でゆっくりしていたら、先輩がいきなり言い出した。

あまりにも唐突だったため「はぁ…。」 と、中途半端な返事をしてしまった。

⏰:06/06/30 19:33 📱:SH901iS 🆔:csYLn/BY


#112 [正常]
先輩がその事について詳しく説明してくれた。

「学校と自宅を行き来する時に、ある公園を見掛けるんだけど、昨日の下校途中、その公園内をたまたま見てみたら変わった少女が独りでブランコに乗っていたんでね。俺は公園付近にバイクを停めて、しばらくの間その少女を観察することにしたんだよ。」

それを聞いて僕は『はたから見れば変態ですよ』と、口にはしなかったが思った。

⏰:06/06/30 19:37 📱:SH901iS 🆔:csYLn/BY


#113 [正常]
先輩は話を続ける。

「そうしていると、その少女が俺に気付き、ブランコから降りて近付いて来た。そして彼女は俺にこう言ったのさ、
『血ぃ、ちょうだい』ってね。」

「それ…作り話ですか?」

僕は顔を引き攣りながら訊いてみた。

「作り話なら、もう少しマシな話を作るよ。」

先輩はニッコリと笑った。

⏰:06/06/30 19:40 📱:SH901iS 🆔:csYLn/BY


#114 [正常]
「…で、先輩はその子に血をあげたんですか?」

僕が尋ねると、先輩は顔を横に振った。

「いいや、断ったよ。さすがに初対面の人に血を分けてあげる程、お人好しではないんでね。」

「それでは、初対面じゃない人には血をあげるんですね?」

僕が尋ねると、先輩は顔を縦に頷き「もちろん。」と答えた。

⏰:06/06/30 20:10 📱:SH901iS 🆔:csYLn/BY


#115 [正常]
「だから…。」

先輩はそう言うと、リュックを持ってパイプイスから立ち上がり、部室のドアを開けた。

「もう初対面ではないその少女に会って、血を分けてあげようと思う。」

先輩はクルッと僕の方を向いて、微笑みながら言った。

「どう?一緒に来る?」


僕は真実を知るため、先輩の誘いにのった。

⏰:06/06/30 20:12 📱:SH901iS 🆔:csYLn/BY


#116 [し]
かなりぉもしろぃこの小説大好きです主さんのペースで頑張ってくださぃ

⏰:06/06/30 23:21 📱:N902i 🆔:u6..apuI


#117 [みんみんシ]
この小説ほんまオモロイ(シ0Д<`)-☆!!
主サン更新大変やと思うけど頑張って下さい(ノ∀`イ)
陰ながら応援してます(0`∨´0)~

⏰:06/07/01 23:56 📱:W41CA 🆔:bcGPldB6


#118 [すい]
すごくおもしろいです次どーなるのか、まじドキドキ主様のペースで最後まで頑張って下さい

⏰:06/07/02 03:59 📱:F902i 🆔:yAPi/t.k


#119 [正常]
>>116
>>117
>>118

恐縮です。本当に恐縮です。
更新、なるべく早く頑張ります。これからもよろしくお願いいたします。

⏰:06/07/02 12:36 📱:SH901iS 🆔:XIo18nQg


#120 [正常]
先輩は酷い。

僕はその公園の場所を知らない。

だから先輩の後を付いて行かなくてはならない。

しかし先輩はバイク。

僕は自転車。

しかも容赦なくバイクのスピードを上げて走る先輩。

それを必死に自転車で追う僕。

公園前に着いた時には、死ぬのではないかと思うくらい息をあげていた。

⏰:06/07/02 12:37 📱:SH901iS 🆔:XIo18nQg


#121 [正常]
「せ…先輩…ぼ、ぼ僕を…コロ…殺す気…ですね…。」

肩で呼吸しながら、やっとのことで出した言葉は自分でも何を言っているのか解らなかった。

「ごめん。面白くて、つい。」

バイクから降り、ヘルメットを外しながら平然と言う先輩を、心から殴りたいと思った。

⏰:06/07/02 13:09 📱:SH901iS 🆔:XIo18nQg


#122 [いかりんぐ]
おもしろいし読みやす。頑張って下さい。最後まで書き終えて下さいね。

ちと失礼

>>1-70
>>71-140
>>141-210
>>211-280
>>281-350
>>351-420
>>421-490
>>491-560
>>561-630
>>631-700
>>701-770
>>771-840
>>841-910
>>911-980
>>981-1000

⏰:06/07/02 14:34 📱:W31S 🆔:idXyNQ32


#123 [正常]
>>122

読みやすくするためにアンカーを付けて下さり、ありがとうございます。しかも1〜1000を調度良い間隔で付けて下さるとは…。嬉しい限りです。

⏰:06/07/02 19:34 📱:SH901iS 🆔:XIo18nQg


#124 [正常]
息もだいぶ落ち着いてきた僕は、公園に入ろうとする先輩の後を付いて行った。

公園内をしばらく歩くと先輩が足を止めて、指をある方向に差し、こう口にした。

「あの子が例の少女さ。」

僕は先輩の指差す方向にゆっくりと眼をやった。

⏰:06/07/02 19:35 📱:SH901iS 🆔:XIo18nQg


#125 [正常]
顔を俯きながら、錆びているブランコに乗っている小さな少女が、そこにいた。

腰くらいまである白い髪。模様も何も無い白いワンピース。透き通るような白い肌。

それらの白さは、薄暗い夕闇の中でより一層映えていた。

「あんなにも白い人、初めて見ました。」

僕は眼を丸くしながら先輩に言った。

「だから言っただろ。『変わってる少女』だって。」

先輩は僕の反応を面白がるように笑った。

⏰:06/07/02 20:01 📱:SH901iS 🆔:XIo18nQg


#126 [正常]
僕は最初、髪の色と肌の色から、この子は外国人だと思っていた。しかし、長くて白い髪から覗かせる少女の奇麗な顔立ちは、紛れも無く東洋系だった。

少女はブランコから降り、少しずつこちらに近付いてきた。

僕は何となく気味が悪くなり、少し後ずさる。

先輩はその子が来るのを待つかのように、じっと立っている。

少女が先輩の前まで来て、静かに立ち止まった。

⏰:06/07/02 21:29 📱:SH901iS 🆔:XIo18nQg


#127 [先輩]
近くから見ると、少女は実に小さかった。年齢は、おそらく9〜10歳くらい。先輩の腰位までしか身長がなく、ちょっと押したら壊れてしまうような体つきだった。

少女は先輩をじっと見つめ、こう言った。

「血ぃ、ちょうだい。」

その幼い声はとても小さく、とても切なく、それでいて、とても美しかった。

「うん、いいよ。」

先輩が優しい声で返事をした。

⏰:06/07/02 23:40 📱:SH901iS 🆔:XIo18nQg


#128 [正常]
僕はこの時、ある疑問が浮かび上がった。一体、先輩はどうやって少女に血をあげるのだろうか、と。

注射器で先輩の血を抜いて、少女にそれをあげるのだろうか。それとも、刃物で先輩の皮膚を切り、その切り口から出た血を、少女に舐めさせるのだろうか。

後者なら面白いのに、とか思いながら先輩の行動を窺った。

⏰:06/07/03 05:44 📱:SH901iS 🆔:n.xtjcQ6


#129 [みんみんシ]
あげますeイ
まぢ楽しいんで主サン書くの頑張って

⏰:06/07/04 16:50 📱:W41CA 🆔:0vHalfsY


#130 [いかりんぐ]
アンカーは自分がこの小説を読みたいからですよ。是非頑張って下さい。

⏰:06/07/04 17:47 📱:W31S 🆔:vcjRvxcI


#131 [正常]
>>129
>>130

ご声援ありがとうございます。皆さんがこの小説ともいえない小説を読んでくれていると思うと、胸が弾みます。今も胸が弾んでいて、大変騒がしいです。

僅かながら更新します。

⏰:06/07/04 22:30 📱:SH901iS 🆔:cok1t/fs


#132 [正常]
先輩はおもむろに上着の学生服を脱ぎ出した。ワイシャツ姿となった先輩はその場で立ち膝をし、目線を少女と同じ高さに合わせた。

少女は先輩との距離を徐々に狭め、白い両腕を先輩の首にそっと巻き付けた。

⏰:06/07/04 22:31 📱:SH901iS 🆔:cok1t/fs


#133 [正常]
ああ…、なるほど。

僕は呆れた。注射器や刃物などを使わずに、血を与える方法があったではないか。そして今、少女はその画期的な方法を行った。

少女は小さい口を開け、先輩の首筋に噛み付いたのだ。

⏰:06/07/04 22:36 📱:SH901iS 🆔:cok1t/fs


#134 [正常]
先輩は痛みを感じないのだろうか。少女に噛み付かれても、ピクリと動かない。

身を乗り出すように先輩に寄り掛かり、ひたすら首筋を噛み付く少女。

けど、彼女の顎の力で先輩の皮膚を噛みちぎり、出血させることが出来るのだろうか。

そんなことを考えていたが、どうやら要らん心配の様だ。

⏰:06/07/06 00:20 📱:SH901iS 🆔:5ymzUJyA


#135 [正常]
少女が先輩の首筋から口を離した時に、血液が滲み出ていた。意外と顎の力はあるらしい。

そして血液が滲み出ている傷口を、子猫がミルクを飲むかのようにペロペロと舐め始めたのだ。

⏰:06/07/06 00:23 📱:SH901iS 🆔:5ymzUJyA


#136 [ちゅん]
めっちゃ気になる  明日またきまぁす

⏰:06/07/06 01:23 📱:N902i 🆔:slIqj4TI


#137 [☆MIKU☆]
主様やばい     超続きが気になっちゃう今までにたくさん小説読んできたけれど、主様の小説プロ並みにおもしろい大ファンになりました

⏰:06/07/06 11:35 📱:N901iC 🆔:3Si7RkQQ


#138 [正常]
>>136
>>137

いや、あの、本当に嬉しいです。嬉しすぎて謝りたいです。スミマセン。
おかげでテンションがかなり高くなりました。遅くなりましたが、更新させて頂きます。

⏰:06/07/06 23:52 📱:SH901iS 🆔:5ymzUJyA


#139 [正常]
僕はその光景を見るのが恥ずかしく思えた。

何と言うか………卑猥だ。

けど、そう思っていても、その様子を観察する自分がいた。

⏰:06/07/06 23:52 📱:SH901iS 🆔:5ymzUJyA


#140 [正常]
少女はじれったくなってきたのだろうか、次第に『舐める』というより、傷口を口に含み『しゃぶりつく』ようになっていた。

しばらくして、少女に血液を吸われるがままに吸われていた先輩が口を開いた。

「あー、そうだ。言い忘れたことがあった。」

先輩の言葉に関心が無く、夢中に首筋を口にくわえる少女。

一方、僕は先輩の言葉に耳を傾けた。

⏰:06/07/06 23:57 📱:SH901iS 🆔:5ymzUJyA


#141 [正常]
「俺の血なんて、いくらでもあげるよ。けど…」

そう言い掛けたまま、先輩は少女を包むように抱きしめた。

そして、冷静な声で『言い忘れたこと』を、言った。

「それなりの代価を、俺も貰うね。」





代価?
先輩の血の代価になるもの。それは一体何なんだろうか。
少し考えたが、先輩の起こした行動を見て、その答えが解決された。

⏰:06/07/07 00:01 📱:SH901iS 🆔:pD0NEsxM


#142 [正常]
先輩が少女の後ろから白い髪の毛を寄せると、白くて細い首筋が現れた。

途端に、先輩はその首筋に口を近づけ、噛み付いたのである。

先輩の血の代価になるもの。それは少女の血であった。

⏰:06/07/07 00:05 📱:SH901iS 🆔:pD0NEsxM


#143 [我輩は匿名である]
乙一のGOTHの主人公に先輩がそっくりな気が…。
主は乙一ファンですか?荒らしじゃないですソ

⏰:06/07/07 00:56 📱:W41H 🆔:p7kH69eY


#144 [☆MIKU☆]
気になってまた見に来ちゃいましたやっぱりおもしろぃ昨日書き込みした後も続きが気になって、更新してないか何回も調べに来ちゃいましたこれから毎日ココ通っちゃう主様更新頑張ってお願いします

⏰:06/07/07 05:54 📱:N901iC 🆔:sBY3/6yo


#145 [正常]
>>143

あなたにはケータイを通して人の心を読む能力でもあるんですか?
はい。全くもってその通りです。しかし、ファンではなく崇拝者です。
この小説、大先生の『GOTH』を参考にして頂きました。
なるべく先輩の性格を神山樹より楽観的に書こうと思ったのですが…どうやら被ってしまったようですね。

このままだとパクりですね。ヤバイですね。崇拝者失格ですね。

謝罪します。パクるつもりは無かったんです。
申し訳ありませんでし%

⏰:06/07/07 06:13 📱:SH901iS 🆔:pD0NEsxM


#146 [☆MIKU☆]
↑そうだったとしても続きがカナリ気になります主様、どうか更新をやめないで

⏰:06/07/07 06:24 📱:N901iC 🆔:sBY3/6yo


#147 [正常]
>>144

最高に嬉しくなる感想、ありがとうございます。私は幸せです。
なるべく毎日更新するように努力したいと思います。
本当に感謝です。

⏰:06/07/07 06:26 📱:SH901iS 🆔:pD0NEsxM


#148 [☆MIKU☆]
★MIKU★の方こそリアルタイムで主様と接触できて良かった応援するカラぜひ完結まで頑張ってくださいネッ

⏰:06/07/07 06:30 📱:N901iC 🆔:sBY3/6yo


#149 [正常]
>>146
そう言ってもらえると、気が楽になります。

⏰:06/07/07 06:31 📱:SH901iS 🆔:pD0NEsxM


#150 [正常]
>>148
ネタが尽きなかったら、最後まで書きます。
ご声援ありがとうございます。

⏰:06/07/07 06:33 📱:SH901iS 🆔:pD0NEsxM


#151 [☆MIKU☆]
主様、良かったらしませんか

⏰:06/07/07 06:34 📱:N901iC 🆔:sBY3/6yo


#152 [正常]
こんな馬鹿で駄目で愚かな人間とメールをしたって、ただつまらないだけですよ。

⏰:06/07/07 06:40 📱:SH901iS 🆔:pD0NEsxM


#153 [☆MIKU☆]
あららそんな事無いのに充分におもしろそうな方だと思いましたけど

⏰:06/07/07 06:43 📱:N901iC 🆔:sBY3/6yo


#154 [正常]
実は全く面白く無いのです。
メールでの私の返事は大半「ふーん」とか「へぇー」なのです。

⏰:06/07/07 07:04 📱:SH901iS 🆔:pD0NEsxM


#155 [☆MIKU☆]
そかAなんか更新の邪魔しちゃって申し訳ないですまた読みに来ますね

⏰:06/07/07 07:32 📱:N901iC 🆔:sBY3/6yo


#156 [正常]
本当にごめんなさい。
私は本当につまらない人間なので。
でも、本当に嬉しかったです。

⏰:06/07/07 07:37 📱:SH901iS 🆔:pD0NEsxM


#157 [みぃ]
主さωッッ自分をそωな風Vニ思っナニらダメナニ"ょ(ο>△<)ナニまVニゎ自分を褒めなきゃ☆+゚
こωなVニぉもUろぃ小説書ぃてるぢャω(σ´▽)σ♪

⏰:06/07/07 16:22 📱:SH902i 🆔:H3Ap0.P6


#158 [はる]
この小説めっちゃはまりましたd(゚∀゚)
主サン小説書くの上手っすょ
これからも応援してまっす頑張って
ぁげぃ

⏰:06/07/07 21:17 📱:N901iC 🆔:/uXguNzs


#159 [☆MIKU☆]
主様、早く来ないカナぁワクワク

⏰:06/07/08 04:51 📱:N901iC 🆔:uy98.x3c


#160 [正常]
>>157
>>158
>>159

嬉しい限りです。実に嬉しい限りです。
そして更新が遅くなりスミマセン。限りなくスミマセン。
今から少し更新します。

⏰:06/07/09 00:32 📱:SH901iS 🆔:v28p3ttw


#161 [正常]
突然の出来事に驚いた少女は、先輩の首筋から口を離した。少女の口元から、先輩の血液が僅かに垂れ流れた。

少女はとても苦しそうな顔をしながら、先輩の背中を叩いて必死に抵抗をした。

しかし先輩は少女を強く抱きしめ、口を首筋から離そうとしない。

⏰:06/07/09 00:32 📱:SH901iS 🆔:v28p3ttw


#162 [正常]
次第に少女は弱り始め、遂には抵抗さえしなくなった。だらりと少女の腕が崩れるように垂れ下がった。

その姿を見ていると、先輩が少女の血を吸い続けていることがはっきりと分かった。

先輩の後ろ姿が、人間では無いように見えてきて恐怖した。

⏰:06/07/09 00:35 📱:SH901iS 🆔:v28p3ttw


#163 [正常]
おどおどと震えている僕は、ふと、少女の眼と合ってしまった。

少女の眼は虚ろで、今にも死にそうな感じだった。

その眼が僕に、『助けて』と訴えかけてきたのだ。

少女の危険を察した僕は、「先輩っ!!」と、大きめな声で呼び掛けた。

それを合図に、先輩が我に返ったように少女の首筋から口を離し、抱きしめている腕も緩めた。

開放された少女は、先輩に噛まれた箇所に手を当て、フラフラになりながらも僕達に背を向け、逃げるように歩いて行った。

⏰:06/07/09 00:42 📱:SH901iS 🆔:v28p3ttw


#164 [正常]
うなだれている先輩は、すっと立ち上がった。

僕は心配して、先輩の顔を覗いてみた。

先輩は少し憂鬱そうな顔をしていて、独り言のようにつぶやいた。

「しまった。飲み過ぎた。」

その言葉に僕は引いた。
他人の血液を飲むこと自体恐ろしいが、飲み過ぎたことを残念がる先輩がそれ以上に恐ろしかった。

⏰:06/07/10 00:10 📱:SH901iS 🆔:i2D2mHUQ


#165 [正常]
「あなた達は吸血鬼ですか?」

怯えた声で僕は先輩に訊いた。冗談無しに訊いた。

そしたら先輩がこちらを振り向き、憂鬱だった顔が笑いだした。

「吸血鬼って、2本の牙があるらしいね。」

そう言うと、先輩は首筋にある、少女に噛まれた傷痕を僕に見せた。

「でも牙が刺さった痕なんて、ひとつも無いよ。」

確かにそんな痕は無かった。

⏰:06/07/10 00:15 📱:SH901iS 🆔:i2D2mHUQ


#166 [正常]
けど、皮膚が無惨に引き千切られていて、未だに血液が流れている。牙が刺さるより、こっちのほうが凄まじく痛そうだった。

「もちろん、俺にも牙なんて無いよ。口開けようか?血で口の中は紅いけど。」
「いいえ、開けなくて良いです。開けないで下さい。」

僕は直ぐさま断った。

⏰:06/07/10 00:17 📱:SH901iS 🆔:i2D2mHUQ


#167 [正常]
「それにしても、何故あの少女は血を欲しがるんですか?」

先輩なら何か知ってそうな気がして尋ねてみた。

「何故って、あの子は血が好きだからじゃないの?」

先輩は当然かのように答えた。

「血を好んで飲む人間なんて有り得ません!」

「有り得てたよね?さっき。」

少し強めに言った僕を、先輩がなだめるように言い返した。

⏰:06/07/10 00:20 📱:SH901iS 🆔:i2D2mHUQ


#168 [正常]
「あの子、俺の血を貧るように飲んでいたよね?好きじゃなければ、あそこまではしないと思う。」

そう言われると、反論が出来ない。

「それに…血の味も結構病み付きになるよ。」


先輩がその時見せた冷たい笑い。
絶対零度の、身体が凍えるのではないかと思ってしまうほど、冷酷な笑い。

その笑いを見て、僕はもちろん固まった。

「なんてね。さて、そろそろ帰ろうか。」

先輩の冷たい笑いは柔らかい微笑みえと変わった。そして、脱いだ上着をまた着て、公園から出ようとした。

解凍した僕は、直ぐに先輩の後を付いて行った。

⏰:06/07/10 00:24 📱:SH901iS 🆔:i2D2mHUQ


#169 [☆MIKU☆]
こんばんは
今日もついA来ちゃいました相変わらず続きが気になっちゃいます主様、これからも頑張ってください

⏰:06/07/11 00:02 📱:N901iC 🆔:b8qdP3a6


#170 [みんみんシ]
あげます(◇′3`シ)主様頑張って~イ

⏰:06/07/12 19:39 📱:W41CA 🆔:5w6HRMfY


#171 [正常]
>>169
>>170

ありがとうございます。
そして本当に申し訳ありません。かな−り遅くなりました。
もう、ホントにもう、自分が情けないです。
少しですが更新します。
ホントスミマセンデシタ。

⏰:06/07/13 03:29 📱:SH901iS 🆔:sPJPwmpY


#172 [正常]
先輩と別れた後も、少女の事を考えた。彼女がどのようにして生きているのか、僕は知りたかった。

そして翌日。

退屈な授業も終わり、いつものように部活へと向かった。

僕はちょっとした提案を思いついていた。

もしもこの日もあの少女が公園にいたら、彼女が帰るまで隠れて待ち、帰る時に気付かれないよう跡をつけるという案だ。

つまり尾行である。

僕だって、こんな人格を疑われるようなことはしたくない。だが、せめて、少女がどのような建物に住んでいるのかは知っておきたかった。

⏰:06/07/13 03:30 📱:SH901iS 🆔:sPJPwmpY


#173 [正常]
問題は先輩がこの案に食らい付くかどうかだ。

普通の人なら、軽蔑の眼をして断るだろう。何てったって、幼い少女の跡を追うのだ。

しかし、平気で少女を観察する先輩なら提案にのってくれるだろう。

僕はそう予測し、部活を行うことにした。

だが、肝心の先輩がいつになっても部活に来ない。

他の先輩に訊いてみると、学校には来ていたらしい。どうやら、先輩は部活をサボったようだ。

「こんな時にサボりやがって。」

僕は少し機嫌が悪くなった。

⏰:06/07/13 03:35 📱:SH901iS 🆔:sPJPwmpY


#174 [正常]
これでは、少女の尾行は僕1人でやることになってしまう。さすがにそれは嫌だった。

僕は少し悩んだ末、尾行は諦め、部活が終わる次第さっさと自宅に帰ることにした。

⏰:06/07/13 03:37 📱:SH901iS 🆔:sPJPwmpY


#175 [みんみんシ]
わ〜更新されてるイどうなるのかな…
どきA(イ'ト`)"
ゆっくりでいいので無理せず更新してくださいね('v'Pq)N
この小説最後まで読みたいと思うほどハマりましたIN
頑張ってください

⏰:06/07/13 23:04 📱:W41CA 🆔:UGrjm3SI


#176 [我輩は匿名である]
前にGOTHのこと言った者です。
私も乙一の作品大好きですよ(´∪`)
特にZOOの"SEVEN ROOMS"がツボです。
関係ない話しちゃってすいませんソ

⏰:06/07/13 23:32 📱:W41H 🆔:I/HXhD0g


#177 [☆MIKU☆]
こんちゃ主様、更新が遅くなってしまっても、どうか謝らないで私いつも、更新してあるかちゃんと細かくチェックしているしだから気長に完結まで頑張ってネッ主様は夜中か朝方にココ来るのが多いみたいだね

⏰:06/07/14 13:13 📱:N901iC 🆔:sdxNWpho


#178 [☆MIKU☆]
主様おはよぉ
気長に待ってまぁだから、あげっ

⏰:06/07/16 07:33 📱:N901iC 🆔:uxLB9Fd2


#179 [正常]
>>175

このようなしょうもない小説を読んで頂き、ありがとうございます。最後まで書けるかどうか分かりませんが、出来る限り力を尽くします。

>>176

『SEVEN ROOMS』は私も好きです。部屋によって、排水溝から流れる死骸を見る回数が異なるのが、素敵だと思いました。

>>177
>>178

いつもありがとうございます。言葉に表せないほど、とても嬉しいです。

休日はこんな中途半端な時間に更新します。私は変に気まぐれなので。

夜にまた更新するかもしれません。もしかしたらしないかもしれません。私は気まぐれなので。

⏰:06/07/16 14:45 📱:SH901iS 🆔:SEUbjeEo


#180 [正常]
部活終了後、直ぐに帰る支度を調え、いち早く部室から出て行った。

学校の駐輪場に置いてある自分の自転車の所まで足を運ぶと、深い溜息をついた。先輩がいなくてつまらないのか、それとも恋しいのか、どちらにせよ先輩に対する溜息には間違いなかった。

⏰:06/07/16 14:47 📱:SH901iS 🆔:SEUbjeEo


#181 [正常]
とりあえず、今の時間をケータイで確認することにした。

先輩と部室に残っている日が続いたから、さぞかし早い時間帯なんだろうなと思い、学制ズボンの右ポケットに入っているケータイを取り出して、それを開いた。

すると、1通のメールが届いていた。しかもそれは先輩からのメール。

僕は急いでそのメールの内容を確認した。

【部活が終わったら、昨日の公園に来てほしい。君の知りたいことが分かるかもしれないよ?】

メールにはこう書かれていた。

⏰:06/07/16 14:50 📱:SH901iS 🆔:SEUbjeEo


#182 [正常]
 
 
 
 
 
僕の知りたいこと。
それはあの少女のこと。





僕はケータイを押し込むようにポケットに入れ、自転車のスタンドを勢いよく蹴った。そして自転車に飛び乗ると、力いっぱいペダルをこいだ。

部活をサボるなら僕も誘ってほしかった。

心の中でそう悔やみながら、僕は昨日の公園へと向かった。

⏰:06/07/16 14:52 📱:SH901iS 🆔:SEUbjeEo


#183 [☆MIKU☆]
こんちぱ返信どうもありがとぉ主様が気まぐれでも、私は最後までシッカリ見守っていますね頑張って

⏰:06/07/17 13:36 📱:N901iC 🆔:qeuALe1s


#184 [正常]
>>183

こんにちは。
スミマセン。ことごとく約束を破りました。非常に申し訳ありません。
いつもありがとうございます。本当に感謝です。

⏰:06/07/17 15:13 📱:SH901iS 🆔:cVuoGIoY


#185 [正常]
多分、昨日よりも公園に着くのが速かった。

僕は公園付近に自転車を停め、息を荒くしながらその淋しげな公園の中に入って行った。
とにかく僕は、昨日少女が座っていたブランコまで走った。
しかしそこには先輩も少女も誰もいなかった。

⏰:06/07/17 15:13 📱:SH901iS 🆔:cVuoGIoY


#186 [正常]
僕はゆっくりと深呼吸をし、自分を落ち着かせた。

「慌てることは無い。とりあえず、公園の外で先輩を待とう。」

そう自分に言い聞かせ、回れ右をした。そして、公園の出入口に向かって歩き出した時、それは現れた。

⏰:06/07/17 15:15 📱:SH901iS 🆔:cVuoGIoY


#187 [正常]
いきなり、僕の学生服が後ろから引っ張られている感じがした。

僕は反射的に後ろを振り向いた。だが、誰もいない。
いや、いなかったのではない。見えなかったのだ。

僕は視線を少し下げると、それはいた。

白い肌、白い服、そして、白い髪。

昨日の少女が後ろの学生服の裾を掴んで引っ張っていたのだ。

⏰:06/07/17 15:18 📱:SH901iS 🆔:cVuoGIoY


#188 [正常]
驚いた僕は身体ごと勢いよく振り向いて、少女の手から裾を引き離した。

一体…いつの間に?

僕が少女の急な出現に怯んでいると、彼女は次に学生服の前の裾を掴んできた。

少女がゆっくりと顔を上げ、僕の眼と合った。

硝子細工のような彼女の眼はとても澄んでいて、ずっと見ていると、魂が吸い取られるのではないかと思うくらい、美しいかった。
しかし、その眼には先輩と同じように、冷たく凍てつくものがあった。

⏰:06/07/17 15:21 📱:SH901iS 🆔:cVuoGIoY


#189 [正常]
少女の口が静かに開いて声を出した。





「血ぃ、ちょうだい。」

少女が血を、ねだってきた。

先輩が少女に血を吸われた跡を思い出した。その傷跡はとてつもなく酷くて痛そうだった。

そして今、僕にもその傷跡が造られようとしている。



…絶対、嫌だ。

身の危険を感じて、逃げようとした。しかし、身体が動かない。

少女に袖を掴まれているが、身体が動かない理由はどうやらそれだけではないようだ。

おそらく、僕は彼女に恐怖を感じていたのであろう。
血の味を知る彼女に…。

⏰:06/07/17 18:42 📱:SH901iS 🆔:cVuoGIoY


#190 [通りすがり]
ドキドキ(・∀・)

⏰:06/07/17 18:49 📱:SH901iS 🆔:1UXCefYY


#191 [みんみんシ]
わ〜♪毎回ドキドキですな(ノω≦)
主様とても文章書くのウマイから頭にリアルな映像が浮かんよりで臨場感がよりでますよ〜(ノ´∀`*)ノ
妄想力かき立てられます 笑
焦らずにいままでどうり素敵なお話書いてくださいね>▽<
長文失礼しました〜(★´V`pq)

⏰:06/07/17 21:16 📱:W41CA 🆔:x0p125es


#192 [りな]
ぉ初ですッ"ゥチも主サンの大ファンです最初から何度も読み直してます"いつもめっちゃ楽しみにしてるので,ゼヒ頑張って下さ何も出来ないけどめっちゃ応援してます

⏰:06/07/18 12:54 📱:F700iS 🆔:wTdWZRAw


#193 [ちゅん]
久しぶりにきてしまいましたやっぱ主さんの小説おもしろいがんばって続きかいてくださいね陰ながら応援していますではまた来ま

⏰:06/07/19 00:59 📱:N902i 🆔:8N2X229M


#194 [ちゅん]
久しぶりにきてしまいましたやっぱ主さんの小説おもしろい続きが本当に気になりますまた来ますねぇ主さんがんばってください

⏰:06/07/19 01:01 📱:N902i 🆔:8N2X229M


#195 [ミサ]
続きが気になるッッ早く読みたぃナ主さん、これからも頑張ってッッ(´

⏰:06/07/19 20:41 📱:P901i 🆔:tlwLqWnA


#196 [☆MIKU☆]
こんちゃ最近雨降りが続いてジメジメマジ嫌ですね主様も湿気で嫌な気分にはなっていませんか
主様の小説は私にとってジメA気分も吹き飛ばしてくれるくらいここ最近、唯一の楽しみになりましたなので無理をしない程度にほどよく頑張って更新お願いいたしますそいではまた

⏰:06/07/21 17:49 📱:N901iC 🆔:jY/kpK5g


#197 [正常]
>>190-196

皆様のご声援、本当に有り難いです。猫が自分に懐いてくるくらい嬉しいです。心を込めて感謝します。

最近、もうひとつの小説を考えているため、少し更新が遅くなります。ご了承下さい。

⏰:06/07/21 23:16 📱:SH901iS 🆔:K0EMaSZ6


#198 [正常]
少女が僕の袖を下に引っ張った。その微弱な力に僕は容易く従い、足の力が抜け落ちるようにして地面に膝を付いた。

少女はおもむろに僕の学生ボタンに手を掛け、上から1つ1つ、それを器用に外し始めた。多分、僕の首筋に噛み付き易くするためにボタンを外しているのだろう。

少女は全てのボタンを外すと、僕の首筋が剥き出すように学生服をずらした。

⏰:06/07/21 23:20 📱:SH901iS 🆔:K0EMaSZ6


#199 [正常]
少女は先輩を噛んだ所と同じ、左側の首筋に視線を向けた。

そして、少しずつ少しずつ彼女の小さな顔は僕の首筋までの距離を縮めていった。

白く長い髪で隠れている少女の首筋には、昨日先輩が造った歯跡がくっきりと残っており、血が固まって淡い紅色のカサブタが形成されていた。

恐怖で動けない僕はそれをぼーっと眺めていた。

⏰:06/07/21 23:23 📱:SH901iS 🆔:K0EMaSZ6


#200 [正常]
少女の唇が僕の首筋に触れた。とても柔らかい感触だった。

ああ、噛まれるな。

そう思った時、少女の動きが止まった。彼女は首筋を噛まずに何か考えているようだった。

しばらくして、少女は再び動き出した。しかし、彼女の顔は僕の首筋から遠ざかってゆき、ゆっくりと僕の顔へと近付いてきたのだ。

そして遂には、互いの顔の距離はゼロに達し、少女の唇と僕の唇が触れ合ってしまった。

⏰:06/07/21 23:27 📱:SH901iS 🆔:K0EMaSZ6


#201 [☆MIKU☆]
こんにちは
もう一つ小説考えているんですかわぁ楽しみです主様ならおもしろいの絶対書けますよそっちも応援したいので頑張ってくださいねもう一つの方も新しく作る時は是非「題名」を教えてください

⏰:06/07/22 14:58 📱:N901iC 🆔:jtJxqObA


#202 [☆MIKU☆]
こんちゃやっと雨やんだぁ
今日もアゲます

⏰:06/07/23 16:07 📱:N901iC 🆔:GoXzLEEg


#203 [サキ]
めッッッッちゃ楽∪みで続きが気になります(人VωV*)主さん頑張ッて

⏰:06/07/23 16:50 📱:SA700iS 🆔:Me6LPJtY


#204 [☆MIKU☆]
こんにちゎ今日もまたAアゲます

⏰:06/07/24 15:29 📱:N901iC 🆔:eWy/M/gs


#205 [(・∀・)]
主〜続き書いてくれよ〜(>_<)ムッチャ気になる…

⏰:06/07/24 16:50 📱:W32SA 🆔:UJwZJhmA


#206 [正常]
>>201-205

皆様には本当に感謝しなければなりません。そして更新が遅すぎることを深くお詫び申し上げます。

「お詫び申し上げます」とか難しい言葉を使ってしまいました。気取りました。使い方が間違っていないかとても不安です。

もうひとつ考えている小説は、コレよりもショボイです。ですのでここには載せないと思います。

⏰:06/07/24 22:25 📱:SH901iS 🆔:nLrs6RqM


#207 [正常]
不意を衝かれた僕は少し後ろにたじろく。

自分の心臓の鼓動が激しく聞こえた。こんな幼い子供でも、異性であることは変わりない。口付けで胸が高まるのは仕方ないことである。

少女は細い両腕で僕の頭を強く抱き、より一層2人の唇を付き合わせた。

そのうえ彼女は、自分の舌を僕の口の中へこじ開けるようにして入れてきたのだ。

心臓が破裂するのではないかと思うくらい、これには驚いた。

⏰:06/07/24 22:26 📱:SH901iS 🆔:nLrs6RqM


#208 [(・∀・)]
主がんばって↑↑見てるよ♪

⏰:06/07/24 22:28 📱:W32SA 🆔:UJwZJhmA


#209 [正常]
しかも、しかもだ。

彼女の舌と一緒に唇までもが、僕の口の中へと入ってきたのだ。

そして少女は舌と唇を器用に使い、ある物を唇の間に挟み、そのままそれを僕の口の中から引っ張り出した。

そのある物とは…僕の舌。

⏰:06/07/24 22:29 📱:SH901iS 🆔:nLrs6RqM


#210 [正常]
僕の舌は少女の口の中へと取り込まれていった。

少女の柔らかい唇の感覚と少女の硬い歯の感覚が、僕の舌を通して同時に伝わってきた。


この時僕は、少女が次に何をするか予想がついてしまった。そしてそれは、僕にとって望ましくないことであった。

しかし僕の予想は見事に的中した。





少女が僕の舌を、勢いよく噛んだのだ。

⏰:06/07/24 22:31 📱:SH901iS 🆔:nLrs6RqM


#211 [正常]
>>208

ご声援ありがとうございます。あまりにも嬉しすぎて、照れ死するかと思いました。
今日はここまでにしときます。短い更新で申し訳ないです。

⏰:06/07/24 22:35 📱:SH901iS 🆔:nLrs6RqM


#212 [(・∀・)]
照れ死ぬなよ(笑)
ゆっくり自分のペースで頑張ってください(*^_^*)
応援しとります♪

⏰:06/07/25 01:31 📱:W32SA 🆔:wtfs/1H2


#213 [☆MIKU☆]
こんばんゎ今日はなんかまた来ちゃいました…更新してあったので早速読みました相変わらず続きが気になって興奮気味ですまた気長に待っているので主様マイペースに頑張ってくださいね

⏰:06/07/25 03:22 📱:N901iC 🆔:6jIqmpPg


#214 [☆MIKU☆]
主様こんばんゎ今日もアゲます

⏰:06/07/25 19:32 📱:N901iC 🆔:6jIqmpPg


#215 [☆MIKU☆]
こんちっぱ今日もアゲ

⏰:06/07/26 15:40 📱:N901iC 🆔:k3SqQkEw


#216 [☆MIKU☆]
真夜中アゲしときます何度もしつこくて申し訳ないです

⏰:06/07/27 03:10 📱:N901iC 🆔:PPM.m9lA


#217 [☆MIKU☆]
こんちま今日は快晴ですアゲっ

⏰:06/07/27 11:47 📱:N901iC 🆔:PPM.m9lA


#218 [(・∀・)]
主更新してよ〜(T_T)☆MIKU☆さんも俺も楽しみにしてるんだよ(>_<)

⏰:06/07/27 23:35 📱:W32SA 🆔:uJcIizJs


#219 [☆MIKU☆]
こんばんわっまたまたアゲに来ちゃいましたっ
(・∀・)さんこんばんゎここの主様の小説は本っ当おもしろいですよね毎回続きが気になってしまう主様はきっとお忙しいのですねお体には気を付けて相変わらず応援してますのでね

⏰:06/07/28 00:35 📱:N901iC 🆔:OMiRuD.o


#220 [☆MIKU☆]
こんばんゎまた今日も雨降りでジメAです
ジメAに負けずにアゲッ

⏰:06/07/29 00:19 📱:N901iC 🆔:I3DlAvho


#221 []
↑↑
いいかげんしつこい…

⏰:06/07/29 02:49 📱:N901iS 🆔:EwxEcCMU


#222 [正常]
MIKUさん、いつも上げていただき、心から感謝します。せっかくMIKUさんが上げてくれているのに、更新が遅い私はなんて最低な人間なんでしょう…。頭が上がりません。

(・∀・)さん、更新遅くなり申し訳ありません。もしかしたらまた照れ死ぬかもしれませんが、その時はよろしくお願いします。

さん、全て私が悪いのです。私が更新をサボるのがいけなかったのです。申し訳ないです。

それでは少し更新します。

⏰:06/07/29 22:46 📱:SH901iS 🆔:T36uCzCo


#223 [正常]
僕の舌から凄まじい激痛が走る。

あまりの痛さに僕は呻き声を上げた。

少女の歯がギリリギリリと僕の舌に食い込んでゆく。

グチュと、微かだが鈍い音が僕の舌から聞こえた。その音は、舌の血管が潰れた音だと思う。僕の舌から血液が滲み出るの感じた。

⏰:06/07/29 22:48 📱:SH901iS 🆔:T36uCzCo


#224 [正常]
少女は顎の力を緩め、僕の舌から流れる血を吸うことに専念した。

直ぐ近くにある彼女の眼は、憂鬱そうに薄く開けていた。その眼はまるで、僕の血を味わっているかのように見えた。



今なら舌を引っ込めるかもしれないと思った俺は、舌に力を入れた。だが、それに気付いた少女は、すかさず僕の舌を取り押さえるように噛んだ。そしてそのまま顎に力を加えていった。

またあの激痛が舌を走る。いや、それ以上だったかもしれない。とにかく、舌を噛み切るのではないかと思うくらいの勢いだった。

⏰:06/07/29 22:53 📱:SH901iS 🆔:T36uCzCo


#225 [正常]
段々と意識が遠のき、舌の痛さも感じなくなってきた。



舌を切られると死ぬ。と、どこかで聞いた覚えがある。確か、切られていない方の舌が喉に引っ込み、窒息死するようだ。

僕もあのまま舌を噛み切られ、死んでいたかもしれない。けど、僕は死ななかった。





あの人が現れたことで、僕は『死』から逃れられたのだ。

⏰:06/07/29 22:58 📱:SH901iS 🆔:T36uCzCo


#226 [◎KA◎]
久しぶリの更新まぢ嬉しい(^^)この小説いつも楽しく読ンでます(゚∀゚)
過去レスも読み直したンですが主様は本当いい人ですね!いい人過ぎて惚れますよ(ノ∀゚)ワラ
そんな主様だからこそここはいつも平和なんでしょうね%

じゃあ更新楽しみにしてます唐アれからも頑張ってください(^^)/▽☆▽\(^^)

⏰:06/07/30 02:50 📱:W31K 🆔:Rxqto79o


#227 [☆MIKU☆]
主様!!なんか…☆MIKU☆の方こそごめんなさいしつこくコメントしちゃって結果、主様に逆に気を使わせてしまいました反省…以後気を付けますところで久々に更新すごく嬉しいですやっぱりおもしろい次も楽しみにしています

⏰:06/07/30 03:18 📱:N901iC 🆔:IEM7Y.FY


#228 [(・∀・)]
主更新してくれてありがとう!!やっぱ〜面白い(ノ∀`*)ァハン
気長に待つので更新頑張ってください☆★

⏰:06/07/30 21:35 📱:W32SA 🆔:9atpcqK.


#229 [正常]
皆様、本当にいつもご声援有難うございます。もう内蔵がブチ破れる程嬉しいです。

え―…ハイッ、前のケータイは修理に出していて、代替機を使用しております。使いにくくて仕方がありません。 
それと、四日ばかりほどお休みを取らせてもらいます。自分勝手で本当に申し訳ないです。

⏰:06/08/01 13:52 📱:N901iS 🆔:hl0vE8Q.


#230 [正常]
KAさん、まだここが荒らされずに済んでいるのは、あなた達読者方がこの小説を支えてくれているおかげです。感謝しています。

MIKUさん、私は気を使ってなんかいませんよ。MIKUさんがこの小説を上げてくれることは嬉しいですし、励みになります。これからもよろしくお願いします。

(・∀・)さん、こちらこそ読んでいただき有難うございます。頑張ります、更新サボることもありますが頑張ります。

⏰:06/08/01 13:54 📱:N901iS 🆔:hl0vE8Q.


#231 [正常]
最初にそれに気付いたのは少女だった。

僕は朦朧とする中、眼を薄らと開けて少女を見ていると、彼女は何かを感じたように視線を上にやった。

すると突然、彼女は大きく眼を見開き、僕の舌をそっと離した。同時に彼女の両腕も解かれ、僕は自由になった。

少女は視線をそのまま変えず、一歩一歩と後退りをした。彼女の顔は恐怖で歪んでおり、かなり怯えている様子だった。

⏰:06/08/01 13:57 📱:N901iS 🆔:hl0vE8Q.


#232 [正常]
少女の視線から、ソレは僕の直ぐ後ろにいることが分かった。

やがて少女は身体の向きを返て、恐れるようにその場を去った。

立て膝をしていることに疲れた僕は前へ倒れ込み、両手を地面につけた。そしてその態勢のまま、ゆっくりと見上げるように後ろを振り向いた。

僕の後ろにいた人、ソレは先輩だった。

⏰:06/08/01 15:16 📱:N901iS 🆔:hl0vE8Q.


#233 [正常]
「やあ。」

先輩は僕に挨拶をした。

その姿を見て僕は安堵した。しかし自分の素直な気持ちを先輩に悟られるのが嫌だった。だから僕は首を前に戻し、わざとらしく溜息をついて

「来るのが遅すぎます。」
と、これもまたわざとらしく口を尖らせながら僕は言った。

⏰:06/08/01 15:20 📱:N901iS 🆔:hl0vE8Q.


#234 [正常]
「ごめん。けど、メールに時間の限定は書かなかったと思うけど?」

先輩が穏やかに返事をする。

「………それでも早く来て下さい。」

僕は独り言のように言った。

⏰:06/08/01 15:27 📱:N901iS 🆔:hl0vE8Q.


#235 [正常]
「それより、キスのお味はどうだったかい?」

先輩はコロッと話を変え、ニヤニヤと笑いながら言った。

「後味が、血です。」

僕は上顎に舌を押しつけ、噛まれた跡を確かめながら真面目に言った。その傷跡からは今でも血が流れていて、痛みはそう簡単にひきそうにもなかった。

⏰:06/08/01 15:29 📱:N901iS 🆔:hl0vE8Q.


#236 [ナナ]
がんばって

⏰:06/08/01 16:30 📱:N702iD 🆔:SRWEWuko


#237 [☆MIKU☆]
主様。・゚゚・(>□<)・゚゚・。本当ですかそう言ってもらえて助かりましたそれではしつこくならない程度にこれからも頑張ってアゲちゃいますね主様も自分のペースで更新してくださいねまた来ます

⏰:06/08/01 20:20 📱:N901iC 🆔:XkGlPOkw


#238 [チャキ]
頑張ってくださいね(◯^∀^○)
応援してます(人v`◎。)

⏰:06/08/04 09:42 📱:F700i 🆔:Eg1RxyRg


#239 [我輩は匿名である]
>>1-100

⏰:06/08/06 01:28 📱:auKC36 🆔:maJeSGC6


#240 [我輩は匿名である]
>>101-201

⏰:06/08/06 01:41 📱:auKC36 🆔:maJeSGC6


#241 [我輩は匿名である]
>>202-236

⏰:06/08/06 01:53 📱:auKC36 🆔:maJeSGC6


#242 [正常]
ナナさん、チャキさん、ご声援ありがとうございます。非常に励みになります。

MIKUさん、いつもスミマセン。これからも出来る限りお願いします。

匿名さん、アンカーありがとうございます。

かなり更新遅れました。もはやこの小説もどきのスレは、皆さんから忘れ去られているのもしれません。
それでも気にせず更新したいと思います。

⏰:06/08/08 18:58 📱:N901iS 🆔:sURmISAM


#243 [正常]
「ところで…、先輩は部活をサボって何処で何をしていたんですか?」

僕はゆっくりと立ち上がった後、先輩に質問をした。立ちくらみが起きて、一瞬ふらついた。

「サボったのではなく無断で休んだだけだよ。」

「それを世間では『サボり』というんです。そんなことより早く教えて下さい。」

⏰:06/08/08 18:59 📱:N901iS 🆔:sURmISAM


#244 [正常]
じれている僕を見てクスッと笑った後、先輩は言葉を発した。

「まず、昨日のことを話そう。」

「昨日のこと?」

僕は聞き返した。

「そっ。昨日、君と別れた後、足早に歩くあの白い少女をたまたま見掛けてね。バイクをそこいらに停めて、少女に気付かれないよう跡を追うことにしたんだよ。」

先輩は既に少女を尾行済みだった。よくそんなことを平気で実行するよなと、感心すると同時に少し先輩を引いた。

⏰:06/08/08 19:00 📱:N901iS 🆔:sURmISAM


#245 [正常]
先輩の話は続いた。

「跡を追うにつれ、彼女は山道を登り始めた。途中まではコンクリートでできた道に従って歩き続けていたけど、半ばくらいまで進むと山道から逸れて林に入って行ったのさ。」

「先輩もその林の中へ入って行ったんですか?」

僕は先輩の話を割って尋ねた。

「もちろん。けど、しばらく時間を置いてからにしたよ。小枝を踏む音や、身体と草が擦れる音で、少女に気付かれるかもしれないからね。」

⏰:06/08/08 19:04 📱:N901iS 🆔:sURmISAM


#246 [正常]
「でもそれでは、少女の姿を見失ってしまうのでは?」

僕はまた問いただした。

「その心配はなかった。彼女が何回もそこを通っているからなのか、草が倒され一本の道が造られていたんだ。だから焦らなくても、その道を辿れば彼女の行方もすぐに掴める。」

「なるほど。」

僕は納得した。

⏰:06/08/08 19:06 📱:N901iS 🆔:sURmISAM


#247 [正常]
「で、俺は林に入らず少し待機していたんだけど、林の奥から妙な物音がしてね。その音が気になり、林にあるその道を進んで行ったのさ。」

僕は真剣に先輩の話を聴いていた。その道の先に何があったのか気になった。

「そしていくらか歩き進むと、草が倒されているところはなくなり、道が途絶えていたんだ。少女の姿もなかった。」

「行き止まりなのに少女が消えたんですか!?」

僕は驚いた。先輩の言うことが本当なら、そんなことは有り得ない。

⏰:06/08/08 19:09 📱:N901iS 🆔:sURmISAM


#248 [正常]
「けどね、道が途絶えているその場所こそが、到達地点であることを意味していたんだ。」

先輩は楽しげに笑った。しかしその笑みには冷たいものを感じた。

僕は混乱した。行き止まりなのに到達地点?それはハズレなのにアタリと言っているのと同じだ。

先輩は口を開き、こう言った。

「下に扉があったのさ。60p四方の、古錆びた金属でできた扉がね。」

⏰:06/08/08 19:15 📱:N901iS 🆔:sURmISAM


#249 [しぉり]
それで

⏰:06/08/08 19:25 📱:P900i 🆔:t5RTrZ9s


#250 [正常]
スミマセン、しおりさん。今日はここまでにしときます。なんせ私は先延ばすのが大好きなんで。
読んでいただきありがとうございます。

⏰:06/08/08 19:54 📱:N901iS 🆔:sURmISAM


#251 [しぉり]
そぅですかッ

ぢゃぁ待ってます

⏰:06/08/08 19:58 📱:P900i 🆔:t5RTrZ9s


#252 [チャキ]
見ました(*O艸v*☆)頑張って下さい

⏰:06/08/09 23:19 📱:F700i 🆔:/SPeuZys


#253 [我輩は匿名である]
ァゲッッ

⏰:06/08/12 12:00 📱:SH902i 🆔:BjJLlOb.


#254 [みぃ]
>>1-50
>>51-100
>>101ー150
>>151-200

⏰:06/08/12 12:27 📱:W44T 🆔:WZAzuMdU


#255 [みぃ]
>>101-150
>>201-250

⏰:06/08/12 12:28 📱:W44T 🆔:WZAzuMdU


#256 [乙一]
お初です!!
主さんが前に言ってた
『GOTH』って,
角川文庫の乙一さんの
作品ですョね?
それで,
主さんが前に言ってた
SEVENS ROOM
でしたっけ?
(間違ってたらスマソ)
あれゎどのGOTHに
載ってるんですか?
僕が持ってるGOTHにゎ
載ってなぃので…

関係なぃ話しして
すいませんでした。

最後に…
頑張って下さぃね☆

僕のGOTHです。 [jpg/39KB]
⏰:06/08/13 15:47 📱:W32SA 🆔:2p9J80mw


#257 [チャキ]
ぁげ

⏰:06/08/13 23:09 📱:F700i 🆔:oEUjirMw


#258 [我輩は匿名である]
確かSEVENS ROOMはZOOに載ってるんじゃなかったっけ(・∀・)??

⏰:06/08/14 15:13 📱:D901i 🆔:atpI4Jyk


#259 [正常]
恐ろしく放置していました。本当に申し訳ありません。

しおりさん、かなり待たせてしまってスミマセン。

チャキさん、ご声援と上げの両方をして頂き、ありがとうございます。

匿名さん、上げて頂きありがとうございます。

みぃさん、アンカー感謝します。

乙一さん、ご声援感謝です。それと、258の匿名さんがレスしたことが答えです。
258の匿名さん、私の代わりに答えて頂き、ありがとうございます。

⏰:06/08/15 12:51 📱:SH901iS 🆔:PMyooNgM


#260 [正常]
「扉…ですか?」

地面に扉があるなんて、なんだかおかしい話だと思った。

「まー、扉と言ってもそんな大層なものじゃないけどね。四角いマンホールの蓋の端に、取っ手が付いている感じかな。」

「それじゃあ、少女は消えたのではなく、その扉を開け、中に入って行った…ということですか?」

僕が訊くと、先輩は答えた。

⏰:06/08/15 12:54 📱:SH901iS 🆔:PMyooNgM


#261 [正常]
「そういうことさ。取っ手を持ち上げて扉を開けると、金属が擦れ合い、うねり声のような鈍い音を発する。その音が、林の外で聞こえた奇妙な物音と全く同じだったんだ。」

つまり少女は、間違いなくその扉を開けたことを示している。

なるほど、と僕は納得した後、次にこう問いただした。

「扉の向こうはどうなっていたんですか?」

⏰:06/08/15 13:03 📱:SH901iS 🆔:PMyooNgM


#262 [正常]
先輩は教えてくれた。

「深さが3m位ある穴があったなぁ。穴の脇に手足を掛ける所があった。それを使って下りてみたら、かなり狭い通路と繋がっていた。」

「も、もしかしてその通路の向こうに…。」

僕が言いかけた時、先輩が続けるように言った。

「ああ、白い少女の住み処が、そこにある。」

⏰:06/08/15 13:05 📱:SH901iS 🆔:PMyooNgM


#263 [我輩は匿名である]
この小説
かなり惹かれます
更新楽しみにしてます

⏰:06/08/15 13:32 📱:SH902i 🆔:w4Tv20Co


#264 [枢]
頑張ってくださぁぃ

⏰:06/08/15 14:18 📱:P900i 🆔:sFjvSrd2


#265 [◆MaNayOBaNM]
読んでるよ(`・U・
頑張れツ+

⏰:06/08/15 14:53 📱:N900i 🆔:bly/6.nk


#266 [モコ]
頑張れー!!!
楽しみにしてるよーッ☆

⏰:06/08/15 15:20 📱:SH700i 🆔:Ajaoqen6


#267 [ナナ]
ガンバって★

⏰:06/08/15 16:02 📱:PC 🆔:0TU3ycrM


#268 [チャキ]
今見ましたぁ
次がワクワク((o(^-^)o))ですッッ

⏰:06/08/16 23:37 📱:F700i 🆔:HF/zyS/.


#269 [NR]
主サン本当わプロ?って思う位文章上手いし面白いよ(゚∀゚)+゚
てかこの小説1番スキ☆
これからも頑張れ-ッ%$
ぶち揚げワラ
>>1-50
>>51-100
>>101-150
>>151-200
>>201-250
>>251-300

⏰:06/08/17 04:29 📱:W31K 🆔:GII6/uTk


#270 [正常]
皆さん、数々のご声援とご褒めの言葉、本当にありがとうございます。私は嬉しくてたまりません。
NRさん、アンカー感謝します。

ここからは会話文が長いです。読み難かったら謝ります。

⏰:06/08/17 06:34 📱:SH901iS 🆔:xrq92HCQ


#271 [正常]
先輩はその通路を歩いて行ったらしい。

「少女がまだ、その通路を歩いているかも知れないと思い、少し間を置いてから歩き始めた。通路の中は暗くてね、ケータイのライトを使って中を照らしながら奥へ進んで行ったよ。」

よくそんな不気味な所を歩けるよなと思ったが、不気味な先輩にとってはごく普通の通路なんだろうと考えた。

⏰:06/08/17 06:36 📱:SH901iS 🆔:xrq92HCQ


#272 [正常]
先輩は更に話を続けた。

「通路内は曲がり角や分かれ道などが無く一直線だったから、迷うことは無かった。いくらか進むと行き止まりになっていて、正面にコンクリートの壁が現れた。その壁を調べてみたら、大人がギリギリ潜れるような小さな穴が足元にあったのさ。向こう側から板らしき物が立て掛けられていて中の様子を見ることは出来なかったが、彼女が壁の向こう側にいるのは間違いないよ。」
話が終わっても、先輩の冷たい笑みは続いていた。

⏰:06/08/17 06:38 📱:SH901iS 🆔:xrq92HCQ


#273 [正常]
「でも先輩、板が立て掛けられていた程度なら、板をずらして向こう側を見ることができたのでは?」

僕がそう発言をしたら、先輩は眉をひそめてこう言った。

「人のプライベートをのぞき見するということは、大変失礼だと思わないのかい?」

ストーカーが言うセリフか?と、物凄く言いたかった。

⏰:06/08/17 06:40 📱:SH901iS 🆔:xrq92HCQ


#274 [我輩は匿名である]
更新されてる
すごい楽しい
これからもずっと見ます

⏰:06/08/17 09:25 📱:SH902i 🆔:2g6V94z2


#275 [我輩は匿名である]
>>240-280

⏰:06/08/17 12:06 📱:N900iS 🆔:ylavH7QM


#276 [チャキ]
主サン,,頑張ってくださぃね(oo)
かなり応援してますd(ゝ∀・*)
ヾ(●`∀´●)/{Fight]

⏰:06/08/17 23:23 📱:F700i 🆔:7vA1fnZ.


#277 [佐山]
マヂこの小説ハマりました一気に読んぢゃったんで続きが気になりますねぇ主サン頑張ってくださぃ

⏰:06/08/20 19:24 📱:N901iS 🆔:loUpHfOo


#278 [我輩は匿名である]
>>1-277

⏰:06/08/20 19:33 📱:N902i 🆔:Jharbwb6


#279 [ABOY山里THEサンバイザー]
>>200-300

⏰:06/08/20 20:36 📱:F901iC 🆔:oGyWAnJQ


#280 [ファンです]
頑張ってください

⏰:06/08/23 02:56 📱:N702iD 🆔:GwB.jhko


#281 [紗那]
ハマりましたi
主サンLファイツL

⏰:06/08/23 23:58 📱:W41T 🆔:/Omjadgc


#282 [みんな]
が応援してくれてんのに更新遅いよな
まぁ主頑張ってくれ。完結まで頑張ってくれよ。

⏰:06/08/24 00:54 📱:W32SA 🆔:.ksXpoQw


#283 [☆MIKU☆]
主様しばらくぶりです忙しくってアゲに来れませんでした主様、更新頑張っていますね相変わらず、すごいおもしろいです次の更新も楽しみにしていますね

⏰:06/08/24 02:52 📱:N901iC 🆔:wEdRQin.


#284 [我輩は匿名である]
初めまして
いつも楽しみに読ませてもらってます
私も乙一大好きです特に暗黒童話やGOTHが好きです乙一も天才だけど,あなた様も文才ありすぎです

⏰:06/08/24 21:11 📱:SH902i 🆔:DRA5ptdw


#285 [チャキ]
頑張って下さい
みんな待ってますよ

上げます

⏰:06/08/25 18:06 📱:F700i 🆔:U.SRgraI


#286 [チリ]
はまりましたぁ
私も乙一大好きです
頑張ってくださぃ(н^)ハ(-∀)

⏰:06/08/26 01:04 📱:N901iS 🆔:uS6fXC3o


#287 [我輩は匿名である]
まったく、ここの主は更新が遅すぎる。一体何やってんだ。
せっかく皆様が応援しているというのに、なんて恩知らずな奴なんだろう。










スミマセン。本当に申し訳ありません。私がその主です。

ものすごくサボってました。凄い勢いでサボってました。タオルで首を絞めたりして遊んでました。本当に申し訳ありません。

たくさんのご声援とご感想、感謝します。サボった自分が憎たらしいです。

これからはなるべく更新が出来るよう気をつけます。
ハイッ、口だけです。

>>273
から続きます。

⏰:06/08/26 07:33 📱:SH901iS 🆔:fwNn5twE


#288 [正常]
「それに、彼女の居場所が解っただけで十分だよ。」

先輩はそう言うと、近くにあるブランコの所まで歩き、その上に腰を下ろした。昨日、白い少女が座っていたブランコである。

「それもそうですね。」

とは言ったもの、やはり壁の向こう側がどうなっているのか気になった。

⏰:06/08/26 07:36 📱:SH901iS 🆔:fwNn5twE


#289 [正常]
「他に彼女について解ったことはありますか?」

僕が訊くと、

「今日、何のために俺が部活を無断で休んだか分かるはずだよ。」

と、先輩は答えた。

⏰:06/08/26 07:42 📱:SH901iS 🆔:fwNn5twE


#290 [正常]
話の流れからすると、先輩がサボった理由は、白い少女の情報収集だと考えた。それは見事に当たった。

「地下通路の奥にあったコンクリートの壁。その向こう側に彼女の住み処、つまり地下室があるとするなら、その地下室の地上には何かしら建物が建てられているのでは、と思ってね。早速今日、その地下室の真上はどうなっているのか、地上から確かめに行ったよ。」

少しブランコを揺らしながら

⏰:06/08/26 07:44 📱:SH901iS 🆔:fwNn5twE


#291 [正常]
「地上からでは、地下室がどこにあるのか解らないのでは?」

僕は先輩に質問したが、先輩はサラっと答えた。

「地下通路の方向と距離はおおよそ解っているから、それを考えてやれば地上からでも地下室の場所を見出だすことなんて簡単だよ。」

それって本当に簡単なことなのか?と、疑問に思いながらも、僕は先輩の話を聞いていた。

⏰:06/08/26 07:47 📱:SH901iS 🆔:fwNn5twE


#292 [正常]
「そして、地下室付近まで辿り着くと、大きな屋敷が現れたのさ。薔薇の庭園に囲まれた、中世ヨーロッパ風の、古びているが立派な屋敷がね。」

先輩は再び、不気味な笑いをした。

⏰:06/08/26 07:49 📱:SH901iS 🆔:fwNn5twE


#293 [ゆみ]
今日初めて読みました
すっごくおもしろぃデスツ
主さん頑張ってさぃ

⏰:06/08/26 08:16 📱:SH902i 🆔:fILT6.LM


#294 [我輩は匿名である]
>>200-300

⏰:06/08/26 13:48 📱:N900iS 🆔:ZVLmCAC.


#295 [正常]
ゆみさん、ありがとうございます。嬉しくて仕方がありません。
匿名さん、アンカー深く感謝します。

それと、訂正があります。
>>290
の最後の文章が『少しブランコを揺らしながら』で終わっていますが、本当は『少しブランコを揺らしながら、先輩は言った。』です。

⏰:06/08/26 15:14 📱:SH901iS 🆔:fwNn5twE


#296 [失礼]
>>1-50
>>51-100
>>101-200
>>201-300

⏰:06/08/26 21:23 📱:W32H 🆔:imRMG34k


#297 [またまた失礼]
>>150-200
>>201-250
>>251-300

⏰:06/08/26 21:48 📱:W32H 🆔:imRMG34k


#298 [☆MIKU☆]
主様ファンがたくさん増えましたねその中でも特に私は、主様のファンクラブに入りたいくらいです            アゲーーーーーッッッッツ

⏰:06/08/26 23:53 📱:N901iC 🆔:iydOIQ1I


#299 [☆MIKU☆]
こんばんわ
日曜日も、もう終わってしまいますねぇ…‥ちょいと切ない気分
でも、アゲ

⏰:06/08/27 22:34 📱:N901iC 🆔:J3UScACc


#300 [我輩は匿名である]
300ぁげ

⏰:06/08/27 22:53 📱:P900i 🆔:XvOnTrSI


#301 [☆MIKU☆]
おばんですアゲっ

⏰:06/08/28 21:49 📱:N901iC 🆔:zXiwp3Gk


#302 [我輩は匿名である]
>>1-300

⏰:06/08/29 02:43 📱:N902i 🆔:Z4Qo2fkE


#303 [チャキ]
ァゲます

⏰:06/08/29 20:55 📱:F700i 🆔:APenKKH6


#304 [☆MIKU☆]
こんばん
アゲちゃん

⏰:06/08/29 21:46 📱:N901iC 🆔:v0MTi01I


#305 [Д]
主更新せんか━━━━━━━━━━ッ!!!!!!
と、喝を入れてみたり(笑)

⏰:06/08/30 00:41 📱:W32SA 🆔:lkaveqbA


#306 [となりの匿名さん]
正常様


初_ですいつも楽しく読ませて頂いております。
正常様の作品は 本当にすばらしいですねッ
これからも 頑張ってください
いつも 陰ながら 応援しております

⏰:06/08/30 01:31 📱:P902i 🆔:YH7ti0Q2


#307 [☆MIKU☆]
こんちゃ
            アゲあげっ

⏰:06/08/30 15:44 📱:N901iC 🆔:1j2iErQA


#308 [正常]
きっと私の得意技は『怠ける』です。
一週間も皆様を待たせてしまい、本当に申し訳ないです。

全く失礼ではありませんさん、アンカーありがとうございます。

MIKUさん、本当にいつもご声援やこんなスレを上げて頂き、感謝します。

300の匿名さん、300おめでとうございます。ちと悔しいです。それと上げ頂き感謝します。

302の匿名さん、アンカーありがとうございます。嬉しいです。

⏰:06/09/02 00:22 📱:SH901iS 🆔:rfmAQaus


#309 [正常]
チャキさん、いつもありがとうございます。深く感謝致します。

Дさん、喝ありがとうございます。また更新が遅かったらお願いします。

となりの匿名さん、私をあまりおだてると、照れて溶ける場合がありますのでご注意下さい。ご声援感謝します。


それでは更新致します。てかこの話長いですね、ぶっちゃけ。早く次の話を書きたいものです。


>>292
の続きからです。

⏰:06/09/02 00:28 📱:SH901iS 🆔:rfmAQaus


#310 [正常]
「ここいらの山にそんな健造物があっただなんて…。」

そのような珍しい屋敷なら、噂や何かで耳にしていてもおかしくないのに、初耳だった。

先輩はその後、敷地内に入って屋敷の玄関まで行くと、ドアを軽く叩いたそうだ。しかし何も応答が無く、ドアの鍵も掛かっていたから屋敷内に入ることは出来なかった、と先輩は言った。

⏰:06/09/02 00:30 📱:SH901iS 🆔:rfmAQaus


#311 [正常]
しかしそこで諦める先輩ではなかった。

先輩は一旦山から降りて、畑仕事をしている人や散歩をしている人等に、その屋敷について聞き込みをしたそうだ。

「屋敷について知らない人が多くてね、時間が掛かったし骨も折ったよ。」

全く骨を折ったような雰囲気が先輩には無かった。

⏰:06/09/02 00:37 📱:SH901iS 🆔:rfmAQaus


#312 [正常]
「でも、結構聞き出すことができたよ。その屋敷は戦前から既に建てられていたらしい。それと、屋敷には夫婦が住んでいたんだが、10年前くらいに夫の方が亡くなっていると聞いた。」

「白い少女はその夫婦の子供なんでしょうか?」

「それについても尋ねてみたよ。そのご夫婦の間にお子さんはいましたか?ってね。けど知っている人は1人もいなかった。」

なんだ。と、僕は落ち込んだ。もう少し彼女について知りたかった。

⏰:06/09/02 00:44 📱:SH901iS 🆔:rfmAQaus


#313 [正常]
そんな僕の様子を見ていた先輩は、笑顔で言った。

「気を落とすのが早いよ。話はまだ、終わってはいない。」

その言葉に僕は過剰に敏感した。まだ話が終わっていないことに喜びを感じていたのだ。

⏰:06/09/02 00:48 📱:SH901iS 🆔:rfmAQaus


#314 [チャキ]
頑張ってください

⏰:06/09/04 06:55 📱:F700i 🆔:HG57sNTg


#315 [☆MIKU☆]
主様、こんちゃ
            アゲアゲっ

⏰:06/09/04 18:25 📱:N901iC 🆔:g0v7pmxs


#316 [☆MIKU☆]
わんこんばん
あげますらぁ

⏰:06/09/05 19:09 📱:N901iC 🆔:hHcAoYCE


#317 [チャキ]
あげ

⏰:06/09/07 17:31 📱:F700i 🆔:DnwYSKM2


#318 [我輩は匿名である]
主様 頑張って


"∩_∩
(*・∀・){コノ小説スキ…
(o∪∪っ

⏰:06/09/08 19:27 📱:P902i 🆔:8859TOvw


#319 [正常]
チャキさん、MIKUさん、上げて頂きありがとうございます。

匿名さん、素敵なAAありがとうございます。


別に忙しいわけではないんです!!でも更新が遅くなってしまうんです!!






明らかに私が悪いですね…スミマセン

>>313
からです。

⏰:06/09/10 01:47 📱:SH901iS 🆔:jPE7pYHU


#320 [正常]
ブランコが揺れる度、微かに鳴り響く錆び付いた金属音。そんな音が聞こえる中、先輩は話を進めた。

「聞き込みをした後、俺はもう1度だけあの屋敷に行ってみたんだ。そしたら、その屋敷の薔薇庭園を手入れしている男性を見付けてね、その人なら確実に何か知っていると思い、声を掛けてみたんだ。」

⏰:06/09/10 01:48 📱:SH901iS 🆔:jPE7pYHU


#321 [正常]
最初、その男性は先輩を警戒した様子だったが、話していく内に打ち解けたらしく、先輩にお茶を出してくれたそうだ。

男性はお茶の用意をするため、屋敷のドアを鍵で開け中へと入って行った。どうやらその男性は庭園内を手入れする際にも屋敷のドアに鍵を掛けるみたいだ。

先輩はその合間にメールを僕に送ったと言う。

⏰:06/09/10 01:51 📱:SH901iS 🆔:jPE7pYHU


#322 [正常]
「ということはあれですね?僕が急いで自転車をこぎながら公園に向かっている中、先輩は綺麗な薔薇庭園でゆっくりとティータイムを楽しんでたんですね?」

少し怒りながら尋ねると、

「とても良い香りの紅茶と、とても美味しい洋菓子だったよ。」

と、嫌みったらしく先輩は言った。

なっ!?洋菓子まで御馳走になったとは!!

僕は心底羨ましいと思った。一体どんな洋菓子だったのか気になって仕方が無かった。

⏰:06/09/10 01:54 📱:SH901iS 🆔:jPE7pYHU


#323 [りさ]
更新待ッてマス(U)がんばッてさL1

⏰:06/09/10 22:45 📱:P902iS 🆔:qtrjxGMs


#324 [チャキ]
ぁげます

⏰:06/09/12 23:16 📱:F700i 🆔:YQIyTRN2


#325 [ふぁん]
上げます

⏰:06/09/16 00:24 📱:SH902iS 🆔:qHb4R2cY


#326 [我輩は匿名である]
>>200-350

⏰:06/09/16 23:28 📱:N901iS 🆔:DHEq4U2.


#327 [我輩は匿名である]
なんでこんなに更新遅いの?

⏰:06/09/18 13:18 📱:P902iS 🆔:kFkgf2MU


#328 [チャキ]
挙げ

⏰:06/09/18 13:36 📱:F700i 🆔:jrn2of9c


#329 [(p∀・q){楽しみ]
すごい面白いですね!!
主様のコメントも吹き出しちゃいました

頑張ってください

⏰:06/09/18 16:13 📱:N901iS 🆔:aY8tfDbw


#330 [正常]
段々と、更新が遅くなる私。
スミマセン、ベルトで首吊るんでホンット許して下さい。

りささん、ご声援感謝です。泣きたいです。

チャキさん、いつも上げて頂きありがとうございます。
ふぁんさん、上げと私には勿体ないハンネをありがとうございます。

326の匿名さん、アンカーありがとうございます。

327の匿名さん、それはですね、私のサボり癖がとんでもなく酷いからですよ。…自慢できることではありませんね。ゴメンナサイ…

(p∀・q)さん、ご声援感謝です。叫びたいです。


また更新が遅くなるかもしれません。ご了承下さい。

>>322
からです。

⏰:06/09/18 18:06 📱:SH901iS 🆔:N.uBuDzM


#331 [正常]
いや、そんな洋菓子の事なんてどうでも…よくはないが、先輩の話を続ける。

その男性はお茶を用意した後、積極的に先輩と喋り合ったそうだ。男性は屋敷の使用人であったため、先輩が骨折って聞き出した内容よりも詳しい話を聞くことが出来た。

「あの屋敷は大正初期に建てられ、現在屋敷を継いでいるのは、そこの主人である夫の奥さん…まーもう少しきちんと言うと、夫人だそうだ。もちろんそうなった理由は、10年前くらいに主人が交通事故で亡くなってしまったから。まー正確には11年前と言っていたけどね。」

⏰:06/09/18 18:10 📱:SH901iS 🆔:N.uBuDzM


#332 [正常]
その夫婦は互いに愛し合っていた。それ故、主人を亡くした夫人は酷く悲しみ、心が抜け落ちた様な姿になってしまったと、使用人の男性はそんな感じのことを言っていたらしい。

主人の莫大な遺産のおかげで、夫人は生活には困らなかったが、使用人の数を極限までに減らし、彼女は屋敷内に閉じこもってしまったそうだ。

⏰:06/09/18 18:12 📱:SH901iS 🆔:N.uBuDzM


#333 [正常]
「だけどね、夫の墓参りだけは毎日通っているみたい。しかも3時間もかけてね。別に墓が遠い所にあるとかじゃなくて、墓前に3時間いるそうだよ。」

先輩の言葉が信じられなかった。墓参りに3時間も費やす人なんて聞いたことがない。

「それほど夫を愛していたんだよ。」

「いや…それでも長すぎですって。」

しみじみと言う先輩に僕はツッコミを入れた。

⏰:06/09/18 18:16 📱:SH901iS 🆔:N.uBuDzM


#334 [那智仔(゜∀`)*]
ぅゎッ
何この小説-
マヂでかなリ面白いんですけどッ
主サンこの小説にハマッちゃッたぢゃなぃですか
責任取ッて頑張ッて下さいょ(´・ω・)★笑
応援してるんで

⏰:06/09/19 06:37 📱:SH700iS 🆔:HP7eQG6M


#335 [☆MIKU☆]
こんばんみー
主様、サボり癖がどんなについてしまっても、更新頑張ってください私は最後まで絶対に見守ります

⏰:06/09/19 21:24 📱:N901iC 🆔:OYQYezQ2


#336 [チャキ]
更新,,お疲れ様です(人'ε^)
最近,主サンの更新が遅くて心配です
大丈夫ですかぁ?

トリマァゲときます

⏰:06/09/22 17:18 📱:F700i 🆔:5Gqz80XM


#337 [ふぁん]
更新されてますね
さぼっても最後まで書いたら問題ないと思うんでがんばってください

⏰:06/09/22 23:34 📱:SH902iS 🆔:0yKaQSPQ


#338 [我輩は匿名である]
>>250-350

⏰:06/09/23 08:47 📱:N900iS 🆔:2Tj6hb5I


#339 [正常]
那智仔さん、最初の2行にビビりました。とうとう批判の声が来たなと、身構えていました。ご声援感謝です。

MIKUさん、こんばんみです。見守るだなんて言われたら、サボりたくてもサボれないじゃないですか!!もうこうなったらとことんサボって………スイマセン、調子乗ってました。

チャキさん、更新が遅くて申し訳ないです。とりあえずまだ生きてます。死んではいないのでご心配なく。

⏰:06/09/24 02:46 📱:SH901iS 🆔:UZFcINao


#340 [正常]
ふぁんさん、そう言ってもらえると心が楽になります。どんなに長くなっても完結はさせます。そしてハンネありがとうございます。

匿名さん、アンカーありがとうございます。読んで頂き、私は幸せです。


えーハイッ、眠いです。眠いので、ほんのちょこっと更新します。


>>333
からです。

⏰:06/09/24 02:50 📱:SH901iS 🆔:UZFcINao


#341 [我輩は匿名である]
主さンわ一体何歳なんですか(Pq∀`)?
惹かれる〜笑
頑張ッてください☆+゚

⏰:06/09/24 02:56 📱:W41T 🆔:buznaxuE


#342 [正常]
夫人が墓参りに出かける時間帯は、僕らの学校が終える時間帯とほぼ同じだった。だから先輩が屋敷に訪れた時には夫人は既に墓参りに行っており、使用人と話すことが出来たのだ。

「屋敷については大体解りました。それで、その使用人の男性から白い少女について何か聞き出せましたか?」

僕が本題に切り出す。先輩は落ち着きながら応えた。

⏰:06/09/24 02:56 📱:SH901iS 🆔:UZFcINao


#343 [正常]
「彼に質問してみた。急に失礼ですが、夫婦の間にお子さんはいらっしゃいますか?ってね。けど、子供はいないだってさ。」

結局あの少女について分からず仕舞いかと、僕は落胆した。しかし先輩は気にせず喋り続けた。

「次に俺はこんな質問をした。何故、庭の手入れをしている時でも、または屋敷内にいる時でも、屋敷のドアに鍵を掛けるのですか?ってね。」

⏰:06/09/24 02:59 📱:SH901iS 🆔:UZFcINao


#344 [正常]
屋敷内にいる時でも、使用人の男性は鍵を掛けているなんて初耳だった。
先輩は最初に屋敷を訪れた時、屋敷の1階の窓を覗いたそうだ。すると1人の男性が掃除している姿を眼にしたと言う。その男性は、お茶を共にした使用人であった。

「屋敷の中にいるのに鍵を掛けているなんて、確かに変ですね。」

でも、他人の家の窓から勝手に中を覗く先輩はもっと変だと思った。

⏰:06/09/24 03:03 📱:SH901iS 🆔:UZFcINao


#345 [正常]
更新終了致します。

>>341
こんな夜中にレスをして下さり、ありがとうございます。
私の年齢は17です。17でこの文章はかなり酷いですよね…。色々と未熟なので、大目に見てやって下さい。

⏰:06/09/24 03:12 📱:SH901iS 🆔:UZFcINao


#346 [正常]
「屋敷の鍵は常に掛けろと、夫人がおっしゃっていたそうだ。何故夫人がそんなことを命じているのか尋ねたが、彼は何も答えずに黙っていたよ。」

明らかに動揺している使用人に、先輩は追い討ちをかけた。

ある公園で白い髪の少女が血を求めてきた事。彼女の後を追跡すると、地下通路に辿り着いたこと。そしてその地下通路は、この屋敷の下まで繋がっていた事。それらを使用人に打ち明けたのだ。

⏰:06/09/24 13:34 📱:SH901iS 🆔:UZFcINao


#347 [正常]
すると使用人は諦めた様に溜息をつき「まさか地下室にそんな隠し通路があったなんて…。」と呟いた後、『全て』を先輩に話したそうだ。

⏰:06/09/24 13:41 📱:SH901iS 🆔:UZFcINao


#348 [はな]
最初から一気に読みました(≧∀≦)
応援してるんで、更新頑張ってください☆彡

⏰:06/09/24 17:19 📱:P701iD 🆔:kuSFnTqI


#349 [晴]
さっき最初カラ
読み終ぇマシタ
この小説カナリ
ぉもろぃッス
はまりましたァ

⏰:06/09/24 20:05 📱:SH902iS 🆔:5VxevZ4E


#350 [我輩は匿名である]
>>300-350

⏰:06/09/24 20:31 📱:N900iS 🆔:9mp25BWQ


#351 [我輩は匿名である]
>>85          すみません

⏰:06/09/24 21:32 📱:P700i 🆔:Iav9Kcwg


#352 [まな+゚]
つづき楽しみにしてます
頑張ってください

⏰:06/09/24 23:27 📱:N902i 🆔:TM6/uOBU


#353 [正常]
はなさん、晴さん、まなさん、嬉しいご声援ご感想、本当にありがとうございます。

350と351の匿名さん、アンカー感謝致します。

正直、応援して下さる方のレスは嬉しいですね。文章的に冷静さを保っているように思えますが、実際吠えてますから私。



>>347
からです。

⏰:06/09/25 22:13 📱:SH901iS 🆔:4gTPfRuc


#354 [正常]
 
使用人は嘘を付いていた。あの夫婦には子供がいた。そしてその白い髪の少女は夫婦の子供であると使用人は言った。


11年前、夫人の出産予定日が近付いた頃に、主人が交通事故で亡くなった。大切な人を亡くしたショックが残っている状態で、夫人は女の子を出産した。

⏰:06/09/25 22:24 📱:SH901iS 🆔:4gTPfRuc


#355 [正常]
夫人は自分の娘を戸籍に入れず、屋敷の地下室で子育てを行った。戸籍に入れなければ、自分の娘の存在を知る者は使用人だけとなり、娘に危険が及ぶことは無くなる。そして窓も無い地下室なら、誰にも自分の娘が見付かることもなく、安全でいられる。常に屋敷に鍵を掛けているのも用心のためであった。

⏰:06/09/25 22:31 📱:SH901iS 🆔:4gTPfRuc


#356 [正常]
そう、夫人は2度と大切な人を失わないようにするため、我が子の『危険』を消去した。我が子の『自由』を犠牲にして…。

⏰:06/09/25 22:37 📱:SH901iS 🆔:4gTPfRuc


#357 [正常]
夫人の娘はずっと、暗く狭く冷たい地下室に閉じ込められた。そんな不安定な環境内で育ったため、彼女の身体に異変が生じた。

髪の色素は全て抜け落ちてしまった上、食べた物もすぐに吐いてしまい、痩せこけてしまった。

しかし唯一、体内に取り込んでも吐かない物があった。



それが『血』である。

夫人は喜びながら娘に自分の血を与えた。毎日毎日、自分の首筋をナイフで薄く切り、その傷口から出る血を娘に舐めさせた。

⏰:06/09/25 22:41 📱:SH901iS 🆔:4gTPfRuc


#358 [那智仔]
更新されとる-ッ
めちャA応援してるから頑張って下さいョ

⏰:06/09/26 00:25 📱:SH700iS 🆔:qQTMgcbE


#359 [☆MIKU☆]
深夜にこんばんばん★★            きゃぁますます続きが気にな〜〜〜る主様、次の更新も頑張ってヌンファイトーいっぱぁーつ

⏰:06/09/26 01:46 📱:N901iC 🆔:yAENoY6A


#360 [チャキ]
久しぶりです
更新されてる
お疲れ様です

⏰:06/09/26 07:31 📱:F700i 🆔:PK0KFXis


#361 []

いつも楽しみにして読んでます
すごくおもしろいです
頑張ってください

⏰:06/09/26 14:28 📱:N901iC 🆔:yk89uTgo


#362 [無印]
主頑張って最高や

⏰:06/09/27 08:12 📱:W32H 🆔:UxgBDa5s


#363 [姫]
正常サン
一気に読みましたメチャ面白くてハマリましたとてもサィが書いたとは思えない位,文才ぁると思いますょこれカラも頑張ってくださぃ

⏰:06/09/27 09:01 📱:D902i 🆔:XfEDsjZQ


#364 [我輩は匿名である]
すげー

頑張って下さい。

⏰:06/09/27 16:49 📱:W32H 🆔:o9wXShNE


#365 [晴]
主サン頑張ってェ更新楽しみにしてマス

⏰:06/09/27 20:10 📱:SH902iS 🆔:enrl5Y6w


#366 [☆MIKU☆]
アゲるらら〜

⏰:06/09/28 18:41 📱:N901iC 🆔:t5FJRyhA


#367 [龍鬼]
ぁUナ゙(○*vuv●)ノ☆〃

⏰:06/09/29 14:19 📱:P902i 🆔:Jt7Yj7Dw


#368 [はな]
お久しぶりデス
更新楽しみにしてるので、これからも頑張って下さい(´∀`*)

⏰:06/09/29 16:58 📱:P701iD 🆔:vwALP6ow


#369 [正常]
皆さん…涙が出るほど嬉しいです!!てか今さっき涙出ました。

皆さんのご声援を見る度、凄く元気が出ます。本当に感謝です。

更新が遅くなった分、今日は大量に更新します!!


>>357
からです。

⏰:06/09/30 21:18 📱:SH901iS 🆔:CO.6ImKM


#370 [正常]
「これが彼が話した、少女の『全て』さ。
それにしても、これじゃあ箱入りと言うより、ただの監禁だね。」

先輩が笑いながら言った。

僕は夫人に対して怒りを感じていた。自分の娘を人形の様に扱っているみたいで、それが許せなかった。

⏰:06/09/30 21:20 📱:SH901iS 🆔:CO.6ImKM


#371 [正常]
「先輩は…少女が可哀相だと思わないのですか?」

怒りも、悲しみも、一切感じていない様子である先輩に僕は尋ねた。

「可哀相?何故、彼女が可哀相だと思った?」

先輩は眉をひそめた。

「えっ?」

質問を質問で返され、僕は戸惑った。

⏰:06/09/30 22:03 📱:SH901iS 🆔:CO.6ImKM


#372 [正常]
「これほど母親から愛情を注がれている子供なんて、全国捜し回ってもそうそういないよ。ただ、注ぎ方を少し間違えただけ。
それに、彼女は地下通路を使って外に出ているけど、ちゃんと地下室に戻っている。しかも夫人が墓参りに戻って来る前にね。」

「それがどうしたと言うんですか?」

先輩の言いたいことが理解出来ない僕を馬鹿にするかのごとく、先輩はわざとらしく溜息をついた。

⏰:06/09/30 22:05 📱:SH901iS 🆔:CO.6ImKM


#373 [正常]
「もし、本当に彼女が、地下室での生活が辛いと思うなら、そのまま隠し通路から外に逃げ出し、2度と屋敷には戻って来ないはずだよ。なのに彼女は屋敷の地下室に戻って来た。
それと彼女は、夫人が墓参りに行っている時間帯に地下室を出る。それは『地下通路の存在をばらしたくないから』という理由もあるが、『母親に心配をかけさせたくないから』という理由もあるのではないかな。」

そう言われると、少女のことを一概に『可哀相』と見なすのは、誤りかもしれない。

⏰:06/09/30 22:06 📱:SH901iS 🆔:CO.6ImKM


#374 [正常]
けど…


「けど、やっぱり地下室に閉じ込めっぱなしというのは、良くないと思います。少女にはもっと様々な光景を見てほしいし、陽の暖かさや風の心地良さを肌で感じてもらいたい…そう僕は望んでます。」

我ながら臭いセリフを吐いた。

⏰:06/09/30 22:08 📱:SH901iS 🆔:CO.6ImKM


#375 [正常]
「そうは言っても、あんな幼い子供を独りでフラフラ歩かせて良いと思ってる?
今まで外に出歩いて、何も身に起きなかったのが奇跡的なくらいだ。」

「いやいや、誰かさんが少女を貧血という危ない目に会わせようとしましたよ。」

僕の発言を無視して、先輩は話を進めた。

⏰:06/09/30 22:09 📱:SH901iS 🆔:CO.6ImKM


#376 [正常]
「だから使用人に言ってあげたよ。
少女を外に出すのは危険過ぎる。今すぐ地下通路を塞ぐべきだ、てね。」

先輩は冷ややかな笑みを浮かべた。


この悪魔め。それじゃあ夫人と同じではないか。
僕は先輩を睨み付けた。

⏰:06/09/30 22:13 📱:SH901iS 🆔:CO.6ImKM


#377 [正常]
すると先輩は腹を抱えて途端に笑い出した。

「冗談だよ、ジョーダン。そんなこと言ってないって。腹が痛くなるからその顔やめてくれ。」

どうやら先輩は僕をからかったらしい。1発先輩を蹴りたいと思った。

⏰:06/09/30 22:15 📱:SH901iS 🆔:CO.6ImKM


#378 [正常]
「まー落ち着いて。俺は『少女独りで歩かせるのが危険』と言ったんだ。なら、『保護者』を付けて二人で歩けば良い。」



先輩は使用人とお茶を過ごした後、帰り際にこう言った。

「あなたにお願いがあります。お嬢さんの保護者になってくれませんか?
地下通路がどこに繋がっているのか教えます。夫人が墓参りに出掛けた後すぐに、その場所へ向かって下さい。彼女が出てくると思いますので。そして夫人が帰ってくるまで、どこか素敵な場所に彼女を連れて行ってもらいたいのです。」

⏰:06/09/30 22:19 📱:SH901iS 🆔:CO.6ImKM


#379 [正常]
使用人は少し躊躇ったが、先輩の意見に同意した。



「もしもこんなことが夫人にばれたら、間違いなく使用人は殺されるかもしれない。しかし、それを覚悟して彼は同意してくれた。きっと、彼も君みたいなことを考えていたんだろうね。」

先輩はブランコに乗ったまま上を向いていた。多分、月を見ていたんだろう。辺りはそれほどまでに暗くなっていた。

⏰:06/09/30 22:21 📱:SH901iS 🆔:CO.6ImKM


#380 [正常]
僕は安心した。同時に嬉しかった。

「ありがとうございます。」

僕は先輩に礼を言った。

「あの娘の血、結構飲み過ぎちゃったからね。このくらいはしないと。」

先輩はブランコから降り、公園から出ようとした。その後を追うように僕も歩いた。

⏰:06/09/30 22:24 📱:SH901iS 🆔:CO.6ImKM


#381 [正常]
「何かおごって下さいよ。夕食とか。」

僕は何となく唐突に言ってみた。

「そんな舌で何か食べられるの?」

そうだった。少女に血が溢れ出るほど舌を噛まれたんだった。そのことをすっかり忘れていた。

「やっぱ大人しく家に帰ります。」

「その方が良いよ。」

地下室のような薄暗い夕闇の中、僕は先輩と別れを告げた。

⏰:06/09/30 22:26 📱:SH901iS 🆔:CO.6ImKM


#382 [正常]
やっとこの話が終わりました。
最後が無理矢理になってしまいました…。スミマセン。
次の話はより簡潔に完結できるよう頑張ります。
気付きました?ハイッ、つまらないですね。

【血】を纏めてみました。

>>111-115
>>120-122
>>124-128
>>132-135
>>139-142
>>161-168
>>172-174
>>180-182
>>185-189
>>198-200
>>207-210
>>223-225
>>231-235
>>243-248
>>260-262
>>271-273
>>288-292
>>295
>>310-313
>>320-322
>>331-333
>>342-344
>>346-347
>>354-357
>>370-381

ミスがありましたらゴメンナサイ。

⏰:06/09/30 23:03 📱:SH901iS 🆔:CO.6ImKM


#383 [晴]
更新されてるゥ主サンこれからも頑張ってくださぃ

⏰:06/10/01 10:50 📱:SH902iS 🆔:18GmEv5Q


#384 [チャキ]
お疲れ様(人'ε^)
まだこれからも頑張ってください

⏰:06/10/01 20:36 📱:F700i 🆔:H7vBr04c


#385 [我輩は匿名である]
柊さんの話と【血】の話は繋がってないんですか

⏰:06/10/02 01:27 📱:D902i 🆔:/vsN9cmk


#386 [☆MIKU☆]
主様お疲れ様でいやおもしろかったですよ私こうゆうの大好きですあまり謙遜しないでこれからも頑張ってヌン応援してるからっサ

⏰:06/10/02 17:05 📱:N901iC 🆔:r8mzWo6Y


#387 [はな]
お疲れさまです
すごく楽しく読ませてもらいました
ずっと応援してるんで、これからも頑張って下さい

⏰:06/10/02 18:02 📱:P701iD 🆔:zSPVMlU.


#388 [藤壺◆uksEo22qOM]
あげっ
自分もこのお話大好きですょん

⏰:06/10/06 01:17 📱:N902iS 🆔:gbiyJWVU


#389 [ふぁん]
最後まで読みました
おもしろかったです
最後まで書いてお疲れ様でした

⏰:06/10/06 08:49 📱:SH902iS 🆔:XaK.8D5s


#390 [我輩は匿名である]
>>1-100
>>101-200
>>201-300
>>301-400
>>401-500

⏰:06/10/08 09:10 📱:F901iC 🆔:TH5huFqo


#391 [☆MIKU☆]
主様もう書かないのっかい

⏰:06/10/08 16:52 📱:N901iC 🆔:ogfMUjIg


#392 [正常]
晴さん、チャキさん、はなさん、藤壺さん、ふぁんさん、そしてMIKUさん、沢山のご声援ありがとうございます。

学校でテストがあったので、次の話を書くことが出来ませんでした。しかし今日からまた書こうと思います!!

文章が下手くそで読み難いところがあると思いますが、お暇がありましたら読んでやって下さい。

385の匿名さん、【手】と【血】は何も関係はありません。短編集と思って下さい。

390の匿名さん、アンカーありがとうございます。匿名さんがアンカーしたところまで頑張りたいと思います。

⏰:06/10/08 18:12 📱:SH901iS 🆔:licdp9vo


#393 [正常]
【バイト】
3年前から愛用し続けていたMDプレイヤーが遂に壊れた。いつ何時でもこいつで音楽を聞いていたから、変な音をたてて逝ってしまった時にはかなり凹んだ。

部活が終わり、いつもの様に僕と先輩は部室に残った。先輩は卓球関連の雑誌をペラペラとめくって読んでいた。その時、MDプレイヤーのことを先輩に嘆いてみた。もしかしたら先輩が同情して、MDプレイヤーをくれるかもしれない、そんなことを期待した。

⏰:06/10/08 18:14 📱:SH901iS 🆔:licdp9vo


#394 [正常]
「僕はMDプレイヤーが無いと、生きていけないんです!!」

「それじゃあ死ぬしかないね。残念。」

先輩は視線を雑誌に落としたまま、どうでも良い様に答えた。
この人に情けをかけてもらおうと考えた僕が馬鹿だった。

「えーっと…それでは、どこか良いバイトとかありません?簡単で早く終わり、そのうえ高収入なバイトをやりたいんですが。」

そんな都合の良いバイトがあるわけがない。だけど冗談交じりで先輩に訊いてみた。

⏰:06/10/08 18:17 📱:SH901iS 🆔:licdp9vo


#395 [我輩は匿名である]
失礼します。
>>161-300

⏰:06/10/08 18:20 📱:SH902iS 🆔:Nv4SEnes


#396 [我輩は匿名である]
>>171-200

⏰:06/10/08 18:23 📱:SH902iS 🆔:Nv4SEnes


#397 [正常]
すると、先輩は雑誌をめくる動作を急に止め、ゆっくりと顔をこちらに向けた。そして例の冷たい笑顔でこう言ったのだ。

「あるよ。簡単な作業を小1時間やるだけで約3万円の収入が得られる、夢のようなバイトがね。」

えっ?はっ?うそっ!?
予想もしない返答に僕は驚いた。

何でも、先輩はそのバイトを1年前にやっていたらしい。

「今はもう辞めたけど、臨時にやってほしいと昨日頼まれたんだ。どう?一緒に来て手伝う?」

とにかくMDプレイヤーが欲しかった僕は、何も考えずにコクコクと首を頷けた。

⏰:06/10/08 18:25 📱:SH901iS 🆔:licdp9vo


#398 [正常]
「じゃあ深夜0時頃、君の家に迎えに行くから、外で待っててね。」

凄く嬉しそうに笑ってそう言うと、そそくさと先輩は部室から出て行ってしまった。



………え?

…………深夜0時?

……………遅くね?


てか…


………………言い逃げ?


「ま、まぁ…MDプレイヤーが買えれば良いんだけどね。」

自分以外誰もいない部室で、僕はプラス思考的な独り言を呟いた。

⏰:06/10/08 18:29 📱:SH901iS 🆔:licdp9vo


#399 [正常]
今日の更新はここで終了です。

395と396の匿名さん、アンカーありがとうございます。

⏰:06/10/08 18:34 📱:SH901iS 🆔:licdp9vo


#400 [晴]
テストぉっかれサマです
(>ω<
今回の話もとっても
ぉもしろそゥで
楽しみデス
主サンのペースで
頑張ってさぃ
応援してマス(∀≦)

⏰:06/10/08 19:01 📱:SH902iS 🆔:HXS9nRtk


#401 [あゆむ]
この小説大好きです

でも、主さんのほうがもッと好きです

⏰:06/10/09 12:05 📱:P902i 🆔:n5v3rpmk


#402 [チャキ]
テストお疲れ様です
頑張って下さい

⏰:06/10/09 12:35 📱:F700i 🆔:So.p2ySM


#403 [しょう]
失礼します
>>1-200
>>201-400
>>401-600
>>601-800
>>801-999

⏰:06/10/09 13:06 📱:P902i 🆔:rqfy10TA


#404 [ゆかり]
まだかなあ〜上げ

⏰:06/10/10 17:17 📱:P902i 🆔:Pr/eZyCk


#405 [チャキ]
上げ

⏰:06/10/11 18:37 📱:F700i 🆔:GNt50iJc


#406 [藤壺]
さがってたのであげちゃいまっす!
今回も楽しませていただいてますよ♪上手く表現出来ませんが、何だか馴染む感じがするんです。
…て偉そうなこと言ってスミマセン。今後も応援させていただきます!

⏰:06/10/12 01:11 📱:N902iS 🆔:e0G8Wn6A


#407 [チャキ]
主さーん
ドコいっちゃったの

⏰:06/10/13 18:03 📱:F700i 🆔:kn./Qa4w


#408 [我輩は匿名である]
>>407
急かさず待ちましょう

⏰:06/10/13 18:50 📱:P902i 🆔:NODnCBbM


#409 [正常]
晴さん、こんな仕様もない小説とも言えない愚作を楽しみと思って下さるだなんて感激です。

あゆむさん、引越しセンター並に照れます。照れ死します。

チャキさん、スミマセン。修学旅行で沖縄に行っていました。とても心地良い所でしたので、更新することをすっかり忘れていました。

しょうさん、大量のアンカーありがとうございます。

ゆかりさん、焦らしてしまい申し訳ありません。

⏰:06/10/14 23:26 📱:SH901iS 🆔:xRw/WWSc


#410 [正常]
藤壺さん、あなたのハンネを見ると源氏物語が頭に浮かび上がります。
馴染む感じですか。もしかしたら、藤壺さんと私は前世で縁があったのかもしれませんね。

408の匿名さん、あなたのような落ち着いた感じの方が、私の書いた愚作を読んで下さっていると思うと正直プレッシャーを感じます。とは言うもの、嬉しいと思う気持ちの方が大半を占めていますけど。

長々しくなってしまい申し訳ありません。そして更新が遅くなり本当にごめんなさい。

>>398
からです。

⏰:06/10/14 23:35 📱:SH901iS 🆔:xRw/WWSc


#411 [正常]
 
 
約束の時間の10分前に僕は家から抜け出した。家族は全員寝ているため、玄関から普通に出て行っても平気だが、念には念を入れ、靴を持って来て自分の部屋の窓から外に出た。

家の前でしばらく待っていると、静寂を破るようにバイクのエンジン音が聞こえてきた。

「お待たせ。じゃあ行こうか。」

僕の前にバイクが止まり、それに乗っていた先輩がヘルメットを渡してきた。

⏰:06/10/14 23:37 📱:SH901iS 🆔:xRw/WWSc


#412 [正常]
「ちょ…ちょっと待って下さい!!僕、バイト内容とか何も聞いていないんですけど。」

僕が慌てて言うと、先輩は呆れた様に一言。

「どんなバイトだか教えたら面白くないでしょ。」

⏰:06/10/14 23:40 📱:SH901iS 🆔:xRw/WWSc


#413 [正常]
「いやいや、面白くなくて良いですから教えて下さい。」

と頼んでも、行けば分かるとしか先輩は言わず、バイトの内容を教えてくれなかった。

「だったら帰ります!!」

と強く言い放ち、家に引き返そうと考えた。しかし窓からよじ登って入るという、いかにもマヌケな格好を先輩に見られたくなかったため、僕は仕方なく先輩が差し出したヘルメットを手に取った。

⏰:06/10/14 23:42 📱:SH901iS 🆔:xRw/WWSc


#414 [麗華]
主サンとっても面白いデス大好きになりました!!

応援してます♪これからも頑張って下さい☆

⏰:06/10/14 23:50 📱:V705SH 🆔:irfzhIKE


#415 [チャキ]
お疲れ様デス
これからも応援してます

主さんペースで頑張ってください

⏰:06/10/15 13:53 📱:F700i 🆔:m5QVUppk


#416 [藤壺]
あげます。
正常さん、ご丁寧にありがとうございます。確かに藤壺は源氏物語からとりました。
小説に限らず、好きなものには自分に馴染む何かしらの要因があるのだと思います。勝手ながら自分は、正常さんのお話に何かを感じとったのですね。
また長くなってしまって申し訳ないです。では。

⏰:06/10/15 20:44 📱:N902iS 🆔:vLeVW7K2


#417 [み]
初めまして〜
‥でもないんですが

前々から読ませていただいてます

これからも頑張ってくださいね

⏰:06/10/15 22:38 📱:N702iD 🆔:eKO/OIcM


#418 [あかね]

更新頑張ってください
続き楽しみにしてます

⏰:06/10/18 05:53 📱:N901iC 🆔:8ctlZu/w


#419 [佐山]
マヂ面白すぎる。。テスト期間中だけど毎日チェックしてます頑張ってくださぃ更新楽しみにしてます

⏰:06/10/18 19:42 📱:N901iS 🆔:SmuOwxRg


#420 [み]
あげときます

⏰:06/10/22 00:44 📱:N702iD 🆔:BgEO4mzk


#421 [我輩は匿名である]
あげっ

⏰:06/10/22 19:19 📱:P902i 🆔:agN7ZSdU


#422 [あ-]
最初から読みましたシ"*
めちや面白いですI
更新頑張ッてくださいイ

⏰:06/10/24 07:32 📱:W41K 🆔:kk23nOow


#423 [あや]
>>371

⏰:06/10/24 08:28 📱:F902i 🆔:IHWsLVHw


#424 [正常]
ああ、皆さん。かなり更新が遅くなり、実に申し訳ないです。そしてこんなスレに応援と上げレスをして下さり、本当にありがとうございます。

まさか一週間以上もサボるとは………さすが私だ。
いえ、冗談です。調子に乗り過ぎてました。ゴメンナサイ。

>>413

からです。

⏰:06/10/24 19:17 📱:SH901iS 🆔:cCx7W2/o


#425 [正常]
風を切り、先輩と僕を乗せたバイクは漆黒の夜を駆け抜けて行った。

このバイクは何処に向かって走っているのか、僕は気になった。
しかし、どうせ先輩に訊いても答えてくれなさそうだし、今頃そんなことを知ったって、この人のバイクに乗っている限りは逃げることも隠れることも出来やしない。
景色が次々と通り過ぎてゆく様子を、先輩の背中から黙って見ていた。

⏰:06/10/24 19:21 📱:SH901iS 🆔:cCx7W2/o


#426 [正常]
 
 
 
「着いたよ。」

バイクが停止すると同時に、先輩が僕に呼び掛けた。

「着いたって………まさか此処でバイトをするんですか?」

「そうだよ。此処がバイト先さ。」

そこは僕の知らない病院だった。
明かりがなく寒気が立つ程悍(オゾマ)ましい雰囲気を魅(ミ)せるその建物は、とても病人を助ける場所ではないように思えた。

ヘルメットを外し、先輩はバイクから降りた。僕も同じ動作をして、病院に向かう先輩の後を追った。

⏰:06/10/24 19:24 📱:SH901iS 🆔:cCx7W2/o


#427 [正常]
正面口は鍵が掛かっているが、裏に回ると扉があり、そこから先輩と僕は病院内に入った。

扉のドアを開けると、廊下が真っ直ぐに続いていた。微弱な蛍光灯の明かりが点灯しているが、奥は暗くてよく見えない。

先輩はその廊下を歩き出し、僕も先輩にくっ付くように歩き出した。

⏰:06/10/24 19:27 📱:SH901iS 🆔:cCx7W2/o


#428 [正常]
しかし先輩は直ぐに歩むのを止め、よそ見をしていた僕は先輩の背中にぶつかった。

「どうしたんですか?」

僕が尋ねてみても反応はなく、先輩は黙って廊下の奥を直視していた。

僕も廊下の奥を見つめてみた。暗くて何も見えない。しかしその代わりに、何者かが廊下を歩く足音が微かに聞こえてきた。

どうやらこちらに近付いているらしく、足音は次第にはっきりと耳に届くようになっていった。

⏰:06/10/24 19:37 📱:SH901iS 🆔:cCx7W2/o


#429 [正常]
そして、足音の主が通路の奥から現れた。眼鏡を掛け、白衣を着ている男性だった。なんだか眠そうな…いや、やる気が無いような眼をしているのが、特徴的であった。

「よく来てくれたな。元気だったか?」

「お久しぶりです、矢崎さん。そこそこ普通です。」

どうやら先輩と矢崎という男性は知り合いらしい。二人は少し話した後、矢崎が僕に気付いて、訝(イブカ)しげに先輩に訊いた。

「ところで、彼は誰?」

「部活の後輩です。バイトの手伝いをさせるため、連れてきました。」

僕は自己紹介をして、矢崎に軽く会釈した。

⏰:06/10/24 19:45 📱:SH901iS 🆔:cCx7W2/o


#430 [正常]
「おいおい。このことは他人に話すなって、前に言わなかったか?」

困った顔をして、矢崎は先輩に言った。

「そんなこと言いましたっけ?忘れてしまいました。」

笑顔で返す先輩。

「…ったく。仕様がない奴だな。」

呆れ果てる矢崎。

⏰:06/10/24 19:48 📱:SH901iS 🆔:cCx7W2/o


#431 [正常]
次に矢崎は僕に顔を向け、口を開いた。

「まぁ…なんだ。どんなバイトだかは既に知っていると思うが、正直やばいバイトだ。このバイトのことは終わり次第記憶から消してくれ。」



はい?やばいバイト?


どんなバイトだか知りませんし、やばいバイトだなんてことも全く知りませんけど…。

俺は先輩をちらっと見た。殴りたい程の良い笑顔をしていた。

⏰:06/10/24 19:54 📱:SH901iS 🆔:cCx7W2/o


#432 [チャキ]
更新お疲れ様でした(◯^∀^○)

ますます気になります

⏰:06/10/25 17:18 📱:F700i 🆔:9UVOBXAs


#433 [姫]
この小説めッちゃ好きです見るたびにドキドキするし本間すごいッ
これからも頑張ッてください

⏰:06/10/27 04:25 📱:N701i 🆔:5/qD0Nr6


#434 [麗華]
主サン大好きです
この小説も大好きです

更新楽しみにしてます!
これからも頑張って下さいd(*v□Od*●))≡33

⏰:06/10/27 23:54 📱:V705SH 🆔:v6E8c4jc


#435 [ゆぅ]
あげ

⏰:06/10/29 02:52 📱:W43S 🆔:DlE/k9PA


#436 [(・∀・)]
あげときます

⏰:06/11/02 18:14 📱:W21T 🆔:ASML2tIQ


#437 [我輩は匿名である]
あげます

⏰:06/11/03 07:01 📱:F700iS 🆔:eXOD0lR2


#438 [み]
あげます

⏰:06/11/05 21:10 📱:N702iD 🆔:WJJfhmxM


#439 [我輩は匿名である]
>>371-1000

⏰:06/11/06 00:14 📱:SH902i 🆔:gwQGAEGQ


#440 [チャキ]
ぁげ

⏰:06/11/08 16:37 📱:F700i 🆔:HWYz/D06


#441 [佐山]
ぁげ〜

⏰:06/11/08 16:51 📱:N901iS 🆔:BFo4uNTs


#442 [カツメン☆]
すごくおもしろぃですッ!!主さん,スゴィですね☆★尊敬します!!

⏰:06/11/08 20:22 📱:W33SA 🆔:6ooUyAs2


#443 [ニャハッe]
ぁげN~

⏰:06/11/08 21:43 📱:W44T 🆔:YqbG/.Ks


#444 [(・∀・)]
あげ(・∀・)ノ

⏰:06/11/11 09:28 📱:W21T 🆔:HCc5Nths


#445 [菜緒]
ァゲイヾ(w⌒*シ)
今日ぃッきに読んじゃぃましたe~
めたx02楽しィでず~
更新楽しみにしてます+゚

⏰:06/11/12 05:03 📱:W41T 🆔:bMKfPGuo


#446 [はな]
お久しぶりです
応援してるんで更新頑張ってください
いつも楽しみにしてます

⏰:06/11/20 11:30 📱:P701iD 🆔:D9u697eQ


#447 [はな]
>>1-200
>>200-400
>>400-600

⏰:06/11/20 16:30 📱:N901iC 🆔:Rt0zESi6


#448 [ニャハッe]
ぁげェ咐~

⏰:06/11/21 19:39 📱:W44T 🆔:vYhwTtqw


#449 [み]
あげ‥‥

⏰:06/11/23 23:46 📱:N702iD 🆔:mP1SBuXk


#450 [まり]
今回はまたえらく長い怠けですね(´・

⏰:06/11/25 06:42 📱:D902i 🆔:qUqDGsRk


#451 [チャキ]
あげます

⏰:06/11/27 08:24 📱:F700i 🆔:9I.4yj8M


#452 []
この話しまぢ好き

⏰:06/11/30 02:05 📱:F700i 🆔:GKcMo/tU


#453 [正常]
すみません皆さん!!。


残念ながら







私は生きてました。


謝る他に何も無いです!!
一ヶ月以上も休んでしまい、本当に申し訳ありませんでした!!

これには深い訳があったと思わせ、実は何もありません。ただのサボりです。



こんなダメな私を見捨てずに応援して下さった方々、本当にありがとうございました。

次からは、出来るだけサボらずに、ストーリーを進ませたいと思います。



あと、次からはPCで書き込む可能性があります。ご了承下さい。

⏰:06/12/01 01:22 📱:SH901iS 🆔:EUp4kFeg


#454 [正常]
矢崎の指示で、僕達は一階にある更衣室らしき場所で作業衣に着替えた。作業衣の着かたがよく解らなかったが、先輩が優しく教えてくれた。

作業衣は何となく手術服に似ていた。

「まさかバイトというのは………手術の手伝いとかじゃないですよね?」

結構まじめに僕が問うと、先輩は吹いた。どうやら、そうではないらしい。僕はほんの少しだけ安堵した。

⏰:06/12/01 01:23 📱:SH901iS 🆔:EUp4kFeg


#455 [正常]
「終わった後、一言俺に言ってから帰れよ。俺は事務室にいるから。」

更衣室の前で待っていた矢崎はそう言い放つと、先輩に鍵を渡して僕達から離れて行った。

「さてと、服も着替えたことだし、バイトを始めようとするかな。ついて来て。」

先輩は、矢崎が進んだ方向とは反対の廊下を歩き始めた。僕は影のように、先輩の後ろを追った。

⏰:06/12/01 01:25 📱:SH901iS 🆔:EUp4kFeg


#456 [正常]
先の見えない廊下は、歩いていても進んでいないかのように錯覚させ、嫌気がさした。

その嫌気を和らげるため、バイトがどんなものなのか考えてみた。

作業衣に着替えたということは、きっと汚れるバイトなんだろう。となると、病院内の掃除だろうか。
しかし、矢崎はヤバイと言っていた。掃除のどこがヤバイのだろうか。

考えに考えたが、全く見当が付かない。もうこれは僕の前にいる人物に訊くしかなかった。

⏰:06/12/01 01:26 📱:SH901iS 🆔:EUp4kFeg


#457 [正常]
「あのー、先輩。そろそろどんなバイトなんだか教えてくれたって良いんじゃないんですか?
こんなよく分からない作業衣まで着たんです。ここまでしたら、どんなバイトだろうと僕は逃げませんよ。」

「どんなバイトだろうと逃げないという覚悟があるのなら、聞く必要なんて無いじゃないか。」

こちらを振り向きもせず、歩きながら先輩は言った。

⏰:06/12/01 01:29 📱:SH901iS 🆔:EUp4kFeg


#458 [正常]
ダメだ。先輩は飽くまでバイト内容を言わないつもりだ。

まぁでも、とにかくヤバイバイトであることは確かである。気合いを入れていかなくてはならない。

そこで僕は一旦立ち止まり、気合いを入れるため、ハァッ!!と腹部から声を出した。
その声で先輩も立ち止まり、ゆっくりと体をこっちに振り返り僕に言った。

「病院内ではお静かに、だよ。」

「………スミマセン。」

恥ずかしくなり僕は俯いた。

⏰:06/12/01 01:31 📱:SH901iS 🆔:EUp4kFeg


#459 [蜜柑]
待ってました!!
毎回続きが気になって仕方ありません。
これからも頑張ってください。

⏰:06/12/01 01:59 📱:P902iS 🆔:QwRsZeNw


#460 [まり]
それでそれで
楽しみだぁ
正常さま生きててよかった

⏰:06/12/01 03:45 📱:D702i 🆔:mEe5sZks


#461 [はな]
やっと帰ってきてくれたんですね
ずっと、楽しみにしてましたよ〜(≧∀≦)
これからも頑張ってください☆彡

⏰:06/12/02 04:03 📱:P701iD 🆔:aCwU775g


#462 [み]
あげますー

⏰:06/12/06 10:38 📱:N702iD 🆔:paMGKTMc


#463 [みぃ]
主様ずっとお待ちしておりましたぁぁこれからも頑張って下さぃませ

⏰:06/12/06 22:32 📱:P901iS 🆔:6iLlmkjo


#464 [あ-チャ]
>>300-400
>>400-500
>>500-600
>>600-700
>>700-800
>>800-900
>>900-1000


失礼しました
頑張ッてくださいね

⏰:06/12/07 18:19 📱:F902iS 🆔:/EfMcQE.


#465 [な。]
あげときますね(・∀・)

⏰:06/12/08 11:27 📱:W44T 🆔:eWh0QzGk


#466 [ちぃ]
楽しみにしてますッ!!!
頑張ってくださぃッ☆

⏰:06/12/10 20:55 📱:N902i 🆔:RYYcXD8g


#467 []
>>371-450

⏰:06/12/11 05:11 📱:D902iS 🆔:xWj/264.


#468 [我輩は匿名である]
>>1-100
>>100-200
>>200-300

⏰:06/12/14 21:05 📱:P901i 🆔:9Cl6Wsok


#469 [我輩は匿名である]
あげ

⏰:06/12/17 07:09 📱:D902i 🆔:gI6XpukA


#470 []
主頑張れ〜

⏰:06/12/22 00:54 📱:F700i 🆔:fTE95AHU


#471 [正常]
皆さんメリークリスマス。
いや…あの…その………ごめんなさい。
サボり癖が治らなくて困ってます。誰か助けて下さい。
皆さんの声援に応えられない自分が憎いです。蜜柑さんまでレスをして下さったというのに、なんて私は愚かなのでしょう。

こんなナメクジをどうか許してやって下さい!!


えっ?無理?




>>458
からです。

⏰:06/12/24 21:39 📱:SH901iS 🆔:4YAVmZ3A


#472 [正常]
長い廊下を歩くこと数分、先輩はエレベーターの前で止まった。どうやら目的地はここの階ではなさそうだ。

やがて微かな電子音と共にエレベーターの扉が開き、先輩がその中へと入っていった。追うように僕もエレベーターに乗った。

エレベーターの中は明るく、そしてやたらと広かった。

⏰:06/12/24 21:39 📱:SH901iS 🆔:4YAVmZ3A


#473 [正常]
それにしても、先輩は何階に行くつもりなんだろうか。
ここは三階建ての病院で、さっきまでいた階は一階である。エレベーターを使うということは、きっと三階に行く気なんだろう。

そう予測した僕は、先輩がどこの階のボタンを押したのか覗いた。

ひとつだけ光っているボタン、それはB2と記されていた。つまり地下二階である

⏰:06/12/24 21:41 📱:SH901iS 🆔:4YAVmZ3A


#474 [正常]
不意を打たれた。まさか上の階ではなく、下の階に行くとは思いもよらなかった。

「この病院って、地下室もあるんですか。さほど大きくもない病院なのに、地下室があるなんて贅沢ですね。」

「まーね。でも地下に続く階段が無いから、エレベーターでしか地下には行けないけど。」

なるほど。だから先輩はわざわざエレベーターを使ったのかと、僕は納得した。

⏰:06/12/24 21:42 📱:SH901iS 🆔:4YAVmZ3A


#475 [正常]
そうこう先輩と話してる内に、エレベーターは地下二階に着いた。

さっきと同じ電子音と共に扉がゆっくりと開く。エレベーターの中の光が外に漏れていった。またもや一直線の廊下。しかもエレベーターから出て扉が閉まると、暗くて全く何も見えない。

完全なる闇の中、一体どうすれば良いか戸惑う僕に、突然光が照らされた。先輩が懐中電灯の光を僕に向けていたのだ。

⏰:06/12/24 21:44 📱:SH901iS 🆔:4YAVmZ3A


#476 [正常]
僕は懐中電灯を見つめ、こんな物がどこにあったのか訊くと、エレベーターを出てすぐの壁に掛けてあったと先輩は答えた。

なんでもここ地下二階は、水道は流れているが電気は通っていないらしい。だからここはいつも暗闇で染まっているだと、先輩が教えてくれた。

僕のケータイは家に置きっぱなし。先輩は更衣室にケータイを置いていった。つまり、周囲を照らす物は、先輩が手にしている懐中電灯のみとなった。

⏰:06/12/24 21:46 📱:SH901iS 🆔:4YAVmZ3A


#477 [((*+'U`从'V`+*))]
主様お待ちしてましたァ大好きです頑張って下さい

⏰:06/12/24 22:43 📱:PC 🆔:oDkr93b2


#478 [なや]
((*+'U`从'V`+*))さん
本当にスミマセン…。
そして声援ありがとうございます。

>>476
からです。

⏰:06/12/27 08:49 📱:SH901iS 🆔:4T6g7EUI


#479 [正常]
そんな微かな光を頼りに地下の奥へと進んで行くと、先輩がある部屋の前で止まった。そして先ほど矢崎から渡された鍵を取り出し、それをドアノブに挿した。

やがて錠が解き放たれる音が聞こえ、先輩が静かに扉を開けた。

⏰:06/12/27 08:51 📱:SH901iS 🆔:4T6g7EUI


#480 [正常]
部屋の中の様子を少しだけ窺った後、廊下で待機していた僕に、中へ入るよう手招きをした。

僕はビクビクしながら、先輩がいる部屋に一歩足を踏み入れた。その時、部屋の空気が明らかに異常だと感じとった。

とにかくもの凄い異臭がする。様々な化学薬品を混ぜ合わせたような臭いが部屋中に充満していた。
それに酷い寒気もした。全身に鳥肌が立ち、冷汗も滲み出てきた。

⏰:06/12/27 08:55 📱:SH901iS 🆔:4T6g7EUI


#481 [や]
わくわくo(^o^)o

⏰:06/12/28 12:20 📱:P902i 🆔:c0YvUh22


#482 [我輩は匿名である]
どきどき(゚_゚

⏰:06/12/28 13:28 📱:SH902iS 🆔:HzWEWQGc


#483 [みぃ]
主様続きが気になります

⏰:07/01/02 01:19 📱:P901iS 🆔:yMyPjlZ6


#484 [ま]
>>1-250
>>250-500


主頑張って

⏰:07/01/02 01:47 📱:SH902i 🆔:a5xI0l72


#485 [あと]
早く見た

⏰:07/01/02 04:25 📱:D902iS 🆔:unXvHJ7g


#486 [明日美]
初めまして(ト・3・x)今日一気に読みましたI~めちゃめちゃ面白いデスス*゜カナリ続きが気になりますが更新遅くても良いンで最後まで頑張ってくださいね⌒゙

⏰:07/01/02 09:51 📱:W42K 🆔:7RvR5Zo.


#487 [((*+'U`从'V`+*))]
お待ちしてましたぁ


主様愛してるー
次の更新待ってますJ

⏰:07/01/02 13:27 📱:PC 🆔:NkKfBdzI


#488 [正常]
皆さん、明けましておめでとうございます。
これからはPCから書き込みますのでよろしくお願いします。


やさん
わくわくありがとうございます。

匿名さん
どきどきありがとうございます。

みぃさん
続きが気になるだなんて………ありがとうございます。

まさん
アンカーとご声援ありがとうございます。

あとさん
いつも遅くてすみません。

明日美さん
とてもうれしいです。がんばります。

((*+'U`从'V`+*))さん
照れます。私も愛してます。


>>480
からです。

⏰:07/01/03 22:02 📱:PC 🆔:zS6y1ZM.


#489 [正常]
顔をしかめ、手で鼻と口を押さえながら、部屋の真ん中辺りにいる先輩の所まで頑張って歩いた。

先輩が無言で懐中電灯を僕に差し出した。自分で部屋の中を照らしてみろという意思表示だと察した僕は、それを使って周囲を照らしてみた。

床、壁、天井、全てがコンクリートで覆われていて殺風景であった。それはまるで地下室というより、地下牢に近かった。

⏰:07/01/03 22:24 📱:PC 🆔:zS6y1ZM.


#490 [正常]
部屋の奥の一角を照らしてみると、四角い浴槽のような物が設置されていることに気付いた。縦横ともに2メートル前後で、これもまたコンクリートで構成されていた。木の板が蓋になっていて、浴槽の中は見られないようになっていた。

「あの中、何が入っているのか、分かる?」

「いや…全く…。」

「それじゃあ、確かめて来てごらん。」

僕から懐中電灯を取り上げると、先輩が僕の背中を軽く押した。その力でコンクリートの浴槽前まで行ってしまった。

急なことに驚き先輩の方を振り向くと、浴槽の中がよく見えるように、先輩が僕を懐中電灯で照らしていた。

⏰:07/01/03 23:15 📱:PC 🆔:zS6y1ZM.


#491 [正常]
少し腐敗している木の板の蓋を開けることには抵抗があった。

しかしここで蓋を開けなかったら、
「怖いの?」
「情けないね。」
「さっきの気合入れは何だったのだろうか。」
等々、先輩に馬鹿にされるに違いない。

それは実に避けたいことだったから、僕は仕方がなく浴槽の中のモノを見て確かめることにした。

⏰:07/01/03 23:34 📱:PC 🆔:zS6y1ZM.


#492 [正常]
木の蓋に手を掛け、勢いよくそれを持ち上げた。その瞬間、強烈な異臭が襲い掛かってきたが、耐え抜いて浴槽の中を確認した。

初めは、中のモノが何なのか分からなかった。いや、瞬時に何なのか分かったが、そんなことは有り得ないと、僕の脳が認めなかった。

しかしそれは有り得てしまった。僕の脳は、このことを認めなければならなかった。




僕の眼に映ったモノ。それは幾つかの人間の死体だった。

⏰:07/01/04 00:11 📱:PC 🆔:0GfA24FU


#493 [((*+'U`从'V`+*))]
更新されてるー
嬉しいです



主様これからも主様のペースで頑張ってください

これからも主様とこの小説を愛し続けます

⏰:07/01/04 01:46 📱:PC 🆔:nT27TEE.


#494 [チャキ]
久しぶりに来ました
いっぱい更新されてて凄いです
次の更新が楽しみです
頑張ってください

⏰:07/01/04 14:35 📱:F902iS 🆔:dcMcneoQ


#495 [我輩は匿名である]
あげ

⏰:07/01/06 03:39 📱:W32H 🆔:CxDK0hwQ


#496 [らいちゃん]
>>1-50
>>51-100
>>101-150
>>151-200
>>201-250
>>251-300
>>301-350
>>351-400
>>401-450
>>451-500

⏰:07/01/06 23:36 📱:W22SA 🆔:e8U7lfd6


#497 [らいちゃん]
面白いね!
頑張って!
応援してるよ
    ∧_∧
    (*´ω`)
    /  _⊃⌒⌒ヽ
( ̄).人 //⌒  ノヽ)
⊂ニニニニニニニニニニニニ⊃

⏰:07/01/07 00:41 📱:W22SA 🆔:arvlhbkc


#498 [BOCらぶÅ゚`)[バンプ]
ちょ……………;゚Å゚))

この小説のせいで
小一時間 布団から出られなかったんだ!!
こんな小説 読んだこともねえよ!!







っていうくらい おもしろいので,どうか頑張ってください。
主さんと,主さんの書く小説 愛してます

⏰:07/01/07 12:19 📱:P902i 🆔:hdtGf2OU


#499 []
主様お待ちしております


これカラも頑張って下さい


((*+'U`从'V`+*))ゎこれからも主様と主様の小説を愛しぬきます

⏰:07/01/09 23:00 📱:PC 🆔:X2liEc.U


#500 [ウカエルウ]
この小説大好きですx

主様x
これからもがむばってくださいシノ3')

⏰:07/01/15 00:56 📱:neon 🆔:YC4vYZ5U


#501 [な。]
あげときます(*´u`艸)

⏰:07/01/20 15:44 📱:W44T 🆔:MEWnqeMU


#502 [((*+'U`从'V`+*))]
書かないのですかF
お待ちしてます!

⏰:07/01/28 01:14 📱:PC 🆔:rMMn9p7.


#503 [我輩は匿名である]
主さんは,毎回謝ってますが,本当にそう思ってるのですか??
偉そうに済みませんm(__)m始まった当初から楽しみに読ませて頂いているのですが,あまりに気になったもので…。ですが,それだけこの小説のファンなのです。応援してますので,頑張って下さい。

長々と失礼しました。

⏰:07/02/03 08:45 📱:P902iS 🆔:gx0ND1Lo


#504 [我輩は匿名である]
お前みたいなやつかならずいるよな
応援してるなら前文余計

お前みたいに暇じゃねぇんだよ

⏰:07/02/03 12:52 📱:P901iS 🆔:j/dTOwJY


#505 [我輩は匿名である]
>>1-150
>>151-300
>>301-450
>>451-600

mid 5KB
⏰:07/02/05 22:23 📱:N700i 🆔:khlXzK3k


#506 [我輩は匿名である]
途中やめはやめてくださいね
ゆっくりでいいんで待ってます

⏰:07/02/07 22:11 📱:D901i 🆔:mJWH1/0M


#507 [x]
主さんわ,いつも放置しながらもまた書いてくれてるやんか
読ましてもらってるなら,みんなももっと我慢するべきやと思う_
主さんにだって色々あるしN
信じてるなら,待ってればいいやんかヘ

⏰:07/02/07 23:01 📱:neon 🆔:LZihuEDg


#508 [正常]
皆さん、本当にありがとうございます。
皆さんの気持ちが優しすぎて、自分の手が思い通りに動きません。

皆さんに心配を掛けてしまって申し訳ございませんでした。
申し訳なさ過ぎて、言い訳もお詫びの言葉もろくに思い付きません。
とにかく、続きを少し更新したいと思います。

>>492
からです。

⏰:07/02/12 01:12 📱:PC 🆔:mq/DwCqk


#509 [正常]
僕は瞬時に蓋を閉め、直ぐさま先輩がいる所まで離れた。

「ええと…あの中に入っているのって………人の死体………ですよね?」

「ああ、そうだよ。」

声が震えている僕に対し、先輩の声はいつもと変わらず平然としていた。

「何故…あんなモノがあるんですか?」

「この病院の近くに大学があってね。そこの医学部が実習のために使うと、矢崎さんは言っていたよ。」

「………実習?」

「そう。つまり解剖さ。」

⏰:07/02/12 01:34 📱:PC 🆔:mq/DwCqk


#510 [正常]
僕は絶句した。
人の死体がそんな酷いことに使われているなんて、信じられなかった。

「俺も最初は驚いたよ。まさか大学でそんな愉しい実習があったなんて、思いもしなかったからね。」

顔が強張る僕とは逆に、先輩の顔は綻びていた。

⏰:07/02/12 01:47 📱:PC 🆔:mq/DwCqk


#511 [正常]
「まー、それなりに愉しいことなら、ここにもあるけどね。」

先輩はそう言うと、壁に立て掛けてあった物干し竿の様な棒を取って来て、僕に差し出した。
そしてようやく、先輩はバイトの内容を僕に話した。

「君がさっき見た死体。アレをこの棒で突いて、体内のガスを抜かす。それを全ての死体に繰り返し行うだけ。とても簡単なことさ。」

⏰:07/02/12 02:05 📱:PC 🆔:mq/DwCqk


#512 [正常]
 
 



『正直ヤバいバイトだ。』

内容を聞かされた時、矢崎の台詞が甦った。確かに矢崎の言う通りだと、心の中で頷いた。そして何故、先輩の後を付いて来てしまったんだろうかと、深く自分を恨んだ。

⏰:07/02/12 08:08 📱:PC 🆔:PxyDMSKE


#513 [仁菜ちあ]
>>371ー600


失礼(´・з・`)

⏰:07/02/12 10:28 📱:P902i 🆔:PqCk7YeI


#514 [仁菜ちあ]

ミス(´・з・`)
>>371-600

⏰:07/02/12 10:29 📱:P902i 🆔:PqCk7YeI


#515 [はな]
主サマお帰りなさい
小説も主サマも大好きなんで、ここにちゃんと帰ってきてくださいねワラ

⏰:07/02/13 00:07 📱:SH901iS 🆔:awSeOHy2


#516 [((*+'U`从'V`+*))]
主様F
お久しぶりです
コレからも最後まで
応援します!!!
頑張って下さい

⏰:07/02/13 22:10 📱:PC 🆔:PH7Q0WIo


#517 [我輩は匿名である]
あげ

⏰:07/02/17 09:46 📱:D901i 🆔:7ig9qSX6


#518 [我輩は匿名である]
>>1-100
>>101-200
>>201-300
>>301-400

⏰:07/02/17 13:03 📱:SH901iS 🆔:nVKpb19o


#519 [我輩は匿名である]
あげッ(・ω・)♭

⏰:07/02/27 19:55 📱:W44T 🆔:3W54iXzk


#520 [我輩は匿名である]
あげときます(^ω^)

⏰:07/03/11 01:24 📱:W44T 🆔:21ry0Vtk


#521 [我輩は匿名である]
あげ!!

⏰:07/03/11 15:02 📱:P903i 🆔:Wgr5E8L2


#522 [無]
>>217-517

⏰:07/03/11 17:15 📱:N902i 🆔:Rrtc9K8c


#523 [我輩は匿名である]
ふぅー…( ゚Д゚)y─┛~~
一気に全部読んだら続きが気になってたまらん
正常殿の怠け癖に効く薬…薬っと〜(ヘ`∀´)/鹵~

⏰:07/03/11 18:54 📱:N903i 🆔:E79geObQ


#524 [無]
>>314-600

⏰:07/03/11 22:37 📱:N902i 🆔:Rrtc9K8c


#525 [我輩は匿名である]
>>1-250
>>251-500

⏰:07/03/11 23:28 📱:P902i 🆔:y4gXg.c2


#526 [無]
>>393-595

⏰:07/03/12 00:05 📱:N902i 🆔:5gJcpAno


#527 [正常]
仁菜ちあさん、はなさん、((*+'U`从'V`+*))さん、無さん、517、518、519、520、521、525の匿名さん、本当にありがとうございます。

もう…皆さんに合わせる顔がありません…。ですので、今回だけは下げて進行します。

>>512からです。

⏰:07/03/12 14:21 📱:PC 🆔:YCTEq282


#528 [正常]
棒で押す度、死体の穴という穴からブクブクと気泡が出てきた。その気泡が破裂するとすぐに、酷い臭いが僕の鼻を突いた。あまりにも強烈だったため、思わず声を上げてしまった。

「どう?この部屋に充満している防腐剤の臭いとは比べ物にならないでしょ。死人の体内から出たガスの臭いって。」

懐中電灯で僕を照らしている先輩が言った。

⏰:07/03/12 14:53 📱:PC 🆔:YCTEq282


#529 [正常]
防腐剤というのは、死体を浸けている緑色の液体のことだろう。化学薬品の臭いはこの液体から発していたものだった。

先輩の言う通り、防腐剤の異臭なんかより、このガスの悪臭の方が遥かに酷かった。

僕は涙眼になりながら、先輩に係りを換わって欲しいと懇願した。しかし先輩は、ジャンケンで決まったことなんだから仕方が無いよと言い放ち、変わってくれる様子は全く無かった。

⏰:07/03/12 15:05 📱:PC 🆔:YCTEq282


#530 [正常]
確かに先輩と僕は、棒で死体を沈めさせる係りと、懐中電灯でその係りを照らす係り、この2つの係りをどちらが担当するかジャンケンで決めることにした。その結果、ジャンケンに負けた僕が前者の係りを務めることになってしまった。

結局僕は、「キャリアのある先輩がやるべきだ」とか「これは絶対後輩いじめだ。虐待だ」とか「あの時グーを出していれば…」とか、無益な文句をブツブツ吐きながら死体を突っついた。

⏰:07/03/12 15:23 📱:PC 🆔:YCTEq282


#531 [正常]
いくらか死体を沈めていく内にガスの臭いにも慣れ始め、気持ち悪くて見たくなかった死体も何とも思わなくなった。遂には「ここを照らしてください」と、先輩に命令するようになってしまった。

浴槽に入ってる死体は6体。傷一つ無く、まるで眠っているかの様に見える死体もあれば、顔面の原型が留めていない死体なども横たわっていた。

⏰:07/03/12 16:25 📱:PC 🆔:YCTEq282


#532 [無]
>>456-526

⏰:07/03/12 21:44 📱:N902i 🆔:5gJcpAno


#533 [我輩は匿名である]
>>108-400

⏰:07/03/13 18:30 📱:P903i 🆔:5beVd7RM


#534 [ミルキー]
>>517-600                   更新されてる-   陰ながら        応援してます*゚

⏰:07/03/13 18:40 📱:N701i 🆔:DtvzxoiY


#535 [我輩は匿名である]
>>250-400

⏰:07/03/13 20:03 📱:P903i 🆔:5beVd7RM


#536 [なぁ汰]
初めてみたッッ
めっちゃおもしろィ
でもぁの白い女の子が気になる-
がんばってください
ヾ(☆oωO*●)/
>>500-700

⏰:07/03/13 20:33 📱:F902iS 🆔:hpNfzv7k


#537 [正常]
無さん、匿名さん、アンカーありがとうございます。
ミルキーさん、その陰ながらの応援が嬉しいです。
なぁ汰さん、めっちゃ嬉しいです。頑張ります。
>>531からです。

⏰:07/03/15 20:30 📱:PC 🆔:Ulh3sP3o


#538 [正常]
死体を見渡してみると、全ての死体には共通点があることに気付いた。どの死体にも、どこかしらに3桁の数字が刻まれていたのだ。


「ああ、その数字はね…。」

僕が三桁の数字に気付いたことを先輩は察したらしい。先輩が三桁の数字の意味を教えてくれた。

⏰:07/03/15 20:40 📱:PC 🆔:Ulh3sP3o


#539 [正常]
「その数字はね、いうなれば名前みたいなものだよ。この3桁の数字から、大学に運ぶ死体を判断するわけさ。」

何故そんな数字をつけてまでこの病院に死体を保存するのか、先輩に質問してみた。そんなことをするよりも、死体自体を大学に保存したほうが手っ取り早いと僕は思ったからだ。

しかしそれにも理由があった。
元々は物置として使われていた地下2階だが、比較的気温が低く、死体を保存する環境に適しているらしい。その上、地下2階に行くために使うあのだだっ広いエレベーターは、担架に乗せた死体を入れることが可能である。
そのため、大学ではなくこの病院で死体を管理することになったと、先輩は言った。

⏰:07/03/15 21:07 📱:PC 🆔:Ulh3sP3o


#540 [正常]
「さて、お喋りはこの辺にしておこうか。もう全部沈めた?」

「えっ?あ、はい。あと1人で終了です。」

急に訊かれて驚いたが、先輩が話している間も僕の手は休まずに働いていたため、この作業も終わりを迎えようとしていた。

最後に残されたのは、首から上が無い女性の死体だった。彼女を沈めようとしたとき、先輩がちょっと待ってと呼びかけた。

僕は先輩のほうを振り向き、どうかしましたかと尋ねると、先輩は僕の持っていた棒を奪い取り、この死体は俺にやらせてくれと言ってきた。

⏰:07/03/15 22:55 📱:PC 🆔:JrrPnkQY


★コメント★

←次 | 前→
↩ トピック
msgβ
💬
🔍 ↔ 📝
C-BoX E194.194