漆黒の夜に君と。[BL]
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#899 [ちか]
って!!!//
だめだめだめッッ!!!//

思わず振り向きそうになった身体を必死に止めて、俺はシャーペンを握りしめた。

「テスト終わるまでは、絶対しないっ!!!//」

そう叫んで絡まる恭弥の手をはらう。
叫んだのは自分に言い聞かせる為でもあった。

⏰:09/04/04 11:09 📱:P906i 🆔:bpL8Tp2Y


#900 [ちか]
顔は見えないけど、不機嫌そうな顔をする恭弥が目に浮かぶ。


……って言うか背中に刺さる視線が痛い。


でも今は気にしちゃダメだ!!
気にしない、気にしない!!


改めて気を落ち着かせるため深呼吸をしようと、息を吸ったその時。

⏰:09/04/04 11:15 📱:P906i 🆔:bpL8Tp2Y


#901 [ちか]
「まぁ…いいよ。
僕、部屋に戻るね。」

「え?」

いつもならこんな簡単に帰ったりしないのに…
思わず短い声をもらした

「でも、」

突然の甘い声が耳に響いて背筋がゾクッとする。

⏰:09/04/04 11:18 📱:P906i 🆔:bpL8Tp2Y


#902 [ちか]
「一週間も僕に我慢させときながら、テストで赤点一つでもとったら‥‥――その時は“お仕置き”だよ?」

そう言い残して部屋のドアがバタンと閉まる音がした。


耳まで聞こえてくる心臓の音がうるさい。
俺は真っ赤になった顔を両手で覆った。

⏰:09/04/04 11:27 📱:P906i 🆔:bpL8Tp2Y


#903 [ちか]
「あれは反則だろ〜…//」


そう言って俺は自分の髪をクシャクシャと掻いた。


「って言うか、俺も不謹慎だよなぁ‥」

目線を下に落とす。

俺だって一週間我慢してるんだっつーの…恭弥のバカ…///

⏰:09/04/04 11:33 📱:P906i 🆔:bpL8Tp2Y


#904 [ちか]
それにしても、“お仕置き”と言う言葉に反応してしまった俺って‥‥


「‥‥‥‥ドM?」

口にしてみると余計にそうな気がして恥ずかしさが込み上がってきた。

「そんな事より勉強っ!!」

火照る身体と頭に言い聞かせて俺はもう一度強くシャーペンを握りしめた。


結局、勉強が捗るワケもなく、自分の性癖を思い知った1日なのでした…

 ―おまけの話 e n d ―

⏰:09/04/04 11:43 📱:P906i 🆔:bpL8Tp2Y


#905 [ちか]
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

*おまけの話
>>895-904

駄文短文ですいません;;
五話が始まるまでの繋ぎ
のつもりで書いてみました><

感想板↓
bbs1.ryne.jp/r.php/novel/4220/

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

⏰:09/04/04 12:11 📱:P906i 🆔:bpL8Tp2Y


#906 [ちか]
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
★まとめ

第一話 漆黒のきみ
>>3-195
第二話 比例する気持ち
>>199-332
第三話 嵐は突然に
>>337-608
第四話 噂の女
>>613-886
おまけの話
>>895-904
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

⏰:09/04/04 12:13 📱:P906i 🆔:bpL8Tp2Y


#907 [ちか]
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
*アンカー

>>1-50
>>51-100
>>101-150
>>151-200
>>201-250
>>251-300
>>301-350
>>351-400
>>401-450
>>451-500
>>501-550
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

⏰:09/04/04 12:15 📱:P906i 🆔:bpL8Tp2Y


#908 [ちか]
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
*アンカー続き

>>551-600
>>601-650
>>651-700
>>701-750
>>751-800
>>801-850
>>851-900
>>901-950
>>951-1000
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

⏰:09/04/04 12:16 📱:P906i 🆔:bpL8Tp2Y


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