その日が来る前に、
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#701 [愛華]
ホームルームが終わり、
品野くんの周りには女子が集まる


「……すげ。品野くんすげ」

梓が人事のように呟く。
てゆーか人事なんだけど。

「……てゆかさっきさ、
那佑にむけてウインクしてた?」

「んー……さぁ?わかんない」

あたしは、というと
眠くてそれどころではない。

⏰:10/09/10 23:49 📱:840SH 🆔:bCLeNTMk


#702 [愛華]
………ダメだ。


「……梓、ごめん眠い。
一時間目サボる。寝てくる」

「えぇ!?どこで!?」

「天気いーからおくじょー」

あたしはそれだけ言うと、
ひざかけを手にとって
教室を出ていった。


屋上までゆっくりと上がる。

⏰:10/09/10 23:53 📱:840SH 🆔:bCLeNTMk


#703 [愛華]
…今日ははやく寝なきゃなぁ…


屋上に雪はつもってなかったけど
やっぱり寒い。
でも持ってきたひざかけは
けっこう大きめ。ひざかけと
いうよりは大きい毛布。

あたしは毛布を広げ、中に入り
ぱたんっと毛布をたたんだ。
オムレツの要領で毛布に包まる。


………あったかいなー……
日差しが気持ちいいや……

⏰:10/09/10 23:58 📱:840SH 🆔:bCLeNTMk


#704 [愛華]
あたしは少しずつウトウトとなり
夢の世界に入っていった。




夢を見ていた。
悲しい夢。


心が引き裂かれるような…

⏰:10/09/11 00:00 📱:840SH 🆔:1ddPhulE


#705 [愛華]
夢の中であたしは泣いてる。

泣き叫んでいる。

でもなんで泣いてるの?

なんで止まらないの?

あ、隆則がいる。

隆則、どこ行くの?

一人にしないって言ったじゃん

帰ってくるってゆったじゃん。

隆則………どこに行くの

どうして隆則も泣いているの

⏰:10/09/11 00:03 📱:840SH 🆔:1ddPhulE


#706 [愛華]
隆則はゆっくりと歩く。

あたしから離れていく。

やだ、行かないで

行かないで

置いていかないでよ

約束したじゃんか

だって隆則も泣いてるじゃんか

「………ごめんな、那佑」

どうして、 謝るの

⏰:10/09/11 00:06 📱:840SH 🆔:1ddPhulE


#707 [愛華]
「………行かなっ…………」

あたしは飛びおきた。

なに、今のゆめ。


呼吸が乱れる。
頬をさわると涙が流れてた。
止まらない。止まらないの。


「はっ……はぁっはぁっ…」


涙が止まらない。
あたし、どうしちゃったの?

⏰:10/09/11 00:10 📱:840SH 🆔:1ddPhulE


#708 [愛華]
「………だいじょうぶ?」

声のするほうを振り向いた。


「………品……野くん…」

そこには転校生の品野くんが。

「サボろうとして屋上
きたんだけど……ごめんな?」

品野くんの言葉は耳にはいらない
だって涙が止まらないから。
呼吸の乱れもおさまらない。
息がくるしい。

⏰:10/09/11 01:37 📱:840SH 🆔:1ddPhulE


#709 [愛華]
「はっはっ……はぁっ」

品野くんはゆっくりとあたしに
近づいてきて背中をさすった。

「……怖い夢みたのか?
だいじょうぶだよ、怖くない」

優しい声………
初めて見た時から感じてた何か。

このひと………


隆則に似てるんだ。

⏰:10/09/11 01:40 📱:840SH 🆔:1ddPhulE


#710 [愛華]
「……うっうぇ……うぁぁん…」

あたしは泣き崩れた。

なんで泣いてるんだろう。

さっきの夢はなんだったの?

見えない何かに押し潰されそうで

ただ怖くて怖くて

まるでさっきの夢は

これからの未来を

私の未来を暗示しているようで。

⏰:10/09/11 01:43 📱:840SH 🆔:1ddPhulE


#711 [愛華]
あたしが泣き止むまで
品野くんは側にいてくれた。


「………落ち着いた?」

「……うん。だいじょーぶ…
ごめん、なんか変なとこ見せて」

「別にそれはいーけどさ…
どんなこわい夢みたの?」


あたしは夢を思いだそうとする。
でも、その行為を脳が拒否した。

⏰:10/09/11 01:47 📱:840SH 🆔:1ddPhulE


#712 [海]
>>700ー800

⏰:10/09/11 04:47 📱:SH902iS 🆔:☆☆☆


#713 [海]
すみません失敗しました
次はどうだ!>>700-800
できたかな?

⏰:10/09/11 04:58 📱:SH902iS 🆔:☆☆☆


#714 [海]
ごめんなさい

>>700-800

⏰:10/09/11 04:59 📱:SH902iS 🆔:☆☆☆


#715 [愛華]
>>714海様

気にしないでください
アンカーありがとうございます

⏰:10/09/11 09:10 📱:840SH 🆔:1ddPhulE


#716 [愛華]
思い出そうとすると涙が溢れる。
心が破かれるみたいに痛い。
襲ってくる孤独感。絶望。


「……ごめん。言いたく、ない」

「……そっか。うんわかった。
気にしなくていーから」

あたしはコクンと頷くと
毛布に顔をうずめた。

⏰:10/09/11 09:15 📱:840SH 🆔:1ddPhulE


#717 [愛華]
「……名前、なんてゆーの?」

「んと……白石那佑、だよ」

あたしは下を向いたままじゃ
失礼なので、ちょっとだけ
顔をあげて答えた。


「なゆ?かわいー名前だね」

「そう?でも直純ってゆーのも
武将みたいでかっこいいじゃん」

「あはは、そんなことねーよ」

⏰:10/09/11 09:20 📱:840SH 🆔:1ddPhulE


#718 [愛華]
あぁ……やっぱり。
このひと隆則に似てる。
なんてゆーか…笑い方とか。
喋り方とか雰囲気とか。

なんとなく………似てる。


「品野くんてさ……」

「あ、直純でいーよ」

「じゃ、直純くんて呼ぶね」

「うん。なんかいーね」

⏰:10/09/11 09:38 📱:840SH 🆔:1ddPhulE


#719 [愛華]
ニコッと直純くんは笑った。
すごくキレイな笑顔だった。


「…転校初日からサボり?」

「あは、まーね。いい天気だし。
昨日もめんどくさくなって結局
いかなかったんだよな。」

………なんだ、そりゃ。

「自、自由人だね……」

「いいことでしょ。人生さ
自由に生きなきゃダメじゃん」

⏰:10/09/11 19:40 📱:840SH 🆔:1ddPhulE


#720 [愛華]
「じゆう……?」

「うん、そう。
今は幸せでも明日は幸せ
じゃなくなってるかもしれない。
もしかしたら明日は
来ないかもしれないだろ?
だから、今好きなことをして
好きなもの食べて…

好きなものを手にいれる。」


……自由ってそういうことなの?

⏰:10/09/11 19:48 📱:840SH 🆔:1ddPhulE


#721 [愛華]
「あたしは…違うと思う」

「…ん?」

「自由になりたくたって
そうなれない人もいるんだよ。
毎日恐怖と戦ってる人もいる。
でも、そんな人たちは……

自分が自由か?なんて考えない。
考えたら前に進めないじゃない」

「……白石?」

⏰:10/09/11 19:52 📱:840SH 🆔:1ddPhulE


#722 [愛華]
「あたしは…自分が何かのために
自分から動けた時とかに
あぁ…自分は自由なんだなって」

「白石……どうしたの?」


あたしはハッとする。

なにいってんだろ……あたし。


「ごめん…なんでもない」

「………白石って変だな」

⏰:10/09/11 19:59 📱:840SH 🆔:1ddPhulE


#723 [愛華]
そういって直純くんは笑った。

「…ごめん、気にしないで」

「別にいーって。気にしてない。

……ね、白石って彼氏いる?」

「な、なにいきなり……」

「いる?いない?」

な、なんか答えは決まってるのに
答えるの恥ずかしいな……
慣れてないからかな?

⏰:10/09/11 21:59 📱:840SH 🆔:1ddPhulE


#724 [愛華]
「いるよ?……2個上だけどね」

「ふーん…2個上…大学生?」

「うん。すぐそこの大学生」

直純くんは複雑そうな顔をして
ちょっとだけ笑った。
私に見えないくらいの
小さい笑みだった。

「好きなの?彼氏のこと」

「なななななんで!?」

好きじゃなかったら
つきあうわけないじゃんか!!

⏰:10/09/11 22:14 📱:840SH 🆔:1ddPhulE


#725 [愛華]
「あーごめん、聞き方悪いね。
んーと…どれくらい好きなの?」

どれくらい………好き?


「えーとえーと……


大好き、よりもっと好き、だよ」

あたしは顔が赤くなっていくのが
わかった。 ひゃー…

⏰:10/09/11 23:35 📱:840SH 🆔:1ddPhulE


#726 [愛華]
「……白石、顔まっか」

「え、ほんと!?うわ、はず…」

あたしは顔をあおぐように
毛布で顔をパタパタ。

「ふぅーん。大好きなんだ」

「う、うんまぁね」




「…俺も負けてないと思うけど」

⏰:10/09/11 23:38 📱:840SH 🆔:1ddPhulE


#727 [愛華]
「それってどういうこと……」

ガタン!!



「こーゆーこと?」


……なにがおこったの?
目の前には直純くんの顔。
下にはあたしの毛布。

あたし……押し倒された!?

⏰:10/09/11 23:53 📱:840SH 🆔:1ddPhulE


#728 [愛華]
「な……おずみくん?
なんかの……冗談?」

「冗談じゃないよ。本気。

俺さ……白石のこと好きだよ」

「……なにいってるの…?」

かすれた声しか出ない。
だって昨日会ったばっかじゃん。


「白石はさ……一目惚れって
どう思う?やっぱムリ?」

⏰:10/09/12 00:28 📱:840SH 🆔:VI0xE8fM


#729 [愛華]
「ムリってゆーか……え?
なに?どーいうこと?」

頭の中はパニック。
この状況と直純くんのセリフ。


「俺、一目見て白石が好きに
なった。本気だよ。
彼氏がいても関係ないよ。
…好きになるのに時間なんて
関係ないと思わない?」

「え……だって……その…」

なに!?なにいってんのこの人!
全く理解できない!!

⏰:10/09/12 00:33 📱:840SH 🆔:VI0xE8fM


#730 [愛華]
直純くんは鼻がくっつくくらいの
距離で囁く。

「白石さぁ……俺にしない?」


頭がクラクラする。
こんなかっこいい男の子に
色っぽい声でこんなこと…
まるで麻酔みたいにぼーっとする


「ひ…一目惚れなんて
顔が好きになったって事じゃん!
よく知りもしない相手を好きに
なるなんてありえない!
あたしはそんなのムリ!
わかったらどいて!はやく!」

⏰:10/09/12 00:38 📱:840SH 🆔:VI0xE8fM


#731 [愛華]
第一、あたしには隆則がいるし!

そう言おうとしたら、
直純くんとあたしの鼻が
くっついた。ち…近すぎっ…


「……べつにいーじゃん…」

直純くんはフッとあたしの
首筋に息を吹き掛ける。


「ひっ……」

「あれ、なれてないの?
……俺が色々教えてあげよっか」

⏰:10/09/12 00:42 📱:840SH 🆔:VI0xE8fM


#732 [愛華]
「なっっ………」

直純くんの唇が首に落ちる。

………やだ!やだやだ!

次の瞬間。


どかっっ!!


「なにすんのよ!!
こんのスケベやろー!!」


あたしは言葉よりも先に
手と足がでていた。

⏰:10/09/12 00:48 📱:840SH 🆔:VI0xE8fM


#733 [愛華]
「いってぇ……」

直純が(もはやくんづけナシ)
痛がって頭をさすっているけど
そんなことはどうでもいい!!


「さいっってい!!
ちょっとでも心ゆるしたあたしが
馬鹿だった!二度と近づくな!」


あたしはそれだけ言うと
屋上を飛び出した。

⏰:10/09/12 00:52 📱:840SH 🆔:VI0xE8fM


#734 [愛華]
さいていさいていさいてい!!
隆則にちょっと似てるかも、
とか思ったあたしが馬鹿!!
超ばか!!
あんなやつ、隆則になんか
ぜんっぜん似てない!!


「似てねんだよ、このやろー!」

あたしは叫んだ。

あんなやつ大っっきらいだ!!

⏰:10/09/12 00:55 📱:840SH 🆔:VI0xE8fM


#735 [愛華]





「あー……いたたた」

あの女、思い切り殴りやがって…

でもやっぱ、そう簡単には
いかねぇか……

「…あんな顔すんだもんなぁ…」

あんな真っ赤になるくらい
好きなんだろう。

⏰:10/09/12 00:57 📱:840SH 🆔:VI0xE8fM


#736 [愛華]
知らない男にホイホイ
ついていくほど馬鹿じゃねぇか。

……めんどくせぇなぁ……

でも俺は白石を手にいれる。
それでも手にいれる。


あの男から………
大事なものを奪ってやる。

「……白石……那佑だっけか」

⏰:10/09/12 01:01 📱:840SH 🆔:VI0xE8fM


#737 [愛華]
顔はかわいいけど、キレっぽいし
たいした女じゃない。でも……

あいつが好きそうなタイプだな。

……絶対手にいれる。
欲しいものは絶対に
奪いとってやる。

あんたが……そうしたように。


「そうだろ…………?



  ………………………隆兄」

⏰:10/09/12 01:06 📱:840SH 🆔:VI0xE8fM


#738 [愛華]




「………あー!!ムカつく!!」

あたしはばんっと教室の戸をあけ
机にどかっと座った。

「わ、那佑どーしたの?」

「なんでもないっっ!!」

教室のみんなが
「いや、絶対なんかあったやろ」
的な視線を送ってくる。

⏰:10/09/12 11:52 📱:840SH 🆔:VI0xE8fM


#739 [愛華]
そんな視線の中、直純くんが
教室の中にはいってきた。

「品野くん、どこいってたの?」

「あーちょっとね」

直純くんは女子たちにそう言うと
あたしのところに歩いてきた。


「…………なんか用」

「これ、忘れてっただろ」

直純くんの手にはあたしの毛布。

⏰:10/09/12 13:21 📱:840SH 🆔:VI0xE8fM


#740 [愛華]
「………あ、忘れてた」

「ごめんな、あんなことして…
痛かっただろ?」


…………はぁ!?
教室がざわつく。
梓は口があいたまま。

「ちょっ!あんたなにいって…」

「もうあんなことしないから」

な、なにいってんのコイツ!!


教室は騒然。

⏰:10/09/12 13:25 📱:840SH 🆔:VI0xE8fM


#741 [愛華]
「だから!あんたなにいって…」

「あ、じゃあね。那 佑」


……あンのやろ!
名前強調しやがった!!


ぱたん。教室のドアがしまる。


 ………………………………… 

訪れる沈黙

⏰:10/09/12 13:28 📱:840SH 🆔:VI0xE8fM


#742 [愛華]
「ちょ……………那佑!!
今のなに!?どーゆーこと!!」

「白石さん!いつから品野くんと
あんなこんな関係に!?」

「1時間目に品野くんと
なにしてたの!?ねぇ!!」


女子からの質問攻め。
男子は見て見ぬフリ。
俺ら、なんも知りません…マジで
みたいな目。

⏰:10/09/12 13:32 📱:840SH 🆔:VI0xE8fM


#743 [愛華]
「いや……なんもなかった!!
………わけじゃないんだけど
あんなこととかこんなことは
しなかった!!ほんとに!!」

「うそだ!!だって品野くん、
痛かっただろ……って!!
…………うわぁぁぁん!!」

「ミキ泣かないで!!
白石さんひどいよ!!ミキは
品野くんに一目惚れしたのに!
品野くんとあんなこと……」

「するかー!!隆則とだって
まだしてないのにー!!」

⏰:10/09/12 13:35 📱:840SH 🆔:VI0xE8fM


#744 [愛華]
「………たか……のり??」

あたしは、しまった! という顔。
梓は頭をかかえている。


「ちょ…たかのりさんて誰!!
まさか二股!?白石さん、
品野くんとその隆則さんて人と
二股かけてるの!!」

「白石さん、ひどいよー!!
隆則さんがかわいそーだよ!!」

⏰:10/09/12 13:39 📱:840SH 🆔:VI0xE8fM


#745 [愛華]
「だから!!直純くんとは…」

「名前で呼んでるぅー!!
どっち!?どっちが本命なの!」

「いや、だから名前は……


…もういいかげんにしてー!!」


アア……女子ってコワイ……

あ、あたしも女子だ……ハハ

⏰:10/09/12 13:45 📱:840SH 🆔:VI0xE8fM


#746 [愛華]
「………疲れた……」

女子の誤解をとくのにかなりの
時間がかかった。
押し倒されたことはさすがに
言えなかったけど……


「ほんとびっくりさせないでよ、
二股なんて知ったら、隆則
気絶しちゃうよ、多分」

「かけてないからね!二股!」

「わかったってば……」

⏰:10/09/12 18:37 📱:840SH 🆔:VI0xE8fM


#747 [愛華]
「………ね、品野くんと
本当はなにがあったの?」

ぎくっっ

「な…なにも……」

「隠すんだ?親友のあたしに?
タカに言っちゃおっかなー…
那佑が浮気してるって……」

「ちょ、梓!!わかったから!」


……くそぅ。

⏰:10/09/12 18:49 📱:840SH 🆔:VI0xE8fM


#748 [愛華]
「………ま、マジで?」

「うん………。
隆則にちょっと似てるかもって
油断してた……不覚」

「タカに……似てる?
いや………でも…………うん」

「梓?」

「あ、いや…なんも
されなかったんだよね?」

「うん、まだね…逃げたし」

「そっか……」

⏰:10/09/12 19:30 📱:840SH 🆔:VI0xE8fM


#749 [愛華]
「梓…なしたの?」

「……実はあたしもちょい前から
タカに似てるな、とは思ってて。
ね、直純って珍しい名前かな?」

「そうでも…ないと思うよ?
頑張って捜せばいそうな名前
だと思うけど……」

「そう……だよね、うん。
苗字もちがうし……うん」

⏰:10/09/12 19:35 📱:840SH 🆔:VI0xE8fM


#750 [愛華]
「え、なに?ごめん、
よくわかんないんだけど」

「あ、いや知り合いに似てた
ってゆーかなんてゆーか。
でも苗字ちがうし多分ちがうよ」

「知り合いって……?」

「ん、ちょっと……タカと
あたしの……」

……なんか歯切れわるいな。
なんなんだろ?

⏰:10/09/12 19:46 📱:840SH 🆔:VI0xE8fM


#751 [愛華]
「でも今、那佑も同じこと
思ってたからもしかして…って
思ったんだけどさ」

「?????」

全くわけがわからない。
でも、いいずらいこと
なんだろうな……

「じゃあ聞いてみれば?」

「え?あ、うん。そだね。
それがてっとりばやいか」

⏰:10/09/12 19:53 📱:840SH 🆔:VI0xE8fM


#752 [愛華]
ちょうど直純くんが教室に
戻ってきていたので、
梓は直純くんの席に近づいた。



「し、品野くん」

「ん?えっと……速水さん…
だったかな?ごめんね、まだ
覚えてなくて……」

「あ、うん。速水であってる。
でさ……品野くん。
隆則…赤石隆則ってわかる?」

⏰:10/09/12 20:03 📱:840SH 🆔:VI0xE8fM


#753 [愛華]
「たか……のり?」

「うん。あたし、速水梓。
覚えて……るかな?」

「覚えてるってゆーか…え?
速水さんとは昨日初めて
会ったよな?あと……ごめん、
隆則って人も俺の知り合いには
いないよ?」

「あ……そっか。ごめんね。
人ちがいだったみたい」

「そう?よかったよ」

⏰:10/09/12 20:07 📱:840SH 🆔:VI0xE8fM


#754 [愛華]
「うん、それじゃあ」


梓が席から離れる瞬間。


「知り合いにはね……」


直純くんがそうつぶやいたこと。

この時のあたしには

知るはずもなかったのです。

⏰:10/09/12 20:15 📱:840SH 🆔:VI0xE8fM


#755 [愛華]





「………………なんなの?」

「え、なにが?」

目の前にはニコニコ微笑む
直純くん。………ムカつく。


「なんでずーっとあたしに
つきまとうのって聞いてんの!」

「好きだからっていったじゃん」

⏰:10/09/13 00:07 📱:840SH 🆔:nHthB5Cw


#756 [愛華]
あれから一週間。
毎日のように直純くんは
あたしにつきまとう。

女子たちも次第に
好意は直純くんからの一方的な
ものと気づき始めたみたいで
直純くんが好きならしょーがない
的な感じで、直純くんを
応援する流れになりつつある。


「……あたし彼氏いるって
いったよね?直純くんに」

「うん。言ったね」

⏰:10/09/13 00:13 📱:840SH 🆔:nHthB5Cw


#757 [愛華]
「二度と近づくな、とも言った」

「うん、言われたね」

「一目惚れなんてありえない…
とも言ったよね?」

「うん、ばっちり言われた」


「………じゃあ、なんで?」

何度このセリフを言っただろう…
あぁ………疲れた。

⏰:10/09/13 00:16 📱:840SH 🆔:nHthB5Cw


#758 [愛華]
「那佑のこともっと知りたい。
だから那佑に近づきたいんだ。」

「やめて。あんたキライだから」

「あはは、そゆとこ好き〜」

直純くんはあたしに抱き着く。

……はぁ。だめだこりゃ。

あたしはぺしっと軽く
直純くんを払いよける。

抱き着かれてたまるか!!

⏰:10/09/13 00:20 📱:840SH 🆔:nHthB5Cw


#759 [愛華]
「あんたらまたやってんの?」

「梓〜たすけてよー(泣)」

梓は呆れ顔で席についた。

「品野くん。この子はダメ。
だーいじな彼氏がいるから。」

「知ってる。でも好きでいる
ぶんには別にいーだろ?」

「……まぁ、気持ちは
どーしようもないけどさ……」

⏰:10/09/13 00:24 📱:840SH 🆔:nHthB5Cw


#760 [愛華]
「梓!!納得しないでよ!」

「あ、ごめんごめん。
まぁ大丈夫でしょ、那佑なら。
隆則がいるしね〜」

梓は妙に能天気。

多分、直純くんの告白を本気だと
思っていないらしい。
まぁ、あたしもそうだけど…

いつかは飽きるだろうと思っても
それまでつきまとわれると思うと
やっぱり気が重い……

⏰:10/09/13 00:27 📱:840SH 🆔:nHthB5Cw


#761 [愛華]
「……直純くんさぁ、
あたしのどこが好きなの?」

「最初は顔。今は全部?」

「………あ、そ」

ばかみたい。はぁ……


最近はお昼の時もべったりなので
必然的に、梓と三人でのお昼。

でも今日は梓が委員会でいない。
よって二人きりのお昼……

⏰:10/09/13 20:03 📱:840SH 🆔:nHthB5Cw


#762 [愛華]
ひどく憂鬱な昼ごはんだ。

はっきり言っちゃうと、
あたしは直純くんのことが嫌い。

嫌いな人につきまとわれる事ほど
嫌なことはない。

かかわらないでほしい。
ほうっておいてほしい。

でもそう言ったって、
聞いてなんかもらえない。

どうすればわかってもらえる?

⏰:10/09/13 20:06 📱:840SH 🆔:nHthB5Cw


#763 [愛華]
自分の気持ちを言っただけじゃ
わかってもらえないのかな。


昼。あたしは直純くんから
逃げるために中庭にいた。


すると知らないアドレスから
一通のメールが届いた。


『いい天気だね』

あたしは、それが直純くんから
だとわかったので当然無視。

⏰:10/09/13 20:10 📱:840SH 🆔:nHthB5Cw


#764 [愛華]
するとまたメールが。

『上』


上?あたしは上を見上げた。

すると屋上から直純くんが
手をふっているのが見えた。

その直後にメール。

『天気いい日は屋上へカモン!』

ぶっっ!!
あたしは思わず笑ってしまった。
カモンって……

⏰:10/09/13 21:30 📱:840SH 🆔:nHthB5Cw


#765 [愛華]
『なんでアドレス知ってるの』

あたしは直純くんにメールを
送った。

『速水から教えてもらった』

……梓のやろー…

屋上から直純くんが見えなく
なったので、あたしは
お昼を再開。

3分後。


「よかったーまだいた!!」

⏰:10/09/13 22:38 📱:840SH 🆔:nHthB5Cw


#766 [愛華]
直純くんが息をきらしながら
走ってきた。

屋上から…わざわざ来たの?


「お昼たべよー!!」

「……別にいーけど」

なんか直純くんって……弟?
人懐っこくて仔犬みたいな。

なんかそんなイメージ。

でもやっぱり男の子としては
見ることはできない。

⏰:10/09/14 18:52 📱:840SH 🆔:BRO8ELOY


#767 [愛華]
「〜♪」

お昼を直純くんと食べていると
あたしの携帯に電話が。
画面には『隆則』の文字。

わっ……めずらしいな。
少し緊張しながら電話に出る。


「もしもしー?」

「おー出た出た。何してた?」

「お昼ご飯食べてたよー。
てゆかなんか用?」

⏰:10/09/14 18:58 📱:840SH 🆔:BRO8ELOY


#768 [愛華]
「…用なきゃ電話しちゃダメ?」

「え?あ、いや…………ぷっ」

「オイ、なに笑ってんだよ?」

「ん?いーや。…ありがとう」


隆則かわいいな。
電話の声はいつもと違って新鮮。


となりでは直純くんが
じーって見つめてくる。

⏰:10/09/14 19:03 📱:840SH 🆔:BRO8ELOY


#769 [愛華]
「………かれし?」

直純くんがヒソヒソと聞いてくる

「………そこ、誰かいる?」

「え?あ、友達だよ」

「ふぅん?ま、いーけど。
んじゃ、切るな。またあとでー」

「うん、ばいばい」


プツッ

⏰:10/09/14 19:08 📱:840SH 🆔:BRO8ELOY


#770 [愛華]
「隆則……だとかいう名前の」

「うん。大事な人。すごく。
………多分、いちばん」

「ふぅん………」

あ、あたしのろけてた…?
いや、今のはなんてゆーか……

「……ね、さっき友達って。
あれ、ほんとう??」

「え?あ、さっきの?」

とっさに友達って言ったけど。
てゆーか、隆則に直純くんの事
話してないしなー…

⏰:10/09/14 21:08 📱:840SH 🆔:BRO8ELOY


#771 [愛華]
直純くんは満面の笑顔で。

「…すっげぇ嬉しかった!
嫌われてると思ってたし。
今は友達でも全然うれしい!」

いや、嫌いなんだけど……
なんてこの流れで言えるわけない

だってこんな笑顔で……

あぁやっぱり……隆則に似てる。

とか言ったら怒るんだろうな。

⏰:10/09/14 21:11 📱:840SH 🆔:BRO8ELOY


#772 [愛華]
隆則に直純くんのこと話した
ほうがいいのかな?

隠し事するなって言われたけど。

でも、押し倒されたなんて
言った日には……

次の日、直純くんは多分
学校には来ないだろう。

まぁ本人も反省(?)してるし…


友達ってことで……いっか。

⏰:10/09/14 21:15 📱:840SH 🆔:BRO8ELOY


#773 [我輩は匿名である]
失礼します...
>>1-50
>>51-100
>>101-150
>>151-200
>>201-250
>>251-300
>>301-350
>>351-400
>>401-450
>>451-500
>>501-550
>>551-600
>>601-650
>>651-700
>>701-750
>>751-800

⏰:10/09/15 12:25 📱:W65T 🆔:☆☆☆


#774 [愛華]
>>773
アンカーありがとう
ございます

⏰:10/09/15 18:18 📱:840SH 🆔:HE8GW.p6


#775 [愛華]
「…あたし、直純くんあんま
好きじゃない。むしろキライ」

「……はっきり言うね」

「でも友達でいいなら…いいよ」

「………うん!!」

「名前で呼ばないで」

「……えー」

「いやなら友達やめる?」

「OKです!!白石!!」

⏰:10/09/15 21:10 📱:840SH 🆔:HE8GW.p6


#776 [愛華]
「あとベタベタしないで」

「……はい」

「スキンシップ禁止」

「………」

「やめる?」

「……スイマセン」

あたしは笑った。

なんだかんだ言って……
この人もふつーの人なんだな。

⏰:10/09/15 21:40 📱:840SH 🆔:HE8GW.p6


#777 [愛華]
「卒業生送別会??」

「うん。プチ学園祭?みたいな」

いつものように梓とお昼ご飯。
あれから直純くんはあまり
ベタベタしてこなくなった。
まぁ馴れ馴れしいけどさ。

「各クラスで出し物して。
まぁちっさいもんだから学校の中
だけのもんだけらしいけどー」

「ふーん……」

⏰:10/09/15 23:05 📱:840SH 🆔:HE8GW.p6


#778 [愛華]
クラスでの出し物。
みんなでやるおまつり。

生まれてはじめてだな、こんなの


「うちのクラスなにやんの?」

「え、さぁ?まだ話でてないし」

喫茶店とかかな?
プリン食べれたりするかな?

なにげにちょっと楽しみだな。

⏰:10/09/15 23:08 📱:840SH 🆔:HE8GW.p6


#779 [愛華]
「なーにしてんの?」

ひょこっと直純くんが現れた。

「あ、送別会の話だよー」

「あー来月あるってゆーやつね」

なんだ知ってんだ……
あたしだけ?知らなかったの。

「…そだ、那佑。タカ呼べば?」

「「え!」」

直純くんとハモった。

⏰:10/09/15 23:11 📱:840SH 🆔:HE8GW.p6


#780 [愛華]
「卒業っていっても上にあがる
人がほとんどじゃん?
トナリの大学から歓迎会的な
意味で何人か手伝いに来る
んだって。
回る人もいるみたいだから
タカ呼んで一緒にまわれば?」

「え、いーのかな…」

「……………」

チラっと隣を見ると、
直純くんが気難しそうな顔を
していた。

……なしたんだろ??

⏰:10/09/15 23:16 📱:840SH 🆔:HE8GW.p6


#781 [愛華]
「直純くん……なしたの?」

「え、あーいや……」

なんか顔色わるそうだなー…
風邪ひいたのかなぁ?

あたしは直純くんのおでこに
手の平を当てた。

「……あれ、むしろ冷たい」

「……えっ…あ……」


「…なーんだ!風邪じゃないよ」

⏰:10/09/15 23:20 📱:840SH 🆔:HE8GW.p6


#782 [愛華]
「へ……あ、うん」

直純くんは真っ赤になって
教室から出ていった。
……?

「……意外と……本気…かな?」

「え、梓なんか言った?」

「いや…てゆか那佑、品野くん
キライっつってなかった??」

「うーん。普通?よく考えたら
あそこまでしてあげる
必要なかったな。」

⏰:10/09/15 23:24 📱:840SH 🆔:HE8GW.p6


#783 [愛華]
まぁ前はキライだったけど。
自分を好いてくれてる人を
邪険にするのって……
好きとかそーゆーの抜きにして
なんかダメなことなのかなって。
自分を否定してるみたいで。


「今はふつーの友達?くらい」

「そっか?ならいーけど」

あたしは食べかけだったプリンを
食べ終えて、ゴミ箱に投げた。


あ、外れた。ちくしょ。

⏰:10/09/15 23:28 📱:840SH 🆔:HE8GW.p6


#784 [愛華]





白石の手の平がふれた時。
今までに感じたことがない
感覚が全身に走った。


あったかい。心地好い。

そっか、俺……
今まで冷たいところにいたから
人の手の平がこんなに
あったかいって知らなかったな。

⏰:10/09/15 23:31 📱:840SH 🆔:HE8GW.p6


#785 [愛華]
あいつは……
このあたたかさに惹かれたのか。

だとしたら好都合だな。

俺が冷たいところまで

引きずりおとしてやるよ。

痛みも感じないところまで。


「……そろそろ、動き時かな」

⏰:10/09/15 23:35 📱:840SH 🆔:HE8GW.p6


#786 [愛華]
利用するものは全て利用する。

自分の目的のためなら

平気で人だって傷つける。

嘘だってつく。

笑いたくもないのに笑ってやる。

傷つけて傷つけて

ボロボロにして

あんたの目の前で捨て去ってやる

⏰:10/09/16 00:30 📱:840SH 🆔:tCwo9UR.


#787 [愛華]
-隆則side-

⏰:10/09/16 18:27 📱:840SH 🆔:tCwo9UR.


#788 [愛華]
『…………かれし??』


確かにそう聞こえた。
男の声。思ったより高い。

ただ………それだけのこと。


友達だと那佑は言ったけど…

でもやっぱり気になるもんは
気になってしまうんだ。

うーん……俺って……

⏰:10/09/17 21:21 📱:840SH 🆔:arJ9BkW6


#789 [愛華]
「やっぱり………独占欲
つぇえんかなぁ……」

独り言のようにつぶやく。

いつからだっけ。
那佑と出会ってからだっけ?


いや、違う。もっともっと前。

あのころ俺はなにもかもを

自分のものにしたくて

欲しいものも食べたいものも

自由さえも

⏰:10/09/17 21:31 📱:840SH 🆔:arJ9BkW6


#790 [愛華]
「………隆則??」

「え……わっっ!!
なに、いつ来てた!?」

「今さっき…ピンポン鳴らしても
出ないからさ。鍵あいてたから
入っちゃった。 誨さんは??」
「誨?レポート終わってねぇって
残ってるらしいけど……」

あ、あせった……
すげ、ぼーっとしてたんだな俺。

⏰:10/09/17 23:15 📱:840SH 🆔:arJ9BkW6


#791 [愛華]
「うん、そぃでね。隆則さー
今度の送別会くる??」

「あー…文化祭みたいなやつか。
そういえば俺のとこの大学からも
けっこう手伝いにいったり
回るやつもいるみたいだな」

「隆則てつだいに来るの?」

「んー多分。どこのクラスかは
わかんねぇけどな」

てつだいに行くやつらは
手伝うクラスが割り当てられる。
誰が決めたわけでもないけど
いつのまにかそういう決まり。

⏰:10/09/18 01:06 📱:840SH 🆔:ezr.uR82


#792 [愛華]
「じゃあさ、時間あったら
一緒にまわろーよ」

那佑はそういいながら
俺の隣にポスッと腰をおろした。

「那佑のクラスなにやんの?」

「まだきまってないんだー。
喫茶店とかそーゆーのじゃん?」

………喫茶店?
この流れは…………

⏰:10/09/18 01:09 📱:840SH 🆔:ezr.uR82


#793 [愛華]
「メイド喫茶とかでは………
ないよなぁ?」

「はぁ!?メイド!?
んなの女子が反対するよー」

「こーゆー催しではメイド喫茶が
なんとなくお約束になってんの!
絶対やめろよ!!」

那佑のそんなカッコは
他の男子には見せたくない!!

那佑はフツーにかわいいし……

⏰:10/09/18 01:13 📱:840SH 🆔:ezr.uR82


#794 [愛華]
「メイド喫茶ってきまった
わけじゃないじゃんー
隆則ばかだなぁー」

那佑はそういうと俺の頭を
ヨシヨシと撫でた。

いつもなら俺がやることなのに。

ガキみてぇだな…俺……

俺は那佑の手を掴んだ。

⏰:10/09/18 01:16 📱:840SH 🆔:ezr.uR82


#795 [愛華]
「隆則……?」

那佑は不思議そうな顔で
俺を見上げる。 かわいい……


「………んっ……」

俺は無意識のうちに
那佑にキスをしていた。

最初は優しく。
だんだん深く。

那佑は苦しそうな顔をする。

⏰:10/09/18 01:20 📱:840SH 🆔:ezr.uR82


#796 [愛華]
でも、やめられない。
理性がきかない。

俺は唇をはなすと
ゆっくりと那佑のシャツの
ボタンに手をのばした。
ひとつボタンを外す。


「ちょ………隆則?」



ハッ!!
那佑の声で我に返る。

⏰:10/09/18 01:22 📱:840SH 🆔:ezr.uR82


#797 [愛華]
「わり、ごめん俺……」

「え、いやそうじゃなくて…
なんかいつもと違ったから……」


なにしてた?俺、今。
なんか知らないあいだにこう…
勝手に体が動くっつーか……

……那佑を傷つけるとこだった。


「……隆則?」

「え、あ、ごめんな?
もうしないから。嫌だったよな」

⏰:10/09/18 01:25 📱:840SH 🆔:ezr.uR82


#798 [愛華]
「………」

あれ?なんで悲しそうな顔?
だって……怖かっただろ?

「嫌なんかじゃ…ないもん」

「……へ?」

「隆則あたしといても、あんま
手ださないじゃん。
大事にしてくれてるのは
わかるけど……でもさ……」

那佑はそう言うと、赤くなり
俯いたままになってしまった。

⏰:10/09/18 01:28 📱:840SH 🆔:ezr.uR82


#799 [愛華]
「嫌じゃない………の?」

「あたりまえ、じゃん……」


理性が飛ぶって、こういうことを言うのかもしれない。


俺は那佑をソファに押し倒す。

那佑は驚くほど素直に倒れた。


首にゆっくりキスをする。
何度も、何度も。

⏰:10/09/18 10:48 📱:840SH 🆔:ezr.uR82


#800 [愛華]
顔をあげて那佑を見る。

那佑は潤んだ目で俺を見ていた。

う……やべーかわいい……


制服をちょっとずつ脱がせると
那佑の白い肌がだんだんと
見えてくる。

「隆則……ちょ、はずかしい…」

そんな那佑の声も聞こえない。

⏰:10/09/18 10:52 📱:840SH 🆔:ezr.uR82


#801 [愛華]
でも、脱がせていくとき、
あることに気づいた。


「……この傷……なに?」

那佑の胸には大きな傷が。


「あ、これは…小さいころに
手術して……その傷なんだ」


手術。心臓の。


那佑は……普通の女の子じゃない

⏰:10/09/18 10:55 📱:840SH 🆔:ezr.uR82


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