☆ヒカリ☆BLです
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#901 [我輩は匿名である]
↑うまくできなくってごめんなさい

:08/10/10 14:54
:F703i
:5b4gti3k
#902 [YOU]
:08/10/11 01:16
:F905i
:☆☆☆
#903 [YOU]
僕はみんなを見計らって様子を見に行った。
襖を静かに開けて覗いてみると、さっきタバコをすっていた場所にロクを発見した。
その正面には着物の女性…誰だあいつ!?イラつく気持ちを抑えながら見守っていた。
ロクの表情が変な事に気づいた僕は、胸騒ぎを覚えた。
そう言えば…母が屋敷にいないって。
:08/10/11 01:17
:F905i
:☆☆☆
#904 [YOU]
母にロクは撃たれた………約束を破って屋敷に居ずらくなった事。
色んな事が思い出されて、あれが母だと直感的に確信した瞬間だった。
母との距離がどんどん縮まっていっている。
ロクが危ない…どうしよう!!
周りを見渡してもみんな酔っている。
徠おじさんもみんなと楽しくしているし…
:08/10/11 01:17
:F905i
:☆☆☆
#905 [YOU]
早くしないと!!
ロクは…僕が守るんだ!!そう約束した…
体中がロクを失うんじゃないかと震えだして、うまく立ち上がろうに立ち上がれない。
約束したんだ!!そう自分に喝を入れ、膝を思い切りつねった。
大広間を見渡しても何もない、何か手にして助けに行かなくては!!
そう思いつき目に入ったのは使えるか分からない日本刀だ。
:08/10/11 01:19
:F905i
:☆☆☆
#906 [YOU]
飾ってあるのを急いで持ち、守るべき者の元へ向かった。
この時の僕は、どうしたんだろう…今までなら誰かに助けを求めたに違いない。
今は…何一つ怖くない…
もし…恐れるとしたらそれは………
ロクを失う怖さだろうと…。
:08/10/11 01:20
:F905i
:☆☆☆
#907 [YOU]
刀を抜き、ゆっくりと近づいていく。
母の手には…またもや拳銃が握られ、今にも引き金を引きそうな勢いだ。
幸いな事に、僕には気づいていない。
『ロクを守る…』
おまじないの様に自分に言い聞かせた。
何も…怖くない…。
:08/10/11 12:45
:F905i
:☆☆☆
#908 [YOU]
ロク…そんな顔……もうしなくていいよ?
記憶がなくて良かった…母を殺そうとする悲しみすら浮かんでこない。
大丈夫だよ?僕が悪夢から解放してあげるから。そんな強気な事を思っていても刀を持つ手は震えている。
今度は……僕の番だ…ロクを自由にしてあげないと…。
『母さん!!』
『やめろ――!!』
:08/10/11 12:47
:F905i
:☆☆☆
#909 [YOU]
―――ズガァァ―ン……
夜の屋敷には銃声が響き渡った。
『……ウグッ…凛……あたしの…可愛い……お前に…殺され…ッ…なら…本望だ…』
僕は…振り向きざまに撃たれた。
刀は…母に突き刺さっている。
僕らは向かい合い、抱き合うようにひざを突いた。
『さよなら…母さん』
:08/10/11 12:48
:F905i
:☆☆☆
#910 [YOU]
『凛!!…凛!?……バカヤロ…ッ!!』
銃声を聞いてみんなが広間から出てきた。
体中の力が抜けていく…母を抱きしめる力すら無くなってきた。
気づくと、側にロクがいて…僕を抱きしめ…必死に何かを言ってくれている。
『ロク…?大丈夫…だよ…』
どうしてそんな顔してるの??悪夢は…もう見なくて済むのに…。
:08/10/11 13:14
:F905i
:☆☆☆
#911 [YOU]
ロク……泣いてるの??
『僕が…守るって……約束…したでしょ…??』
『頼む…!!もう…話すなッ!!すぐ、車がくるから頑張れ!!』
あぁ……そっか…僕が撃たれたから…
痛みも…何も感じないから平気だよ。
そう伝えたいのに…うまく言葉がでない。
:08/10/11 13:16
:F905i
:☆☆☆
#912 [YOU]
空が…綺麗……星が…今にも落ちてきそう。
ロクを見ると、話しかけてくれてるけど…何も聞こえない。
辛そうな顔が苦しいよ…
頬に触れて僕は精一杯の笑顔をプレゼントした。
ずっと…ずっと…僕達は一緒だよ…ロク。
:08/10/11 13:17
:F905i
:☆☆☆
#913 [YOU]
それから先の事は覚えてない…
ただ…死んでも悔いはないと…感じれる…人生だったかな…。
―――ロクside――――
墓石の前に花を置き…線香を立て、両手を合わせる…。
:08/10/11 13:18
:F905i
:☆☆☆
#914 [舞]
つづききになる
:08/10/11 22:09
:F703i
:W/e1UDiw
#915 [゚+麗羅+゚]
続きわゴクリ.....ッ
:08/10/13 15:04
:D902iS
:RPmaO7dc
#916 [YOU]
舞さん

゚+麗羅+゚さん

感想板にてコメントしております


:08/10/13 20:05
:F905i
:☆☆☆
#917 [YOU]
『大丈夫かロク…?』
声のする方へ振り返ると徠と香澄さんが立っていた。
そう言えば…あの日から顔を合わせてなかったような気がする。
無言で頷き、立ち上がり2人が手を合わせるのを見守っていた。
:08/10/13 20:06
:F905i
:☆☆☆
#918 [YOU]
空を見上げると雲一つない青空が広がっていた。
3人で歩きながらも会話は何一つなかった。
あまりにも多くの事が有りすぎて…
徠も疲れているだろう…
親父や兄貴達は一体どうなったか、あの後……
徠の車で病院に向かった後、近所に通報され警察がやってきた。
:08/10/13 20:07
:F905i
:☆☆☆
#919 [YOU]
幸いなことに…母一人の自殺…となったのは良かった。
誰もおとがめなしだったが、必要に事情聴衆されたのは言うまでもない。
一言で言えば運が良かった…ただ…それだけだ。
親父…大丈夫かな……最近は気持ちが中々上がってくれない。
毎日…曇り空だ…どうやったら晴れるか、毎日もがいてる。
:08/10/13 20:09
:F905i
:☆☆☆
#920 [YOU]
『ロク…お前ちゃんと食ってるか?』
食べてない…何も喉を通らない。
味がしない…俺はいつになったら這い上がれるんだろう…。
『大丈夫だよ…ありがとう』
こうして徠と話す事も今は疎ましく思える。
誰も…俺の気持ちなんて分かってはくれない。
:08/10/13 20:10
:F905i
:☆☆☆
#921 [あ]
:08/10/13 20:11
:W51SA
:/LIGafMk
#922 [YOU]
悪い方にしか何も考えられない…
2人と別れ、俺は行き場を失った。
歩きながらも考える事は一つ…
――――凛…。
お前は俺と居れて幸せだったか?
:08/10/13 20:12
:F905i
:☆☆☆
#923 [YOU]
俺は…お前に何をしてやれた?
何もしてやれていなかったんじゃないか…
屋敷なんて連れて行くべきではなかった。
今更後悔しても時間は戻らない…
『……凛…俺は…どう償えばいい…』
独り言を呟きながら、マンションに戻った。
:08/10/14 12:38
:F905i
:☆☆☆
#924 [YOU]
玄関を開け、リビングに行きソファに座った。
戻りたい…あの頃へ…。
凛がキッチンで俺のために食事を作り、他愛ない会話をして…お互いの愛を確かめ合う。
その時、自宅の電話が鳴った。
起きあがる事も出来ずに機械音だけが部屋に響く…。
:08/10/14 15:43
:F905i
:☆☆☆
#925 [YOU]
☆あ☆さん!!遅くなりました。感想板にてコメントしてます♪ありがとうございます(・∀・)
:08/10/14 18:49
:F905i
:☆☆☆
#926 [YOU]
留守番電話に切り替わり、そこから聞こえてきたのは雪の声だ。
「お兄ちゃん?今日来ないの?私終わったから待ってるからね」
『…………』
ソファから立ち上がり車のキーを持つ。
直接職場に行けるようにスーツに着替えてある場所に向かった。
:08/10/14 23:34
:F905i
:☆☆☆
#927 [YOU]
途中…花束を買いまた車を走らせた。
向かった先は…病院だ。
凛はここで眠り続けている…。
もともと体が弱かったのに、撃たれて大量出血をしたため、中々回復していかない。
最悪の場合…免疫力が上がらなければ死んでしまうかもしれないと、医師にはっきり宣告された。
:08/10/14 23:36
:F905i
:☆☆☆
#928 [YOU]
あの時俺が撃たれていたら…後悔してもキリがない事ぐらい分かっている。
―――ピッ…ピッ…ピッ…
部屋に入ると雪の姿はなかった…
凛を見ると呼吸が穏やかで安心した。
体中に幾つもの管が通って痛々しいが、今はこれが生命線だ。
この機械音も…凛が生きている証…。
:08/10/15 00:05
:F905i
:☆☆☆
#929 [YOU]
眠っている表情は今にも目を覚ますんじゃないかと思うほどだ。
少し痩せた気がする…毎日ここに足を運んでいるからあまり分からないが…
『凛……早く目を覚ましてくれ……俺を…独りにするな』
幾ら話しかけても返事はない。虚しく呼吸器の音だけが響く…。
:08/10/15 00:06
:F905i
:☆☆☆
#930 [YOU]
手を握り締め…甲にキスをする。
凛の匂いがしない…消毒液の臭いしか…
俺が撃たれた時、こんな思いだったのか?
お前の方が強かったのかもしれない…
:08/10/15 18:35
:F905i
:☆☆☆
#931 [YOU]
俺は…今にも崩れ落ちそうな程…ダメージを受けている。
独り身の辛さをもう一度味わえる強さが残っていない。
『お兄ちゃん…来てたんだ』
花瓶の水をやり換えに行ってくれていたらしい。雪は相変わらず仕事が終わっても凛の面倒を見てくれている。
『ありがとう…雪』
:08/10/15 20:10
:F905i
:☆☆☆
#932 [YOU]
『どうしちゃったの!?当たり前の事だよ…そんなかしこまらないで、すぐ元気になるから!!』
凛が眠って一週間…毎日雪は俺に報告してくれる。
今日は…顔色がいいとか表情が柔らかくなった…とか…
女はこんな時強くなれるのか、看護婦だもんな…人の生死を毎日見ている。
『お兄ちゃん、ご飯食べに行かない?』
:08/10/15 21:53
:F905i
:☆☆☆
#933 [YOU]
『……そうだな』
本当言うと食欲なんてない。
だが、妹の誘いだ…病院の目の前にあるファミレスへ向かった。
『…………ク…』
:08/10/15 21:54
:F905i
:☆☆☆
#934 [YOU]
――――カチャン…
不思議と少しだが食事を採ることができた。
しばらくして病室に戻ると、さっきと何か感じが違う。
何かが変わっている…。凛を見ると言葉を失った!!
:08/10/15 22:02
:F905i
:☆☆☆
#935 [YOU]
髪の毛が乱れている…。
『お兄ちゃん!!…待ってて!先生呼んでくる!!』
『凛!!…おい!!!…凛!』
呼んでも返事はないが、明らかにさっきと様子が違う。
ナースコールのボタンも落ちている。
:08/10/15 22:04
:F905i
:☆☆☆
#936 [YOU]
表情も少し険しい…
医師と雪が戻ってきて、検査を始めてくれた。
俺は傍らで見守る事しか出来ない。
呼吸音も荒々しくなってきている…このまま…目覚めてくれたら。
心の中で何度も名前を叫んだ…いつの間にか…凛なしでは生きれなくなっている自分を奮い上がらせる為に…。
:08/10/15 22:05
:F905i
:☆☆☆
#937 [YOU]
頼む………俺の名前をもう一度呼んでくれ…!!
仕事の時間が迫ってきたので後の事は雪に任せて職場に向かった。
働きながらも携帯は片時も離さなかった。
意識が戻ったら皆に悪いが病院に飛んでいくつもりだ。
残念な事に…雪からの連絡は虚しいものだった。
:08/10/17 21:03
:F905i
:☆☆☆
#938 [YOU]
あれから一度も変化はなかったらしい…
でも、目を覚ます期待は大だと…医師が言ってくれたらしい。
それだけでも今の俺には嬉しい。
マンションに戻ったのが朝だったので睡眠をとらずにそのまま病院に向かおうとした。
:08/10/17 21:03
:F905i
:☆☆☆
#939 [YOU]
今日は一日中居られる…少し軽い足取りで宝物に会いに行った。
病室の扉を開けると、先客が来ていた。
兄貴達や…野崎……個室の病室は一気に賑やかになっていた。
そのうち、雪や看護婦も集まり初めて、婦長にうるさくて怒鳴られたのは言うまでもない…
:08/10/17 21:04
:F905i
:☆☆☆
#940 [YOU]
楽しい時間は……あっと言う間に過ぎていく…病室の窓から……綺麗な夕陽が見えた。
皆が帰り、静まり返った病室に2人…
『今日は楽しかったな…みんな…お前の元気な姿…見たいって』
額を撫でながら返事がないと分かっていても話続ける。
:08/10/17 21:05
:F905i
:☆☆☆
#941 [YOU]
昨日から一睡もしていなかった為、自然とあくびが出てしまう。
いつの間にか、俺は凛の腕に顔を埋めて眠ってしまった。
遠のく意識の中……改めて凛を愛しくてたまらない気持ちになった。
:08/10/17 21:08
:F905i
:☆☆☆
#942 [YOU]
凛しかいない……凛じゃないと…俺は…ダメになってしまう。
暖かい……風…?
:08/10/17 21:09
:F905i
:☆☆☆
#943 [YOU]
何かが鼻をくすぐる…さっき眠ったばかりだ、もう少し寝かせてくれ。
『………雪…ヤメロ……』
余程疲れていたのだろう、何をされても目が開けれない程だった俺は、また…深い眠りに入った。
『…………愛してるよ』
夢を…見ている……凛がいつもの笑顔で何度も「愛してる」と言ってくれた。
:08/10/17 21:09
:F905i
:☆☆☆
#944 [YOU]
温かい…
この温もりに抱かれて眠りたい………
いつの間にか俺は深い眠りについてしまった。
どれくらい眠ったのかは分からない…。
『…ンッ……』
:08/10/18 12:26
:F905i
:☆☆☆
#945 [YOU]
体を起こしてみると凛はすやすや寝息を立てていた。
パサッ…と何かが落ちた。下を見ると………ブランケット…。
急いで拾い上げ、凛の顔を見た。
『……お前が…書けてくれたのか…?』
:08/10/18 12:34
:F905i
:☆☆☆
#946 [YOU]
#945訂正です

書けてくれたのか?×
掛けてくれたのか?○
スミマセン



:08/10/18 12:35
:F905i
:☆☆☆
#947 [YOU]
話しかけても返事はない…。
誰が掛けてくれたんだ?雪か??
しばらく寝顔を見つめていたが、タバコが吸いたくなったので、喫煙室に向かった。
気づけば外は真っ暗になっていて、通路には冷たい空気が流れていた。
:08/10/19 00:38
:F905i
:☆☆☆
#948 [YOU]
イスに座りタバコを一息吸って目を閉じていたら、俺の入院していた時を思い出した…。
こうやって吸っていたら、凛が俺を必死で捜してくれたんだよな…
自然と笑みが零れて、胸が温かくなる。
今度は俺が待つ番だな…
そんな事を思いながら、火を消し、部屋を出た。
:08/10/19 00:41
:F905i
:☆☆☆
#949 [YOU]
自販機で缶コーヒーを買い、病室の扉をスライドすると…。
俺は…手に持っていた缶コーヒーを落とした…。
ベッドに眠っていた凛が……目を覚まして…こっちを見ている。
急いで駆け寄り、頬を両手で包む。
:08/10/19 00:45
:F905i
:☆☆☆
#950 [YOU]
『凛……分かるか??…苦しくないか?……凛ッ!!』
目を細めて微笑みゆっくり頷いた。
俺は急いでナースコールボタンを押し、人を呼んだ。
『……ただ…い…ま』
『おかえり……』
:08/10/19 00:48
:F905i
:☆☆☆
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