☆ヒカリ☆BLです
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#801 [YOU]
そっと首に手を回し、首筋にキスをした。




思い切り体を折られ、突き上げられて、声が出ない。



『アァッ……イィ!!…ロク!!…ヒャン!!』



何も考えられない…ただ…今だけは…二人が繋がっていると言うこと…

⏰:08/09/17 23:08 📱:F905i 🆔:KLag7VkE


#802 [みぃ]
頑張って下さい

⏰:08/09/17 23:10 📱:P905i 🆔:K/rdWQUw


#803 [YOU]
ただ…それだけ…



ロクの首にしがみつき…



背中に爪を立てる…



もう…誰にもロクを渡さない。




『愛してるッ!!…ハッ…アァッ!!ロク!!…愛してる』

⏰:08/09/17 23:12 📱:F905i 🆔:KLag7VkE


#804 [YOU]
『………ッ!!』




『イッ……イクッ!!アッ…イッちゃう…ヨ…』




涙でよく見えないけど、ロクは微笑んでいるように感じた。



『フッ…ンッ……ンン…』

⏰:08/09/17 23:16 📱:F905i 🆔:KLag7VkE


#805 [YOU]
お互いに今までの隙間を埋めるようキスをに貪っていた。


唾液が垂れようと関係ない…



『俺も、一緒に…』




それだけ言って、ロクは一気にラストスパートをかけてきた。

⏰:08/09/17 23:20 📱:F905i 🆔:KLag7VkE


#806 [YOU]
『ロク!!…ヒャ…アァッ…死んじゃうッ!!…離さないで!!……アァ…』



僕の体内にロクが脈うち、窄みから白い液が出てきた。


―――チュッ…


『大丈夫か?風呂一緒に行くか?』



うん。と頷きバスルームに抱きかかえられて行った。

⏰:08/09/17 23:24 📱:F905i 🆔:KLag7VkE


#807 [YOU]
みぃさん
応援ありがとうございます感想板にてコメントさせてもらいます

⏰:08/09/17 23:25 📱:F905i 🆔:KLag7VkE


#808 [夜華]
>>600-700
>>701-800

頑張って下さい

⏰:08/09/18 08:23 📱:D704i 🆔:8h.BULkI


#809 [YOU]
夜華さん
コメントありがとうございます


―――――――――――


『……ンッ…んー…!!』



あれ…??ここ…ベッド…。




ロクは……??

⏰:08/09/18 19:48 📱:F905i 🆔:R4meQORc


#810 [YOU]
寝返りをしようと体を起こすと…



『イッ!!…いだぃ…』




体中が痛くて…本気で動けない…




『………クッ…ロクゥ…』

⏰:08/09/18 19:56 📱:F905i 🆔:R4meQORc


#811 [YOU]
名前を呼んでも返事がない…



枕に顔を埋めて、大きくため息をついた。


昨日…いや、今日か…あれだけ激しく…ロクに抱かれたんだ。



ベッドで2回……バスルームで1回…。
考えただけでまた顔が熱くなってきた。

⏰:08/09/18 20:23 📱:F905i 🆔:R4meQORc


#812 [YOU]
ロクって…意地悪だよ、普段はあれだけ優しいのに…



思い出すと、今度は熱いため息が出てきた。




『独り言か?』



『ギャッ!!…痛い…ィ』



『大丈夫か?今、起こしてやる』

⏰:08/09/18 20:31 📱:F905i 🆔:R4meQORc


#813 [YOU]
『居たの!?…体中が…痛い…ッ』



今日は…ロクに甘えてみようかな。
そんな気持ちが生まれてきた。


散々いじめられたんだし!!




『すまない…ほら、つかまれ』

⏰:08/09/18 22:10 📱:F905i 🆔:R4meQORc


#814 [YOU]
普通に返された…



『……うん』



優しく抱かれ、起こされた。
なんか…恥ずかしいな。



『辛くないか?腹が減っただろ、メシ作った』



『えっ!?ロクが!?!?』

⏰:08/09/18 22:14 📱:F905i 🆔:R4meQORc


#815 [YOU]
『なんだよ…俺が作ったらいけないのか?』




『いや…そうじゃ…ないけど…』



嬉しくて抱きつきたい衝動をかなり抑えてるんだぞ!!


ベッドの上で食事とか…外国の映画で見た事あるぐらいだ。

⏰:08/09/18 22:31 📱:F905i 🆔:R4meQORc


#816 [YOU]
玄米パンをこんがり焼いてあって、僕の大好きな苺ジャムがたっぷり塗ってある…。



あとはスクランブルエッグにカリカリベーコンだ。


全部…僕の好きな物ばかり。



『ありがとう…すっごく嬉しい!!』



優しく微笑みベッドサイドに座ってきた。

⏰:08/09/18 22:36 📱:F905i 🆔:R4meQORc


#817 [YOU]
『美味しい…ありがとう、ロク…本当に嬉しい』


料理作ったりするのも好きだけど、たまには作ってもらうのもいいかも。

体の痛みも食事で少しは癒された気がした。



なんて単純なん……だ?って…ロク…??




『……エプロン!!』

⏰:08/09/18 22:41 📱:F905i 🆔:R4meQORc


#818 [YOU]
エプロン!!ロクのエプロン姿!!




ヤバい…格好いいんですけど…出来れば写真に収めたいぐらい。


『大丈夫か?さっきからおかしいぞ?』



『だって…ロクのエプロン姿とか、可愛い』




『…!!!!!!』

⏰:08/09/18 22:44 📱:F905i 🆔:R4meQORc


#819 [YOU]
また…意外な一面を見れた。



あれだけクールな僕の最愛の人が…顔を真っ赤にしている。




『食べたら声掛けろ…』


それだけ言ってそそくさと部屋から出ていってしまった。




怒らせちゃったかな…

⏰:08/09/18 22:47 📱:F905i 🆔:R4meQORc


#820 [YOU]
でも、大丈夫だ…もう、こんな事で落ち込んだりしない。



今までロクは僕を探し続けてくれて、見つけてくれた。




今度は僕がロクを守る……って、出来るかわからないけと、ロクを癒やしてあげたい。



きっと…疲れてるし…よく分からないけど…傷ついてきたと思う。

⏰:08/09/18 23:02 📱:F905i 🆔:R4meQORc


#821 [yu~.]
失礼します(´・ω・`)

>>330-500
>>501-800

⏰:08/09/20 15:55 📱:SO905iCS 🆔:☆☆☆


#822 [YOU]
yu~.さん感想板にてコメントしておりますありがとうございます

―――――――――――


僕も…ロクのために強くなりたい。




そして………一刻も早く記憶を取り戻したい。




そう強く思った

⏰:08/09/21 00:02 📱:F905i 🆔:☆☆☆


#823 [YOU]
―――ロクside――――


最近、凛の寝顔を見て思う…


表情が柔らかくなったと、幼さも出てきたように思うのは凛に甘い俺だけか?



昔の凛をよく思い出す。


とにかく、べったりだ。俺としては嬉しい事だが…。

⏰:08/09/21 00:05 📱:F905i 🆔:☆☆☆


#824 [YOU]
雪の前でも俺に甘えてくる。我が妹からの攻撃が酷くなったのは言うまでもない…。




『ちょっと…凛ちゃん?私が居るの分かってる?もう少し気を使いなさいよ!!』




ほら…また始まった。



『うるさいなぁ〜いいじゃん!僕達ラブラブなんだからさ!!』

⏰:08/09/21 00:07 📱:F905i 🆔:☆☆☆


#825 [YOU]
『…………』



返す言葉がない…凛が最近かなりオープンなのはいいが…



言葉に出すのはやめてほしい。
俺がどんな顔をしていいか全く分からないからだ。


俺達は、前より絆が深くなっただろう…
凛も俺を信頼してくれだしたようだ。

⏰:08/09/21 00:10 📱:F905i 🆔:☆☆☆


#826 [YOU]
最近は毎日のように色んな事を話してくれる。




前までは、気を使って話していたし…自然だ。


凛が昼食を用意している傍らで俺は手伝いをしていた。


料理を作りながら、凛が口を開いた。

⏰:08/09/21 00:16 📱:F905i 🆔:☆☆☆


#827 [YOU]
『ロク?………実家に…行ってみたいんだけど……ダメかな…』



やはりこの日が来た。実の親にはどんな事をしてでも会いたいだろう…


『いいぞ、早い方がいいな』



『うん…ありがとう』

⏰:08/09/21 00:18 📱:F905i 🆔:☆☆☆


#828 [YOU]
フワッと柔らかく微笑みながらまた調理を始めた。


徠に連絡しておこう、俺は行っても……大丈夫だろう。




親父は多分、大丈夫だ。問題は母だな…。


凛を見たらまた離さなくなるような不安に駆られる。

⏰:08/09/21 00:20 📱:F905i 🆔:☆☆☆


#829 [我輩は匿名である]
>>650ー700
>>701ー800
>>801ー900

⏰:08/09/22 00:59 📱:D705i 🆔:DhhCM9/c


#830 [我輩は匿名である]
>>600-700
>>701-800
>>801-900

⏰:08/09/22 01:01 📱:D705i 🆔:DhhCM9/c


#831 [我輩は匿名である]
失礼します

>>1-50
>>51-100
>>101-150
>>151-200
>>201-250
>>251-300
>>301-350
>>351-400
>>401-450
>>451-500
>>501-550
>>551-600
>>601-650
>>651-700
>>701-750
>>751-800
>>801-850
>>851-900
>>901-950
>>951-1000

失礼しました

⏰:08/09/22 15:04 📱:W52SH 🆔:y2yTmH0E


#832 [YOU]
#829-#830
我輩は匿名さん
アゲアゲありがとうございます
今から少しだけ更新しますので

良かったら読んでやって下さい
いつも応援ありがとうございます

⏰:08/09/23 01:36 📱:F905i 🆔:☆☆☆


#833 [YOU]
やばい
感想板に書いたつもりがスミマセン間違えました

⏰:08/09/23 01:37 📱:F905i 🆔:☆☆☆


#834 [YOU]
#831匿名さん感想板にてコメントしてますありがとうございます


―――――――――――


『ンッ……』






『…ク!?……ロク!?』



『……ツッ!!』

⏰:08/09/23 01:41 📱:F905i 🆔:☆☆☆


#835 [YOU]
目を覚ますと…俺は汗びっしょりだった。





なぜなら…何年振りかに母の夢をみた。



『大丈夫?すごい汗かいてるけど…』




『………あぁ…』

⏰:08/09/23 01:42 📱:F905i 🆔:☆☆☆


#836 [YOU]
どうしてこんな夢をみるんだ…




恐ろしい夢で…



母が、俺を銃で撃つ…屋敷を離れて一時期うなされた事もある。




ここ最近は全く見なかったのに…。

⏰:08/09/23 01:44 📱:F905i 🆔:☆☆☆


#837 [YOU]
凛が額から落ちる汗をタオルで拭いてくれているが、言葉も掛けられない程…





俺はまだ母に怯えている。



『ロク?どうしたの?何かあったの最近…?』




『いや、大丈夫…何もない』

⏰:08/09/23 01:47 📱:F905i 🆔:☆☆☆


#838 [YOU]
凛の顔を見て、また母を思い出す。



俺は…実家に行かない方がいいのか?





だが…もし凛が屋敷へ行って、俺の所に戻ってこなかったら…。




一体どうしたって言うんだ…?

⏰:08/09/23 01:51 📱:F905i 🆔:☆☆☆


#839 [YOU]
『ロクッ…何でも言ってよ…どうして一人で解決しようとするんだよ』




両腕を持って、真っ直ぐ俺の目を見てくる。



ついつい目を逸らしてしまった。





『ロク…ッ』

⏰:08/09/23 01:54 📱:F905i 🆔:☆☆☆


#840 [YOU]
『すまない…なんでもないんだ、泣かないでくれよ…』





『バカッ!…僕は何のために…ツッ…いるんだよ!!…ロクの支えになりたいのにッ!!…馬鹿ロクッ!!』


涙を零しながら怒っている。




俺は…愛されているんだよな?

⏰:08/09/23 01:59 📱:F905i 🆔:☆☆☆


#841 [YOU]
いつからこんなに自信がなくなったんだ?




凛がこの手からすり抜けて行かないかが心配になってならない。



普段の俺なら絶対こんな事思わない…
今は…弱っている自分がいる。



一緒にいるのが当たり前になって…言葉で愛を確かめたくなる時がある。

⏰:08/09/23 02:02 📱:F905i 🆔:☆☆☆


#842 [YOU]
性格が歪んでるかもしれない…



でも、体を重ねても…今は心の隙間は埋まらないだろう。




凛の口から…




――――愛してる




ただ…それだけでいい。聞きたい…。

⏰:08/09/23 02:05 📱:F905i 🆔:☆☆☆


#843 [YOU]
『凛…?俺がいなくなったら悲しんでくれるか?…俺と居て…お前は幸せか?』




『ロ…クッ…?何言ってるの?』



凛の顔がどんどん歪んでくる。
素直じゃない自分のせいで…凛を振り回してる。



『すまない…変な事聞いて…忘れてくれ』

⏰:08/09/23 02:09 📱:F905i 🆔:☆☆☆


#844 [YOU]
深いため息をつきながら、また枕に顔を埋めて眠りにつこうとした。




『僕は……ロクの…何?ただの同居人?』



意外な台詞を言われてまた俺は起き上がった。
凛は静かに涙を流しながら、僕を真っ直ぐ見ていた。



『何に怯えてるの…?何がロクを追いつめてるの?僕が悪いなら直すから』

⏰:08/09/24 01:51 📱:F905i 🆔:☆☆☆


#845 [YOU]
『お前は悪くない…俺の弱さだ』



全ては俺が悪い…母のトラウマからまだ逃げられない。




『弱い所見せてよ…ロク…僕の前だけはカッコつけなくていいから…本当のロクを見せて』



『…………』

⏰:08/09/24 01:55 📱:F905i 🆔:☆☆☆


#846 [YOU]
凛に弱い自分を見せるなんて、男の恥だ。
母の事で悩んでいるなんて笑われるに決まっている。




『どんなロクでも受け入れるよ?

…泣きたいなら泣いてもいい…ロクが未だに見えない……好きで好きで仕方ないけど…ロクが分からないよ!!』





そうだよな…分かる訳ない…相談なんてした事ないし。

⏰:08/09/24 02:01 📱:F905i 🆔:☆☆☆


#847 [YOU]
言ってもいいのか…余計に凛を不安にするんじゃないのかと思うと、喉まできていた言葉をまた呑み込んでしまった。




『言えない?』




『……ッ…すまない、今は…』




凛はもう泣きやんでいた。
俺の手を取り、両手で包み込んでくれた。

⏰:08/09/24 09:33 📱:F905i 🆔:☆☆☆


#848 [YOU]
『ごめんね、なんか問い詰めたりして…僕待つから、ロクが何でも話してくれるまで』




無言で頷く事しか出来ない自分が情けなかった。

凛が…とても強く見えて、何とも言えない気持ちになった…。




成長してるのは凛だけのような気がして…また自分を責めた。

⏰:08/09/24 09:37 📱:F905i 🆔:☆☆☆


#849 [YOU]
『タバコ…吸ってくる、寝てろよ』




『……わかった。おやすみなさい』




ベランダに出て、タバコに火をつけた。
外の風景を見ながら、物思いにふける…。





『避けては通れない道だな…』

⏰:08/09/24 22:00 📱:F905i 🆔:☆☆☆


#850 [YOU]
どっちにしろ、会わないといけない。




凛の為にも…俺自身の為にも。



大丈夫だ…凛は何処にも行かない、俺の側にいてくれる…自分で守ると心に誓いながらも…不安を感じる。




街のネオンや街灯が明るくて、空を見上げても星一つ見えない。

⏰:08/09/24 22:11 📱:F905i 🆔:☆☆☆


#851 [YOU]
なんてタイミングいいんだ?



一人突っ込みながら、タバコを消して部屋の中へ入った。




今日は…長い夜になりそうだ。キッチンへ行き酒とグラスを持ちソファに腰掛けた。






いくら飲んでも酔えない…どれだけ落ち込んでるんだ?情けない…。

⏰:08/09/24 22:16 📱:F905i 🆔:☆☆☆


#852 [YOU]
こんな時に雪が居てくれたら、軽くあしらって笑い飛ばしてくれただろう。



意外に妹離れしてないのかもな…
自然と笑いが出てくる。


ソファにうなだれながら静かなリビングでグラスを見つめていた。




――――フワッ…

⏰:08/09/24 22:22 📱:F905i 🆔:☆☆☆


#853 [YOU]
肩に温かい感触を覚え振り返ってみると肩にブランケットが掛けられていた。



『…凛』




表情を伺うと、猛烈に怒っている様に感じられる。
顔を背けられ、行動を見守っていると…キッチンに向かい、グラスを持ってきた。




『……??』

⏰:08/09/24 22:27 📱:F905i 🆔:☆☆☆


#854 [YOU]
片手に酒を持ち、持ってきたグラスに満たした。


そして、一気に飲み干してしまった。
あまりの速さと驚きに、止めることすら出来なかった。




『クゥー…!!きっつ!!何?いつもこんなの飲んでるの!?』



『……あぁ…』

⏰:08/09/24 22:32 📱:F905i 🆔:☆☆☆


#855 [YOU]
また、何を始めるかと思えば…体育会系だよ。



『凛、やめておけ…ぶっ倒れるぞ?』




『いーや、ロクだけなんて許さない…今日はとことん飲んでやる!!』




最悪のパターンだ…まぁ、いいか…明日はゆっくり休ませよう。



つまみを作りに俺はキッチンへ向かった。

⏰:08/09/24 22:37 📱:F905i 🆔:☆☆☆


#856 [YOU]
気が重い…また心配事が増えた。
明日は雪に介抱お願いしよう。



おつまみを持ってリビングへ戻ると、凛は飲み続けていた。



『それは強いからこっち飲めよ』


と酎ハイを出してみた…がしかし…既に目がすわっている。



手遅れだ…と心の中で嘆いたのは言うまでもない。

⏰:08/09/27 12:44 📱:F905i 🆔:☆☆☆


#857 [YOU]
隣でぶつぶつ言っている。



僕が悪いなら言ってくれればいいのに…と、だから違うって言ってるのに…


いつも秘密ばっかりして徠にはなんでも言ってるくせに…



普段言えない事を酔いに任せて全て言ってくる。凛には悪いが、こんな姿を見るのは嫌いじゃない。


こいつも色々溜めているものがあるだろう。

⏰:08/09/27 12:49 📱:F905i 🆔:☆☆☆


#858 [YOU]
どれぐらい飲んだだろうか…



気付いた時には隣が静かになっていた。



安堵のため息をついてもう一杯酒を作り飲んでいたら、左に重みを感じ見ると、凛が真っ赤な顔で寄り添って来た挙げ句に寝ている。



『弱いくせに…バカ』



スースーと寝息を立てている。

⏰:08/09/27 12:59 📱:F905i 🆔:☆☆☆


#859 [YOU]
―――次の日、俺は徠と連絡を取り、屋敷に向かう日程を決めた。




2日後…あの屋敷にまた足を踏み入れる。



正直、乗り気ではない。でも…凛が記憶を少しでも取り戻してくれればと思いの事だ。




『最近元気ないですが、また喧嘩でもしましたか?』

⏰:08/09/30 16:51 📱:F905i 🆔:☆☆☆


#860 [YOU]
頭上からの落ち着いた声は野崎だ。



『いや…凛は関係ないんだ。すまない…』




『またそんな顔をする、人生の先輩になんでも言ってみて下さい。』



呆れ顔で野崎に笑われた。2人で飲みに行って以来…色々相談させてもらうまでの仲になった。

⏰:08/09/30 16:54 📱:F905i 🆔:☆☆☆


#861 [YOU]
店を閉めた後、またいつものbarに飲みに行った。



野崎も父や母の事を知っている。
だから、わりかし話はスムーズに出来た。



そこまで悩む必要はないと言ってくれたが、わだかまりはそう簡単には取れない。

⏰:08/09/30 17:00 📱:F905i 🆔:☆☆☆


#862 [YOU]
『ロク…?』




名前を呼ばれて顔を上げると凛が不安そうな面持ちで見つめていた。


『すまない…聞いてなかった』



母の存在が未だこんな俺を追い詰めているだなんて…



『…そんなに屋敷に行くのがイヤ?』

⏰:08/09/30 17:09 📱:F905i 🆔:☆☆☆


#863 [YOU]
『…いやッ、そんなんじゃない、気を使わせてすまない…』



最近、凛とまともに会話をしていないような気がする。
ナイーブになっていると、ついつい独りの世界に入ってしまう。


かと言って明るく会話出来るタイプでもない…。


『大丈夫…大丈夫だから…』

⏰:08/09/30 17:13 📱:F905i 🆔:☆☆☆


#864 [YOU]
また独り考え込んでしまっていたら、凛が俺を抱きしめていた。



『今度は僕がロクを守から…絶対に側にいるから…独りで悩まないで…大丈夫だから…』




そっと細い腰に腕を回した。
凛の香りを思い切り吸い込んで落ち着く自分が恥ずかしい。


その夜は凛を抱き締めて眠りについた。

⏰:08/09/30 17:18 📱:F905i 🆔:☆☆☆


#865 [YOU]
―――――――――――――――――――…



いよいよやってきてしまった。


鏡の前でネクタイを締め直した。
大きく深呼吸して、目の前の自分に喝を入れる。


『お兄ちゃん?決まってるじゃん』



雪が呼びに来てくれた。

⏰:08/09/30 17:29 📱:F905i 🆔:☆☆☆


#866 [YOU]
リビングに出ると凛と目があった。



『おはよう…』



ん?目をそらされた…どうしてだ?


凛の格好は白いシャツに薄いラベンダー色のニット、黒のパンツで…色白の良さがよくでている。


それは良しとして、どうして目をそらす?
雪に気づかれないように何度か目線を合わせようとするが、全部スルーされてしまう。

⏰:08/09/30 17:47 📱:F905i 🆔:☆☆☆


#867 [YOU]
まさか!!少し顔も赤いし、ダルそうだ…熱でもあるんじゃないのか?



心配になった俺は凛を部屋に呼び、理由を聞く事にした。




『どうした、調子悪いなら言えよ…熱あるんじゃないのか?』



『うぅん…大丈夫…元気だよ』


俯いたまま返事をする。一体どうしたって言うんだよ、軽くパニックをおこしそうな自分がいる。

⏰:08/09/30 17:52 📱:F905i 🆔:☆☆☆


#868 [YOU]
その気持ちがとうとう表に出てしまった。
苛ついていた俺は少し強い口調で凛に接した。


『いい加減に目を合わせろよ、あと、ちゃんと言ってくれ…心配するだろ?』



ビクッと凛の肩が揺れた。


『……ツッ…あの……』



俺の両手を握る力が強くなってきた。

⏰:08/09/30 17:58 📱:F905i 🆔:☆☆☆


#869 [YOU]
『……素敵…だなぁ…ッて…思っただけ…スーツ姿が…』



『…!!!』



そんな事…!?



ゆっくりと視線が上がってやっと目があった。
なんか、久々にマジマジと顔をみたら…



ヤバイッ!!思い切り泣かせたくなってきてしまった。

⏰:08/09/30 18:05 📱:F905i 🆔:☆☆☆


#870 [YOU]
『…ンッ……フッ…アッ!!』



思い切り抱き寄せて深いキスをした。



『……ゴメン…』



『お前が謝るな…続きは帰ってきてからだ、行くぞ』



『……ハイ』


車に乗り込み俺達は屋敷へ向かった。

⏰:08/09/30 18:18 📱:F905i 🆔:☆☆☆


#871 [YOU]
車中でお互いの会話はなかった…



途中、凛は父と母に手土産を買っていた。









『着いたぞ』



『えっ…??ここ…?』

とりあえず車から降りて門へ向かおうとした。

⏰:08/09/30 22:28 📱:F905i 🆔:☆☆☆


#872 [YOU]
足を止め振り返ると凛は車の側で立ち尽くしている。



『どうした?行かないのか?会えるんだぞ?』



『…………ハイ』


ゆっくりと歩きだし、俺達は門の前に立った。
開けると懐かしい風景が広がっていた。



俺の特等席には徠が座っていた。

⏰:08/09/30 22:50 📱:F905i 🆔:☆☆☆


#873 [YOU]
『よお…よく来たな』



徠がタバコを一本勧めてくれた。
俺の気持ちを察してくれたのか?ありがたかった。



徠の案内で親父の元へ行こうとしていたら、俺達が来たのを知って、兄貴達が寄ってきた。




『ロク!!…坊ちゃん、お久しぶりです』

⏰:08/09/30 23:59 📱:F905i 🆔:☆☆☆


#874 [YOU]
みんな凛に会えて嬉しそうだ。
当の本人はこれだけの人相の悪い男達に囲まれて硬直していたのが可笑しかったが…。



あとからみんなと飲みに行く約束をして別れた。



親父の部屋に向かう途中、周りを見渡し、母を捜してみたが、どこにも姿がなかった。



どこか出掛けてるのか?まさかな、凛が来る事は知ってるはずだし…。

⏰:08/10/01 00:03 📱:F905i 🆔:☆☆☆


#875 [かな]
あげげ

⏰:08/10/01 01:45 📱:D705i 🆔:n4XOR9RA


#876 [我輩は匿名である]
300-400

401-500

501-600

601-700

701-800

801-900

⏰:08/10/04 22:40 📱:F703i 🆔:swaYIYVk


#877 [我輩は匿名である]
300-400

401-500

⏰:08/10/04 22:42 📱:F703i 🆔:swaYIYVk


#878 [藍土]
>>001ー100
>>101ー200
>>201ー300
>>301ー400
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>>901ー1000

⏰:08/10/05 01:21 📱:L705iX 🆔:SIY.Bu9E


#879 [我輩は匿名である]
出来ないなら
アンカしなぃで。


邪魔なだけ。
更新されたと思って見たのに

⏰:08/10/06 08:22 📱:N905imyu 🆔:☆☆☆


#880 [YOU]
我輩は匿名さん藍土さん感想板にてコメントしていますありがとうございます

⏰:08/10/06 09:11 📱:F905i 🆔:☆☆☆


#881 [YOU]
――――――――――――――――――……


余り気にせず俺達は親父の部屋へ向かった。
扉を開けると、着物を綺麗に着こなし書類に目を通していた姿を見て懐かしさを覚えた。


『親父、ご無沙汰してます』


こっちにゆっくり目を向け、凛を見て心なしか少し微笑んだ気がした。

⏰:08/10/06 09:12 📱:F905i 🆔:☆☆☆


#882 [YOU]
目元の刻まれた深い皺を見て、時の流れを感じた瞬間だった。



『座れ、楽にしてくれていい…そう堅くなるな』



一緒に暮らして居た時こんな労いの言葉なんかかけてくれた事がない。



記憶のない凛を少しでも気遣っての事だろう…。凛の表情は堅くなっていく一方だ。



無理もない…この家柄だ。

⏰:08/10/06 09:13 📱:F905i 🆔:☆☆☆


#883 [YOU]
『凛、よく来たな…具合はどうだ?何か苦労してる事はないか?』



名前を呼ばれて背筋を真っ直ぐしてゆっくり話始める。



『……はい…お陰様で徠おじさんや…ロクに助けてもらってるので…大丈夫です。ありがとうございます』




緊張しながらも親父に微笑む姿は…なぜか…俺の胸を打った。

⏰:08/10/06 09:14 📱:F905i 🆔:☆☆☆


#884 [YOU]
親父や兄貴達の為にも記憶が戻ってほしい…。



もちろん母の為にも…。


『親父、母の姿がありませんが…どこか外出ですか?』




『居ないか?どこにも行っていないはずだが…まぁ、そのうち出てくる、気にするな』



相変わらず親父と母の中は冷め切っているのを感じた。

⏰:08/10/06 09:14 📱:F905i 🆔:☆☆☆


#885 [YOU]
親父と話が済み、屋敷の中を案内してくれる事になり、徠と3人で歩いていた。



昔話のように凛にも聞かせてやると表情も少しずつ和らいできた。


俺達に質問攻めしてくる。
何人が屋敷で暮らしているのやら、父の話しも仕切りに聞いてきた。



そんな姿が微笑ましくて仕方なかった。

⏰:08/10/06 09:15 📱:F905i 🆔:☆☆☆


#886 [YOU]
なぜ…記憶をとられてしまったのか…




屋敷に来てやたら感傷に浸ってしまう…。
俺も年をとったって事だな…。



自然に口元が緩んでしまう…



『どうしたロク?』


気づけば徠にしっかり見られていた。

⏰:08/10/06 09:16 📱:F905i 🆔:☆☆☆


#887 [YOU]
『なんでもない…』



そうか…とそれだけ言ってまた屋敷案内に戻った。



夜には盛大に宴会を用意してくれていた。
凛は相変わらず俺の横から離れない。



当たり前の事だよな、凛にしてみたら初対面の相手ばかりだ。

⏰:08/10/06 09:17 📱:F905i 🆔:☆☆☆


#888 [YOU]
それとは裏腹にみんなは凛と絡みたがる…



『ロク!?…助けてよ!!どうしたらいい!?』


必死に耳打ちしてくる姿が可笑しくて爆笑してしまった。




しばらく見守る事にして酒を飲んでいたら徠が傍らに寄ってきて2人で乾杯した。


『親父…嬉しそうだったな』



『良かった、合わせてやれて』

⏰:08/10/06 23:21 📱:F905i 🆔:☆☆☆


#889 [YOU]
親父も来ればいいのに…せっかくだ、凛とゆっくり話せばいいと思った。


それ以上に気になるのは母の姿がどこにもない事だ。
皆に会えた喜びでしばらく忘れていた。



大広間を見渡す限り姿はないし…と思いながら徳利を傾けていたら、ゾクッと背筋に寒気を感じた。


急いで振り返ると、襖がきちんと閉まっている…


―気のせいか…

⏰:08/10/06 23:21 📱:F905i 🆔:☆☆☆


#890 [YOU]
『どうした?』



『いや……別に…徠、母の姿見た?』




『そう言や見かけねぇ、安心しろ…警戒しとく、まぁ飲めよ』




変な胸騒ぎを覚えながら酒を一気に飲み干した。


『なんで助けてくれないんだよー!!』



少し赤い顔をして俺達の所にやってきた。

⏰:08/10/06 23:22 📱:F905i 🆔:☆☆☆


#891 [YOU]
こいつの存在を素で忘れていた。



『酔ってるのか?顔が赤いぞ?』



『酔ってない!!また2人で僕を仲間外れにして!!徠!!ロクは僕のだぞ!!離れろよ』



酔ってる…大きなため息をついてうなだれてしまったのは言うまでもない。



―――ピリリリリ ピリリリリ

⏰:08/10/06 23:23 📱:F905i 🆔:☆☆☆


#892 [YOU]
『おっと…悪い、職場から電話だ』




『…ンガッ!!…』


凛の口に手を当てて黙らせた。徠に任せて大広間から出て行った。



相手は野崎からだった…売上を聞いたり、客の入りを聞いてフリップを閉じた。



大広間はうるさいが外に出ると囲いの外には綺麗な月が出ていた。
昔の俺の特等席…そこに腰を下ろしタバコを吸い出した。

⏰:08/10/06 23:24 📱:F905i 🆔:☆☆☆


#893 [YOU]
この屋敷の中でも…ここだけはなぜか落ち着ける…


昔の事が、本当に今日はよく思い出される。
凛との思い出が一番だが…



「実家」だから無理もないか…タバコを吸い終わり大広間に戻ろうとした。



『久しいねぇ…ロク…』


声を聞いて身の毛もよだつのは…この世で一人しか居ない…

⏰:08/10/07 09:17 📱:F905i 🆔:☆☆☆


#894 [YOU]
凍り付いて動く事が出来ない。
何年振りに聞く声はまるで昨日の事のように悪夢まで思い出された。


『あたしの事…忘れたのかい?可愛そうなロク…』



背中で言葉とは裏腹…殺意丸出しの声がする。
忘れたくても忘れられない…今までの悪夢から解放されたい…そう願うのは我が儘なんだろうか。


平静を保つために、タバコを消し…立ち上がりゆっくりと声の方に振り返る。

⏰:08/10/08 00:03 📱:F905i 🆔:☆☆☆


#895 [YOU]
久しぶりの母の姿に感動を覚える訳もなく、真っ直ぐ目を見据えた。



『お久しぶりです菊姉さん…お変わりないようで』




『おゃ…えらく他人行儀じゃないかい…私の可愛そうなロク…』




全く変わっていない…逆に若返ったんではないかと思わせる程だ。

⏰:08/10/08 22:04 📱:F905i 🆔:☆☆☆


#896 [YOU]
でも…一つだけ違う所がある。



目だ…あれだけ綺麗だったグレーの瞳が今は曇って、焦点が合っていないように思える。




『凛にはお会いになりましたか?記憶をなくしてもあなたは母親ですからね…』



名前を出すと一瞬…顔が変わった気がしたが、すぐに戻った。



『……お前のせいだ…』

⏰:08/10/08 22:50 📱:F905i 🆔:☆☆☆


#897 [YOU]
急に母の形相が変わり、後ずさりしてしまった。


『あたしの…可愛い凛……宝のように育ててやったのに………ッ…お前…』



こんなに人を恐ろしいと感じたのは…初めてかもしれない。
何も言えた立場じゃないのはわかってる。



凍り付いている俺を見て、今度は笑い出した。



―――狂ってる…。

⏰:08/10/08 22:51 📱:F905i 🆔:☆☆☆


#898 [YOU]
その一言しか思いつかない。



『ざまぁないねぇ…ロク…あんたも忘れられちまって……フンッ…苦しみ…野垂れ死にな!!……その時は…笑ってやるよ』






――――凛side――――



遅い…遅すぎる…電話長いんじゃないか??

⏰:08/10/08 22:59 📱:F905i 🆔:☆☆☆


#899 [我輩は匿名である]
あげます(*`∀´)↑

⏰:08/10/10 00:38 📱:P905i 🆔:SJxnPafo


#900 [我輩は匿名である]
1-100

101-200

201-300

301-400

401-500

501-600

601-700

701-800

801-900

901-1000

⏰:08/10/10 05:28 📱:F703i 🆔:5b4gti3k


#901 [我輩は匿名である]
↑うまくできなくってごめんなさい

⏰:08/10/10 14:54 📱:F703i 🆔:5b4gti3k


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