ピンクな気分。
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#700 [のの子]
コソ‥‥コソ‥‥‥‥
鼻歌を歌いながらゆっくり離れて影から二人を見る。
本当お似合いなんだけどなぁ。
綺麗な桃と背が高いフク。
なんかうらやましい‥
竜二君と私だと、『私』がちょっとねぇ。ははは‥
勝手に落ち込んでると
「あれっ聡美は?」
「あっ本当だ。さっきまでここに‥」
.
:09/07/14 18:58
:SH903i
:DB8l2yuM
#701 [のの子]
おっ気付いた気付いた♪
どうぞ後はお二人で‥
「ちょっと嫌だ〜!聡美から目離さないでよっ。ただでさえちっさゃいんだからぁ!」
「ごめんっごめん。ってかどこに行っちゃったんだ?」
「もうっ!聡美ぃ〜?どこ行っちゃったのぉ?聡美ぃ〜?」
「二ノ宮さーん!」
‥‥‥二人共、恥ずかしいよ。
:09/07/14 19:06
:SH903i
:DB8l2yuM
#702 [える]
:09/07/14 22:10
:SH906i
:TygTjc/U
#703 [のの子]
私がいなくなった事で良い雰囲気になるはずじゃ‥
まさかの展開に慌てる私。
そして相変わらず私を探す二人。
どっどうしよう。このまま消えたら警察に行っちゃうかも‥
「ぉっお〜い。私ならこっちだよぉ。」
小走りで二人のもとに走っていく。
.
:09/07/14 22:48
:SH903i
:DB8l2yuM
#704 [あみちゃ]
:09/07/15 02:38
:SH905i
:zTBYatro
#705 [のの子]
「あっ!聡美どこ行ってたのよ〜!」
見事に作戦失敗。
桃にグチグチ怒られた私は、二人に挟まれて行動するように‥
♪〜♪〜♪
ん?
「ごめん、俺。」
フクが携帯を取り出して画面を見ると、あっと気まずそうな顔をする。
:09/07/15 15:48
:SH903i
:/xNQZJN6
#706 [のの子]
どうしたんだろ?
「ちょっとごめん。待ってて‥」
そう言うと携帯を握りしめてそそくさと行ってしまった。
「どうしたんだろね。」
「ん〜?どうせお姫様からのお電話でしょ?」
姫?
「鈴ちゃんから。」
.
:09/07/15 15:54
:SH903i
:/xNQZJN6
#707 [のの子]
桃が呆れた口調で言う。
なるほど‥って今っ!?
桃もいんのに〜。
「あのね‥あの子ムカつくけど、フクが大切にしてるなら私は何も言わないって決めたんだ。」
桃が遠くで電話をしてるフクを見つめ苦笑いする。
「この前は聡美の事も言われたからつい怒ったけど、本当は傷ついてる顔バレないよう必死だったんだよねぇ〜♪」
.
:09/07/15 20:27
:SH903i
:/xNQZJN6
#708 [のの子]
桃がそう言いながら笑う姿に私はまた切なくなる。
「フクの好きな人って‥鈴ちゃんなの?」
たぶんそうなのだろう。
前にも桃はフクに鈴ちゃんの事を好きなんじゃないか、と言った事があった。
「たぶん‥前にあの子と二人で帰ってるとこを見てから、気付いたんだ。『あぁフクはあの子が好きなんだ』って。」
.
:09/07/15 22:05
:SH903i
:/xNQZJN6
#709 [のの子]
「あんな顔見ても諦めらんないんだもんっ♪そんだけ好きっていう私の意地もあるし‥大丈夫だよぉ?」
ピースをしながら首をかしげてニコッと笑う桃。
あんな顔か‥
桃は二人が歩いてる姿をどんな気持ちで見つめてたのかな。
「私も‥桃の味方だよ?」
ピースをして笑うと、桃はキョトンとした顔をするとすぐ笑い出した。
.
:09/07/15 22:29
:SH903i
:/xNQZJN6
#710 [のの子]
前に桃が私を守るって言ってくれたみたいに私も桃の味方だよ。
ありがと、そう言って桃は優しく笑ってくれた。
そこにフクが戻って来た。
「ごめん、ちょっと用事できたから先帰ってもいいかな?」
だいたいの買い物は終わってたし、普通なら全然平気なんだけど...
「鈴ちゃん?」
.
:09/07/15 23:18
:SH903i
:/xNQZJN6
#711 [のの子]
フクの手にある携帯に目がいく。
「うん‥なんかあったっぽくてさ。ごめんね。」
申し訳なさそうに謝るフク。
「別に平気だよぉ♪いってらっしゃ〜い♪」
ニコニコ笑って手を振る桃。
そんなに笑っても桃だって心の中ではきっと寂しいんだろうな。
‥鈴ちゃん
「私が行ってもいいかな?」
:09/07/15 23:29
:SH903i
:/xNQZJN6
#712 [のの子]
「「えっ?」」
二人そろって目が点状態。
ははっ‥そうだよね。
「実はね、この前から鈴ちゃんとちゃんと話したいなって思ってて‥それに今回も彰君の事でなんかあったんでしょ?」
鈴ちゃんがフクを頼るんじゃたぶん彰君についてだろうな、なんてさっきから考えていた。
「ん、まぁそうなんだけど‥」
フクが困った顔をして桃を見ると、桃も驚いた顔で私を見つめる。
.
:09/07/16 11:22
:SH903i
:odfWYeds
#713 [のの子]
「別に喧嘩しに行くわけじゃないよ?ただね、色々聞きたい事も話したい事もあるの。だからお願いっ。」
フクに真剣な目で訴える。
「でもそんな急にっ‥それに鈴だって驚くだろうし。また今度じゃ
「フク、鈴ちゃんが大切な存在なのはわかってる。でもいつまでも鈴ちゃんとこんな風でいいの?」
鈴ちゃんから電話来た時、フク一瞬困った顔してた。
それは私達がいたからか、それとも鈴ちゃんに対してなのかはわからない。
でもそんな顔しないでほしい。
もしフクが本当に鈴ちゃんの事を好きでも、そうでなくても‥
フクだって大切な友達だもん。
.
:09/07/16 11:40
:SH903i
:odfWYeds
#714 [のの子]
友達には笑っていてほしいものでしょ?
「‥それはっ‥うん。俺もわかってた。」
それに鈴ちゃんとは本当に話がしたかった。
この前の事についても‥
フクはまだ困った顔をしていたけど、優しく笑って鈴ちゃんとの待ち合わせ場所を教えてくれた。
「何かあったら連絡して。」
「本当大丈夫なのぉ?」
「うんっ大丈夫。二人は買い物でも続けて。じゃ行ってきます!」
.
:09/07/16 11:47
:SH903i
:odfWYeds
#715 [のの子]
私は二人に手を振って急いで待ち合わせ場所に向かった。
――――――
「はぁ、行っちゃった〜‥本当に大丈夫かなぁ?」
「どうだろ?でも俺は助けられたかな。」
桃が首をかしげフクを見つめる。
「助けられたって何〜?」
「鈴のためにもこのままじゃダメだって思ってたんだ。でも突き放せないし‥俺も悩んでたって事。」
.
:09/07/16 11:53
:SH903i
:odfWYeds
#716 [のの子]
「っとか言ってあの子の事好きなくせに‥」
桃が憎まれ口をたたくと
「は?だぁかぁら、鈴はそういうんじゃないって〜。俺好きな子いるし。」
フクがポンポンと桃の頭を撫でる。
「うそぉ。信じなぁいっ。」
桃がフンッと顔を膨らませるとフクが笑う。
「本当だって。 だって鈴は‥‥ 」
.
:09/07/16 12:06
:SH903i
:odfWYeds
#717 [のの子]
――――――
こっここ‥だよね?
買い物していた所からそんな遠くない公園が鈴ちゃんとの待ち合わせ場所。
初めて来たその公園は私ん家の近くの公園より少し小さくて遊具もブランコぐらいしかなかった。
人もいないから鈴ちゃんをすぐに見つけられた。
キーッ キーッ
ブランコに座って俯く鈴ちゃんに近づく。
.
:09/07/16 16:26
:SH903i
:odfWYeds
#718 [のの子]
「鈴ち
「っ!直‥人‥‥」
鈴ちゃんが顔をあげると目が赤くて、泣いていたのがすぐにわかった。
それにしても‥
そんなあからさまに嫌そうな顔しないでぇ〜!
「なんですか?私直人と待ち合わせしてるんですけど。」
「あっあのねフクなんだけど‥来ないよ?」
「えっ?」
嫌そうにしていた顔が不安げな顔つきに変わる。
.
:09/07/16 16:41
:SH903i
:odfWYeds
#719 [のの子]
「私が代わりに来たの。」
「‥‥なんで?私は直人を呼んだのにっ!直人じゃなきゃダメなのに‥」
また涙をこぼす鈴ちゃん。
「私が頼んだの。鈴ちゃんと話がしたいって。」
鈴ちゃんからの返答はない。
私も鈴ちゃんの隣にあるブランコに座る。
「また彰君の事?」
.
:09/07/16 16:48
:SH903i
:odfWYeds
#720 [のの子]
「‥グスッ‥‥ッ‥」
またしても返答なし。
困ったなぁ。
「彰君て無口だと思ってたんだけど、最近たくさん話してくれるようになって‥そしたら私彰君の事知らないなぁ〜なんて思ったんだ。」
とりあえず何か話そうと何故か彰君の話題をする私。
隣には相変わらず俯く鈴ちゃん。
:09/07/16 16:53
:SH903i
:odfWYeds
#721 [のの子]
「って竜二君の事も全然わかってないんだけど‥確か鈴ちゃんて後輩なんだよね?昔の二人ってどんなだった?」
「‥‥‥‥‥‥」
会話をしようと質問をなげかけるけどこれまた反応なし。
もう泣いてるのかさえわからない。
「えっと〜‥じゃぁフクとはいつ出会ったの?」
「‥‥‥‥」
.
:09/07/16 16:57
:SH903i
:odfWYeds
#722 [のの子]
返答なし、か。
「‥鈴ちゃん、私の事嫌い?」
「‥‥うざいです。」
返答あり。
小さな返答だったけど私の心にグサッとささるお言葉。
うっうざいって‥
「そう‥」
私まで俯き始める。
こんなはっきり言われるとなんも言えない。
.
:09/07/16 17:02
:SH903i
:odfWYeds
#723 [のの子]
とうとう私まで黙りこんでしまう。
どうしよ‥
キーッ キーッ
ブランコの揺れる音だけが響く。
「‥‥‥彰君と出会ったのは私が中2の時で、高校生に絡まれてるの私を助けてくれたんです。」
俯いたまま鈴ちゃんが話し出す。
「私はあの時の彰君を今もはっきり覚えてます。かっこよくて優しくて‥まるで漫画の中のヒーローとヒロインみたいだって思ったくらい。」.
:09/07/16 17:08
:SH903i
:odfWYeds
#724 [のの子]
ははっと鈴ちゃんが笑う。
私はまだ明るい空を見上げてその話を黙って聞く。
「それからずっと憧れてて‥ひょんな事から同じ中学って事知って運命だと思った。この人しかいないって‥今思えば笑っちゃう。単純だなぁって。」
そんな事ないよ。
私は心の中で呟く。
「もちろんすぐお礼を言いに彰君のとこに走った。そしたら‥」
.
:09/07/16 19:18
:SH903i
:odfWYeds
#725 [のの子]
鈴ちゃんが顔をあげると私を見つめる。
「そしたら‥私のヒーローはいなくなってたんですよ。」
「いなくなってた?」
「そう、変わっちゃってたんです。」
前を向き遠くを見つめる鈴ちゃんの横顔は、その時の事を思い出してるよう。
.
:09/07/16 19:23
:SH903i
:odfWYeds
#726 [のの子]
「私を助けてくれた彼は、喧嘩ばっかして先生もお手上げ状態で知らんぷり。色んな噂はたつしで他の生徒は恐がって彼を白い目で見つめてました。‥今の方がまだ大人しくなったんですよ?」
彰君‥前の方がすごかったんだ。
でも想像できそうで、できなかった。
私は苦笑いをする。
「そんな彼を見て、私は‥‥私は‥‥‥っ」
言葉がつまる。
.
:09/07/16 22:39
:SH903i
:odfWYeds
#727 [のの子]
「ショックだったの?」
言葉につまる鈴ちゃんに私は優しく問い掛ける。
でも鈴ちゃんは首を左右に振る。
?
「喜んだんです。今度は私がっ‥私が助けてあげようって‥」
鈴ちゃんはブランコの鎖をギュッと握るとまた俯き涙をこぼす。
:09/07/16 22:44
:SH903i
:odfWYeds
#728 [のの子]
私も俯く。
変わってしまった彰君を見て喜ぶのは‥それは決して良い事ではないから。
「調度‥その頃の私は親の離婚とか色々重なって、孤立していく彰君を自分自身と重ねて見てたんです。だから私しか彼を助けられないって‥」
孤立‥
鈴ちゃんもだけど彰君の過去は、楽しい思い出だけじゃないのがわかってきた。
.
:09/07/17 13:49
:SH903i
:oYPSMfGo
#729 [のの子]
「それからずーっと彰君にくっついてきたんです。今は受け入れてくれないけどいつかきっと受け入れてくれるって‥」
「‥そうだったんだね。」
鈴ちゃんが立ち上がる。
「でももう終わりっ!彰君にはっきり言われちゃったし‥もう私の描くヒーローはいないって。図星なんですよね、私彰君の事好きって言いながら‥」
振り返って私を見つめる鈴ちゃんは寂しげな顔で笑った。
「あの時助けてくれた彰君だけしか見てなかったんですよ。」
.
:09/07/17 13:56
:SH903i
:oYPSMfGo
#730 [のの子]
竜二君と出会ってから
私はたくさんの事を知って
教えてもらった。
恋する気持ちや
両想いになれる幸せ
愛を感じる言葉
でもうまくいかない恋や
言葉にしないで思い続ける恋の切なさも知った。
.
:09/07/17 14:26
:SH903i
:oYPSMfGo
#731 [のの子]
恋ってこんなに
楽しくて
幸せで
切なくて
そして今、また哀しい恋を知った。
―――ポロッ
「‥なんで先輩が泣くんですか?」
私の目から涙が流れ出す。
.
:09/07/17 20:16
:SH903i
:oYPSMfGo
#732 [のの子]
「ぇっ?‥うっうわ!ごっごめんね。なんか勝手に涙がでてきて‥」
慌てて涙をふく私を見て鈴ちゃんが困った顔で笑う。
「先輩が泣いたら私泣けないんですけど。」
前なら冷たく感じた言葉も、何故だか今はどこか優しさを感じる。
「一緒に泣けばいいのに。」
「えっ?」
.
:09/07/17 20:22
:SH903i
:oYPSMfGo
#733 [我輩は匿名である]
:09/07/18 14:58
:SH904i
:BY0kj2oc
#734 [のの子]
鈴ちゃんがキョトンとする。
「だっだってほらっ!一人で泣くより、誰か一緒にいて泣いてくれるならそっちの方が良くないかなぁって‥そしたら涙も辛さも半分ですむ気がしない?って単純な私の考えなんだけど‥」
私は苦笑いを浮かべる
「‥今更そんな事言われても泣けないんですけど。」
鈴ちゃんが呆れたように言う。
うっ‥確かに。
.
:09/07/18 19:53
:SH903i
:w42cVecU
#735 [あかね]
:09/07/19 10:21
:INFOBAR2
:JrvBqMxc
#736 [のの子]
さっきまでの涙も慌てて引っ込む。
「はぁ‥ってかなんでこんな話先輩にしてるんだろ。話すつもりなかったのに。」
鈴ちゃんがまたブランコに座る。
キーッ キーッ
静かな公園にブランコの音が響く。
.
:09/07/19 13:08
:SH903i
:MSrlfDlc
#737 [のの子]
「‥‥彰君の事だけど、これからどうするの?」
「さぁ、私にもわかりません。」
鈴ちゃんがブランコを揺らす。
「好きって気持ちは変わらないけど、その好きが間違ってたって気付いたら‥もうどうすればいいかなんてわからないですよ。」
もし、私の竜二君への気持ちも間違ってるなんて言われたら‥
そう考えると、鈴ちゃんの気持ちもわからなくない。.
:09/07/20 12:17
:SH903i
:40a6LhxA
#738 [我輩は匿名である]
あげますっ
楽しみにしてますx
:09/07/22 20:25
:W51SA
:jLY68GG.
#739 [のの子]
「結局一人ぼっちか〜‥」
鈴ちゃんがははっと笑う。
「私、親が離婚する時父親に引き取られたんですけど、すぐ再婚なんかして‥それからずっと居場所なくって。だから彰君の隣を居場所にしようって思ってたんですよね。守ってもらおうって‥本当私ってガキ。」
どこか冷たく話す姿から鈴ちゃんは辛い経験ばかりしてきたんだろう、そんな事を考える。
.
:09/07/23 19:30
:SH903i
:hKGcqE5.
#740 [のの子]
「でも彰君からも直人からも卒業しなきゃガキのまんまだぁ。」
‥直人‥フクッ!!
「ってて、っていうか鈴ちゃん!彰君好きならフクにあんな抱き着いたりしちゃダメだと思う‥よ?」
桃やフクの顔が頭に浮かぶ。
「えっなんでですか?」
さっきとは違って鋭い目つきで睨んでくる。
「だって‥それは‥ほらっ誤解!誤解されちゃうよ?」
私は小さくなりながら鈴ちゃんに納得してもらおうと頑張る。
桃のためにもっ!ねっ!
.
:09/07/24 22:19
:SH903i
:tBXkbpCA
#741 [のの子]
「誤解って‥あぁ、先輩知らないんですか?」
鈴ちゃんがクスクス笑い出す。
「えっ‥何を?」
訳がわからない私はなんだか恥ずかしいのをごまかすようにムスッとする。
「ってきり直人から聞いたかと思いました。」
フクから?一体何を?
「私達、血繋がった兄妹なんですよ。」
.
:09/07/24 22:24
:SH903i
:tBXkbpCA
#742 [のの子]
兄妹って‥
「え゙ぇっっ!!!!」
静かな公園に私の声が響き渡った。
「驚きすぎですって。」
鈴ちゃんが呆れたように笑う。
「だって、えぇっ?兄妹なんて‥」
「直人は母についていったんですよ。だから名字も違うんです。」
冷静に話す鈴ちゃんからからかっているようには見えない。
「本当‥なんだ。」
.
:09/07/24 22:31
:SH903i
:tBXkbpCA
#743 [のの子]
じゃ今までの事は‥
男女の愛でなく兄妹愛っ!?
大切な存在=妹だから?
なら心配する必要ないじゃんっ!
早くそう言ってよ、フク〜。
はぁっと力が抜けたようにため息をつく。
「直人みたく優しくなくてすみませんね。似てないんですよ、私達。顔も性格もっ。」
鈴ちゃんがふんっと膨れっ面で私を睨む。
.
:09/07/24 22:38
:SH903i
:tBXkbpCA
#744 [のの子]
「ぇっ違う違うっ。違う事で力抜けちゃって‥それにそんな事ないよ?困った顔似てたよ。」
言われてみればふっとした瞬間の表情が似ている。
「困った顔って‥嬉しくないです。」
そういいながら笑う鈴ちゃんの横顔は、フクが照れて笑う時にそっくりだった。
.
:09/07/24 22:45
:SH903i
:tBXkbpCA
#745 [(`・・)ノ]
:09/07/25 08:38
:SH706i
:xecZWpEg
#746 [のの子]
「でも本当直人からも卒業しなきゃ‥私お邪魔虫みたいだしっ。」
「お邪魔虫?」
「先輩の友達、直人の事好きなんでしょう?」
ギクッ!
「だから先輩私と直人の関係がなんなのか心配してたんですよね?わかりやすい人。」
ニヤッと笑う鈴ちゃんから私は目をそらす。
「どっどうだろーねー。」.
:09/07/26 10:39
:SH903i
:9eIFASOY
#747 [我輩は匿名である]
あげっ
:09/07/28 00:00
:W51SA
:umXu9mOI
#748 [のの子]
『女の勘はするどい』
そんな言葉が頭に浮かんだ。
兄妹だからって鈴ちゃんにバレたら桃も良い気分じゃないはず‥
「っててか!あぁ〜フクッ!フクは小さい頃とかどんなお兄ちゃんだったの?」
慌てて他の話に変える。
「直人はご存知の通り、優しいお兄ちゃんですよ。」
.
:09/08/02 01:12
:SH903i
:47L6FwVU
#749 [のの子]
「うん、そんな感じするよね。」
にっこり笑うフクの顔を思い出して二人してクスッと笑う。
「直人はいつも私の味方をしてくれるんです。小学生の時私が女子に虐められた時とか―――――‥‥」
自慢の兄との思い出話をする鈴ちゃんは、ずっと優しく笑っていた。
つられて私も笑うと、さっきまでの重い空気はどこかへ行ってしまったよう‥
哀しい恋をしている彼女もただの女の子なのだ。
.
:09/08/02 01:21
:SH903i
:47L6FwVU
#750 [のの子]
――――――
「そしたら直人ってば私の事引っ張って走り出して
♪〜♪〜♪
っ!
「あっごめんね。」
私の携帯が鳴った事で鈴ちゃんの昔話が止まる。
携帯を見ると電話だった。
あっ竜二君だ‥
「どうぞ。」
:09/08/02 19:43
:SH903i
:47L6FwVU
#751 [ぽ]
:09/08/02 22:58
:SH02A
:C4ZTr/WM
#752 [のの子]
出るか迷っている私の気持ちを察したのか、鈴ちゃんがさらっと言う。
「あっうん、ありがとう。」
ピッ
「もしもし?」
「急にごめんっ。あのさ、1日って空いてる?大きい花火大会あるらしいんだけど、どうかなぁって‥」
「本当にっ?1日なら空いてるから大丈夫っ。」
「そっか。じゃ空けといて。あと、二人だけでだからね?」
ドキッ
「‥了解です。」
.
:09/08/03 09:11
:SH903i
:syN70mZ.
#753 [のの子]
ほんのり赤くなる。
「よしっ。あっまだ桃ちゃんと一緒?急に電話ごめん。」
「あー‥大丈夫っ。」
今は鈴ちゃんといる事を言っていいのかわからず一人苦笑いする。
するとスッと鈴ちゃんが立ち上がったと思うと、公園の出口に向かって歩き出した。
えっ?
「あっちょっちょっと待って。」
「えっ?聡美どうしたの?」
いやっ竜二君でなくっ!
.
:09/08/03 09:16
:SH903i
:syN70mZ.
#754 [のの子]
私も慌ててブランコから立ち上がると、鈴ちゃんが振り返る。
「私帰ります。なんか長々話してすみませんでした。私の問題なのに‥じゃまた。」
またって‥えぇっ?!急になんでぇーっ?
「おーいっ聡美?」
状況を知らない竜二君は相変わらず私を呼ぶ。
竜二君に返事をしようとすれば鈴ちゃんは歩いていっちゃうし‥
あーっもうっ!!
.
:09/08/03 17:46
:SH903i
:syN70mZ.
#755 [のの子]
「かっ過去はっ‥起きた事は絶対消す事はできないんですっ!!」
私は携帯を握りしめながら鈴ちゃんの背中に向かって声をあげた。
「えっちょっと急になんですか?」
ビクッとしながら鈴ちゃんが振り返る。
「いやっだから‥だからねっ!起きてしまった事は変えられないけど、これから起こる事は選べるわけで‥」
上手くは言えないけど、伝わってほしい。
「彰君とさよならじゃなくて、一人になるんじゃなくて‥だから、だから一緒にキャンプに行こうっ!」
「えっキャンプ?」」
「そうっキャンプ♪」
鈴ちゃんの驚きの顔とは逆に私はスッキリとした顔で笑う。
「おーい‥何これぇ?」
電話から竜二君の声が小さく虚しく漏れているのにも気付かずに‥‥
.
:09/08/04 01:24
:SH903i
:buklFvXk
#756 [のの子]
――――――
「えっ鈴も?」
「うん、みんな鈴ちゃん知ってるしダメかなぁ?」
「俺は別にいいけど‥」
「俺もいいよー♪」
次の日、みんなを集めて鈴ちゃんもキャンプにいっていいか聞いてみた。
フクと博也君はあっさりOKしてくれた。
「ん〜‥私もいいよぉ。」
複雑そうに桃も納得した。
.
:09/08/04 14:01
:SH903i
:buklFvXk
#757 [のの子]
残るは旬君と彰君と‥
竜二君。
この三人は明らか納得いかない顔をしている。
「旬君も、嫌だ?」
「‥鈴ちゃんはいいよ。そこはいいんだけどさ〜‥」
「人数多い方がキャンプもっと楽しくなるよ?」
グッ
ムスッとしてた旬君が私の肩をギュッと掴む。
え゙っ!
「キャンプじゃなくてバーベキューだからっ聡美ちゃんっ!!そこ間違えちゃダメっしょ!」
.
:09/08/04 14:08
:SH903i
:buklFvXk
#758 [我輩は匿名である]
:09/08/04 16:19
:SH903i
:jrhuPr.w
#759 [のの子]
「そっちかいっ!」
「何それ〜‥」
「うわぁ〜どっちでもいい〜!」
皆のブーイングの中、私の肩をガッチリ掴んで離さない旬君の目は真剣で
「はっはい‥」
そんな姿に圧されて私は返事をした。
よしっと言って旬君は爽やかに笑った。
旬君も謎だ〜‥
解放された私はふぅっと息を吐く。
.
:09/08/06 00:16
:SH903i
:6uIPhthM
#760 [にゃん]
:09/08/07 21:44
:P701iD
:HuR6DUHA
#761 [のの子]
とりあえず旬君は大丈夫そうだし、あとは〜‥
残る二人を見つめる。
手ごわい二人が残っちゃったなぁ。
ムスッとしたまま話さない二人に自然と皆も黙る。
し〜〜〜〜〜〜ん
.
:09/08/11 11:27
:SH903i
:TfzW5ejM
#762 [のの子]
きっ気まずい‥彰君はともかく竜二君まで黙っちゃうと困るよぉ!
いつもなら竜二君許してくれるのになぁ。
竜二君を見ると
ビクッ!!
にっ睨んでる〜‥
竜二君は彰君を横目で睨んでいた。
一方の彰君はそんなの無視して黙ったまま。
これは私がどうこうしても、二人の間に何かある気がするんですけどぉ‥
「ったく〜‥俺は彰がいいなら別にいいよっ。もうお前が決めろバカッ!」
.
:09/08/11 11:36
:SH903i
:TfzW5ejM
#763 [のの子]
「‥‥‥‥ずりぃ。」
彰君が呟く。
ムスッとしながら竜二君が頭をクシャクシャッとかく。
「うるさい。さっさと決めろよ。」
そう言いながら私の所に来た竜二君はため息をつきながら私の肩に顔をうめる。
「聡美のバカ〜。問題児増やしやがってぇ‥」
私にだけ聞こえるような小さな声で竜二君が呟く。
ごっごめんなさ〜いっ。
私ははははっと苦笑いするしかできなかった。
.
:09/08/11 11:45
:SH903i
:TfzW5ejM
#764 [のの子]
すると彰君とバチッと目が合う。
彰君はムスーッとしたまま私を見つめていた。
えっ?
なんか‥怒ってる〜!!
「‥‥‥わかった。」
「えっ?」
「鈴、来てもいいよ。」
彰君が急にニコッと笑う。
「ほんとっ
「そのかわりっ!!」
.
:09/08/11 18:25
:SH903i
:TfzW5ejM
#765 [のの子]
‥そのかわり?
ドクンッ
その時一瞬で私は笑顔のままかたまる。
あっ‥この笑顔‥
私の目に移ったのは、妖しい笑顔だったから。
竜二君が見せる妖しい笑顔とは違う、何かが私の胸を鳴らした。
.
:09/08/11 18:35
:SH903i
:TfzW5ejM
#766 [あ-ちゃん]
めっちゃたのしいですっ∩^ω^∩
きょうでぜんぶよんぢゃいましたっ*.
これからもゆっくりがんばってくださいね(▽`)
:09/08/11 21:03
:W52SH
:9oa1lzn6
#767 [のの子]
「そのかわりって?」
竜二君の声にハッとすると慌てて彰君から目を離す。
なっ何してんのよっ私〜!
「もし、鈴と何かあっても俺は責任を負わないつもりだから。」
「その何かを起こしてほしくないって皆思ってんすけどねぇ。」
博也君が笑う。
.
:09/08/11 23:38
:SH903i
:TfzW5ejM
#768 [のの子]
「あと聡美‥」
ビクッ
「なに?」
私じゃなくて竜二君が返事をした。
でも彰君が私を見つめているのがわかって、私は竜二君の影に隠れる。
なっなんだろ‥なんか恐いよぉ〜。
「お前俺の言う事聞け。」
「へ?」
.
:09/08/12 00:23
:SH903i
:IE0bJFps
#769 [のの子]
にゃんさん
あーちゃんさん
応援ありがとうございます


更に頑張れそうです

どうかこれからもよろしくですっ


.
:09/08/12 00:26
:SH903i
:IE0bJFps
#770 [のの子]
自分の耳を疑って竜二君の影から顔を出して彰君を見つめる。
でも彰君は私を見下すように笑う。
例えて言うなら
うん、悪魔みたい。
「バーベキューの日まで俺の言う事聞くならいいよ。嫌なら俺行かねぇ。」
「なっなんでぇ!それずるいよぉっ!」
私が困った顔をすると彰君はクスクス笑う。
‥きっと私の事からかってんだぁ〜。
.
:09/08/12 22:04
:SH903i
:IE0bJFps
#771 [のの子]
「からかってんの?」
竜二君が眉間にシワを寄せながら低い声で言う。
向かい合うように立つ二人は、前に三人で登校した朝みたくピリピリとした空気が流れた。
「そうだよっ彰。竜二の前でそれはダメでしょ!笑えないってぇ〜。」
旬君がフォローするように二人の間に入る。
「マジなんだけど?」
ピクッ
彰君の一言に皆が固まった気がした。
.
:09/08/12 22:15
:SH903i
:IE0bJFps
#772 [のの子]
マジって‥本気って事?
「うっわ〜マジかよ‥彰君最高だわ♪」
何が最高で何が面白いのかわからないけど、博也君が笑い出す。
「博也、今笑う所じゃないから。」
フクが博也君に冷たく言うと博也君はだって、と言いながらクスクス笑った。
桃もア然として困ったようにフクのシャツの袖を掴んでいる。
この時、私が感じている以上にその場の空気は重く冷たい事に後々私は気付く。
.
:09/08/12 22:27
:SH903i
:IE0bJFps
#773 [のの子]
「別に変な気持ちないし、ただパシリに使うだけだし良くね?」
「っ! パッパシリなんて私嫌だもんっ!」
「じゃバーベキューどうすんの?」
うっ‥
旬君が困ったように竜二君の顔を伺う。
私は竜二君の影に隠れていたけど、さすがに気になって顔を覗き込む。
?
竜二君はすごい怒ってる顔をしていたけど、その目はなんだか困っているような複雑そうに感じた。
.
:09/08/12 22:37
:SH903i
:IE0bJFps
#774 [のの子]
「りゅう
「ふざけんなっ‥マジ笑えないわ。パシリだろうとなんだろうと言う事なんて聞かねぇからっ。」
竜二君は彰君を睨みながら私の手をギュッと握った。
「‥ってかお前に言ってんじゃねぇし。聡美に言ってんだよっ。」
彰君と目が合う。
「聡美、お前が決めろ。」
.
:09/08/12 22:50
:SH903i
:IE0bJFps
#775 [かぉるん゚☆]
:09/08/13 01:00
:920P
:BF.3/jhU
#776 [のの子]
「ぇっ‥‥」
「もとはといえばお前が言い出したんだし、どうすんのかお前が決めろっ。」
「っ!ぅわっ‥」
急に手首を掴まれグイッと彰君の目の前まで引っ張られた。
「ほら、どうすんの?」
彰君は私を見つめながら笑う。
「どっどうするって‥!そんな言う事なんて‥私‥」.
:09/08/13 10:55
:SH903i
:oYKkITP6
#777 [のの子]
鈴ちゃんの顔が浮かぶ。
どうしよう‥
きっと彰君はからかってるだけなんだろうけど‥
でも、竜二君は本当に嫌がってるし‥
ってかみんな複雑そうな顔してるしこんなんなってなんか申し訳ない。
「聡美?どうす‥‥‥」
俯く私の頭をコツンと叩きながら彰君が顔を覗き込む。
.
:09/08/13 11:04
:SH903i
:oYKkITP6
#778 [のの子]
ポロ ポロッポロ
「はっ?ちょっ泣いてんのっ?」
ビックリしたのか彰君が私から一歩離れる。
「さっ聡美ちゃん大丈夫?」
「二ノ宮さん‥」
「さとみぃ〜。」
旬君達も驚いて私の周りに集まってきた。
「ッ‥皆で仲良くっ‥したかっただけなのに‥クッ‥彰君のバカ〜!」
それだけ言うと私は彰君をポカポカと叩く。
だってもう頭の中グチャグチャになっちゃったんだもん。
.
:09/08/13 11:12
:SH903i
:oYKkITP6
#779 [のの子]
「っうわっやめろって。」
彰君が困ったように私の肩を掴む。
「彰君のわからずやぁ。バカバカ〜!」
でも私は相変わらず彰君を叩く。
グイッ
っ!?
急にシャツの首ねっこを引っ張られ彰君から引き離された。
「聡美、落ち着いて。ね?」
竜二君が後ろから抱きしめるように優しく私の涙を拭う。
.
:09/08/13 21:50
:SH903i
:oYKkITP6
#780 [のの子]
ドキッ
ニコッと笑う竜二君に私は更に涙ぐむ。
グスッ‥なんだかいつも虐めてくる竜二君が今なら天使に見える。
「俺は大丈夫だよ。誰かさんのためなんだもんね。」
‥うん、そう。このままじゃダメだと思うから‥
だから少しでも変えたいって思ったの。
鈴ちゃんもそうだけど、
彰君のためにもって思ってんのに‥
『言う事聞け』なんてぇ!
「でもっ竜二く‥ンッ‥彰君がっ
バシッ!!
.
:09/08/13 22:02
:SH903i
:oYKkITP6
#781 [のの子]
「あっ‥」
「イタッ‥!」
竜二君の方を向きながら彰君を指さそうと手を大きく振り出すと、鈍い音と同時に手に痛みが走った。
「きゃっ!」
「「彰っ!!」」
「わおっ!♪」
竜二君の驚いた顔と後からすぐ聞こえてきた桃とフク達の声に慌てて振り返ると‥‥‥
「チッ‥いってぇな‥‥」
サァーーーッ
一気に血の気が引くのを感じる。
.
:09/08/13 22:15
:SH903i
:oYKkITP6
#782 [のの子]
だって振り返ったら彰君が右頬に手を当てながら私を睨んでるんだもんっ。
どうやら私が振り出した手が彰君の頬にクリーンヒットしたらしい‥
ってか彰君ちょー恐いっ!
「あっごっごめん‥なさい。」
やっと搾り出した声は自分でもわかるぐらい震えた声だった。
.
:09/08/13 22:25
:SH903i
:oYKkITP6
#783 [のの子]
「‥いい度胸してんじゃねぇかよ‥なぁ?」
「あのっわざとじゃっ‥」
ガシッ
ひぃっ!!
彰君が私の手を掴む。
「ぜってぇ言う事聞いてもらうからなっ!」
彰君の睨みのある顔を目の前にして嫌だなんて言えるわけない。
「はい‥‥‥‥」
これから私どうなっちゃうのぉお?!
.
:09/08/14 10:58
:SH903i
:N6OAfMqE
#784 [ハナ]
続き気になる

主さん頑張って

:09/08/14 16:00
:SO903iTV
:R2KqFA4w
#785 [のの子]
かぉるん゚☆さん
ハナさん
ありがとうございますっ

応援してくれると本当嬉しくて頑張っちゃいますよっ


笑
読んでくださってる皆さん
『続き』←を最近やってしまって申し訳ないです

今後とも気をつけますのでどうぞよろしくです


.
:09/08/14 16:21
:SH903i
:N6OAfMqE
#786 [のの子]
竜二Side
彰と聡美のやり取りを見つめるしかできない俺はただ二人を見つめていた。
「体育館に移動しろだってぇ。」
クラスの誰かがそう呼び掛けると、ざわざわしながら皆動き出す。
なんだかんだまだ朝礼後で終業式はこれからだ。
でも色々ありすぎてなんか疲れたな‥
「‥とりあえず、行く?」
「あぁ。」
旬の一言に俺達も歩きだす。
.
:09/08/14 16:28
:SH903i
:N6OAfMqE
#787 [のの子]
相変わらず彰は聡美の手首を握ったまま歩く。
はぁ‥
「おもいっきし殴りやがって‥」
「殴ったんじゃなくてぶつかったの!事故ですぅ!」
「はぁっ?よくそんな事言えんなっ!」
「っていうか手っ!離して〜。」
そんな二人のやり取りに俺は目を伏せる。
「竜二君、大丈夫ぅ?」
.
:09/08/14 16:34
:SH903i
:N6OAfMqE
#788 [のの子]
いつの間にか桃ちゃんが俺の横にいた。
「ん?大丈夫。」
桃ちゃんは聡美を見つめながらため息をつく。
「聡美って本当鈍感‥鈍感すぎて恐いよねぇ?」
「ははっ確かにね。」
「でも、いい子‥なんだよね。」
「うん‥」
二人でクスクス笑う。
なんでか聡美は憎めないんだよね、本当に‥
.
:09/08/14 21:40
:SH903i
:N6OAfMqE
#789 [のの子]
「でも本当いいの?‥彰のやつ。」
旬が気まずそうに話に入ってきた。
「彰自身どう思ってんのかわかんないけどさ、さっきのでなんとなく皆気付いたぞ?聡美ちゃんは特別だって。」
特別か‥俺は前から気付いてたけどね。
「いいんだよ、これで‥」
前を歩く聡美を見つめる。
.
:09/08/14 21:48
:SH903i
:N6OAfMqE
#790 [のの子]
フクと博也も加わってふざけ合いながら歩いている。
「聡美ってさ、なんかすごいんだよね‥聡美の何気ない言葉とか行動に時々驚かされるけど、すごい助けられたりもするんだ。」
今回の事は正直いい気分ではないけど、聡美が力を貸したいならそうさせてあげるべきなんだろう。
鈴のためにも
彰のためにも‥
きっと聡美にしかできない事なんだろうし、もうそういう運命に動き出しているんだ。
.
:09/08/14 21:56
:SH903i
:N6OAfMqE
#791 [のの子]
それに
「俺も助けられたから‥それをやめさせるなんてできないって思ったんだ‥」
「竜二が?」
「確かに聡美って独特の癒し系だよねぇ♪きっと気付かないうちに皆癒されてるんだよねぇ♪」
桃ちゃんが優しく笑う。
.
:09/08/14 22:07
:SH903i
:N6OAfMqE
#792 [ハナ]
続きが多いのは気にしませんよ

そんなの気にならないくらい面白いので(笑)
:09/08/14 22:09
:SO903iTV
:R2KqFA4w
#793 [のの子]
ハナさん
ありがとうございます


笑
これからも頑張るんで良かったら感想板にも来て下さいねっ



.
:09/08/15 00:58
:SH903i
:yQlp79AI
#794 [のの子]
「なんだよ二人とも‥まぁ確かに聡美ちゃんは癒し系だな。」
旬もつられて笑う。
でも彰を助けるって事は〔あの事〕に触れる事になる。というか、触れなければいけない。
そう思うとこれからどうなるのか恐くも思う。
それでも‥聡美が彰を助けたいならそれが正しいんだろう。
.
:09/08/15 19:04
:SH903i
:yQlp79AI
#795 [のの子]
俺はいつも間違ってから気付く。
だから、聡美の気持ちを
俺なんが止めたらダメなんだ。
『聡美、お前が決めろ』
彰の言う通り
俺じゃなくて、彼女が決めるべきなんだ
でも
そしたら
俺は
.
:09/08/15 21:55
:SH903i
:yQlp79AI
#796 [のの子]
俺の目に聡美が写ると、周りの音が聞こえなくなっていく。
彼女は 俺を
必要として
求めてくれるだろうか?
あぁまた
俺は闇に堕ちて
「竜二君っ!」
.
:09/08/15 22:00
:SH903i
:yQlp79AI
#797 [のの子]
っ!
「こっちだよ?」
いつの間にか俺の前に聡美が立っていて俺の手を握っていた。
「あ‥れ?俺‥」
「大丈夫?急に立ち止まっちゃうんだもん。」
周りにはまだ体育館に向かう生徒が何人かいる。
桃ちゃんも旬も俺の横からいなくなっていた。
「お〜い!早く来いよ!」
前の方を見つめると、旬達が立ち止まって待っている姿が見える。
.
:09/08/15 22:09
:SH903i
:yQlp79AI
#798 [のの子]
あぁ、そっか‥
俺また考え込んじゃってたんだ。
「大丈夫‥?」
聡美が俺を見つめながら手にキュッと力を入れる。
「うん‥」
聡美の手の温かさから優しさが伝わってきて
ずっと繋いでいたい
そう思う。
.
:09/08/15 22:21
:SH903i
:yQlp79AI
#799 [のの子]
そうだ‥
前もこんな風に助けてくれたんだ。
「竜二君っ行こう?」
聡美がニコッといながら俺の手を引っ張る。
ドクン
グイッ
「きゃっっ!」
「ごめん‥黙って少しだけこうさして?」
.
:09/08/15 22:29
:SH903i
:yQlp79AI
#800 [キノコのこ]
あげっエ
気になる気になるP
:09/08/16 20:55
:W51SA
:ve0EsBTs
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