宝物。
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#801 [みぉり]
「はぁ・・・・・あ、またかよ。」


こうやって、外を見てはため息をつくのも何度目か


それもこれも、園田がこんな場所でバイトをしているのが原因


・・・・いや、そのバイトをするきっかけは、俺の一言が原因なんだけど・・・・・



・・・・だが、それにしたってこの一角はちょっと、

⏰:10/03/23 23:52 📱:PC 🆔:jePp4ADI


#802 [みぉり]
・・・−って、俺がそんなことまで気にするのも変か?


いやいや、そもそも俺の発言が原因なわけだし・・・



そんなことをブツブツ考えていると、隣の塾の扉に人影が写り、


俺はすぐにそちらに意識を向けたー・・・・。

⏰:10/03/23 23:54 📱:PC 🆔:jePp4ADI


#803 [みぉり]
「あ・・・・」


扉から出てきたのは、うちの学校の制服の女子


遠目で見ても、一瞬で誰だかわかった



・・・・・楓



ヘッドフォンをして、携帯を触りながらスタスタと歩いていく


思わず、立ち上がった。

⏰:10/03/25 22:59 📱:PC 🆔:Oh/L3los


#804 [みぉり]
【感想板】
http//bbs1.ryne.jp/r.php/novel/3579/

感想や意見をいただけたら幸いですm(__)m



みぉり。

⏰:10/03/25 23:02 📱:PC 🆔:Oh/L3los


#805 [みぉり]
【感想板】
bbs1.ryne.jp/r.php/novel/3579/

⏰:10/03/25 23:02 📱:PC 🆔:Oh/L3los


#806 [みぉり]
>>803から

こんな時間にッ…歩いて帰る気かよッ



傍らに置いていたカバンを掴み

店を出ようとして、足が止まった


今度は、扉から園田が出てきたのだ。

⏰:10/03/25 23:34 📱:N905i 🆔:LYm1ITj6


#807 [みぉり]
あいつは……自転車だからまだ安全なはず



パッと、そう判断して視線を外そうとした俺の目に

続けて見えたものは、園田と笑いながら出てきた男



スッと背が高く、眼鏡をかけた大人の男

⏰:10/03/28 00:57 📱:N905i 🆔:tCXte9cM


#808 [みぉり]
静かに、店を出てじっと二人を見つめた


二人の会話が聞こえてくる。



「えー?!じゃあ、なおさんのが、けいちゃん達よりも年下なの?!」


「えーって何だよ・・・・俺、あいつらより上に見えたわけ?笑」


「う〜ん。。。少なくとも年下には見えませんでした 笑」

⏰:10/03/28 02:06 📱:PC 🆔:Y99UOsDs


#809 [みぉり]
「このやろぉ〜 笑」


そう言いながら、園田の頭をグリグリと撫でる男

一方の園田も、笑いながらじゃれている




「・・・・ーーっ、園田っ」



「え?・・・・・!!もっ森くんっ?!」

⏰:10/03/28 02:12 📱:PC 🆔:Y99UOsDs


#810 [みぉり]
はっ


俺を見て驚く瞳に、はっと我に返った



・・・何してんだ?俺



思わず、声をかけてしまった自分に驚く

⏰:10/03/28 02:14 📱:PC 🆔:Y99UOsDs


#811 [みぉり]
「え〜!!すごい偶然だね!!こんなとこで会うなんて!!」 


ぱたぱたと、俺に駆け寄り話し掛ける園田


「あ、…いや………あぁ、そうだな」



声をかけるつもりは一切なかった

園田の表情を見て、バイトが本当に無理ではないことを確認したかっただけなのに

⏰:10/03/28 12:47 📱:N905i 🆔:tCXte9cM


#812 [みぉり]
ちら、と園田の後ろに立っている男を見ると



ばちっと目が合ってしまった



にやり


陽「ッ!?」


笑われたッ?!

⏰:10/03/28 14:57 📱:N905i 🆔:tCXte9cM


#813 [みぉり]
口元をふっと、緩ませたその男は今、間違いなく笑った



有「?森くん??」
陽「………ッ」


反射的に目線を反らし、うつむいた俺に不思議そうに声をかける


………っくそ、なんだよ

⏰:10/03/28 15:02 📱:N905i 🆔:tCXte9cM


#814 [みぉり]
妙に気恥ずかしく感じるのと同時に、イラっとした感じが渦巻いて起こった


・・・・なんで初対面の人間に笑われなきゃならない?



有「?ねぇ・・・・」


そのままの俺に、声を掛け続ける園田


な「有希、帰るぞ?」


園田の声を打ち消すように、投げかけられた声

⏰:10/03/28 17:09 📱:PC 🆔:Y99UOsDs


#815 [みぉり]
有「え?あ・・・・うん」


俺と眼鏡の男を交互に見て、戸惑う園田がゆっくりと身体の向きを変えてゆく


その動きに合わせて、反射的に



ぐいっ



有「ひゃっ・・・」



園田の腕を掴んで、俺の方に引き寄せてしまった

⏰:10/03/28 17:36 📱:PC 🆔:Y99UOsDs


#816 [みぉり]
有「なっ・・・どどどしたの?!」
陽「・・・・いや、ちょっと・・・・・」


それだけで、黙ってしまうと


な「・・・くくっ、じゃ、俺は帰るよ?笑」

有「あ、待って!CDは?」

な「バイクん中だし、明日持ってきてやるよ。それに・・・今日は無理そぉだしな」

⏰:10/03/28 18:07 📱:PC 🆔:Y99UOsDs


#817 [みぉり]
眼鏡の男は俺を見て、また、にやりと笑うと


ひらひら手を振りながら、駐輪場にあったバイクに跨り去っていった。



・・・・ー残されたのは、遠ざかるバイク音と困惑した瞳で俺を見る園田と、掴んだ腕を離せない俺

⏰:10/03/28 21:45 📱:PC 🆔:Y99UOsDs


#818 [みぉり]
何やってんだ?なんで呼び止めてんだ?


別にサラっと流せば良かったじゃないか


笑顔であの男と会話している様子からだって


十分、ここのバイトを楽しんでいることを感じ取れたじゃないか


それなのに、呼び止めてまで・・・・俺は何してるんだ?

⏰:10/03/28 22:09 📱:PC 🆔:Y99UOsDs


#819 [みぉり]
「ねぇ・・・どうしたの?・・・森くん?」


何も話さない俺に不安を感じたのか、小さな声に


ぱっと掴んでいた腕を離した。



「・・・・・・・邪魔してごめん」


「え?・・・・・?あぁ!!大丈夫だよ?明日、受け取ればいいだけだもの」

⏰:10/03/28 22:25 📱:PC 🆔:Y99UOsDs


#820 [みぉり]
けろっと笑顔で答えた園田だったが、ふと、真顔になって俺に向いた




「・・・・あの、・・・・もしかして、私を待っててくれた?」

「・・・・なんで、そう思うわけ?」


思いもしなかった園田の発言に、ドキッとしつつも努めて冷静に聞き返す

⏰:10/03/28 22:35 📱:PC 🆔:Y99UOsDs


#821 [みぉり]
「っ・・・・今日の、古典の時・・・とか、私の態度・・・悪かったな・・・と思って」



「・・・・は?」


それと、俺が園田を待つことにどんな繋がりがあるっていうんだ?


「え?違う?それで、怒るためにいた・・・・とかじゃない?」


「はぁ??」


なんだそれ、

⏰:10/03/28 22:44 📱:PC 🆔:Y99UOsDs


#822 [みぉり]
「あれ?・・・じゃあ、本当に偶然??ごめんなさいッ変なこと言って///」



一人で青くなったり、赤くなったりを繰り返す園田に



「ぷっ・・・・お前、おもしろいな」



肩の力が抜けて、笑ってしまった

⏰:10/03/28 22:49 📱:PC 🆔:Y99UOsDs


#823 [みぉり]
くるりと、向きを変えて歩き出すと、慌てて後ろから声が掛かる。


「あっ、どこか行くの?」

「どこかって・・・・お前、駐輪場にチャリ止めてるだろ?」

「へ?うん?」

「取りに行かなきゃ帰れないだろうが」


そのまま歩く俺の後ろから、パタパタと追いかけてくる足音が並ぶようにゆっくりと駐輪場へと向かったー・・・・

⏰:10/03/28 22:58 📱:PC 🆔:Y99UOsDs


#824 [みぉり]
━━━―――……
凪side


・・・・・・・誰だ、あいつ


店の前の看板を取り込むために、開けた扉をそのままに動けずにいた



俺の目線の先にいるのはー・・・・

有希と、知らない眼鏡の男

それから、うちの学校の制服を着た男子

⏰:10/03/28 23:02 📱:PC 🆔:Y99UOsDs


#825 [みぉり]
突然、道路を挟んだ向かいに現れた有希に驚いていたら


俺の知らない奴らが出てきて、有希を挟んでなにやら話を始めていた


ここからじゃ、声は全く聞こえない


表情も僅かにしか、読み取ることができない


じっと、やりとりを見つめていると

⏰:10/03/28 23:15 📱:PC 🆔:Y99UOsDs


#826 [みぉり]
「・・・・ッ!!」


制服の男が、有希を引き寄せる様子が飛び込んできた。


思わず、駆け出しそうになった足をぐっと留めて


そのままでいると、そのうちに眼鏡の男が去り


残された有希と制服の男だけになった

⏰:10/03/28 23:25 📱:PC 🆔:Y99UOsDs


#827 [みぉり]
制服の男が歩き出したのを、有希が追いかけて


すぐ近くの駐輪場に入っていった。


有希の赤い自転車ー・・・俺と色違いで買ったその自転車に乗った2人はそのまま、この一角を走って消えていったー・・・・。




俺は、ただただ立ち尽くしているだけで

⏰:10/03/28 23:35 📱:PC 🆔:Y99UOsDs


#828 [みぉり]
今の目の前で、繰り広げられたこの事実に困惑していた



・・・・なんだ?今の、


誰だあいつ



『ハルと付き合ってるのかな』


”『ハル』とー・・・・”

⏰:10/03/28 23:43 📱:PC 🆔:Y99UOsDs


#829 [みぉり]
「あいつがー・・・・『ハル』・・・?」


楓が今日、ポツリと言った言葉が再び、頭の中でループする


「あいつと・・・有希が・・・付き合ってる・・・・?」


そんなまさか


と、思う自分


そうなのか


と思う自分

⏰:10/03/28 23:50 📱:PC 🆔:Y99UOsDs


#830 []
頑張れ
この小説好きです
陽クンなんか好きです(笑)
でも凪が…

⏰:10/03/29 00:28 📱:P08A3 🆔:DTptub/U


#831 [みぉり]
>>さん 

コメントありがとうございます
陽臣に凪に……有希の周りも変化していきますのでぜひお付き合いください

また、感想板がありますので、そちらに感想をいただけましたら幸いです


みぉり

【感想板】
bbs1.ryne.jp/r.php/novel/3579/

⏰:10/03/29 00:49 📱:N905i 🆔:HRA4Ur8A


#832 [みぉり]
>>829から


「…―っ凪ッおいッ」


はっ


後ろからの声に振り向くと、眉間にシワを寄せた恭ちゃんが立っていた


「あっ……ごめん」

「ったく、時間が掛かりすぎだろ、兄貴が早く帰れってうるさいんだよ」


言いながら、シャツの胸元を緩めて看板をさっさと店内にしまう

⏰:10/03/29 00:53 📱:N905i 🆔:HRA4Ur8A


#833 [みぉり]
その後について、裏口から店内へと戻る


ドサッ


「あぁ〜・・・今日は平日のわりには混んでたなぁ」


ソファに座った恭ちゃんは、肩を回してため息をついた

俺は、何も答えず黙々と、着替えを続けていると


「・・・・おい、凪・・・ちょっと座れよ?」


恭ちゃんのやけに低い声に、その動きを止められた

⏰:10/03/29 01:24 📱:PC 🆔:mHh3wW3w


#834 [みぉり]
「………ん?」


ほとんど、着替え終えた状態でロッカーを開けたまま


恭ちゃんの向かいに腰掛けた



「…………」

⏰:10/03/29 16:10 📱:N905i 🆔:HRA4Ur8A


#835 [みぉり]
少しの沈黙


俺をじっと見つめる恭ちゃんの視線に耐えられなくて



口を開いた



「………見てたの?」

⏰:10/03/29 18:05 📱:N905i 🆔:HRA4Ur8A


#836 [みぉり]
「・・・・・何を?」


「いや・・・・なんでもない」



そのまま、ふぅっとため息をついて天井を仰ぐ


「・・・・・・園田さんと森のことか?」


がばっ

⏰:10/03/29 19:37 📱:PC 🆔:mHh3wW3w


#837 [みぉり]
恭ちゃんの言葉に、勢いよく身体を起こして見つめた


正面の恭ちゃんは、にやりと笑いを浮かべていた



「さっきの・・・・園田さんと一緒にいた男子の名前だよ」


・・・・ーー森


「・・・・・下の名前は?」


「なんだっけな・・・確か・・・陽臣(ハルオミ)だったかな」

⏰:10/03/29 19:43 📱:PC 🆔:mHh3wW3w


#838 [みぉり]
森・・・陽臣・・・・楓の言ってたのは

・・・・やっぱりあいつか



『ハルと付き合ってるのかな』



付き合ってる・・・・のか・・・?

⏰:10/03/29 20:00 📱:PC 🆔:mHh3wW3w


#839 [みぉり]
また、そこに意識がいってしまいそうになったが、頭を振り払って前を見据えた



「恭ちゃん、さっきのやっぱり見てたんだ?」



そう、今きちんと確認すべきはそこ

それからー・・・・



「森・・・のことも知ってるの?」

⏰:10/03/29 20:17 📱:PC 🆔:mHh3wW3w


#840 [みぉり]
森 陽臣が・・・どんな人間なのか、それを知りたい



「・・・・知ってるよ。英会話スクールで俺が中3まで一緒のクラスだったんだ」



「へぇ・・・・で・・・その・・・どんなやつ?」


少しぎこちなく、問いかけた俺にふっと笑う

⏰:10/03/29 20:36 📱:PC 🆔:mHh3wW3w


#841 [みぉり]
「森?んー・・・いい奴だよ。頭の回転が速くて、なんでもソツなくこなしてたな、と、言ってもスクールでのあいつしか知らないけど」


「ふぅ・・・ん・・・」


恭ちゃんの返答に、相槌をうつしかできなくてそのまま俯いてしまうと、

ぽんっ

恭ちゃんの手が俺の頭を軽く、叩いて上から声が聞こえた


「さて・・・着替えて帰るか」


そのまますぐに立ち上がり、

⏰:10/03/29 20:55 📱:PC 🆔:mHh3wW3w


#842 [みぉり]
黙々と着替える恭ちゃんの隣に立って、帰宅の準備を進めたー・・・



━━━―――……
有希side


「えっと、先に森くんの家に行こうよ」

「は?なんで?」


「だって、私を送ってからじゃ帰りが歩きで遅くなっちゃうよ、それに私は自転車だから大丈夫だし・・・・」

⏰:10/03/29 20:58 📱:PC 🆔:mHh3wW3w


#843 [みぉり]
塾からの帰り道


━送ってく

━え?大丈夫だよ!自転車だもの・・・

━女一人じゃ、自転車だって危ないだろ



・・・・・そんな森くんの提案で、今、私の赤い自転車を森くんが漕いで

その後ろに私がちょこんと、捕まって乗っている

⏰:10/03/29 21:20 📱:PC 🆔:mHh3wW3w


#844 [みぉり]
「俺は平気だってー・・・」

「だめっ!送ってもらってる上にそれはできません!それが無理なら・・・森くんが私の自転車に乗って帰って」


「・・・・・強情」


「・・・・何か言いました?」


見上げた森くんの後ろ頭は、ふるふると首を横に振って
はぁっとため息を吐いていた


もぉっ・・・いい奴なんだか、・・・訳わかんない

⏰:10/03/29 21:36 📱:PC 🆔:mHh3wW3w


#845 [みぉり]
そんなことを考えつつも、森くんの背中に捕まって


この前のバイクとは比べ物にはならないくらいゆっくり流れる景色を見ていた



いくつめかの角を曲がったとき、向かいの歩道にある姿を見つけて


捕まっていた手を離してしまった


キキーッ


「・・・っぶねッ」

⏰:10/03/29 21:42 📱:PC 🆔:mHh3wW3w


#846 [みぉり]
突然、バランスを崩した自転車に急ブレーキをかけて


森くんがこちらに振り向く



「あぶねぇだろッ」


「ごめっ・・・だって・・・ねぇ、あそこの・・・・」



私が指差した先に視線を移した森くんが、目を見開いた

⏰:10/03/29 22:46 📱:PC 🆔:mHh3wW3w


#847 [みぉり]
「………あそこにいるのって」


無言のまま、見つめる先にあるのは―……



「楓ちゃん…でしょ?」



夜道をてくてく歩く楓ちゃん

⏰:10/03/31 18:15 📱:N905i 🆔:VvI2y36s


#848 [みぉり]
「………あぁ」


森くんが返したのはそれだけ、
なんとなく、気まずさが残る、けど


「夜道に歩きじゃ、危ない…よ」

遠回しに話すのは


『送ってあげて』


の気持ち……なんだけれど

⏰:10/04/01 23:46 📱:N905i 🆔:sK5sglPU


#849 [みぉり]
「…………」


ちら、と覗いた横顔は、表情かたく読み取れない


ただ、送ることをためらっていることは伝わってきて


「………自転車、降りて?」


私が背中を押すことにした

⏰:10/04/05 19:03 📱:N905i 🆔:lHqf5FuQ


#850 [みぉり]
「………なんで」


「私は自転車で帰るから、森くんは楓ちゃんを送って帰って、と思っているから」



さらり、と言って後ろを降りる

正面に立って見る顔はやっぱり険しさを醸し出していた。


「はい、降りて降りて」

⏰:10/04/05 19:06 📱:N905i 🆔:lHqf5FuQ


#851 [ポカリ]
失礼します


>>1-50
>>51-100
>>101-150
>>151-200
>>201-250
>>251-300
>>301-350
>>351-400
>>401-450
>>451-500

⏰:10/04/11 01:36 📱:SH06A3 🆔:3H/TvUPk


#852 [ポカリ]
>>501-550
>>551-600
>>601-650
>>651-700
>>701-750
>>751-800
>>801-850
>>851-900
>>901-950
>>951-1000

⏰:10/04/11 01:38 📱:SH06A3 🆔:3H/TvUPk


#853 [みぉり]
>>ポカリさん☆
アンカーありがとうございます!!
なかなか更新できずごめんなさい(>_<)

⏰:10/04/11 23:27 📱:PC 🆔:WH6mz90s


#854 [みぉり]
>>850から

そう言いながら、軽く森くんの背を押して


自転車のハンドルを握る


カゴの中のカバンを差し出す先は


「はい、森くんの」


俯き加減で、しぶしぶ・・・・

⏰:10/04/11 23:31 📱:PC 🆔:WH6mz90s


#855 [みぉり]
「ほらッ!!夜道に一人は危ないでしょッ!!」


楓ちゃんがいる道に身体を押しやる


「・・・お前は?」


私に押されることに抵抗はせず、楓ちゃんに向かって歩き出そうとしながらもこちらを心配してくれる


「え?自転車でちゃーんと帰るから大丈夫!!」


そんな森くんに満面の笑みで、手を振りササッと自転車を漕ぎ出した


「じゃね!また学校で〜」

⏰:10/04/11 23:37 📱:PC 🆔:WH6mz90s


#856 [みぉり]
振り返らず走って、角を曲がるときにチラッと見た森くんはまだこちらを見ていて


遠くても吸い込まれそうな、そんな瞳に目を奪われ


思わず落ちかけた自転車をなんとか漕ぎ続けて


知らず知らずのうちに、自分の心臓が速くなっていたのに気づいた

⏰:10/04/11 23:54 📱:PC 🆔:WH6mz90s


#857 [みぉり]
それが、自転車を早く漕いだせいなのか


去り際に見た、森くんの瞳のせいなのか




どちらのせいなのか、と考えている自分に困惑しながら


それでも必死に夜の町を駆け抜けて、ただひたすら家を目指したー・・・

⏰:10/04/11 23:57 📱:PC 🆔:WH6mz90s


#858 [みぉり]
━━━―――……
陽臣side


園田の自転車が、角を曲がるのを確認して


大きくため息をつく


そのまま、向かいの道路を、そこで信号待ちをしている楓に向かって


足を踏み出した

⏰:10/04/12 00:53 📱:PC 🆔:t37IgOjI


#859 [みぉり]
「・・・・楓、」


後ろから呼びかけても、楓の足が止まることはない


ヘッドフォンから音が漏れるほどの音量で音楽をかけながら歩いているのだから無理はないけれど


ーったく、あぶねぇなぁ、本当に


これが俺じゃなかったらどうする?


いきなり、夜道で襲われたってこいつはぎりぎりまで気配すら感じとれないだろうな

⏰:10/04/12 00:58 📱:PC 🆔:t37IgOjI


#860 [みぉり]
そんなことを考えてはため息がでたが、とにかくこちらに気づいてもらわないと


ひょいっと楓のヘッドフォンに手を伸ばし、外すと


「?!?!?!?!」


目を大きく見開いた楓が勢いよく、振り返った



「えっ?!?!ハルッ?!?!?!」

⏰:10/04/12 01:03 📱:PC 🆔:t37IgOjI


#861 [みぉり]
「よ、」


「何してんの?!っていうか、びっくりしたよぉ〜」


手を胸に当てて、はぁーっとため息をつく姿に


これまで感じていたイライラする気持ちじゃなくて


ただ、単純にふ、と笑いがでた

⏰:10/04/17 21:56 📱:PC 🆔:Rn5QrFyg


#862 [みぉり]
「や?ちょっと用があってその帰り道」

「へぇ〜、あ、じゃあ途中まで一緒に帰ろう?」



楓にヘッドフォンを手渡しながら、軽く同意すると


嬉しそうな、子どもの頃によく見た笑顔で並んで歩き出した


こんな風に笑って、並んで歩くなんて



ずっとこない、と思っていたのに

⏰:10/04/17 22:14 📱:PC 🆔:Rn5QrFyg


#863 [みぉり]
「・・・・・ねぇ?久ぶりだね、こうして話すの」



歩き出してすぐ、楓が切り出した



「・・・・・あぁ」



この1年、ずっと俺に聞きたかったことだろう


突然、俺は楓を突き放していたのだから

⏰:10/04/17 22:22 📱:PC 🆔:Rn5QrFyg


#864 [みぉり]
「・・・・・あのさ、・・・・」


そこまで話して口をつぐんだ楓


続いて聞きたいことは想像ができていた


けれど、そこに触れることをためらっているのもよくわかった

⏰:10/04/17 22:48 📱:PC 🆔:Rn5QrFyg


#865 [みぉり]
それ以上、俺からも口を開かず、そのまま歩き続けた


沈黙、でも気まずい空気じゃなくて



ただ、そこにお互いがいる昔の当たり前の空気が、今のこの沈黙を守っていた




「私・・・来月に留学することにしたんだ」

⏰:10/04/17 22:57 📱:PC 🆔:Rn5QrFyg


#866 [みぉり]
あと少しで、楓の家が見えてくる

そんな上り坂の途中で、楓が口を開いた




思わず、足が止まった





「・・・・・・へぇ」

⏰:10/04/18 13:52 📱:PC 🆔:wMNVx6oY


#867 [みぉり]
それに合わせて、楓も足を止め、こちらを向く。



「2年、オーストラリアへ行くの」


「・・・そ、か」



突然のことに、それ以上の言葉は出てこなくて


ポケットに突っ込んでいた手を、いつのまにか握り締めていた



「何よ、それだけぇ?寂しくなるなぁ、とか、気をつけろよ、とかないの?」

⏰:10/04/18 15:08 📱:PC 🆔:wMNVx6oY


#868 [みぉり]
頬を膨らませて言う楓、



「もー、ハルは昔っから本当に周りには関心がないんだから」


くるりと前を向いて、歩きだす

俺もそれを追うように足をすすめた

⏰:10/04/18 17:48 📱:N905i 🆔:yno7w.RM


#869 [みぉり]
少し前を歩く、楓の後姿



『留学することにしたんだ』



いつ決まった?お前はいつから行こうと思ってた?


遠い地で、一人だぞ?


怖くないのか?頼れる人間はちゃんといるんだよな?


想う言葉は浮かんでくるのに、声は出ない

⏰:10/04/19 01:09 📱:PC 🆔:4EEpFk..


#870 [みぉり]
「・・・・じゃ、ね」



無言のまま、坂を上りきり楓の家の前で立ち止まる


再び、俺を見るまっすぐな瞳は


幼い頃となんら変わらない。



ずっとずっと、俺を見る楓の目は


『幼なじみ』を大切に想っていることを伝えていた

⏰:10/04/19 23:01 📱:PC 🆔:4EEpFk..


#871 [みぉり]
「直接、話せてよかった。話せないかもしれないなって思ってたから」



真っすぐ、俺に向けられる視線



楓にとって『男』として、映らないことを認めたくなくて



逸らしてきた、この一年

⏰:10/04/20 18:17 📱:N905i 🆔:mCGHKb16


#872 [みぉり]
「また、詳しく決まったら話すね」


ばいばい、と手を振って背を向けた瞬間




……―ぐぃッ



「……ッなに?」

⏰:10/04/22 20:24 📱:N905i 🆔:anplJSYU


#873 [みぉり]
急に引っ張られ、驚いた顔で振り返った楓を


腕の中へ、抱き込んだ



ぎゅうっ



「?!ちょっ・・・・・・ハル??」



落ち着いた声で、様子を伺うように、話す楓

⏰:10/04/24 02:42 📱:PC 🆔:RJUy41LU


#874 [みぉり]
「・・・・・どうしたの?寂しくなった?笑」



腕を振りほどくわけでなく、触れるわけでなく



ただ、そのままで話しかける。




・・・・・・・・やっぱり、か。

⏰:10/04/24 02:44 📱:PC 🆔:RJUy41LU


#875 [みぉり]
「……………ハル??」



何も言わない俺に、違和感を感じたのか


腕の中の楓が、声色を変えた




「……………好きだ」

⏰:10/04/25 18:44 📱:N905i 🆔:chnKzOHM


#876 [みぉり]
今まで、口にして来なかった


楓に対しての想い



「俺は、楓のことがずっと好きだったんだ」




「………………」
「………………」

⏰:10/04/25 19:13 📱:N905i 🆔:chnKzOHM


#877 [みぉり]
しばし、沈黙




楓も、俺も




.

⏰:10/05/02 15:14 📱:N905i 🆔:OjY.RZTc


#878 [みぉり]
不思議と、焦りや後悔のように心臓が波打つことなく



楓の言葉を待った

⏰:10/05/02 15:30 📱:N905i 🆔:OjY.RZTc


#879 [みぉり]
「……………いつから?」



やっと返ってたのは、静かな声



「さぁ………自覚したのは、中2…………けど、」



ずっと、ずっと小さい頃から

⏰:10/05/04 11:11 📱:N905i 🆔:/oqQPYak


#880 [みぉり]
「ずっと、こどもの時からおまえが好きだったよ」



楓しか、女の子に見えなかった




話した後、少しだけ、腕の中で身体を固くした楓



「…………ハル」




「ん?」

⏰:10/05/04 11:45 📱:N905i 🆔:/oqQPYak


#881 [みぉり]
「ごめんなさい」



「ん。わかってる」



そのまま、俺の背中に楓が腕を回した



少し、肩が震えてるのが伝わる




「……なんでぇ?」

⏰:10/05/04 11:53 📱:N905i 🆔:/oqQPYak


#882 [みぉり]
声が震えるのを、必死に堪えながら紡ぐ



「なんで……今、言うのよぅ」



ぎゅぅ、と少し腕の力を強めて俺の身体を掴む



「…………ごめん、な」

⏰:10/05/04 11:55 📱:N905i 🆔:/oqQPYak


#883 [みぉり]
ふるふると、腕の中で頭を振る楓を撫でて



そっと、身体を離した



正面の顔は、涙を流して目を真っ赤にして

⏰:10/05/04 15:46 📱:N905i 🆔:/oqQPYak


#884 [みぉり]
「ハルは……大事な、幼なじみなの。……失くしたくない」



ぽろり、流れた涙はそのままで、だけど
しっかり俺の目を見据えていて



「今みたいに、話せなくてもいいから、だけど、避けたりしないで」


また一つ、涙が流れた

⏰:10/05/04 20:01 📱:N905i 🆔:/oqQPYak


#885 [みぉり]
「うん、わかってる。俺も、ずっと避け続けてごめん」



目を見て、こうやって素直に話ができるなんて思わなかった



「これは、けじめだから」


笑って楓の頭を撫でる

⏰:10/05/04 20:05 📱:N905i 🆔:/oqQPYak


#886 [みぉり]
「……けじめ、…さっき“だった”って過去形で話してたのも…?」


首を傾げて、涙を拭う楓から手を降ろして深呼吸した


「そ。たぶん……だけど、俺、お前を思い出にできそ」

⏰:10/05/04 20:17 📱:N905i 🆔:/oqQPYak


#887 [みぉり]
「……そ、か。…じゃぁ、……?」


「ん、大丈夫。もう、お前を避けたりもしないから」



それだけ伝えて、くるっと楓に背を向けて歩きだした



「ハルッ!!また明日ねっ!!」

⏰:10/05/04 23:06 📱:N905i 🆔:/oqQPYak


#888 [みぉり]
背を向けたまま、手を振って

顔をあげて


まっすぐ、前をみて歩きだした




……わかった。
俺、楓を過去にできるようになっていた

⏰:10/05/04 23:22 📱:N905i 🆔:/oqQPYak


#889 [みぉり]
大きく、息を吸い込んで、吐き出す




俺にとっての、『女の子』が変わりつつあることに気付いた




「…っし。」

⏰:10/05/05 12:15 📱:N905i 🆔:t8fCc0Bg


#890 [みぉり]
今度は、きちんと向き合おう。



今、あいつが『凪』と向き合っているように



俺も、自分の気持ちと向き合って、どうしたいか考えよう

⏰:10/05/05 12:37 📱:N905i 🆔:t8fCc0Bg


#891 [みぉり]
━━━―――……
有希side



ヴーッ…ヴーッ…


お風呂を出て、部屋に戻るとベットの上で震える携帯が目に入り



手に取り、画面を操作する



ピッ……ピッ……

⏰:10/05/05 13:02 📱:N905i 🆔:t8fCc0Bg


#892 [みぉり]
受信:森陽臣
『楓を送って、俺も帰宅した。気遣ってくれてありがとう。また、明日。おやすみ』


ピッ……



なんだろう、この気持ちは



素直に『よかった』と、感じられない私は

⏰:10/05/05 15:04 📱:N905i 🆔:t8fCc0Bg


#893 [みぉり]
━━━―――……
凪side


ピッピッ……ブツ………


画面に表示されるのは


【有希】の文字と

携帯ナンバー



「…………はぁ」



さっきから、画面にそれを、出しては消しての繰り返し

⏰:10/05/08 22:31 📱:N905i 🆔:UDxLxikM


#894 [みぉり]
ぐるぐる回るのは、店の外で見た光景



・・・・ハル、か


『付き合ってるのかな』


楓の言葉の言葉と、その光景のこと

⏰:10/05/22 01:39 📱:PC 🆔:u7uqnkhs


#895 [みぉり]
別に、それはそれで良いことなんだけれど……



もやもや、もやもや



気持ちが渦を巻いて
でも、有希に聞くこともできない

⏰:10/05/29 23:24 📱:N905i 🆔:X4KUC8x6


#896 [みぉり]
「っだよ……わけわかんねぇよ」



いらいら、いらいら、




膨らむのは、漠然とした不安

⏰:10/06/12 17:33 📱:N905i 🆔:HY5PXHcU


#897 [みぉり]
♪〜♪〜

いきなり、鳴りだした着信に思わず掴んだ



「もしもし?」

『あ、凪?楓だよ』


「……おぅ。どうした?」



電話の声は、わずかに涙声な気がして


トーンが落ちた。

⏰:10/06/12 17:37 📱:N905i 🆔:HY5PXHcU


#898 [みぉり]
「ん……ね、これからちょっと、会える?」




「今から?」



ちら、と見た壁の時計が示すのは11時すぎ



明日は、休日というわけじゃない

なのに、今から?

⏰:10/06/14 08:04 📱:N905i 🆔:hZRkMaz2


#899 [みぉり]
「……わかった、場所は?」


━━━――……

ザザ……ザ…


電話から15分、楓のバイクでついたのは近くの海

⏰:10/06/22 12:23 📱:N905i 🆔:71Wk5y0o


#900 [ポカリ]
久しぶりにあげ

みぉりさんふぁいと

⏰:10/07/09 21:02 📱:SH06A3 🆔:9dKhgkB6


#901 [なみ]
これ見てみて〜〜〜〜♪

私も出てるんだ〜〜〜!

パリスヒルトン最近の流出動画だよ!!

s1.shard.jp/..

⏰:10/07/10 12:51 📱:PC 🆔:PPJ.LCPg


#902 [みぉり]
>>ポカリさん☆
長く放置ですいません!!
あげてくれてありがとうございます!!

少しずつ、更新します

みぉり

⏰:10/07/28 23:46 📱:PC 🆔:ur.WCSWQ


#903 [みぉり]
>>899 から

「ひゃー・・・・夜はやっぱり寒いねぇ」


ザク、ザク、と靴が浜辺を歩く音がやけに響く


「んー・・・・」



曖昧に答えた俺のほうを振り向くことなく


俺の前を歩く後姿は、どことなく元気がない

⏰:10/07/28 23:51 📱:PC 🆔:ur.WCSWQ


#904 [みぉり]
さっきの電話の声、きっと間違いではない


何かあったに違いない



「凪はさー」


「おー」


ふいに、楓が足を止めた


俺も、つられて足を止めて、楓の次の言葉を待った

⏰:10/07/29 00:00 📱:PC 🆔:MSeiPm2Y


#905 [みぉり]
「・・・・・あのさー、、」


「・・・・・なんだよ?」




空には、大きな満月

街灯がなくても、それだけで結構明るい



だから、楓の背中が丸くなって俯いて、



小さくなっているのが、よくわかる

⏰:10/07/29 00:03 📱:PC 🆔:MSeiPm2Y


#906 [みぉり]
「・・・・私、この1年くらいずーっと大好きだった人がいるの」


そう言って、横を向いてまっすぐに海を見つめる



「・・へぇ」


予期しない話、だけど、相槌を返す



「その人はさ、すごく優しくて周りから愛されてて・・・・それでいて、笑顔がかわいい人だった」

⏰:10/07/29 00:10 📱:PC 🆔:MSeiPm2Y


#907 [みぉり]
ザザ・・・・・ザ・・・ザザザ・・・


耳に響くのは、波の音



じっ、と見ていた楓の横顔がゆっくりとこちらを向く


満月に照らされたその顔は、微かに笑っているように見えた



「なぎ、好きな人、いる?」

⏰:10/07/29 00:13 📱:PC 🆔:MSeiPm2Y


#908 [みぉり]
「・・・・・なんだよ急に」



そんな俺の答えに、何も言わずふっと笑う


「・・・・・・・・・・・いないよ。というか、、、好きってどういうことだったか・・・忘れたかもなぁ」



ぽつり、と楓を見ずに、真っ暗に水面を見て答えた

⏰:10/07/29 00:15 📱:PC 🆔:MSeiPm2Y


#909 [みぉり]
そうだ。


もう、この1年近く誰かを好きだ、とか付き合うとか、しないことに決めていたから・・・・




『あかりに申し訳ない』からー・・・・




はじめは、そうやって始まった。

⏰:10/07/29 00:17 📱:PC 🆔:MSeiPm2Y


#910 [みぉり]
告白をされないわけじゃない。


自分でいうのも、なんだけれど・・・・そこそこ、付き合うタイミングには恵まれている


だけど誰とも付き合わない、と決めて生活するようになって



不思議と誰かを『好き』になることもなかった。


いや、恋愛をしなくても”平気”なんだと気づいたー・・・・。

⏰:10/07/29 00:21 📱:PC 🆔:MSeiPm2Y


#911 [みぉり]
すごく可愛い子、髪のふわふわの子、そんな子が告白をしてくることもある。


あかりの事があるまでは、何も考えずにOKしていたと思う。


けど、今は違う


何もなくても、平気


『残念』とか『俺も』なんてなくて・・・

⏰:10/07/29 00:24 📱:PC 🆔:MSeiPm2Y


#912 [みぉり]
その子が、他のヤツと付き合いだしても、


何も感じないのだと、知った



━━━――……



「へぇ〜・・・そっか」


ぽつり、再び海を見つめて楓が返す

⏰:10/07/29 00:26 📱:PC 🆔:MSeiPm2Y


#913 [みぉり]
「あぁ・・・・そうなんだよなぁ」

ふと、分かった

「え?」


「おれ、好きってことを知らない」



「はいぃ?」



突然の、俺の独り言に楓がこちらを振り返った

⏰:10/07/29 00:30 📱:PC 🆔:MSeiPm2Y


#914 [みぉり]
「いやいやいや!!君、これまで彼女いたでしょー?」


驚きを隠せない様子の楓



「や、それってさー、俺、カワイイとか、キレイとか・・・そういうのが好きだったんだ。仕草だとさ」



「??それって好きなんじゃないの?」


腕を組み、首を傾げる仕草に、思わず笑った

⏰:10/07/29 00:34 📱:PC 🆔:MSeiPm2Y


#915 [みぉり]
「好きなのは、本人じゃない。その仕草、一面だけ」


そうなんだ、

だからこそ、付き合った彼女たちを束縛したいなんて思ったこともなくて




「だから、俺は”好き”を知らないんだ」

⏰:10/07/29 00:47 📱:PC 🆔:MSeiPm2Y


#916 [みぉり]
しばし、黙って、
楓が口を開いた


「……そっかぁ。好きを知らないのねー」


「んー……たぶん、な」


俺の言葉を聞いて、楓は再び、真っ暗な海を見つめて続ける

⏰:10/08/21 00:01 📱:N05B 🆔:zRXJbJEg


#917 [みぉり]
「好きになるとね、色々考えるのよ
今、何をしてるのかなぁとか……誰といるのかなぁ、とか…ね……」



楓の言葉に、フッと一人が脳裏を過った。



「異性といれば、不安になったり、イライラしたり……」

⏰:10/08/21 00:05 📱:N05B 🆔:zRXJbJEg


#918 [みぉり]
………俺の知らない男の腕の中にいた



(誰だよ、そいつ)




「良いことは少ないんだけどね、……無性に気になるのよ」



(『ハル』と付き合ってんのか?)

⏰:10/08/21 00:08 📱:N05B 🆔:zRXJbJEg


#919 [みぉり]
楓の言葉に呼応するように、言葉が沸き出す。



………まさか、まさか




妙に心臓の音が耳に響く



ドクンッ……ドクンッ……



まさか、

⏰:10/08/21 00:13 📱:N05B 🆔:zRXJbJEg


#920 [みぉり]
「どんなに……相手が自分を避けても……見ようとしなくても、その時に思い知るんだ」




『凪ッ!!起きなさ〜いッ!!』



頭に、響くのは一人の声

⏰:10/08/21 00:20 📱:N05B 🆔:zRXJbJEg


#921 [みぉり]
「この人が、好きなんだって」



浮かぶのは、






有希の笑顔だけ

⏰:10/08/21 00:23 📱:N05B 🆔:zRXJbJEg


#922 [みぉり]
「凪?」




嘘だろう……?


そんなことって



「……凪?大丈夫?」

⏰:10/08/21 21:51 📱:N05B 🆔:zRXJbJEg


#923 [ポカリ]
久しぶりに来たら大量に更新されててうれしい

主さん頑張って

⏰:10/08/21 22:03 📱:SH06A3 🆔:QN2jQlQA


#924 [みぉり]
>>ポカリさん
いつも応援ありがとう
更新がマチマチすぎて、お待たせしてごめんなさい

頑張りますね。ありがとうございます

⏰:10/08/21 22:15 📱:N05B 🆔:zRXJbJEg


#925 [みぉり]
はっ



「………あ、あぁ」



いつのまにか、目の前にいた楓の声で我にかえった




「………思い当たる人でもいた?」

⏰:10/08/21 22:26 📱:N05B 🆔:zRXJbJEg


#926 [みぉり]
「なッ…なにいって…ッ」


その目が、俺の気持ちを見透かしているようで



思わず、目をそらした

⏰:10/08/21 22:35 📱:N05B 🆔:zRXJbJEg


#927 [みぉり]
「……ふぅん?」



含みをもった声に、妙な緊張感があって



「…そ、うだよな」



自分に言い聞かせる。




『そんなはずは、ない』って

⏰:10/08/22 22:36 📱:N05B 🆔:bj4D04kI


#928 [みぉり]
「そんなはずは、ない」




心で、つぶやいた事を口に出す




「……………」



楓の視線は、俺をとらえたままで動かない

⏰:10/08/22 22:41 📱:N05B 🆔:bj4D04kI


#929 [みぉり]
ドクンッ……ドクンッ…



心なしか、心臓が早くなって


「…−っつうか、楓こそあるんじゃねぇの?」



無理に、話を振った


………楓の方は向かず

⏰:10/08/22 22:55 📱:N05B 🆔:bj4D04kI


#930 [みぉり]
「思い当たるようなやつがいるから、そんな事いったんだろ?」



ゆっくり、楓の視線が俺から海へと移り


内心、ホッと胸を撫で下ろした






変わらず、響くのは波の音

⏰:10/08/22 23:07 📱:N05B 🆔:bj4D04kI


#931 [みぉり]
「………好きな人いたって、言ったじゃん」



ややムスッとした声で呟いて、その場にしゃがみこむ



「あ………」



………元々、楓の話から今に至るんだった

⏰:10/08/22 23:12 📱:N05B 🆔:bj4D04kI


#932 [みぉり]
すみません見やすくするためにアンカーつけます

アンカー
>>1-100
>>101-200
>>201-300
>>301-400
>>401-500
>>501-600
>>601-700
>>701-800
>>801-900
>>901-950

⏰:10/08/22 23:22 📱:N05B 🆔:bj4D04kI


#933 [みぉり]
感想いただけたら幸いです
みぉり小説の感想板
bbs1.ryne.jp/r.php/novel/3579/

⏰:10/08/22 23:55 📱:N05B 🆔:bj4D04kI


#934 [みぉり]
「……凪って、バカだよね」



「………すんません」


まさしく、その通りでバツが悪い俺に、楓は続ける


「おまけに、激ニブチンだし」



「は?」

⏰:10/08/23 13:24 📱:N05B 🆔:puyFkeGA


#935 [みぉり]
ニブ……?



「おい、鈍くないぞ、俺は」


聞き流さず、言い返すと


そんな俺を、ジロリと見上げて深いため息

⏰:10/08/23 13:28 📱:N05B 🆔:puyFkeGA


#936 [みぉり]
「鈍いでしょ、十分」


楓のわかったような口ぶりに、イラッと気持ちが沸き起こった


「なんで、楓にそんなことがわかるんだよ」



声のトーンを低くして、ドカッと楓の隣に腰を降ろす

⏰:10/08/23 13:58 📱:N05B 🆔:puyFkeGA


#937 [みぉり]
「はぁ〜……」

「だからっ!!なんなんだよそのため息は」



再びのため息に、やや声が大きくなる



「………だって、私と同じなんだもん、凪って」

⏰:10/08/23 19:23 📱:N05B 🆔:puyFkeGA


#938 [みぉり]
「……同じ?」


「そ、同じ。自分の気持ちに気づかないフリして、平静を装ってる」


ドキッ−…

⏰:10/08/24 11:01 📱:N05B 🆔:uF46rIi.


#939 [みぉり]
ザ……ザザ…


波が打ち寄せる
この海に、じゃない、

俺の中で、なにかが、ざわめきだす

⏰:10/08/25 16:45 📱:N05B 🆔:2AOYkg2s


#940 [みぉり]
言葉を返さない俺を見ることなく


楓は、淡々と続ける




「ま、凪が決めることだけどね」

⏰:10/08/25 16:58 📱:N05B 🆔:2AOYkg2s


#941 [みぉり]
「……いつまで、見ないふりするの?」



ドクンッ……ドクンッ…



「凪、このままだったら私と同じになっちゃう、………手遅れになっちゃうんだよ」



「………手遅れ?」

⏰:10/08/25 23:03 📱:N05B 🆔:2AOYkg2s


#942 [みぉり]
「そ、・・・・気づいた時には、手の届かない所にいっちゃうの」



月明かりに照らされた、楓の瞳から静かに涙が流れた



「楓ッ・・・お前・・・」


「黙ってッ・・・ごめんね?・・・泣くつもりなかったのに・・ッ・・・ちょっと・・・・ッだめ・・・みたいッ」

⏰:10/08/27 00:23 📱:PC 🆔:gWsEg7gA


#943 [みぉり]
驚いて声をかけた俺を、制止して、でもこちらは向かないで


まっすぐ前を見たまま、楓は泣いていた


喚くわけでなく、嗚咽するわけでなく



ただただ、ひっそりと涙がとめどなく流れていたー・・・・

⏰:10/08/27 00:52 📱:PC 🆔:gWsEg7gA


#944 [みぉり]
・・・・・・



どれくらいの時間が経ったのか、気づけば随分と離れていたはずの


波打ち際が、すぐそこまで迫ってきて


足先がぬれてしまいそうで、思い切って声をかけた



「・・・・楓、立てるか?」

⏰:10/08/27 01:02 📱:PC 🆔:gWsEg7gA


#945 [みぉり]
じっと、海を見つめたままだった楓が俺の言葉に応えるように、


ゆっくり腰をあげた。



「ありがと、凪」


「いや・・・大丈夫か?」



ありきたりな言葉しか出てこなくて、こんな自分に少しの嫌悪感

⏰:10/08/27 01:04 📱:PC 🆔:gWsEg7gA


#946 [みぉり]
そんな俺に楓は、にこりと笑ってバイクを止めた堤防のほうへと足を向けた。



ザク・・・ザク・・・

来たときと同じように、砂に足跡が刻まれる


その後について歩きながら、俺の心に生まれた波紋を抑えられず


「・・・・手遅れって・・・何なんだ・・・?」


口火を切った。

⏰:10/08/27 01:07 📱:PC 🆔:gWsEg7gA


#947 [えり]
すごいすきです!
がんばってください!

⏰:10/09/09 00:11 📱:SH905i 🆔:qh33Ga9A


#948 [みぉり]
>>えりさん☆
コメントありがとうございます!
ゆっくりですが、見守っていただけたらうれしいです。

みぉり

⏰:10/09/12 04:31 📱:PC 🆔:1w3JlWZI


#949 [みぉり]
ザク・・・・・・・


楓が足を止めた、それに合わせて俺も立ち止まる



「・・・・・・」



「・・・・・・」



ザ・・・ザザ・・ン・・・

⏰:10/09/12 04:33 📱:PC 🆔:1w3JlWZI


#950 [みぉり]
「・・・・・そのまんまの意味だよ」



話しながら、こちらを振り向いた楓は真剣な顔


さっきまでの泣き顔じゃなく、まっすぐに俺を見る



「・・・・凪、私ね、自分の気持ちにずっと蓋をしてきた」

⏰:10/09/12 04:36 📱:PC 🆔:1w3JlWZI


#951 [みぉり]
「好きと認めることが怖くて、関係を壊したくなくて・・・・
ずっと一緒にいたかったから・・・・

だから、ハルに、好きだって言わなかった


・・・・ううん、言えなかった」



・・・ー『ハル』ってまさか・・・?

⏰:10/09/12 04:39 📱:PC 🆔:1w3JlWZI


#952 [みぉり]
「・・・・なんでか、理由はわからないんだけど
ここ2年くらい、ハルに避けられてたの。。
始めは訳が分からなくて、イライラしたりしてー・・・
でも、別にいいやってそう思うことにして
ずっと過ごしてた。
そのうち、話しかけてくるだろうって・・・・

だけど、違った。
いつまでたっても、話すことはなくて
いつのまにか、姿を見ることさえ減ってきて・・・

そんな矢先に、偶然、ハルが告白されてるのを見かけたの」

⏰:10/09/12 04:45 📱:PC 🆔:1w3JlWZI


#953 [みぉり]
その時のことを思い出しているのか

楓は視線を落として、少しの沈黙・・・




「・・・・ビックリした。すごくすごく、ショックだった。
ただ告白されてるのを見ただけなのに・・・



・・・・・『いやだ、やめて』って、自分の中に一瞬で

そんな気持ちが芽生えたの」

⏰:10/09/12 04:49 📱:PC 🆔:1w3JlWZI


#954 [みぉり]
「怖かった、自分の気持ちが・・・・
今までの自分達が全部、崩れてしまう気がして・・・・

怖くて、怖くて・・・・
それからずっと、気持ちに蓋をしてきたの」



「・・・・楓・・・・」


かける言葉が見つからなくて、俺は、続きを待った

⏰:10/09/12 04:59 📱:PC 🆔:1w3JlWZI


#955 [みぉり]
「だけど、それは間違ってた。
今日、初めて間違いに気づいた
・・・・・・・・後悔したってやりきれないくらい


きっと、ずっと、この後悔は消えない


・・・・凪にも、同じ後悔はして欲しくないの」

⏰:10/09/12 05:12 📱:PC 🆔:1w3JlWZI


#956 [みぉり]
ドクン・・・ドクン・・・


「同じ・・・後悔・・って・・・」


喉が、渇く

楓の声に、これまでにないくらい焦りが広がる





「・・・・・凪、有希ちゃんを好きでしょう?」

⏰:10/09/12 18:16 📱:PC 🆔:1w3JlWZI


#957 [みぉり]
ドクンーッ・・・・・


「っは・・・何言って・・・」


笑って話そうとするけれど、言葉が、続かない


『有希を好き』だなんて・・・そんなこと



「そんなこと・・・あるわけな「凪ッ」

⏰:10/09/12 18:23 📱:PC 🆔:1w3JlWZI


#958 [みぉり]
俺の声を掻き消すような楓の声に


「・・・ーッ」


思わず、口をつぐんだ


「凪、ちゃんと向き合って
本当に・・・・『手遅れ』になるよ・・・?」


・・・そんなこと言ったって

「・・・・・・俺は、有希のことを好きだ、、
と、思ったことは・・・・・・・・ねぇよ」

⏰:10/09/12 18:29 📱:PC 🆔:1w3JlWZI


#959 [みぉり]
そんなことは、あるはずないんだ


あいつは『家族』でしか、ないんだ


「・・・・・・そう、本当にそれでいいの」


ため息交じりの声で、呟く楓


「・・・・いいも何も・・・」


そのまま、目線を下に下ろした

⏰:10/09/12 18:36 📱:PC 🆔:1w3JlWZI


#960 [みぉり]
と、同時に聞こえた声に



「・・・・・・・・・ハルが、有希ちゃんを好きでもいいのね」

「・・・・ーーッ?!」


ザァッっと、強い風が吹き抜ける

⏰:10/09/12 18:53 📱:PC 🆔:1w3JlWZI


#961 [みぉり]
「ハルは、有希ちゃんが好きよ。
間違いなく、本人も、それを自覚してる



きっと、有希ちゃんに向き合って、伝えるよ?」



・・・ッ・・そんなの



「俺は・・・・関係ない・・・だろ
森と、有希の思うようにしたらいい・・・・」



そう言って、楓の横を通り過ぎる

⏰:10/09/12 19:10 📱:PC 🆔:1w3JlWZI


#962 [みぉり]
俺に、関係ない


俺は有希のことなんて、なんとも思っていないんだから



そう言い聞かせて、楓のバイクに乗ると


後ろから歩いてきた楓は何も言わず、俺を家まで送って帰っていった。

⏰:10/09/12 19:17 📱:PC 🆔:1w3JlWZI


#963 [みぉり]
ーーーー・・・・
翌日



ガヤガヤ・・・
生徒で溢れる玄関、朝の当たり前の光景に
そぐわない表情の、自分



「・・・・眠ぃ」

⏰:10/09/12 20:53 📱:PC 🆔:1w3JlWZI


#964 [みぉり]
あの後、家に戻ってから一睡もできなかった。


目を閉じても、モヤモヤと、霧がかって

眠いんだけど、眠れない



気づけば、朝で、そのまま登校してしまった

⏰:10/09/12 21:04 📱:PC 🆔:1w3JlWZI


#965 [みぉり]
「何よ、その顔」



はっ、と気づくと

いつのまにか、楓が隣で歩いていた



「………こんな顔で、すいませんね」

「うわ、感じ悪ぅ」

⏰:10/09/17 11:52 📱:N05B 🆔:9.Jh4VXU


#966 [みぉり]
やや大袈裟に、肩をすくめて


「あ、」


正面にある姿を見つけると、そのまま駆け出していく


「ハルーッ」


高く結った髪をなびかせて

⏰:10/09/18 18:28 📱:N05B 🆔:V9p9qffQ


#967 [みぉり]
その先で、振り向いたのは

「朝から元気だなぁ、楓は」


呆れ顔で、笑いながらを待つ



森の姿

⏰:10/09/18 18:53 📱:N05B 🆔:V9p9qffQ


#968 [みぉり]
━━−−−……
有希side


その二人を見て


足が止まった



私の先にいるのは、楓ちゃんと森くん

⏰:10/09/18 20:49 📱:N05B 🆔:V9p9qffQ


#969 [みぉり]
………普通に、話してる。


と、いうコトは……?



わからない。
考えても、どんな経緯があって
今、二人が並んで歩いているのかなんて

⏰:10/09/19 00:36 📱:N05B 🆔:nLDN2zRo


#970 [みぉり]
「……イイコト、じゃない」



頭をフルフルと、振って
歩みを再開する。


一緒にいられるように、なったんだから


きっと、話ができたのよね、よかった

⏰:10/09/19 19:48 📱:N05B 🆔:nLDN2zRo


#971 [レモン]
前回の話しもすきだけど今回の話しもすき
楽しみに読んでます

⏰:10/09/19 20:20 📱:P03A 🆔:YDVR5nOU


#972 [みぉり]
>>レモンさん
コメントありがとうございます前作も読んでもらえて嬉しいです
ちょこちょこ、更新しますのでお付き合いお願いします

みぉり

⏰:10/09/20 01:24 📱:N05B 🆔:YcvVD5oI


#973 [みぉり]
>>969 から


「……イイコト、、なんだから」


いつも、私の話を聞いてくれていた森くんの状況が

すごくいい形になったんだから

私が喜ばないでどうするのよ

⏰:10/09/20 01:27 📱:N05B 🆔:YcvVD5oI


#974 [みぉり]
トントントン………


階段を上って、教室に向かう……………はず、だったんだけど



はっ、と気づいたときは屋上のドアノブに手をかけていた


「………はぁ」

⏰:10/09/20 12:18 📱:N05B 🆔:YcvVD5oI


#975 [みぉり]
半分、諦めのため息をついて


鍵を開けて、屋上に出た


朝一番の、少しだけつめたい風に


ゆっくり目を閉じる

⏰:10/09/20 13:09 📱:N05B 🆔:YcvVD5oI


#976 [みぉり]
浮かんでくるのは、さっき見た二人の姿



同時に、沸き起こるモヤモヤした気持ち


………『寂しい』

のかな……?

⏰:10/09/20 20:25 📱:N05B 🆔:YcvVD5oI


#977 [みぉり]
嬉しいはずなのに、気持ちはふわふわと、落ち着かない



「私って、嫌なやつだなぁ」


誰に言うわけでなく、呟いた…………



「なんで?」


「ッ!!??」

⏰:10/09/21 15:20 📱:N05B 🆔:mqUbihJc


#978 [みぉり]
慌てて、声のした方を振り向くと



さっき、見かけた姿がそこにあった



「………楓…ちゃん」


長いポニーテールを揺らして立っている突然の来客に

私の心臓が大きく波打ち始めた−−……

⏰:10/09/21 15:26 📱:N05B 🆔:mqUbihJc


#979 [みぉり]
ご案内
スレッドが残り少なくなり、新しく『宝物。2』を立てました。
お付き合いいただけたら、と思います。m(__)m

宝物。2
bbs1.ryne.jp/r.php/novel-f/11847/



みぉり

⏰:10/09/21 15:48 📱:N05B 🆔:mqUbihJc


#980 [みぉり]
アンカー
>>1-200
>>201-400
>>401-600
>>601-800
>>801-1000

⏰:10/09/21 15:56 📱:N05B 🆔:mqUbihJc


#981 [○○&◆.x/9qDRof2]
(´∀`∩)↑a

⏰:22/10/05 01:00 📱:Android 🆔:dfJ9pWTw


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